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  • 更新日:2022年10月10日

ahamo・povo・LINEMO・楽天モバイルを徹底比較!通信速度や契約者数の違いも解説

ahamo・povo・LINEMO・楽天モバイルを徹底比較!通信速度や契約者数の違いも解説

※当記事はPRを含みます。詳しくはこちら
※カシモWiMAXは株式会社マーケットエンタープライズの関連会社、株式会社MEモバイルが運営しています。

ahamo(※1)、povo、LINEMO、楽天モバイルのいずれかの契約を検討しているものの、どれにすべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。

上記の4プランは料金やサービス内容にそれぞれ特徴があるため、自分に一番合っているSIMを見極めることは簡単ではありません。

そこでこの記事では、各プランの料金やサービスなどを徹底比較し、おすすめな人をそれぞれ解説します。

記事を読めば自分に最適なSIMを絞り込むことができるので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

ahamo・povo・LINEMO・楽天モバイルの違いを比較

ahamoとpovo、LINEMO、楽天モバイルの違いを徹底比較していきます。まずはさまざまな項目を一覧表でまとめて確認しましょう。

事業者名 ahamo povo LINEMO 楽天モバイル
契約者数・
シェア率(※1)
500万超(2023年6月時点)
5.3%(2023年2月調査)
120万超(2022年5月時点)
2.4%(2023年2月調査)
非公開
1.3%(2023年2月調査)
500万超(2023年8月時点)
7.4%(2023年2月調査)
月額料金(税込) 2,970円~4,950円 330円〜12,980円
(トッピング料金 ※基本料金0円)
990円〜2,728円 1,078円〜3,278円
データ容量 20GB~100GB 1GB~150GB 3GB~20GB 3GB~無制限
通話料(税込) 22円/30秒 22円/30秒 22円/30秒 無料(専用アプリ利用)
22円/30秒(OS通話アプリ利用)
かけ放題(税込) 5分:無料 5分:月額550円 5分:月額550円(7ヵ月目まで無料) 15分:月額1,100円(OS通話アプリ利用)
完全かけ放題 月額1,100円 月額1,650円 月額1,650円(7ヵ月目まで1,100円) 無料(専用アプリ利用)
平均通信速度(※2) 下り:70.06Mbps
上り:9.3Mbps
下り:93.62Mbps
上り:15.58Mbps
下り:79.95Mbps
上り:16.83Mbps
下り:84.03Mbps
上り:29.29Mbps
制限時の通信速度 最大1Mbps 最大128Kbps 最大300kbps〜1Mbps 制限なし
対応エリア 全国
(人口カバー率99%超)
全国
(人口カバー率99%超)
全国
(人口カバー率99%超)
全国
(楽天回線エリア:人口カバー率98%超)
(ローミング利用時:人口カバー率99%超)
5G通信
テザリング 無料 無料 無料 無料
海外ローミング・海外通話 海外ローミング:追加料金なし
海外通話:月額料金なし、通話料あり(料金は地域により異なる)
海外ローミング:トッピング購入(レギュラートッピングは0.5GB/640円~)
海外通話:月額料金なし、通話料あり(料金は地域により異なる)
海外ローミング:海外あんしん定額(3GB/980円~)、海外パケットし放題(25MBまで/1,980円~)
海外通話:月額料金なし、通話料あり(料金は地域により異なる)
海外ローミング:月2GBまで無料、追加チャージ1GB/500円
海外通話:日本への発信:Rakuten Linkアプリ利用で無料、海外への発信:Rakuten Linkアプリ利用で980円/月でかけ放題
割引 なし
(ファミリー割引の申し込みは可能だがahamoからの発信は同一グループ内でも有料)
なし なし なし
キャリア決済 d払い(電話料金合算払い)
コンテンツ決済サービス(Google Play、iTunes)
auかんたん決済 ソフトバンクまとめて支払い 楽天モバイルキャリア決済
サポート チャット チャット チャット チャット
電話
店舗
キャンペーン ・ahamoでディズニープラスを楽しもうキャンペーン
(ahamoとディズニープラスの契約でdポイント3990ポイント付与など)
・他社からお乗り換えでau PAY 残高還元キャンペーン!
(povoへの乗り換えと対象トッピング購入でauPAY残高最大8,000円相当還元)
・おトクすぎて、あぁ、も〜〜キャンペーン
(ミニプランに新規または乗り換えで月額料金最大12ヵ月実質無料、スマホプランに乗り換えで月額料金最大4ヵ月実質無料)
・通話オプション割引キャンペーン2
(通話準定額(550円/月)が7ヵ月目まで無料、通話定額(1,650円/月)が7ヵ月目まで1,100円)
・だれでも3,000ポイントプレゼント
(Rakuten最強プランへ初めての申し込みで楽天ポイント3,000ポイント還元)
・iPhoneトク得乗り換えキャンペーン
(楽天モバイルへの初めての申し込み、対象iPhoneの購入などで最大19,000ポイント還元)
・スマホトク得乗り換えキャンペーン
(楽天モバイルへの初めての申し込み、対象Android端末の購入などで最大29,000ポイント還元)

(※1)出典:MMDLabo株式会社 調査データ
(※2)直近3ヵ月に計測された通信速度の測定結果から平均値を計算したものです。引用:みんなのネット回線速度

各項目ごとに、抑えておきたいポイントやおすすめのサービスをチェックしていきましょう。

以下の記事では、格安SIM(スマホ)のおすすめ比較ランキングを紹介しています。全14社の格安SIMをさまざまな項目で比較していますので、こちらも参考にしてください。

契約者数・シェア率を比較

ahamoとpovo、LINEMO、楽天モバイルの契約者数を比較してみましょう。

契約者数の推移
ahamo 200万超(2021年11月現在) 500万超(2023年6月時点)
povo 100万超(2021年10月現在) 120万超(2022年5月時点)
LINEMO 50万未満(2021年7月現在) LINEモバイルとの合算で100万(2021年11月現在)
楽天モバイル 411万(2021年9月現在) 500万超(2023年8月時点)

集計月がそれぞれ異なるため公平な比較ではありませんが、500万突破を発表しているahamoと楽天モバイルが大きくリードしています。

2021年時点との比較ではahamoの伸びが著しく、もっとも勢いのあるのはahamoと言えるでしょう。

povoは、2021年10月の100万超からおよそ7ヵ月で120万超となっており、順調に伸びていることがうかがえます。

LINEMOは、2021年度の第2四半期の業績発表でLINEモバイルとの合算での発表となり、LINEMO単体での契約者数は開示していません。

このことから、LINEMOの契約者数は伸び悩んでいることが予想されます。

シェア率を比較

シェア率
ahamo 5.3%(2023年2月調査)
povo 2.4%(2023年2月調査)
LINEMO 1.3%(2023年2月調査)
楽天モバイル 7.4%(2023年2月調査)

※1 出典:MMDLabo株式会社 調査データ

※2 出典:みんなのネット回線速度

2023年2月の調査によると、メインで利用しているスマホの通信会社の割合で4社中もっとも高いのは7.4%の楽天モバイルでした。2番手には5.3%でahamoが続いています。

同調査では、サブ利用しているスマホの通信会社もたずねており、楽天モバイルが11.7%、povoが7.4%、ahamoが5.0%、LINEMOが2.8%でした。

いずれも楽天モバイルのシェア率が高いことがわかる結果となっています。

料金プランを比較

各プランのひと月に使えるデータ容量と月額料金、データ追加にかかる費用を比較した結果は以下の通りです。

ahamoは定額の大盛りオプション利用時も含めています。

データ容量 月額利用料金(税込) データ追加(税込)
ahamo 20GB
100GB(大盛りオプション利用)
~20GB:2,970円
~100GB:4,950円
1GB:550円
povo 0GB~無制限 0円~追加するトッピングにより上限は異なる 使い放題(24時間):330円
1GB(7日間):390円
3GB(30日間):990円
20GB(30日間):2,700円
60GB(90日間):6,490円
150GB(180日間):12,980円
LINEMO 3GB(ミニプラン)
20GB(スマホプラン)<
~3GB:990円
~20GB:2,728円
1GB:550円
楽天モバイル 無制限 ~3GB:1,078円
~20GB:2,178円
20GB~無制限:3,278円

ahamoとLINEMOは、データ量があらかじめ決まっているシンプルなプランを提供しています。

一方、povoは基本料金が0円で、必要なデータ量をトッピング(オプション)で追加するシステムとなっています。

トッピングは、データ量によって有効期限が異なり、例えば、使い放題は24時間のみなのに対し、150GBは180日間も有効です。1GBも7日間と期限が短い点に注意しましょう。

楽天モバイルは、使ったデータ量に応じて月額料金が変化するワンプランです。もっとも少ない3GBまでなら月額1,078円と手頃です。

無制限に利用しても3,278円(税込)で済み、少量から大容量まで多様なユーザーニーズに対応しています。

0GB・1GBの料金を比較

0GB(税込) 1GB(税込)
ahamo 2,970円 2,970円
povo 0円 390円※
LINEMO 990円 990円
楽天モバイル 1,078円 1,078円

