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  • 更新日:2020年08月20日

SIMフリーとは?SIMロック解除の方法とメリット・SIMフリースマホの入手方法解説

SIMフリーとは?SIMロック解除の方法とメリット・SIMフリースマホの入手方法解説

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スマホには、SIMと呼ばれるICカードが入っています。このカードには、契約している携帯電話会社や電話番号などの情報が記録されています。

このカードをスマホに差し込むことで電話や通信が利用できますが、通常は契約キャリア以外で通信できないようにロックがかかっています。

そのため、このロックがかかっている端末では、格安SIMを含む他の通信事業者のSIMカードが利用できないようになっています。

格安SIMを利用するためにはいくつかのステップを踏む必要がありますが、その1つとなるのがスマホをSIMフリーにすることです。

今回はSIMフリーとはなんなのか、また、SIMロックを解除するメリットとデメリットを紹介していきます。格安SIMに興味のある方は参考にしてください。

そもそもSIMってなに?SIMフリーとは?

SIMカードとは、通信を行うためにスマホに搭載されているICカードのことです。

まずはSIMフリーについて紹介するために、SIMフリーと対の関係にある「SIMロック」の状態について紹介していきましょう。

先述したように、通常、キャリアで販売されているスマホは、他のキャリアで通信できないようにロックがかかっています。この状態がSIMロックです。

このロックを解除した状態がSIMフリーということになります。2015年には総務省がSIMロックの解除を義務化したために、どのキャリアでもSIMロックの解除が可能です。

キャリアで購入した端末に格安SIMのSIMを挿入して利用するには、SIMロックの解除が必要になります。

また、中にははじめからSIMロックがかかっていない状態で販売されている場合もあります。2019年11月19日にはAppleがSIMフリー化されたiPhoneをビックカメラやヨドバシカメラといった業者が取り扱うことを解禁し話題となりました。

このようなSIMフリー端末を購入すればすぐに格安SIMを挿入して利用することができます。

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SIMフリースマホのメリット

スマホをSIMフリー化することでどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

携帯会社が自由に選べる

SIMロックがかかっている場合、購入したキャリアの電波しか利用できません。

例えば、ドコモで購入したスマホの場合、ドコモの回線を借りている格安SIMであれば利用できても、au、ソフトバンクの回線を借りている格安SIMは利用できません。

SIMフリーにすることで、それらの縛りがなく、どの回線を利用している格安SIMでも利用できます。格安SIMを選ぶ選択肢が大幅に広がるのです。

▼以下の記事では、最新スマホに買い替える方法をまとめているので参考にしてください。

SIMフリーにすることで高く売れる

スマホを売却する場合、SIMロックがかかっているスマホよりも、SIMフリーのスマホの方が高く売れます。

特定の回線の格安SIMしか使えない端末より、どの格安SIMでも使える端末の方が、値段が高くなるのは当たり前ですね。

スマホの状態にもよりますが、SIMフリーかどうかで売価に2~3万円の差が出るのが一般的です。こんなにも差が出るのは、SIMロックを解除するのはスマホを購入した本人しか行えないからです。

SIMロックがかかった状態で売ってしまうと、その後は誰もSIMロックを解除することができません。

そのため、自分で格安SIMを利用する気がない方でも、スマホを売る予定の方はSIMロックを解除してから売った方がいいでしょう。

SIMロックの解除方法は後ほどご説明します。

海外のSIMも使える

SIMフリースマホが活躍するのは国内だけではありません。一般的には、海外でスマホを使うとなれば高い利用料が必要になります。

キャリアが用意している海外用のプランに申し込んだり、海外でも使えるレンタルWiFiを申し込む必要があり、どちらにしても高額です。

SIMフリースマホを使うことで、海外に行っても現地のSIMを購入して使うことができます。

海外のSIMは日本の家電量販店などでも購入できますが、現地の空港やコンビニで購入することも可能です。

現地で買うとSIMのパッケージには現地の言語が書かれていますが、SIMを指すだけなので特に困ることはないでしょう。

格安SIMを使いたい人だけでなく、海外によく行く機会のある人にもSIMフリーにしておくのはおすすめです。

格安SIMを海外で使う方法をまとめましたので、ぜひ合わせてご覧ください。

格安SIMのデメリット・注意点

メリットの多いSIMフリースマホですが、スマホのSIMロックを解除することによるデメリットはありません。SIMを入れ替えることでキャリアの機能が一部使えなくなりますが、SIMロックを解除するだけでは大きな変化は起きません。

しかし、SIMロックを解除した後に格安SIMに切り替えることで起きるデメリットはいくつかあります。それぞれ見ていきましょう。

自分でSIMカードを入れ替える必要がある

SIMロックを解除しMVNOを契約した場合、端末に搭載されているSIMカードを入れ替える必要があります。

端末によっては取り換える際にSIMピンなどが必要になるものもあるので、注意してください。また、SIMカードのサイズなどをしっかり確認しておく必要があります。

iPhone格安SIM通信ではSIMカードの入れ替え方法をご紹介しています。ぜひご一読ください。

格安SIMにしても料金が安くなるとは限らない

キャリアよりもスマホ代が安くなるのが、格安SIMの最大のメリットですが、必ずしも安くなることを保証するものではありません。

確かにキャリアよりも安いプランを提供している格安SIMは多いですが、使い方によってはキャリアとほとんど同じ、もしくはキャリアのスマホ代より高くなるリスクもあります。 

