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iPhoneバッテリーの寿命は何年?寿命の確認方法や長持ちさせるコツ・交換費用も解説

「iPhoneを充電するのに時間がかかる」「iPhoneが変形している気がする」と思ったら、iPhoneのバッテリーが劣化し寿命に近づいているサインです。
iPhoneのバッテリーにはリチウムイオンポリマーが使用されており、この成分次第でバッテリーの寿命が変動します。
そのため、このバッテリーの特徴や弱点を知り、iPhoneの使い方を工夫することで、寿命を延ばすことができます。
今回は、iPhoneのバッテリーを長持ちさせるためにできる使い方のコツや、バッテリーの残り寿命をチェックする方法などを解説します。
iPhoneユーザーの方はぜひ参考にしてみてください。
目次
iPhoneのバッテリー寿命は何年?
iPhoneを使い続けていると、電池が減るのが早くなってきたと感じる方も多いと思います。それはiPhoneのバッテリー自体の寿命が減っているからかもしれません。
Apple社が公式で発表しているiPhoneのバッテリーの寿命は、3年とされています。
この3年という数字はあくまで目安でしかなく、全てのiPhoneのバッテリーが3年持つとは限りません。使い方によっては、バッテリーの寿命は変動するからです。
バッテリーへの負担を減らすようなiPhoneの使い方をすれば、寿命目安の3年よりバッテリーを長持ちさせることも可能です。
なお、記事の内容は動画でもまとめています。
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iPhoneのバッテリー寿命4つのサイン

iPhoneのバッテリーが寿命に近づいているかどうかを、チェックできるサインがあります。
これらのサインに当てはまるなら、もしかしたらバッテリーは寿命に近づいているのかもしれません。
- iPhoneのバッテリーが速く減るようになった
- バッテリーの残りのパーセンテージの表示がおかしい
- iPhoneの充電に時間がかかるようになった
- バッテリーが変形している
これから紹介するiPhoneのバッテリーの寿命を知らせるサインを把握し、使用しているiPhoneのバッテリーの状態を確かめてみてください。
1.iPhoneのバッテリーが速く減る
iPhoneのバッテリーの減りが速くなってきたと感じたら、寿命に近づいているのが原因かもしれません。
バッテリーは寿命を超えてしまうと、しっかり充電したのにも関わらず、1時間から2時ほどで充電が0%になってしまうこともあります。
そんなにiPhoneを使っていないのに充電の持ちが悪いなと感じるときは、バッテリーの寿命を疑ってみましょう。
急に充電が減るときの対処法 については別の記事で紹介しています。2.バッテリーのパーセンテージ表示がおかしい
iPhoneを充電しているときにチェックしたいサインは、パーセンテージの表示です。
充電し始めたときに、残りのパーセンテージが上がり下がりするようになったら、バッテリーの寿命が近づいている証拠です。
例えば、バッテリー残量が10%の状態で充電し始めたのに、いきなり30%まで充電が回復したときなどは、バッテリーが故障もしくは寿命に近づいている可能性が高いです。
3.iPhoneの充電に時間がかかる
iPhoneを充電するとき、バッテリーが満タンになるまでの時間が前よりもかかるようになったというのも、バッテリーが劣化している証拠です。
前よりも充電するまでの時間がかかっているなと感じたら、バッテリーの寿命が近いと思ってよいでしょう。
4.バッテリーが変形している
バッテリーに厚みが出てきて膨張してきた場合は、バッテリーの寿命が近づいているサインです。
バッテリーに使用されているリチウムイオンバッテリーは、劣化するとまれにバッテリーの変形を引き起こします。iPhoneの背面部分が膨らんでいるなと思ったら、バッテリーの変形を疑ってください。
変形した状態でそのまま使い続けると、iPhone本体にトラブルが及ぶ場合もあるため注意が必要です。
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iPhoneバッテリーの寿命の確認方法