※ 7日間のみ1GBまで通信できる

高速通信料が0GBの場合、月額利用料を0円にできるのはpovoならではの特徴です。

ただし、180日以内になんらかのトッピングを利用する必要があるので、通年0円で運用できるわけではありません。

一方、ahamo、LINEMO、楽天モバイルは、月額基本料が発生するので、利用データ量が0GBでも毎月料金がかかります。

1GB通信したい場合も、povoで1GBのトッピングを付けた場合が390円(税込)ともっとも安く済みます。

一方、LINEMOと楽天モバイルは3GBまで、ahamoにいたっては20GBまで利用可能な月額料金がかかるので、povoに比べて割高です。

ただし、povoの1GBトッピングは有効期限が7日間です。1ヵ月にわたり利用したい場合は、3GB(30日間)のトッピングとなり、LINEMO、楽天モバイルと近い料金設定になります。

0GBの月や1GBのトッピングで済む月がある場合、povoの利用が断然お得です。

3GBの料金を比較

3GB(税込)
ahamo 2,970円
povo 990円
LINEMO 990円
楽天モバイル 1,078円

3GBプランがあるのはLINEMO(ミニプラン)のみですが、povoは30日間で3GBまで高速通信できるトッピングを990円(税込)で申し込むことができます。

また、楽天モバイルは3GBまでなら1,078円(税込)と、ほど近い月額料金で利用可能です。

つまり、ひと月のデータ量が3GBまでの場合、LINEMOのミニプラン、povo、楽天モバイルが選択肢となります。

通話料金やその他のオプションなどを比較した上で、自分に合ったSIMを選びましょう。

20GBの料金を比較

20GB(税込)
ahamo 2,970円
povo 2,700円
LINEMO 2,728円
楽天モバイル 2,178円

ahamoとLINEMOは、20GBのプランを提供しています。さらにpovoも20GBトッピング、楽天モバイルも3~20GBまでの料金があり、各社とも選択肢になり得ます。

ahamoは月額料金が若干高いですが、5分以内の通話かけ放題が月額料金に含まれています。

電話をかける機会が多い場合はahamoを、とにかく安い維持費で20GBを使いたいなら楽天モバイルがおすすめです。

無制限プランの料金を比較

無制限(税込)
ahamo
povo 330円(24時間のみ無制限)
LINEMO
楽天モバイル 3,278円

楽天モバイルは、3,278円(税込)で無制限に通信できます。

それに対して、povoは1回330円(税込)で24時間ネットが使い放題になるトッピングを適用可能です。

povoのネット使い放題のトッピングは、利用回数が9回までなら楽天モバイルよりも安く済みます(330円×9回=2,970円)。

1ヵ月を通して毎日たくさんネットを利用するなら楽天モバイルを、ピンポイントで1日だけ大量にモバイル通信することがあるならpovoを検討しましょう。

通話料金とかけ放題オプションを比較

ahamo、povo、LINEMO、楽天モバイルの通話料金とかけ放題オプションを比較します。

通話料金(税込) かけ放題オプション(税込)
ahamo 5分以内の通話:無料
5分を超える通話:22円/30秒
かけ放題:1,100円/月
povo 22円/30秒 5分かけ放題:550円/月
かけ放題:1,650円/月
LINEMO 22円/30秒
LINE通話無料(データ消費なし)
5分かけ放題:550円/月(LINEMO契約から7ヵ月無料)
かけ放題:1,650円/月(LINEMO契約から7ヵ月1,100円)
楽天モバイル 22円/30秒
Rakuten Linkアプリからの発信:無料
15分かけ放題(OS標準の電話アプリでの国内通話):1,100円/月

通話料やかけ放題は、4社それぞれに特徴があります。

まずahamoは、月額料金に5分以内のかけ放題が含まれています。かけ放題の料金も月額1,100円(税込)と他社に比べて割安です。

povoは、通話料、かけ放題ともに有料です。他社のようなオプションとは違い、かけ放題もトッピングなので、必要なときだけ使いやすいという特徴があります。

LINEMOも、通話料、かけ放題ともに有料ですが、かけ放題が7ヵ月間割引になるキャンペーンがお得です。また、LINE同士の通話であれば、実質無料で利用できるのも特徴です。

LINE通話自体はLINEMO以外でも無料で利用できますが、LINEMOはLINEの利用ではデータ要領が消費されない点が他社とは違います。

LINEの通話やビデオ通話の利用が主な場合は、LINEMOの利用がお得です。

最後の楽天モバイルは、専用アプリのRakuten Linkを利用すると通話料が無料になるのが大きな特徴です。

ただし、通常の通話と比べると、通話品質が悪い、発信や着信できないなどの不具合が起こるリスクがある点は注意しましょう。

OSの標準アプリを使うかけ放題は、15分かけ放題が利用できます。15分と他社より長めの設定ですが、1,100円と料金もやや高めです。

通話料金を比較

かけ放題などのオプションを利用しない場合の通話料を比べてみましょう。

通話料金(税込)
ahamo 5分以内の通話:無料
5分を超える通話:22円/30秒
povo 22円/30秒
LINEMO 22円/30秒
LINE通話無料(データ消費なし)
楽天モバイル 22円/30秒
Rakuten Linkアプリからの発信:無料

OS標準アプリ使用時の通話料は、4社とも22円/30秒で同じです。

ただし、ahamoは月額料金5分かけ放題が含まれているため、通話料が生じるのは5分以上通話した場合です。

また、楽天モバイルもRakuten Linkで発信すれば、通話料はかかりません。

ある程度の通話が見込まれる場合は、ahamoか楽天モバイル、または通話オプションの利用がおすすめです。

5分・15分かけ放題オプションを比較

次に時間制限のあるかけ放題を利用した場合を比較します。単に通話のオプション料だけでなく、データ容量ごとの月額利用料との合計額で比較していきます。

0GB(税込) 1GB(税込) 3GB(税込) 20GB(税込) 無制限(税込)
ahamo
(5分かけ放題)
2,970円 2,970円 2,970円 2,970円
povo
(5分かけ放題)
550円 940円※1 1,540円 3,250円 880円※2
LINEMO
(5分かけ放題)
契約~7ヵ月:990円
8ヵ月~:1,540円
契約~7ヵ月:990円
8ヵ月~:1,540円
契約~7ヵ月:990円
8ヵ月~:1,540円
契約~7ヵ月:2,728円
8ヵ月~:3,278円
楽天モバイル
(15分かけ放題)
2,178円
(Rakuten Link利用時は1,078円)
2,178円
(Rakuten Link利用時は1,078円)
2,178円
(Rakuten Link利用時は1,078円)
3,278円
(Rakuten Link利用時は2,178円)
4,378円
(Rakuten Link利用時は3,278円)

※1 7日間のみ1GBまで通信できる、※2 24時間のみ無制限で通信できる

使用データ量が0GB~1GBの場合、月額基本料がないpovoが通話トッピングを含めても安く利用できます。

ただし、povoの1GBは有効期限がトッピング申し込みから1週間のみである点には注意が必要です。

一方、LINEMOのミニプラン(3GB)は月額制で、7ヵ月目までは5分かけ放題が無料です。そのため契約後7ヵ月はコストパフォーマンスが非常に高くなります。

楽天モバイルはpovoやLINEMOに比べると合計金額が若干高めではあるものの、15分以内のかけ放題と時間が長いのが特徴です。

5分より長い通話が多い場合は、楽天モバイルを検討しましょう。

使用データ量が3GBの場合も、1年ほど利用後に解約や他社に乗り換え予定ならオプションの月額料金が7ヵ月無料のLINEMOがお得です。

ひと月の通信量が20GB前後の場合は、1年以上利用予定なら追加費用なしで5分以内の通話がかけ放題のahamoが割安になります。

データ量無制限はpovoと楽天モバイルの2択ですが、そもそも無制限で利用できる期間がpovoが1日で楽天モバイルが1ヵ月と大きく異なるため、料金だけで比較することはできません。

プラン比較と同じで、毎日たくさん通信するなら楽天モバイルを、たまに一気にネットを利用するならpovoを選びましょう。

なお、楽天モバイルは、Rakuten Linkを利用した通話であればかけ放題を利用しなくても通話料は無料です。

とにかく通話料を安くしたい場合は、データ使用量0GB以外では楽天モバイル+Rakuten Linkの利用がお得です。

完全かけ放題オプションを比較

次に、完全かけ放題オプションを付けた場合にかかる費用の比較です。こちらもデータ利用量込みで比べます。

0GB(税込) 1GB(税込) 3GB(税込) 20GB(税込) 無制限(税込)
ahamo 4,070円 4,070円 4,070円 4,070円
povo 1,650円 2,040円
(データ使用期限は7日間)
2,640円 4,350円 1,980円
(データ使用期限は24時間)
LINEMO 契約~7ヵ月:2,090円
8ヵ月~:2,640円
契約~7ヵ月:2,090円
8ヵ月~:2,640円
契約~7ヵ月:2,090円
8ヵ月~:2,640円
契約~7ヵ月:3,828円
8ヵ月~:4,378円
楽天モバイル(Rakuten Linkアプリ利用) 1,078円 1,078円 1,078円 2,178円 3,278円

