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iPhoneとAndroidどっちがいいか比較!性能・値段・セキュリティの違い

スマホは「iPhone」「Android」と大きく2つに分けられます。
両者はデザインやサイズも異なっていれば、スペックやカメラ性能も大きく違います。
この記事ではiPhoneとAndroidを比較し、どっちがおすすめなのかを解説していきます。
これから新しいスマホを購入しようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
iPhoneとAndroidの性能比較

スマホ本体の基本性能を比較
iPhone | Android | |
---|---|---|
防水・防塵 | iPhone 7以降は標準装備 | 機種による |
カメラの性能 | 1,200万画素 |
|
おサイフケータイ | Apple Payで対応 | 機種による |
ワンセグ | なし | 機種による |
AIアシスト | Siri | Googleアシスト |
microSDカード | なし | 機種による |
iPhoneとAndroidの基本性能で大きく異なるのは、ワンセグ・microSDカードの有無と、AIアシストの性能です。
iPhoneではどの機種でも一貫してワンセグとmicroSDに対応していません。本体のストレージだけでは不安を感じたり、いつでもワンセグを見たいと思っていたりするなら、Androidを選びましょう。
ストレージに関してはオンラインストレージサービスがいくつもあるので、通信データ容量に余裕があるのなら、microSDカードに対応していなくても困らないです。
AIアシストはiPhoneのSiriなら、ボタンを押さなくても話しかけるだけで起動し、文字入力は句読点まで反映してくれます。またリマインダー機能でコンシェルジュのような使い方もできます。
カメラ機能を重視してスマホを選びたい方は、カメラ性能に優れたおすすめのスマホを紹介した以下の記事をお読みください。
iPhone、Androidともに紹介しています。
インストールしたアプリの使いやすさを比較
インストールするアプリは、iPhoneならApple Store、AndroidならGoogle Playからダウンロードをします。
アプリのラインナップに大きな差はなく、人気のアプリなら両方に対応しています。片方にしか対応していないアプリでも、似た機能がある別のアプリは探せば見つかるので、使いやすさは変わりません。
差が出るのはOSのバージョンが古くなったときです。Androidは機種が豊富なため、OSが古くなってくると互換性がなくなり、アプリが使えなくなることがあります。
スリープ状態からの使い勝手を比較
スリープ状態からの操作は、どちらのスマホでも頻繁に行うことだから、ちょっとした使い勝手の悪さはストレスになります。
iPhoneでのスリープ状態からの動作
- 本体を持ち上げるとスリープ解除
- スリープ解除後は画面のスワイプでロックを解除
- 常時時計などを表示させることはできない
- メールの着信で送り主や件名を表示
- iDやQUICPayは指紋/顔認証が必要
Androidでのスリープ状態からの動作
- 手をかざしてスリープ解除
- 顔認証ならオートでホーム画面まで表示される
- 設定変更で時計などを常時表示できる
- メールなどは着信音のみで、何の通知が来たかまではわからない
- 電子マネーはかざすだけ
自分がよくする動作で、どちらがストレスを感じないかを考えて、使い勝手を判断しましょう。
バッテリー残量の減りの早さを比較
スマホがどれだけ電池切れにならないかは、バッテリー容量の多さだけでは一概に判断できません。本体そのものでの消耗のしやすさや独自の節電機能で、同じ時間を使ってもバッテリー残量は変わります。
もし頻繁に通知が入るのなら、iPhoneでは通知ごとに画面がONにならないため、バッテリーの消費を抑えられます。
検討しているスマホでバッテリー容量がiPhoneとAndroidで同じなら、iPhoneの方が長持ちするでしょう。
実際の駆動時間だけを比較するなら、スマホ本体の公式サイトで個別にスペックをチェックしてみてください。
たとえばiPhone 11シリーズでは、ビデオの連続再生時間は17~20時間、AndroidのXperia 1では、LTEでの連続通話時間が約1,290分となっています。
具体的な数字が書かれていなかったり、動画再生や通話など評価基準が異なったりするので注意してください。
以下の記事ではiPhoneのバッテリー寿命が何年かを解説しています。どれくらい寿命があるのか知りたい方はぜひお読みください。
故障したときの修理のしやすさを比較
スマホはどんなに気をつけて使っていても、急に故障したり落としたりして修理が必要になります。
近くに契約したキャリアの店舗やApple Storeがあれば、確実に修理可能ですが、住んでいる場所によっては、個別の修理店しかない場合があります。
個別の修理店では、iPhoneなら種類の少なさからパーツをそろえやすく、基本的にどのお店でも修理可能です。
一方でAndroidは種類が豊富なため対応してくれるお店自体が少なく、対応してくれても特定のメーカーのみ、という場合があります。
近くに個別の修理店しかない人は、AndroidよりiPhoneを使った方が、もしものときに困りません。
iPhoneとAndroidの価格を比較