iPhoneのバッテリーの寿命を確認するには、いくつかの方法があります。寿命の確認方法を紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
- iPhoneの設定画面からバッテリーの状態を確認
- アプリでバッテリーの状態を確認
- Appleでバッテリーの状態を確認してもらう
iPhone設定画面からバッテリー状態を確認
iPhoneの設定画面を使うのが、バッテリーの状態を確認する方法の1つです。
設定画面の「バッテリー」から、「バッテリーの状態」をタップすれば、新品のときと比較した現在の最大容量がパーセンテージで表示されます。
そこで、現在のバッテリーの状態を知ることができます。
アプリでバッテリー状態を確認
バッテリーの状態を確認できるアプリを利用するのもおすすめです。
例えば、人気のアプリ「バッテリー・ライフ」は、起動するだけでバッテリーの消耗状況をパーセンテージで知らせてくれます。
予想稼働時間やバッテリーの容量などを知ることもできるため、自分のiPhoneのバッテリーの状態を詳しく知りたい方におすすめです。
「バッテリー・ライフ」以外にも、iPhoneのバッテリーの状態を調べることができるアプリはたくさんあります。
アプリによって、知ることができるバッテリーの状態なども異なるため、自分が求めているバッテリーに関する情報を教えてくれるアプリを探してみるとよいでしょう。

Appleでバッテリー状態を確認してもらう
より正確にiPhoneのバッテリーの状態を知りたいという方におすすめなのが、製造元のAppleで確認してもらう方法です。
公式ウェブサイトやアプリからAppleサポートに連絡すれば、すぐにバッテリーの劣化具合が診断してもらえます。
バッテリー状態の診断が終わったら、担当者から診断結果を直接教えてもらえるため、より詳しい情報を知りたい方には特におすすめです。
また、バッテリーの診断時にはWiFiに接続されている必要があるため、WiFiにつなげることができる環境で行うようにしましょう。
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iPhoneのバッテリー寿命を長持ちさせるコツ

iPhoneを使用する際、少しの工夫をするだけでバッテリーの寿命を長持ちさせることができます。
ここではiPhoneのバッテリー寿命を長持ちさせるコツを紹介します。どれも少し意識すればできるコツばかりなのでぜひ試してみてください。
- バッテリーを充電する回数を減らす
- 充電完了後は充電器から本体を外す
- 省エネモードでの使用の設定にする
- 充電しているときはiPhoneの使用を控える
- iPhoneの温度が高くならないようにする
バッテリーを充電する回数を減らす
iPhoneのバッテリーは、充電の回数が増えれば増えるだけ劣化が進みます。そのため、iPhoneを充電する回数を減らすようにしましょう。
充電を常に100%にしておきたいからといって、50%程度ですぐに充電するのではなく、残量が30%以下になるまで充電するのを待つのがおすすめです。
ただし、0%になるまで使いきってから充電すると、バッテリーへの負荷が大きくなってしまうため、30%くらいを目安に充電を開始するのがベストです。
バッテリーの寿命を延ばすためには、充電し始めるときのパーセンテージに注意を払うようにしましょう。
充電完了後は充電器から本体を外す
iPhoneを充電し終えたら、本体から充電器を外すのもバッテリーを長持ちさせるコツの1つです。
充電が100%になったのにも関わらず、充電器をそのままiPhoneに差したままにしていると、バッテリーに余計な負荷がかかってしまいます。
負荷が大きくなるということは、その分バッテリーの劣化を進めてしまうということです。充電が終わったら、なるべく充電器を外すように心がけてみてください。
省エネモードでの使用の設定にする
省エネモードをオンにすることも、バッテリーの寿命を長持ちさせるコツです。iPhoneの設定から「バッテリー」に進み、「低電力モード」をオンにしましょう。
この「低電力モード」をオンにしておくと、アプリの自動更新やファイルの自動ダウンロード、メールの受信などがオフになるため、バッテリーの消費が抑えられます。
充電しているときはiPhoneの使用を控える
充電しながらiPhoneを使用すると、バッテリーへの負荷が大きくなってしまうため、充電しているときはなるべく使用しないようにしましょう。
実は、iPhoneに使用されているリチウムイオンポリマーは、45度を超える状態を使用し続けると、劣化が急激に進んでしまうというデメリットがあります。
バッテリーは充電しているときに温度が高くなる傾向があり、そんなときにアプリを使ってしまうと、よりバッテリーの温度を上げてしまいます。
このように、充電しながらiPhoneを使うとリチウムイオンポリマーバッテリーの寿命を縮めます。充電中はなるべくアプリなどを使わないようにしましょう。
iPhoneの温度が高くならないようにする
リチウムイオンポリマーバッテリーは温度が高くなってしまうと、劣化が早くなってしまいます。そのため、iPhone自体の温度を高くしないように意識するのも大事です。
例えば、電化製品の上や直接太陽光が当たる場所などの、気温が高くなりがちな場所に置かないよう、置く場所の環境を考えるのも1つの手です。
特に、直射日光が当たる場所に置きっぱなしにするとバッテリーの寿命を急激に縮めてしまうので注意が必要です。
また、iPhone自体の温度を上げないようにするのもよいでしょう。例えば、バッテリーへの負荷が大きいゲームや動画を行うと、その分iPhoneの温度が上がってしまうため注意が必要です。
バッテリーへの負荷をなるべくかけ続けないように、ゲームや動画視聴する時間を抑えて使えば、バッテリーの寿命を長持ちさせることにつながります。
iPhoneが熱くなるときの対処法 については別の記事で紹介しています。
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iPhoneのバッテリー交換にかかる費用