かけ放題オプションは、有料でOS標準の電話アプリを使う方法と無料で専用アプリを使う方法の2つに分けられます。

OS標準の電話アプリのかけ放題オプションがあるのはahamo、povo、LINEMOで、専用アプリでかけ放題になるのが楽天モバイルです。

楽天モバイルのかけ放題は、月額料金が0円な点は大きな魅力ですが、通話品質が劣るRakuten Linkアプリを使う必要があります。

通話品質の低さを許容できれば、データ容量を問わずで楽天モバイルが割安です。

逆に、仕事など大切な用事で電話を使うことが多い方は、楽天モバイル以外から選ぶことをおすすめします。

有料のかけ放題オプションに加入した場合のahamoとpovo、LINEMOで料金を比較すると、0GBならpovoが安価です。

1GBを比較すると、通信する期間が1週間程度に集中している場合は、7日間のみ1GBまで通信できるpovoがお得です。

一方、1ヵ月を通して1GBを使うなら、LINEMOのミニプランがよいでしょう。

3GBは、契約する期間が1年程度ならLINEMOのミニプランが割安です。1年以上利用予定なら、povoもLINEMOも全く同じ料金のため、その他のサービスなどで決めましょう。

毎月20GB前後利用予定の場合は、1年以内ならLINEMOが、1年以上ならahamoが安く済みます。

無制限は、楽天モバイルとpovoのみが対応ですが、前述した通り楽天モバイルのかけ放題はRakuten Linkアプリが必須です。

また、povoの無制限は、1回330円(税込)で24時間ネットが使い放題というものなので、毎日無制限に使いたい人には割高になってしまいます。

大容量のデータ通信とOS標準アプリでのかけ放題を使いたい場合は、ahamoの大盛りオプションも検討してみましょう。

無制限ではありませんが、月額6,050円(税込)でデータ100GBとかけ放題が使えます。

その他の通話オプション対応状況を比較

次に、その他の通話オプションとしてキャッチホンと留守番電話、転送電話、着信通知の対応状況と料金を比較します。

キャッチホン 留守番電話 転送電話 着信通知
ahamo × × × 0円
povo × × × 0円
LINEMO × 留守電パックで対応(220円/税込) 留守電パックで対応(220円/税込) 留守電パックで対応(220円/税込)
楽天モバイル 0円 0円 0円※1 0円

※1 転送時に22円(税込)/30秒の通話料がかかる

ahamoとpovoはキャッチホン・留守番電話・転送電話には非対応で、着信通知のみ無料で対応しています。

LINEMOは、有料の留守電パックがあり、月額220円(税込)で契約すると、留守番電話・転送電話、着信通知の3つをまとめて利用可能です。

楽天モバイルは4サービスともに全て無料で利用できるため、キャッチホンや留守番電話、転送電話を利用したい場合は楽天モバイルを選びましょう。

【楽天モバイル公式】詳細はこちら

適用可能な割引サービスを比較

ahamo、povo、LINEMO、楽天モバイルで適用できる割引を比較します。

適用可能な割引
ahamo なし
ただし、家族回線としてカウントされる
povo なし
LINEMO なし
楽天モバイル なし

光回線のセット割を比較

ahamo、povo、LINEMO、楽天モバイルで、光回線とのセット割を提供しているサービスはありません

楽天モバイルでは、楽天ひかりとセットで光回線の月額基本料が1年間無料になるキャンペーンがありましたが、2023年4月で終了しています。

大手キャリアなどで光回線とのセット割を利用している場合、乗り換えることで割引が解除されることは理解しておきましょう。

家族割引を比較

ahamo、povo、LINEMO、楽天モバイルで、家族割引を受けられるサービスはありません

ただし、ahamoは「みんなドコモ割」のファミリー割引グループ対象回線としてカウントのみ可能です。

「みんなドコモ割」は、グループ内で条件を満たす回線数に応じて割引が受けられるサービスです。

対象回線が2回線の場合は各回線の月額料金が550円(税込)、3回線以上なら1,100円(税込)割引されます。

ahamoはファミリー割引グループ対象回線としてカウントできますが、「みんなドコモ割」の対象ではないため割引は受けられません。

例えば、ファミリー割引グループ内の3回線全てが、みんなドコモ割の対象プランの場合、以下のように3回線とも割引が受けられます。

契約回線 対象プラン 対象プラン 対象プラン 合計割引額
割引額(税込) 1,100円 1,100円 1,100円 3,300円

一方、みんなドコモ割対象プランが2回線と、ahamoが1回線の場合は以下のようになります。

契約回線 対象プラン 対象プラン ahamo 合計割引額
割引額(税込) 1,100円 1,100円 0円 2,200円

ファミリー割引グループ対象回線はahamoも含み3回線なので、みんなドコモ割が受けられる回線の割引額は1,100円です。

ただし、ahamoはみんなドコモ割の対象外のため、割引は受けられない点に注意しましょう。

さらにドコモの回線は、ファミリー割引グループ内の回線への通話が無料になります。

ahamoの回線をファミリー割引グループに登録すると、ドコモを利用する家族はahamoの回線に無料で電話できます。

ただし、ahamoからの発信はこの対象ではなく、ファミリー割引グループ内の回線への発信も有料です。

このように、ahamo自体は割引になりませんが、家族にドコモ利用者がいる場合、そのお得度のアップには貢献できます。

【ahamo公式】詳細はこちら

契約時にセット購入できる機種を比較

ahamo、povo、LINEMO、楽天モバイルのSIMとセットで購入できる機種は以下の通りです。

セット購入できる機種
ahamo ・iPhone 15シリーズ
・iPhone SE(第3世代)
・AQUOS wish2 SH-51C
povo なし
LINEMO なし
楽天モバイル ・iPhone 15シリーズ
・iPhone 14シリーズ
・iPhone 13
・iPhone 13 mini
・iPhone SE(第2世代)
・Xperia 10 lV
・Xperia 10 V
・Xperia 5 V
・Xperia 5 lV
・Galaxy S23
・Galaxy A23 5G
・Galaxy Z Filp4
・OPPO A55s 5G
・OPPO Reno9 A
・OPPO Reno7 A
・Redmi Note 11 Pro 5G
・AQUOS sense8
・AQUOS Wish3
・AQUOS sense7
・AQUOS sense6s
・Rakuten Hand 5G

※2023年10月4日現在

povoとLINEMOはスマホを同時に購入できず、契約できるのはSIMのみです。対してahamoと楽天モバイルは、SIMと同時に端末を購入できます

ただし、ahamoはややイレギュラーで、ahamoのサイト内で購入できるのは、現時点ではAQUOS wish2 SH-51Cのみです。

iPhoneの製品ページもサイトにありますが、こちらはドコモのオンラインショップでの購入を案内されます。

一方、楽天モバイルは、iPhone、Androidともに販売機種が豊富で、楽天モバイルの公式サイトでSIMと一緒に購入できます。

SIMと機種を一緒に手配したい場合は、扱い機種の多い楽天モバイルの利用がおすすめです。

なお、端末を販売していないpovoとLINEMOはもちろん、ahamo、楽天モバイルにおいても、自身で用意した端末も利用可能です。

それぞれの公式サイトで、サービスで利用可能な対応機種を公開しています。SIMを契約する前に、利用予定の端末が対応機種かを確認しましょう。

この対応機種に関しては、ahamo、povo、LINEMOはいずれも数百と多くの機種に対応しています。

対して楽天モバイルは対応機種がさほど多くはありません。特にAndroidは他3サービスに比べて対応機種が少ないのでしっかり確認しましょう。

【楽天モバイル公式】詳細はこちら

申し込み・乗り換えのしやすさと費用を比較

ahamo、povo、LINEMO、楽天モバイルの申し込みや乗り換えのしやすさと費用を比較します。

申し込み方法 支払い方法 新規事務手数料 最低利用期間 自動解約 MNP転出手数料
ahamo オンライン 口座振替
クレジットカード
無料 なし なし 無料
povo オンライン クレジットカード 無料 なし 以下の条件のどちらかを満たさない場合、利用停止または契約解除
・最後に購入したトッピングの有効期限の翌日から180日以内にトッピングを購入
・通話料やSMSの利用料が660円(税込)を超える
無料
LINEMO オンライン 口座振替
クレジットカード
無料 なし なし 無料
楽天モバイル オンライン
店頭
口座振替
クレジットカード
無料 なし 180日間使用がない場合、利用停止の可能性あり 無料

申し込み方法を比較すると、ahamoとpovo、LINEMOはオンラインのみなのに対し、楽天モバイルはショップ店頭でも申し込みできます。

店頭でスタッフに話を聞きながら申し込みしたい場合は、楽天モバイルがおすすめです。

支払い方法は、povoがクレジットカードのみなのに対し、ahamoとLINEMO、楽天モバイルは口座振替にも対応しています。クレジットカードがない人でも申し込みが可能です。