iPhoneとAndroidの価格を比較します。スマホは日々の生活に欠かせず、長く利用するものです。
買い替える時期などをふまえて、どれくらいの値段なら購入できるかを考えておきましょう。
スマホ本体の新品での価格帯
スマホ本体を選ぶときに、新品の本体価格は重要なポイントです。中古では人気などで相場は変動するので、最新モデルの新品で価格帯を比較します。
iPhoneは2019年9月20発売のiPhone 11で約90,000円から、iPhone 11 Pro Maxだと約14万円からとなります。年々値段は上がり、最新モデルを購入予定なら、10万円以上は想定しておいたほうがよいです。
Androidの場合、国内メーカーなら高スペックだと10万円を超えるものが多くなります。しかし海外メーカーなら最新でも低価格モデルがあり、10,000円台からラインナップがあります。
iPhoneの価格
最新モデルのiPhone 12シリーズは7万~12万円台で販売されています。
各キャリアなら以下の購入サポートを利用すると、通常よりも値段を抑えて購入が可能です。
3キャリアのスマホ購入サポート
- ドコモ:スマホおかえしプログラム
- au:かえトクプログラム
- ソフトバンク:トクするサポート+
スマホ購入サポートとは、簡単にいうと設定した2年後の価格を据え置き、残金を分割払いにする方法です。
2年後、つまり24回支払った後の下取り価格として据え置き、残りの金額を分割で支払います。
そのため条件として、24回支払うこと、スマホを2年後にきれいな状態で返却することが挙げられます。
iPhoneを安く買う方法やシリーズごとの価格をまとめましたので、ぜひお読みください。
通常価格と一緒にスマホ購入サポート適用後の金額もまとめています。
Androidの価格
Androidスマホの価格帯は非常に幅が広いです。
海外の中でも中華圏のメーカーは高スペックで価格抑えめなスマホが多い印象です。
しかしGoogle Playやおサイフケータイが使えないなど、安いながらのデメリットもあります。
価格でスマホを選びたい方にむけて、安いおすすめAndroidスマホをまとめて紹介していますので、気になる方はご一読ください。
iPhoneの強み・優れている点
「スマホといえばiPhone」という方も多い、根強い人気を誇っているシリーズです。
洗練されたデザインだけでなく、毎年行われるAppleの新製品発表イベントも人気の理由かもしれません。
ここでは、Androidと比べたiPhoneの強みやメリットをまとめました。
最新iPhoneの発表情報やスペックをまとめていますので、最新情報が気になる方はお読みください。
操作がシンプルでわかりやすい
iPhoneのメリットの1つは、操作がシンプルでわかりやすいことです。
アイコンからどういう機能なのか大体わかるため、スマホを初めて持つ方や機械に詳しくない方でも簡単に使えます。
機種が変わってもアイコンや操作は基本的に同じなので、機種変更する度に操作を覚え直す必要もありません。一度操作方法を覚えてしまえば、その後ずっと使えます。
また、iPhoneの便利機能や使い方がまとめられている本や記事も多く、使い方が調べやすいです。
メーカーが複数あるAndroidに比べ、周りに1人はiPhoneユーザーがいることも珍しくありません。困った時、同じiPhoneユーザーに頼りやすい点もメリットでしょう。
高スペックで型落ちでも十分使える
Androidが1万円前後のモデルからあるのに対し、新品iPhoneは5万円以上します。
価格が高い分搭載されているスペックも高いため、型落ちでも十分使える点がメリットの1つです。
型落ちというのは、最新モデルより前に発売されたモデルのことをいいます。iPhoneの場合、数年前の型落ちでも最新Androidに引けを取らない性能です。
壊さない限り2年以上は余裕で使えるので、頻繁に買い換える必要もありません。そのため、型落ちモデルでiPhoneを安く手に入れるのもおすすめです。
買い取り・下取り金額が高い
iPhoneは型落ちモデルでも十分性能が高いです。
そのため、Androidスマホに比べて買い取りや下取りの価格が高い傾向にあります。言い換えると、購入時の金額から値崩れしにくいです。
元々使っていたiPhoneを買い取りや下取りに出せば、新しいiPhoneに買い換える時の元手になります。
持っているiPhoneがいくらになるか知りたい方は、ドコモ・au・ソフトバンクのiPhone下取り額を調査した記事をご覧ください。
セキュリティがしっかりしている
Androidスマホに比べて、iPhoneはウイルスに強くセキュリティが強いと言われています。
これは、Androidアプリに比べてiPhoneのアプリは審査が厳しいことが一因です。
Androidアプリを提供する「Google Play」は、数年前までシステムによる自動審査を採用していました。一方、iPhoneアプリを提供する「App Store」は初期の頃から手動で審査を行っています。
そのため、アプリのウイルス対策がAndroidよりもしっかりしており、セキュリティが高いと言われているのです。現在は、AndroidもiPhoneも人の目で事前審査を行っています。
iPhoneのセキュリティ、ウイルス対策についてまとめています。購入前にチェックしておきましょう。
機種変更時のデータ移行が簡単
機種変更したいけれど、スマホのデータ移行が面倒でなかなか踏み切れない方も多いのではないでしょうか?
データ移行はパソコンが必要だったり、時間がかかったりするイメージがありますよね。iPhoneには「クイックスタート」という機能があります。
クイックスタートを使えば、機種変更前後2台のiPhoneを近づけるだけで、iPhoneデータ移行ができるんです。
これならパソコンなしでもデータ移行でき、10分以内で終わります。
データの引き継ぎを簡単に終わらせたい方は、iPhoneのクイックスタートの使い方とデータ移行手順を解説した記事をご覧ください。
周辺機器・アクセサリーが充実している
iPhoneは利用ユーザーが多いことから、スマホケースや充電器といったアクセサリーが充実しています。
外付けレンズやワイヤレス充電器など、周辺機器が多いとそれだけできることも広がります。
特にスマホケースは、Androidに比べて圧倒的に種類が多いです。おしゃれなケースが欲しいなら、iPhoneにして損はないでしょう。
気になる方は、iPhoneの人気アクセサリー・周辺機器を総まとめした記事もどうぞ。
Androidの強み・優れている点