新しいバッテリーに交換したいと考えているとき、どのくらい費用がかかるのか気になるところです。
ここではiPhoneのバッテリー交換にかかる費用について紹介します。
使用しているiPhone端末やバージョン、契約内容によってバッテリー交換の費用は異なるため、自分の使用しているiPhoneや契約内容と照らし合わせたうえでチェックしてみてください。
バッテリーの交換依頼は、Apppleの正規サービスプロバイダーかApple Storeで申し込むことができます。
機種 | 費用 | |
---|---|---|
AppleCare+あり | なし | |
iPhone 14 Pro Max / 14 Pro / 14 Plus / 14 | 0円 | 14,900円(税込) |
iPhone 13 Pro Max / 13 Pro / 13 / 13 mini / 12 Pro Max / 12 Pro / 12 / 12 mini / 11 Pro Max / 11 Pro / 11 / XS Max / XS / X / XR | 0円 | 9,800円(税込) |
iPhone 8 Plus / iPhone 8 / iPhone 7 Plus / iPhone 7 / iPhone SE(第3世代) / iPhone SE(第2世代) / iPhone SE | 0円 | 7,500円(税込) |
AppleCare+に加入している場合の交換費用
iPhoneの製造元であるAppple社が提供している保証サポート「AppleCare+」に加入していれば、バッテリーの交換は、保証対象となる場合無料です。
保証対象は、「バッテリーの能力が正式な仕様の80%未満しか発揮できない場合」となっており、条件に当てはまれば無料で交換ができます。
AppleCare+に入れば、購入から2年間はバッテリーを無料で交換できます。バッテリーの交換を考えている方は、自分がAppleCare+に加入したのかを確認してみてください。
上記対象ではない場合の交換にかかる費用
上記のAppleCare+に当てはまらない場合のiPhoneのバッテリーの交換は、機種によって代金が異なります。
金額は14,900円(税込)、9,800円(税込)または7,500円(税込)です。
正規店の修理で待たされるのが嫌だという方は、予約可能な修理店に行くこともおすすめです。
iCracked

- 総務省の登録修理業者で安心
- 修理パーツで初期不良が生じた場合90日間保証
- 即日修理可能
iCracked(アイクラックト)は、総務省の登録修理業者で、経験豊富な技術者が高品質のパーツを使用して修理する安心のサポート店です。
万が一、iCrackedの修理パーツで初期不良が生じた場合も90日間の保証期間を設けています。
また、iCracked Storeでは対面カウンターで修理を行っており、全行程を目の前で見ることができるので、プライバシーの詰まった端末を預けることに抵抗がある方におすすめです。
バッテリー交換もiCracked Storeへ予約をしてから来店すれば、通常待ち時間もゼロで案内される点も魅力です。
バッテリー交換代が高い・もったいないと感じる方は、買い替えを視野に入れてもいいかもしれません。
iPhoneを買い換えるべきか悩んでいる方は、iPhoneに安く機種変更する方法や買い替えタイミングを解説した記事を参考にしてください。
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使用方法を工夫してバッテリー寿命を延ばそう

- iPhoneのバッテリー寿命4つのサイン
- iPhoneバッテリーの寿命の確認方法
- iPhoneのバッテリー寿命を長持ちさせるコツ
- iPhoneのバッテリー交換にかかる費用
iPhoneのバッテリーの寿命は、使い方に気を付ければ、延ばすことが可能です。
充電方法や使用環境など、少し意識するだけで大幅にバッテリーの寿命を長持ちさせることができます。
iPhoneユーザーの方は、ぜひ今回紹介した内容を試してみてください。
使用しているiPhoneの状態が気になる方やトラブルが見受けられる方は、ぜひ以下の記事を読んでiPhoneの買い替えを検討してみてください。
そのほか、iPhoneが故障したときの対処法や、地域別のおすすめ修理店を紹介した記事もあるので、iPhoneを直したい方、iPhoneが故障したときのために備えたい方はご覧ください。
公開日時 : 2023年03月13日

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