費用は、4プランとも新規事務手数料とMNP転出手数料は無料で、最低利用期間もないため余計な出費は一切ありません。

なお、基本料金が0円での運用が可能なpovoは、180日間全く利用しない、もしくは指定する条件を満たさないと利用停止や契約解除となります。

基本料は無料のプランではあるものの、維持には定期的に費用が少しかかる点には注意しましょう。

【楽天モバイル公式】詳細はこちら

通信速度を比較

ahamo、povo、LINEMO、楽天モバイルの通信速度を、みんなのネット回線速度(みんそく)に投稿されている測定結果の平均速度で比較します。

ひと月(povoはトッピング1回)に使える高速データ容量を使い切った後の速度制限時の最大速度も一緒にチェックしましょう。

通信速度 速度制限時
通信速度
ダウンロード アップロード
ahamo 70.06Mbps 9.3Mbps 1Mbps
povo 93.62Mbps 15.58Mbps 128kbps
LINEMO 79.95Mbps 16.83Mbps ミニプラン:300kbps
スマホプラン:1Mbps
楽天モバイル 84.03Mbps 29.29Mbps 1Mbps

引用:みんなのネット回線速度

※上記は、2023年10月直近3ヵ月に計測された通信速度の平均値を計算したものです。通信速度は場所・時間帯・通信環境によって変動するため、あくまでも目安として考えてください。

通信速度はどのサービスもMVNOの格安SIMに比べてかなり速く、普段使いなら不満を感じることはほぼないでしょう。

その中でもpovoは、下り速度で90Mbpsを超える速度が出ています。

速度制限で低速になった場合の最大速度は、ahamoとLINEMOのスマホプラン、楽天モバイルが1Mbpsと、低速でもそこまでストレスなく通信できます。

一方、povoは128kbpsでLINEMOのミニプランは300kbpsとかなり遅く、動画はもちろんSNSやウェブサイトの閲覧もスムーズにはできません。

速度制限時もある程度快適にネットを利用したいなら、ahamoかLINEMOのスマホプラン、楽天モバイルがおすすめです。

つながりやすさを比較

一般的な格安SIMは、キャリアから回線の一部を借りるMVNOですが、ahamo、povo、LINEMOは、大手キャリアが提供するプランです。

ahamoはドコモ、povoはau、LINEMOはソフトバンクと同じ回線を使っているため、つながりやすさに定評があります。

大手キャリアは全国に展開しており、人口カバー率もいずれも99%を超え、幅広い地域で快適に利用できます。

また、楽天モバイルもキャリアの1つです。

楽天回線エリアの人口カバー率は98%超と大手に比べて若干少ないですが、auとのローミングにより、ローミング利用時の人口カバー率はauと同じです。

次に4キャリアの基地局数を比較してみます。総務省の2023年2月の発表によると、各社の基地局数は以下の通りです。

基地局数
ドコモ 5G:19,716
4G:259,536
3G:145,025
au 5G:18,041
4G:196,101
3G:47,099
ソフトバンク 5G:39,051
4G:171,940
3G:111,605
楽天モバイル 5G:11,238
4G:44,866

引用:総務省「令和4年度携帯電話及び全国BWAに係る電波の利用状況調査」

4G、5Gの基地局の合計数はドコモが抜きん出ており、ahamoのつながりやすさに貢献しているといえるでしょう。

一方で、5Gの基地局数ではLINEMOを提供するソフトバンクが大きくリードしています。

なお、後発の楽天モバイルは、障害物を回り込む特性で建物内などにも届きやすい、いわゆるプラチナバンドの割当がありません。

そのため、建物内でつながりにくいとの評判がある点は注意したいポイントです。

auとの新たなローミング契約などで課題の解消を図っていますが、ビル内や地下でのつながりやすさは大手3キャリアが安定しています。

海外利用を比較

ahamo、povo、LINEMO、楽天モバイルの海外利用の対応状況を、通話とデータ通信でそれぞれ比較します。

海外通話のエリア・料金を比較

利用可能な場所 料金(税込)
ahamo 200以上の国と地域 従量課金
povo 200以上の国と地域 従量課金
LINEMO 200以上の国と地域 従量課金
楽天モバイル 65の国と地域 OS標準の電話アプリ:
従量課金
Rakuten Linkアプリ:
Rakuten Linkアプリ同士の通話は無料
Rakuten Linkアプリ以外へは従量課金

海外での通話は、4サービスとも対応しています。ahamo、povo、LINEMOは、200超と多くの国と地域で利用可能です。

通話料金は、ahamo、povo、LINEMOともにかけた分だけ課金(従量課金)されるシステムで、料金は国や地域により異なります。

一方、楽天モバイルは、65の国と地域と他サービスに比べて利用範囲は狭くなっています。

その反面、自分も相手もRakuten Linkアプリ経由で通話すれば海外にいても通話料は無料と料金面で魅力があります。

海外から日本への発信であれば、相手がRakuten Linkアプリ以外でも通話料が無料になります。

一般の電話への発信は、Rakuten Linkアプリ、OS標準アプリどちらを利用しても従量課金ですが、料金設定が異なります。

Rakuten Linkアプリの利用でかなり安くなる国もあるのでチェックしてみましょう。ただし、これはすべてではなく、OS標準アプリを使用した方が安い国もあります。

楽天モバイルで海外で通話をする際は、その国での使用アプリごとの料金を確認してお得に使い分けましょう。

海外ローミング(データ通信)のエリア・料金を比較

利用可能な場所 料金(税込) データチャージ(税込)
ahamo 82の国と地域 20GBまでは追加料金不要で利用可能 550円/1GB
povo 160以上の国と地域 基本料金なし、必要に応じてトッピングを購入 主なデータトッピング
・レギュラートッピング(90以上の国・地域):0.5GB(24時間)/640円~5GB(14日間)/7,080円
・エリアトッピング(対象国のみ):韓国1GB(3日間)/690円~、アメリカ1GB(3日間)/780円など
・ワイドトッピング(160以上の国・地域):0.3GB(30日間)6,980円
LINEMO 200以上の国と地域 海外あんしん定額:定額国L/3GB(24時間利用)980円、9GB(72時間利用)2,940円など
海外パケットし放題:25MB/1日まで1,980円/日、25MB/1日以上2,980円/日 上記サービス未加入:従量課金
楽天モバイル 70の国と地域 2GBまでは追加料金不要で利用可能 500円/1GB

海外におけるデータ通信は、4サービスとも利用可能です。

利用できる場所が最も多いのはLINEMOで、200以上の国と地域に対応しています。続くpvoも160以上の国と地域と多くの国で利用できます。

料金を比較すると、ahamoは20GBまでは追加料金不要で海外でも通信できるのが大きなメリットです。

なお、この20GBは、国内の利用と共通です。ahamoの月額料金で利用可能な20GBを、国内・海外どちらでも利用できます。

そのため海外にいる日数が多い月でも、国内分のギガが余ってしまうといった無駄がありません。

楽天モバイルも2GBまでは追加で費用はかかりませんが、2GBでは短期間の渡航でも少し不安です。

海外でWi-Fiをメインに使う予定でモバイル通信をする機会が少ない方は、楽天モバイルも検討してみるといいでしょう。

LINEMOは、1日2,980円で無制限に利用できるプランがあるのが特徴です。海外でも大量のデータ通信をしたい場合は、LINEMOがおすすめです。

一方、povoは、多くのデータトッピングがあり、必要な分だけ利用したい人に適しています。

サポート内容を比較

ahamo、povo、LINEMO、楽天モバイルのサポートを、店頭以外と店頭サポートに分けて比較します。

店頭以外でのサポート 店頭サポート
ahamo チャット
3,300円(税込)/回
povo チャット ×
LINEMO チャット ×
楽天モバイル チャット
電話:0800-805-0090

無料

店頭以外でのサポートは、4プランともチャットサポートに対応しています。それに加えて、楽天モバイルは電話によるサポートの利用が可能です。

店頭サポートはahamoと楽天モバイルが対応していますが、両者では料金やサポート内容が異なります。

ahamoは1回3,300円(税込)の有料サポートで、サポート内容はウェブサイトでのahamoの申し込みや設定をスタッフがサポートするというものです。

ahamoの申し込みはあくまでもウェブサイトから自分で行う必要があるため、ドコモショップでahamoを直接申し込むことはできません。

一方、楽天モバイルは無料でショップスタッフとやり取りしながら直接申し込むことができる点が、ahamoよりも優れています。

また、利用開始後のサポートが店頭で追加費用なしで受けられるのも楽天モバイルならではのメリットといえるでしょう。

1人で申し込むのが不安な方は、サポート体制が充実している楽天モバイルがおすすめです。

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その他のサービス内容を比較

ahamoとpovo、LINEMO、楽天モバイルのその他のサービス内容を比較します。

キャリアメール キャリア決済 テザリング eSIM データ容量の繰り越し
ahamo × ○(一部非対応) ×
povo × ×
LINEMO × ×
楽天モバイル ○(無料) ×

キャリアメールは、楽天モバイルのみが対応しています。「@rakumail.jp」ドメインの楽メールを無料で利用できます。

ahamo、povo、LINEMOではキャリアメールの提供はありません。キャリアで使用していたキャリアメールを使いたい場合は、有料の持ち運びサービスの利用が必要です。