Androidスマホには、Androidだけの強みや良さがたくさんあります。
ここ数年Androidは本当に色々なスマホが販売されているので、Androidの魅力を知れば買い換えたくなること間違いなしです。
種類・大きさが豊富
Androidスマホ最大の魅力は、なんといっても種類が豊富なことでしょう。
Apple一社が販売しているiPhoneに比べ、Androidスマホは世界各国あらゆる企業が販売しています。
そのため種類が多いことはもちろん、機能や価格も様々です。多すぎて選べないという方は、Androidのおすすめスマホをランキング形式でご紹介した記事をご覧ください。
大きさも豊富
種類が多い分、Androidスマホは画面の大きさも多種多様です。
スマホは毎日使うものなので、自分の使いやすいと感じる大きさのものを使いたいですよね。
軽くて小さい人気のスマホも、大画面で見やすいおすすめスマホも、Androidならきっと見つかります。
種類が豊富
ここ数年Androidでは、スマホの常識を覆す驚きのスマホが発売されています。
手書きメモが取れるスマホや名刺サイズのスマホなど、iPhoneにはないユニークなスマホがあるんです。
中でも、画面をたたんで2画面にできる折り畳みスマホはかなり衝撃的でした。
販売メーカーが多い分、Androidスマホなら今後もおもしろい機能・見た目のスマホが期待できるかもしれません。
ストレージを拡張できる
スマホの保存データがいっぱいになり、写真や動画を泣く泣く消した経験はありませんか?
Androidスマホなら、SDカードで保存容量を拡張できます。SDカードを使えばたくさんデータが保存できるだけでなく、昔のスマホのデータも簡単に持ってこれます。
年々スマホの性能が良くなって買い替え周期も伸びてきているため、何年使ってもデータを保存しておけるのはありがたいですね。
結局、iPhoneとAndroidはどっちがいい?
iPhoneとAndroid、どちらにも強みやメリットがあるとわかりました。
操作のわかりやすさならiPhone、安さならAndroidといったように、重視するポイントでおすすめも変わります。
スマホを選ぶ前に、価格・性能・見た目など自分が何を重視しているのかを考えてみましょう。
中古品の型落ちスマホを買って使ってみる
もしどうしても決められないという場合は、「中古品の型落ちスマホを購入し、一度使ってみる」という方法もあります。
最近はスマホの耐久性が向上しているため、型落ちスマホでも日常利用程度であれば問題なく使うことが可能です。
いきなり高価なスマホを買うのが不安な方は、まず中古スマホで試してみるのはいかがでしょうか?
公開日時 : 2021年02月14日

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