そうならないためにも、自分に合った格安SIMを選ばなければなりません。自分がどのようなスマホの使い方をしているのか、どんな機能が欠かせないのか把握した上で格安SIMを選ばなければならないのです。

いくつもある格安SIMの中から自分にあった格安SIMを選ぶ手間がかかるのが、格安SIMを使うデメリットとも言えるでしょう。

通信速度が遅くなる可能性が高い

格安SIMを切り替えるのに二の足を踏んでいる人の一番の不安は、通信速度が遅くなることではないでしょうか。

格安SIMはキャリアから通信回線を借りているので、キャリアに比べて通信速度が劣る可能性は高いです。

格安SIM各社で「最高速度」が早いことをアピールしていますが、格安SIMで実際に最高速度が出るのは深夜ぐらいのものです。日中は通信回線が混雑して、通信制限がかかっていないのに、ストレスを感じるほど遅くなることはよくあります。LINEやメールをする程度あれば困ることはありませんが、動画を視聴したりゲームをするのであれば、時間帯を気にして利用する必要があるでしょう。

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SIMフリースマホを使う方法

SIMフリースマホを手に入れるにはいくつか方法があります。それぞれ見ていきましょう。

キャリアの端末をSIMロック解除する

キャリアで購入したスマホのSIMロックを解除し、SIMフリースマホにすることができます。キャリアで契約している方は、今お使いの端末をそのまま使って格安SIMに乗り換えることができるのです。

どのキャリアでも、SIMロックを解除するのは「Web(キャリアのマイページ)」「電話」「店頭」から行うことが可能です。

一番おすすめなのは、マイページからの手続き。インターネット上で簡単に申し込みが可能です。

反対に一番おすすめしないのは店頭での手続き。店頭から手続きを行うと手数料が3,300円(税込)もかかります。

各キャリアでのSIMロック解除の仕方は以下の記事をご一読ください。

SIMロックが解除されたかどうか、見た目から判断することはできません。

そのため、SIMロックが解除されたかどうかは、他の回線のSIMを挿してみなければ判断できないのです。SIMロックが解除できているか不安な方は、実際に別回線のSIMを挿して確認しましょう。

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SIMフリースマホを購入する(新品)

SIMフリーの状態で売られているスマホを購入する方法もあります。

iPhoneならAppleStoreや家電量販店でさまざまなSIMフリースマホが売られています。

家電量販店のポイントを貯めたい方は家電量販店で購入するのもいいでしょう。

また、Amazonを始めとしたネットショップでも、SIMフリースマホは売られています。実際に触れられないというデメリットはあるものの、いつでもどこでも購入できる気軽さから人気があります。

SIMフリースマホを買うなら格安SIMのセット販売を検討するのもいいでしょう。セットで購入することで、トータルで安くできるかもしれません。

特に新しい機種がラインナップに追加されると、古い機種の価格が一気に下がります。タイミングを見計らって購入するのも賢い買い方の一つです。

SIMフリースマホを購入する(中古)

リサイクルショップや中古スマホに特化したお店を利用してSIMフリースマホを買う方法があります。

掘り出しモノを見つけられれば、お得にスマホを購入することができますが、中古のスマホ購入にはトラブルも多いのも事実です。中古スマホを購入するのであれば、しっかり調べてから購入しましょう。

中古スマホの購入で特に気をつけたいのが「赤ロム」。前の持ち主が端末の分割払いをしないことで、端末が使えなくなることです。端末を売却した後も、前の持ち主が端末代を支払っていれば問題ありません。しかし、なんらかの理由で支払いがストップすると使えなくなってしまうのです。赤ロムの状態で販売されていることは基本的にありませんが、購入して数ヵ月は快適に使えたのに、ある日突然使えなくなるトラブルも起きています。

そのようなトラブルを避けるためにも、中古のスマホを買うときは補償つきの業者から購入するのがおすすめです。業者によって、購入してからトラブルが発生しても、返品補償してくれる業者も存在します。中古スマホを買うなら安心できる業者を探して購入しましょう。

また、とにかく安価な値段で購入したい場合はヤフオクなどのオークションサイトを使用するのも手です。

以下のボタンからはヤフオクに出品されているSIMフリーのスマホをご覧いただけます。ぜひ一度出品状況をご覧ください。

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まとめ

格安SIMを利用するのではあれば、まずはSIMフリースマホを手に入れましょう。SIMロックがかかった状態でも、同じ通信回線を利用している格安SIMは利用できますが、選択肢が狭まります。格安SIMは自分にあったブランドを選ばなければ、さほどメリットがないケースもあるため、広い選択肢から選ばなければならないのです。

人によってスマホの使い方が違うように、人によっておすすめの格安SIMも異なります。自分が普段どんなアプリを使っているのか、どれくらいの通信量を使っているのか把握して、自分にあった格安SIMを選びましょう。

下記の記事では、人気の格安SIM10社を厳選して、どんな人におすすめなのかまとめているので、格安SIMを選んでいる方は参考にしてください。

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谷口稜 ― ライター
谷口稜 ― ライター

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