テザリング、eSIMは4サービスとも対応しています。テザリングを利用するために追加費用を支払う必要もありません。

キャリア決済サービスを比較

事業者名 ahamo povo LINEMO 楽天モバイル
キャリア決済サービス名 (1)d払い(電話料金合算払い)
(2)コンテンツ決済サービス
auかんたん決済 ソフトバンクまとめて支払い 楽天モバイルキャリア決済
上限額 (1)最大100,000円/月 2,000円 最大100,000円/月 最大200,000円/月
QRコード決済の対応状況 d払い PayPay
対象サービス・店舗 (1)d払い対応のネットショップ・店舗
(2)AppStore
Google Play
デジタルコンテンツ
ネットショップ
デジタルコンテンツ
App Store
Google Play

ネットショップ
デジタルコンテンツ
App Store
Google Play
PayPayへのチャージ代金
デジタルコンテンツ
Google Play

キャリア決済は各サービスとも対応しています。

ahamoで利用できるのは、「d払い」と「コンテンツ決済サービス」です。

d払い対応のネットショップ・店舗、デジタルコンテンツなど利用できる場所が多く、限度額も最大100,000円/月と十分です

ただし、ドコモで利用可能な「spモード コンテンツ決済サービス」はahamoでは利用できません。

現在ドコモを利用していてdメニューのコンテンツをキャリア決済している場合は、ahamoに乗り換える前にクレジットカードなど他の支払い方法に変更しておく必要があります。

povoでは、「auかんたん決済」が利用できます。ただし、au PAY 残高チャージ、au PAYマーケット、au Online Shopなど一部ご利用できないサービスがある点に注意しましょう。

限度額も2,000円と少ないので、日常的にさまざまなシーンで利用するのは難しいでしょう。

LINEMOは、「ソフトバンクまとめて支払い」がソフトバンクの他のプランと同様に利用可能です。利用限度額も最大100,000円/月と十分あります。

楽天モバイルのキャリア決済サービス「楽天モバイルキャリア決済」は、Google Playストアでの課金やコンテンツ購入で利用可能です。

App Storeには対応していないため、楽天モバイルでキャリア決済を利用できるのはAndroidスマホのみである点は押さえておきましょう。

キャリア決済においては、ネットショップやデジタルコンテンツだけでなく、店舗での利用も可能なahamoがもっとも充実していると言えるでしょう。

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キャンペーンを比較

ahamo、povo、LINEMO、楽天モバイルでサービスを検討する際、大きな判断基準となるのがキャンペーンです。

ここでは、割引や還元が受けられる主なキャンペーンをまとめて比較します。

以下の記事では、格安SIMのキャンペーンを比較しています。最新のキャンペーン情報も紹介していますので、こちらもあわせてお読みください。

ahamoのキャンペーン

ahamoで割引や還元が受けられる主なキャンペーンは1つです。

  • dカードボーナスパケット特典(終了日未定)
dカードボーナスパケット特典

dカードボーナスパケット特典は、ahamoの料金をdカードもしくはdカード GOLDで支払うと毎月のデータ容量が増量されます。

この特典の終了日は現時点では決まっていません。カード券種ごとのボーナスパケットは以下の通りです。

  • dカード(年会費無料):+1GB/月
  • dカード GOLD(年会費11,000円):+5GB/月

増量されるデータ容量は、年会費が毎年11,000円(税込)かかるdカード GOLDの方が多いです。

ここで気になるのが、ahamoでdカード GOLDの年会費の元が取れるかどうかです。

ahamoでは、1GBのデータ容量を550円(税込)で購入できるので、ひと月のデータ消費量が22GB以下は損をしますが、23GB以上なら元を取れます。

毎月のデータ消費量が22GB以下ならdカードで、23GB~25GBならdカード GOLDでの支払いがお得です。

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povoのキャンペーン

povoで割引や還元が受けられる主なキャンペーンは1つです。

  • 他社からお乗り換えでau PAY 残高還元キャンペーン!
他社からお乗り換えでau PAY 残高還元キャンペーン!
  • 期間:2023年9月14日~2023年10月31日
  • 特典:auPAY残高最大8,000円相当還元
  • 条件:
    (1)期間中にpovoに他社から乗り換え(au、UQ mobile、povo1.0からは対象外)
    (2)対象のデータトッピングを購入

povoへの乗り換えと対象のトッピングの購入で、最大8,000円相当のauPAY残高還元が受けられるキャンペーンです。

対象のデータトッピングは3種類で、還元ポイント額が異なります。また、販売期間も下表の通り決まっている点に注意しましょう。

対象のトッピング トッピング料金 au PAY 残高への還元
(不課税)
販売期間
【期間限定】
データ追加120GB(365日間)
20,000円/回 8,000円 2023年8月1日~2023年10月31日
【期間限定】
データ追加200GB(180日間)
14,800円/回 5,000円 2023年9月22日~2023年10月22日
データ追加150GB(180日間)
12,980円/回
12,980円/回 4,000円 2021年9月29日~終了時期未定

例えば、データ追加120GB(365日間)であれば、1年間利用可能な120GBを実質12,000円で購入できます。毎月10GBを月額1,000円で1年間使えると考えると非常にお得です。

特典が受けられるのは1回線につき1回です。対象のデータトッピングを複数回購入した場合は、還元額が1番高いデータトッピング購入が対象になります。

LINEMOのキャンペーン

LINEMOで割引や還元が受けられる主なキャンペーンは2つです。

  • おトクすぎて、あぁ、も~~キャンペーン
  • 通話オプション割引キャンペーン2
おトクすぎて、あぁ、も~~キャンペーン

LINEMOへの契約で、月額料金が最大で12ヵ月実質無料になるキャンペーンです。

PayPayポイントが付与される2つのキャンペーンを合わせて利用することで、プランごとに以下の月額料金が実質無料になります。

ミニプラン3GB スマホプラン20GB
新規申し込み
他社から乗り換え(MNP)
12ヵ月実質無料 4ヵ月実質無料

こちらのキャンペーンは、以下の2つのキャンペーン適用をする必要があります。それぞれのキャンペーンについて、適用条件などを確認しましょう。

PayPayポイント戻ってくるキャンペーン

  • 期間:2023年8月17日~終了日未定
  • 特典:PayPayポイント最大6,000円相当付与
  • 条件:
    (1)期間中にLINEMOに他社からの乗り換えまたは新しい番号で申し込む
    (2)LINEMOの利用を開始(開通)すること
    (3)開通月の翌月10日までにLINEMO回線とPayPayアカウントの連携すること

半年間ずーっとPayPayポイントもらえるキャンペーン

  • 期間:2023年8月17日~終了日未定
  • 特典:PayPayポイント990円相当を、最大6カ月間毎月プレゼント
  • 条件:
    (1)期間中に「スマホプラン」「ミニプラン」に他社からの乗り換えまたは新しい番号で申し込む
    (2)LINEMOの利用を開始(開通)すること

ミニプランであれば最大1年間実質無料と、スマホにかかるコストを大きく抑えられるお得なキャンペーンです。

通話オプション割引キャンペーン2
  • 期間:2023年7月4日~終了日未定
  • 特典:「通話準定額」または「通話定額」の料金が7か月目まで550円(税込)/月割引
  • 条件:LINEMOを新規・MNP・ソフトバンクまたはワイモバイルからの乗り換えで契約

LINEMOには「通話準定額」と「通話定額」の2つの通話オプションがあります。

これらの通話オプションに加入すると、月額利用料が7ヵ月目まで550円(税込)割引されるキャンペーンが開催されています。

「通話準定額」の利用料は月額550円(税込)なので、7ヵ月目までは実質無料になります。「通話定額」は月額利用料が1,650円なので、7ヵ月間1,100円(税込)です。

適用期間内であれば、オプションの解約後に再加入した場合も利用可能です。また、別の通話オプションへ変更した場合も、期間内であれば割引が適用されます。

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楽天モバイルのキャンペーン

楽天モバイルで割引や還元が受けられる主なキャンペーンは3つです。

  • iPhoneトク得乗り換えキャンペーン
  • スマホトク得乗り換えキャンペーン
  • だれでも3,000ポイントプレゼント
iPhone トク得乗り換えキャンペーン
  • 期間:2023年9月12日~終了日未定
  • 特典:最大19,000円相当の楽天ポイント還元
  • 条件:
    (1)楽天モバイルに初めて申し込む
    (2)楽天モバイル買い替え超トクプログラム対象のiPhoneを購入する
    (3)スマホ下取りサービスで対象iPhoneの下取りが成立する

最大19,000円相当の楽天ポイントが還元されるキャンペーンです。

以下の条件をすべてクリアすれば、合計19,000ポイントが付与されます。

  • 楽天モバイルの料金プランに初めて申し込み、翌月末日までに利用を開始+Rakuten Linkアプリで10秒以上の通話をする
    →最大9,000ポイント還元
  • 楽天モバイル買い替え超トクプログラム対象のiPhoneを購入し、楽天カードで48回払いを選択する
    5,000ポイント還元
  • スマホ下取りサービスに翌々月末日までに申し込み、対象のiPhoneの下取りが3か月後の末日までに成立する
    5,000ポイント還元

対象機種は以下の通りです。

  • iPhone 15 Pro Max
  • iPhone 15 Pro
  • iPhone 15 Plus
  • iPhone 15
  • iPhone 14 Pro Max
  • iPhone 14 Pro
  • iPhone 14 Plus
  • iPhone 14
  • iPhone 13
  • iPhone 13mini
  • iPhone SE(第3世代)

楽天モバイルは、コスパに優れた業界最安級の料金プランが魅力のひとつです。

データ通信料は1,078~3,278円(税込)で、Rakuten Linkアプリを使えば通話の料金はかかりません。

楽天モバイルのプランと人気のiPhoneをお得に申し込めるチャンスなので、この機会を見逃さないようにしましょう。

スマホトク得乗り換えキャンペーン
  • 期間:2023年8月31日~終了日未定
  • 特典:最大29,000ポイント還元
  • 条件:
    (1)新規または乗り換え(MNP)にて申し込み、または楽天モバイル(ドコモ・au回線)からプラン変更
    (2)対象のスマホを購入する
    (3)プランの申し込み、および対象製品購入の翌月末日23:59までに「Rakuten最強プラン」利用開始
    (4)プランの申し込み、および対象製品購入の翌月末日23:59までに「Rakuten Link」の利用

楽天モバイルに初めて申し込みと同時に対象機種を購入すると最大29,000円相当ポイントが還元されるお得なキャンペーンです。 また、楽天モバイルに回線のみの申し込みでも3,000円相当分の楽天ポイントが還元されます。

対象機種は以下の通りです。おトクに乗り換えできる「楽天モバイル買い替え超トクプログラム」の割引を適用した実質負担額を記載しています。

機種名 製品価格 25ヵ月目で返却した
場合の支払い総額
スマホトク得乗り換え 実質負担額
Xperia 5 IV 106,900円 53,448円 29,000円 24,448円
OPPO A55s 5G 53,900円 26,928円 9,000円 17,972円
Galaxy S23 147,000円 73,848円 9,000円 64,152円
AQUOS wish3 35,800円 17,880円 9,000円 8,920円
Xperia 10 Ⅴ 72,800円 36,384円 9,000円 27,416円
AQUOS sense7 49,980円 24,984円 9,000円 15,996円
Galaxy A23 5G 29,800円 14,880円 9,000円 5,920円
Galaxy Z Flip4 139,800円 69,888円 9,000円 60,912円
AQUOS sense6s 33,700円 16,848円 9,000円 7,852円
OPPO Reno7 A 34,980円 17,472円 9,000円 8,508円
Redmi Note 11 Pro 5G 26,980円 13,488円 9,000円 4,492円

楽天モバイルの申し込みを検討している方は、対象機種からスマホを選んでみてはいかがでしょうか。

楽天モバイル初めてお申し込みで3,000ポイント還元
  • 期間:2022年7月1日~終了日未定
  • 特典:3,000ポイント進呈
  • 条件:
    (1)新規申し込み
    (2)他社からの乗り換え(MNP)で申し込み
    (3)Rakuten 最強プラン利用開始
    (4)「Rakuten Link」の利用

初めて楽天モバイルへお申込みで、3,000円相当の楽天ポイントがもらえるキャンペーンを実施中です。

MNPや新規乗り換えに対応しており、SIMのみ契約したい方におすすめです。

ただし、Rakuten Linkアプリを使用することが条件となるので、事前に適用条件を確認しましょう。

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ahamo・povo・LINEMO・楽天モバイル共通のメリット

ahamo、povo、LINEMO、楽天モバイルのサービス内容はそれぞれ異なりますが、共通するメリットもあります。

ここではそれらをまとめて確認しましょう。

1.最低利用期間や解約金などの縛りがない

ahamo、povo、LINEMO、楽天モバイルには、最低利用期間や解約金といった縛りがありません。

そのため、契約したものの自分に合わないと感じた場合でもすぐに他社に乗り換えられます。

また、料金プランがシンプルでわかりやすく、そしてキャリアのプランに比べて格安なのもメリットです。

2.通信速度が速い

平均ダウンロード速度 平均アップロード速度 平均Ping値
携帯キャリア 92.2Mbps 18.7Mbps 58.4ms
格安SIM 55.9Mbps 14.1Mbps 86.0ms

引用:みんなのネット回線速度

※上記は、2023年10月直近3ヵ月に計測された通信速度の平均値を計算したものです。通信速度は場所・時間帯・通信環境によって変動するため、あくまでも目安として考えてください。

月額料金の安さを重視するなら、格安SIMも選択肢に入れる方もいると思います。

ですが、大手キャリアから回線を借りている格安SIMは、利用できる回線に限りがあります。平日の昼間など通信が混み合う時間帯に速度が極端に落ち、ストレスを感じることも珍しくありません。

一方、ahamoとpovo、LINEMO、楽天モバイルは全て自社で用意した回線をフルで利用できるため、格安の料金であるにもかかわらず常に高速で通信できます。

みんなのネット回線速度」で計測された平均通信速度によると、平均ダウンロード速度と平均Ping値ではキャリアのほうが圧倒的に高速でした。

平均ダウンロード速度はインターネットからデータをダウンロードする速度のことで、平均Ping値は通信品質を表します。

料金の安さと回線品質の両立が希望なら、上記4サービスの中から検討してみましょう。

以下の記事では、格安SIM24社の通信速度を比較しています。他社との通信速度を詳しく比較したい方は、こちらもあわせてお読みください。

3.デュアルSIMの利用もおすすめ

1台のスマホで2つのSIMを利用するデュアルSIMは、私用とビジネス用で別の電話番号を使える点が大きなメリットです。

2つの回線が使えるので、通信障害や電波が届かないなど、どちらか一方がつながらないときでも、もう一方で通信もできます。

一方、デメリットは、SIMカードを2つ契約するため、維持費がかかりがちな点なところです。

その点、ahamo、povo、LINEMO、楽天モバイルは、大手キャリアに比べて利用料が安く、デュアルSIMでも出費を押さえて利用できます

前述したように格安SIMに比べて通信速度が速いので、デュアルSIMの内、メインの回線としての利用にも適しています。

ahamo・povo・LINEMO・楽天モバイル共通のデメリット

ahamo、povo、LINEMO、楽天モバイルには、メリットだけでなく共通のデメリットもあります。まとめて確認しておきましょう。

1.適用されなくなる割引がある

ドコモ、au、ソフトバンクは、格安プランであるahamo、povo、LINEMO以外にもプランを提供しています。

それらのプランでは、家族で契約したり光回線とセットで契約することで基本料金が割引されます。

一方、ahamo、povo、LINEMOはこうした割引は受けられません。

このように、通常のプランでは適用される割引が、ahamo、povo、LINEMOでは適用されない点は押さえておく必要があります。

とはいえ、上記の格安プランは通常のプランに比べて元の料金設定自体が大幅に安く設定されているので、そこまで大きなデメリットではないでしょう。

2.サブブランドやMVNOの方が安い場合がある

大手キャリアに比べて安さが魅力のahamo、povo、LINEMO、楽天モバイルですが、すべてのサービスの中でもっとも安いというわけではありません

例えば以下は、サブブランドのワイモバイルで割引を利用した場合の月額料金と、ahamo、povo、LINEMO、楽天モバイルの比較です。

3~4GB利用時の
月額利用料
(税込)
20GB利用時の
月額利用料
(税込)
ワイモバイル 基本料金:2,365円
割引適用後:1,078円
基本料金:4,015円
割引適用後:2,178円
ahamo 2,970円 2,970円
povo 990円 2,700円
LINEMO 990円 2,728円
楽天モバイル 1,078円 2,178円

ワイモバイルの割引後の価格は、「おうち割 光セット(A)」と「PayPayカード割」を利用した場合です。

小容量プランはahamo、povoよりやや高額ですが、両者が3GBなのに対し、ワイモバイルは4GB使えることを考えると遜色ありません。

20GBを利用した場合の料金もahamo、povo、LINEMOより安くなっています。このように割引次第では、サブブランドより高くなる場合があります。

また、いわゆる格安SIMには、安価なサービスも多くあります。特に安さが特徴のサービスでは、以下のようなプランも見られます。

  • NUROモバイル(3GB):792円(税込)
  • HISモバイル(3GB):770円(税込)

このように、ahamo、povo、LINEMO、楽天モバイルより安いサービスがあることは理解しておきましょう。

UQモバイルやワイモバイルなどのサブブランドとは

サブブランドとは、大手キャリアがメインブランドとは別のコンセプトで提供しているブランドを指します。

例えば、UQモバイルはauのサブブランドで、ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドです。

サブブランドは、メインブランドのサービスより安価に利用できますが、ahamo、povo、LINEMOのようなオンライン専用プランより基本的には高額です。

一方で、メインブランドと同様の割引や、店頭での販売やサポートが受けられるというメリットがあります。

料金も抑えたいが、快適な通信環境や充実したサポート、割引も活用したいので、「最安」までは求めないといった人に適しています。

MVNO・格安SIMとは

ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルは、自社の回線網を持つ、いわゆるキャリアと言われる事業者です。

上記で紹介したサブブランドやオンライン専用プランは、いずれもキャリアが提供するサービスで、自社回線をフルに利用できるのが特徴です。

一方、「格安SIM」や「MVNO」と呼ばれるサービスは、自社の回線を持たず、キャリアから回線を借りてサービスを提供しています。

そのため利用できる回線が限られ、キャリアに比べて通信速度や通信の安定で劣るのが一般的です。

一方で、回線の維持などにかかるコストが少なく、サービス料金が安いサービスが多いというメリットがあります。

先に低料金の例として紹介したNUROモバイルやHISモバイルをはじめ、mineoやIIJmioなど多くのサービスがこの「MVNO」です。

スマホの通信会社を選ぶ際は、こうしたメリット・デメリットを考慮して検討しましょう。

ahamo・povo・LINEMO・楽天モバイルの特徴とおすすめな人

ahamoとpovo、LINEMO、楽天モバイルの特徴と、それぞれがおすすめな人を紹介します。

ahamoの特徴

ahamo バナー
事業者名 ahamo
月額料金(税込) ~20GB:2,970円
~100GB:4,950円(大盛りオプション利用)
データ容量 20GB
100GB(大盛りオプション利用)
かけ放題 5分:基本料金に込み
無制限:月額1,100円(税込)
平均通信速度 下り:70.06Mbps
上り:9.3Mbps
制限時の通信速度 最大1Mbps
対応エリア 全国
(人口カバー率99%超)
割引その他サービス なし
(家族回線としてカウントのみされる)

ahamoの特徴・強み

  • 20GB月額2,970円の1プラン
  • 月額利用料に5分以内通話かけ放題が含まれる
  • 大盛りオプションを使うと100GBが4,950円/月で利用可能

ahamoは、ドコモが提供するオンライン専用プランです。

20GBで月額2,970円の1プランのみというシンプルな料金設定で、5分以内の通話かけ放題も含まれています。大盛りオプションを使うと、月のデータ容量を100GBまで増やすこともできます。

月額料金で利用可能な20GBを、国内・海外どちらでも利用できるのも便利な点です。

ahamoがおすすめな人

ahamoがおすすめな人は以下の通りです。

  • 20GBのプランを利用したい
  • 5分以内の通話が多い
  • 海外でもお得に通信したい
  • 家族にドコモが多い

ahamoのプランは20GBのみです。そのためahamoの利用に適しているのは、月のデータ使用量が20GBプラン程度の人です。

基本のプランに5分の通話かけ放題が含まれているため、月額20GBの通信と、短めの通話をたくさん使いたい人に特におすすめです。

ahamoに付与されている20GBのデータ量は、海外でも追加費用なしで利用できます。

短期間の海外滞在であれば追加せずにまかなえるのはもちろん、長期の海外滞在時に国内向けのデータが余ることもありません。

海外旅行によく出かけるなど、海外でもお得に通信したい人にも適しています。

また、ahamoは、「みんなドコモ割」のファミリー割引グループ対象回線としてカウントが可能です。

ahamo回線に対する割引はありませんが、同一グループ内のドコモ回線利用者には割引や通話料無料といったメリットがあります。

そのため家族にドコモ利用者が多い方にもahamoはおすすめです。

ahamoのサービス内容をより詳しく知りたい方は、ahamoのメリット・デメリットを解説した記事をご覧ください。

【ahamo公式】詳細はこちら

povoの特徴

povo バナー
事業者名 povo
月額料金(税込) 月額基本料:0円
下記トッピングの購入費用が発生
使い放題(24時間):330円、1GB(7日間):390円、3GB(30日間):990円、20GB(30日間):2,700円、60GB(90日間):6,490円、150GB(180日間):12,980円
データ容量 1GB~(購入するトッピング量による)
かけ放題 5分:月額550円(税込)
無制限:月額1,650円(税込)
平均通信速度 下り:96.32Mbps
上り:15.58Mbps
制限時の通信速度 最大128Kbps
対応エリア 全国
(人口カバー率99%超)
割引その他サービス なし

povoの特徴・強み

  • 月額基本料金は0円
  • 使いたい分だけ自由にトッピングを購入できる

povoはauのオンライン専用プランです。その最大の特徴は、基本料金は0円で、必要に応じてトッピングを追加するシステムです。

トッピングを購入しなければ、月額0円での運用もできます。

ただし、180日以内にトッピングを購入するか、通話料・SMS利用料が660円(税込)を超えない場合は利用停止の可能性があります。

そのため通年0円での運用はできませんが、年間数百円のコストでも維持可能な点は、povoならではの大きな特徴です。

povoがおすすめな人

povoがおすすめな人は以下の通りです。

  • ほとんど通信しない月もある
  • 必要な時に必要なデータ量を追加したい

povoは、トッピングを追加しなければ料金が発生しません。そのため日頃ほとんどスマホでネットを利用しない方や、Wi-Fiに接続して通信することが多い方はpovoが適しています。

なお、トッピングは1GB~無制限と選択の幅が広く、今月はデータを多く使いたいといった場合にも問題なく対応可能です。

必要な分のみ購入できるため無駄がなく、月のデータ使用量にばらつきがある方にも最適です。

povoの詳細を知りたい方は、povoのメリット・デメリットや評判を解説した記事をご覧ください。

LINEMOの特徴

LINEMO
事業者名 LINEMO
月額料金(税込) ~3GB:990円
~20GB:2,728円
データ容量 3GB(ミニプラン)
20GB(スマホプラン)
かけ放題 5分:月額550円(税込)
無制限:月額1,650円(税込)
平均通信速度 下り:79.95Mbps
上り:16.83Mbps
制限時の通信速度 最大300kbps〜1Mbps
対応エリア 全国
(人口カバー率99%超)
割引その他サービス なし

LINEMOの特徴・強み

  • 3GBと20GBの2プランがある
  • LINE使用時のデータ消費がない

LINEMOは、ソフトバンクが提供するオンライン専用プランです。手頃な価格で少量のミニプランと、20GBまで使えるスマホプランがあります。

LINEの利用時は、データ容量が消費されない「LINEフリー」があるのがLINEMOならではの大きな特徴です。

データ使用量の大きいビデオ通話も、LINEを使えばデータ消費量を気にせず楽しめます。

LINEMOがおすすめな人

LINEMOがおすすめな人は以下の通りです。

  • LINEをよく利用する
  • ひと月の通信量が3GBまたは20GB程度
  • スマホの利用料をとにかく抑えて1年間利用したい

LINEMOは、LINEをどれだけ利用してもデータを消費せず使い放題です。

そのためLINEの利用が多い人にはとてもお得です。特にデータ使用量の多いLINE通話やビデオ電話などをたくさん使いたい人には最適でしょう。

提供するプランは3GBと20GBなので、この容量のプランを希望する人にもおすすめです。一方で10GB程度でよいという人や、100GBなど大容量を使いたいという人には向きません。

LINEMOは、月額利用料とかけ放題が利用開始から数ヵ月間割引になるキャンペーンを長期に渡り開催しているのも魅力です。

これらを利用することで、たとえばスマホプランであれば月額利用料は実質12ヵ月無料になります。また、5分通話かけ放題も7ヵ月実質無料です。

スマホの利用開始から1年ほどのコストをできるだけ抑えたいという人も、LINEMOを検討してみるといいでしょう。

LINEMOの詳細を知りたい方は、LINEMOのメリット・デメリットを解説した記事をご覧ください。

【LINEMO公式】詳細はこちら

楽天モバイルの特徴

楽天モバイル バナー
事業者名 楽天モバイル
月額料金(税込) ~3GB:1,078円
~20GB:2,178円
20GB~無制限:3,278円
データ容量 1GB~無制限
かけ放題 15分:月額1,100円(税込)
【RakutenLinkアプリ使用】無制限:0円(税込)
平均通信速度 下り:84.03Mbps
上り:29.29Mbps
制限時の通信速度 制限なし
対応エリア 全国
(楽天回線エリア:人口カバー率98%超、ローミング利用時:人口カバー率99%超)
割引その他サービス なし

楽天モバイルの特徴・強み

  • 通信量に応じて月額利用料が変化する
  • 専用アプリを使えば通話料が無料
  • 楽天市場や楽天ポイントとの相性がよい

楽天モバイルは、使用したデータ量に応じて月額利用料が変化するワンプランが特徴のサービスです。何GBのサービスを選べば無駄がないか…と悩むことなくプランを選べます。

専用アプリRakutenLinkを使うと、通話料が無料な点も大きな特徴です。

OS標準の電話アプリ利用時に比べると音質が下がるなどのデメリットはあるものの、無料で通話かけ放題は魅力の1つとなっています。

また、楽天モバイルは楽天市場や楽天ポイントとの相性がよいのも特徴です。

楽天市場のポイント還元率は1%(100円につき1ポイント)ですが、楽天モバイルを契約していると1%加算されます。貯まった楽天ポイントは楽天モバイルの支払いにも利用できます。

楽天モバイルがおすすめな人

楽天モバイルがおすすめな人は以下の通りです。

  • 通信量が月によって異なる
  • 料金をかけずにたくさん通話したい
  • 楽天市場をよく利用する
  • 店頭で申し込みやサポートを受けたい

楽天モバイルは、データ使用量に応じて自動で月額料金が変化するため、通信量が月によって上下する人におすすめのサービスです。

データが足りず割高な追加購入が発生する、逆にたくさんのデータが余って無駄になるということがありません。

専用アプリを使うと無料通話できるので、とにかく費用を抑えて通話をしたい人にも適しています。

楽天モバイルの利用者は、楽天市場の買い物で付与される楽天ポイントが増えます。

楽天ポイントは、楽天モバイルの支払いにも利用できるので、楽天市場をよく利用する方もぜひ検討したいサービスです。

また、ahamo、povo、LINEMOがオンライン専用プランなのに対し、楽天モバイルは店舗を設けています。

店頭での申し込みやサポートも可能なので、オンラインのみの対応が不安という人にもおすすめです。

ahamoと楽天モバイルの併用について以下の記事で解説しているので、参考にしてみてください。

楽天モバイルの詳細を知りたい方は、楽天モバイルのメリット・デメリットを解説した記事をご覧ください。

【楽天モバイル公式】詳細はこちら

ahamo・povo・LINEMO・楽天モバイルの比較に関するよくある質問

ahamo・povo・LINEMO・楽天モバイルの比較において、よくある質問をまとめます。気になる疑問を解消しましょう。

ahamo・povo・LINEMO・楽天モバイルの乗り換えにおすすめなタイミングは?

スマホの通信サービスは、今使っているサービスで解約金などが発生しないタイミングでの乗り換えがおすすめです。

利用中のサービスに契約期間の縛りがないかを確認し、違約金などが発生しないタイミングを選びましょう、

なお、ahamo、povo、LINEMO、楽天モバイルはいずれも契約期間の縛りがありません。

そのためこの4サービス内で別のサービスに移る場合は、いつ乗り換えても解約金の心配は不要です。

乗り換え向けのお得なキャンペーンが開催しているときなど、好きなときに乗り換えましょう。

LINEMOとahamoでは何が違うの?

LINEMOはソフトバンク、ahamoはドコモのオンラインプランです。

どちらも光回線との割引などはありませんが、ahamoはドコモの「みんなドコモ割」のファミリー割引グループ対象回線としてカウントできます。

提供しているプランは、LINEMOが3GBと20GBの2種類に対し、ahamoは20GBのみです。3GBの少量プランが希望の場合はLINEMOが適しています。

また、20GBプランにおいても、ahamoは5分以内の通話かけ放題が含まれて2,970円(税込)に対し、LINEMOは通話なしで2,728円(税込)と違いがあります。

その他、オプション料金などにも違いがあるので、しっかり比較して自分に適した方を選びましょう。

ahamo・povo・LINEMO・楽天モバイルの速度制限は?

ahamo、LINEMOは月のデータ量を使い切ると、povoはトッピングを使い切ると速度制限が発生します。

制限時の最大速度は次の通りです。

  • ahamo:1Mbps
  • povo:128Kbps
  • LINEMO:300Kbps~1Mbps

一方、楽天モバイルは月額3,278円(税込)でデータ無制限のため、速度制限は発生しません。

ahamo・povo・LINEMO・楽天モバイルではどれが人気?

2023年2月の調査によると、メインで利用しているスマホの通信会社の使用割合は楽天モバイルがもっとも高い7.4%でした。2位はahamoの5.3%です。

楽天モバイルとahamoは、ともに2023年に契約数500万超となっており、povo・LINEMOに比べて人気があると言えるでしょう。

ahamo・povo・LINEMO・楽天モバイルとUQモバイル・ワイモバイルの比較は?

ahamo・povo・LINEMOは、大手キャリアのオンライン専用プラン、対してUQモバイルとワイモバイルは大手キャリアのサブブランドという位置づけです。

ahamo・povo・LINEMO・楽天モバイルに比べると、UQモバイルとワイモバイルは月額利用料が高額です。

ただし、光回線とのセット割や家族割が利用できるので、条件によっては割安になる場合もあります。また、オンライン専用ではなく店舗がある点も違います。

事業者名 ahamo povo LINEMO 楽天モバイル ワイモバイル UQモバイル
月額料金(税込) 2,970円~4,950円 330円〜12,980円
(トッピング料金 ※基本料金0円)
990円〜2,728円 1,078円〜3,278円 2,365円〜3,278円 2,365円〜5,115円
データ容量 20GB~100GB 1GB~150GB 3GB~20GB 3GB~無制限 4GB~20GB 4GB~30GB
割引 なし なし なし なし おうち割
PayPayカード割
家族割引サービス
自宅セット割
au PAYカードお支払い割
家族セット割
店舗 なし なし なし あり あり あり

デュアルSIMの最強の組み合わせは?

デュアルSIMでおすすめ度の高い組み合わせは、以下の2つです。

  • 楽天モバイル×mineo
  • 楽天モバイル×povo

1つ目は、楽天モバイルとmineoの組み合わせです。mineoは、低速ながら低価格で容量無制限の「マイそく」というプランがあります。

これに楽天モバイルと組合わせることで、データ使用量を十分確保しながら通信費を抑えられます。楽天モバイルにより、専用アプリによる通話料も無料です。

2つ目は、本記事で紹介したサービス同士、楽天モバイルとpovoの組み合わせです。

使用データ容量に応じて月額料金が変化する楽天モバイル、必要なときだけトッピングを購入すればよいpovoは、ともにデュアルSIMに適したサービスです。

楽天モバイルをメインにしつつ、通信状況が悪いときにpovoを利用するのがおすすめです。不要な月は、トッピングを購入しなければpovoの利用料はかかりません。

以下の記事では、デュアルSIMについて詳しく解説しています。適した組み合わせを知りたい方はこちらも参考にしてください。

自分の利用状況に合ったSIMを選ぼう

ahamo、povo、LINEMO、楽天モバイルは、キャリアが提供しているプランなこと、キャリアに比べて利用料が安いことなどの共通点があります。

一方で、提供しているプランや料金、オプションなどのサービス内容はそれぞれで、利用に適した人も異なります。

ahamoがおすすめな人

  • 20GBのプランを利用したい
  • 5分以内の通話が多い
  • 海外でもお得に通信したい
  • 家族にドコモが多い

povoがおすすめな人

  • ほとんど通信しない月もある
  • 必要な時に必要なデータ量を追加したい

LINEMOがおすすめな人

  • LINEをよく利用する
  • ひと月の通信量が3GBまたは20GB程度
  • スマホの利用料をとにかく抑えて1年間利用したい

楽天モバイルがおすすめな人

  • 通信量が月によって異なる
  • 料金をかけずにたくさん通話したい
  • 楽天市場をよく利用する
  • 店頭で申し込みやサポートを受けたい

自分に最適なSIMを判断するのは簡単ではありませんが、スマホに何を求めるかを明確にした上で比較すれば、選ぶべきSIMは自ずと決まってきます。

まずは重視する項目を挙げ、その項目で優れているSIMをメインに検討してみるといいでしょう。

(※1)ahamo注意点についてはこちら

サービスについて:ahamoでは、キャリアメールなど一部ご利用できないサービスがあります。

サポートについて:ahamoはお申込みからサポートまで、オンラインにて受付するプランです。ドコモショップなどでのサポートをご希望の場合は、「ahamoWebお申込みサポート」(税込3,300円) をご利用ください。

ahamoWebお申込みサポートとは、お客さまのご要望に基づき、ahamo専用サイトからのお申込みの補助を行うものです。

なお、お申込み時の端末操作はお客さまご自身で実施頂きます。また、端末初期設定およびデータ移行などは本サポートの範囲外となります。

端末初期設定およびデータ移行の補助をご希望のお客さまは「初期設定サポート(有料)」を別途お申込みください。初期設定サポート(有料)とは、お客さまのご要望に基づき、ahamoアプリおよび専用サイトからのお手続き補助を行うものです。

オンライン手続きについて:サイトメンテナンス中など、受付できない場合がございます。

月額料金について:機種代金別途

国内通話料金について:5分超過後は、22円/30秒の通話料がかかります。「SMS」、他社接続サービスなどへの発信は、別途料金 がかかります。

海外パケット通信について:15日を超えて海外で利用される場合は速度制限がかかります。国内利用と合わせての容量上限です

端末のご契約について:ご利用端末がドコモで提供している通信方式とは異なる通信方式のみに対応している機種の場合、また SIMロック解除がなされていない場合についてはahamoをご利用いただくことはできません。ご利用中の機種が 対応しているかはahamoサイトにてご確認ください。

SIMカードのご契約について:MNP予約番号を取得のうえ、ahamoサイトからMNPによる新規お申込み手続きが必要です。

iPhone格安SIM通信 編集部 ― ライター
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