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Apple Care+に加入して得をするケースは?計算してみた


Apple製品を購入するときに必ず目にするApple Care+という単語。
Appleが提供する修理保証サービスではありますが、基本料金が高めに設定されているので、加入すべきかどうか考えてしまうものです。
本記事では、購入後のケースを考えて、どのようなケースでApple Care+加入がお得なのか検証します。
※なお、記事に記載の金額はすべて税別です。
目次
Apple Care+とは?

Apple Care+は、Appleが運用するApple製品の保証サービスのことです。
Apple Care+に加入しなくても、Apple製品には購入から1年間の製品保証と90日の電話サポートがついています。
追加でApple Care+に加入することで保証期間の延長ができ、1年間の製品保証が2年、電話サポートも2年になります。
Apple Care+の保証範囲
Apple Care+に入ると修理や交換のときのサービスが安くなりますが、修理や交換を受けられる範囲は決まっています。
iPhone、iPad、iPodなどの本体、そしてそのバッテリー、付属しているイヤホンなどのアクセサリーが適用範囲内です。
iPhoneの加入価格
機種によって若干料金が異なり、加入価格は以下の通りです。
Apple Storeだと一括支払いのみですが、キャリアでは分割払いにすることもできます。
- iPhone SE:9,680円(税込)
- iPhone 6s、iPhone 7、iPhone 8:16,280円(税込)
- iPhone 6 Plus、iPhone 7 Plus、iPhone 8 Plus、iPhone XR:18,480円(税込)
- iPhone X、iPhone XS、iPhone XS Max:25,080円(税込)
Apple Care+の修理価格
Apple Care+に加入していない場合は、iPhoneのモデルと修理内容で金額が変わります。
しかし、Apple Care+に加入していると、(1)画面の修理、(2)バッテリーの交換、(3)その他の修理という3つの料金に分けられ、モデルが違っても料金は均一に設定されています。
画面の修理
- Apple Care+加入の場合のバッテリー交換:3,700円(税込)
- Apple Care+未加入の場合のバッテリー交換:15,950円(税込)~39,380円(税込)
画面以外の修理
- Apple Care+加入の場合のバッテリー交換:12,900円(税込)
- Apple Care+未加入の場合のバッテリー交換:33,440円(税込)~71,280円(税込)
バッテリー交換
- Apple Care+加入の場合のバッテリー交換:0円
- Apple Care+未加入の場合のバッテリー交換:5,940円(税込)~8,140円(税込)
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Apple Care+に加入した方が得なのか

Apple Care+に入るとお得かどうかは、修理する回数によって決まります。
そのため、修理が必要になりやすい画面割れを指標にすると参考になりやすいです。
iPhoneを操作中に手を滑らせてタッチパネルのガラスを割ってしまったという経験のある方は多いと思いますが、2年間で2回以上壊してしまう人はApple Care+に加入しておいた方が得をします。
例えば、iPhone 7 PlusでApple Care+に加入していた場合の修理費用を考えてみましょう。
Apple Care+に加入していた場合、画面の修理費用は7,400円(3,700円(税込)×2回)、Apple Care+の加入金額18,480円(税込)で、合計25,880円となります。
未加入だと、修理費用は合計40,480円(20,240円(税込)×2回)かかってしまうので、Apple Care+に加入しておくと28,480円お得という計算になります。
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iPhoneを0円で修理する裏ワザとは?

前項では、Apple Care+に加入した場合と加入しない場合との修理費用を比較しました。
実は、Apple Care+に加入するよりも安くお得にiPhoneを修理する方法もあるんです。
モバイル保険では、年間最大10万円までなら何回でも補償してくれるため、iPhoneの修理費用が一切かかりません。
しかも、月々700円(非課税)で年間8,400円しか保険料がかからないため、Apple Care+より遥かに安く修理することができます。
モバイル保険であれば修理回数の上限がないため、iPhoneを落としてよく画面を割ってしまう人でも安心です。
モバイル保険について詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
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Apple Care+を利用するには

Apple Care+を利用するということは、iPadやiPhoneが故障やひび割れが起きているということでしょう。
まずは、落ち着いて購入したときの契約書や申込書を確認して、加入しているか調べましょう。
加入しているかわからない場合は、こちらに端末のシリアル番号を入力すると調べることができます。
また、自分が持っているiPhoneのシリアル番号は「設定」→「一般」→「情報」から調べることができます。
店頭に持ち込む
GPSを使って、最寄りの修理対応可能なAppleの正規サービスプロバイダーもしくはApple StoreのGenius Barを予約できます。
ピックアップ&デリバリーを利用する
オンラインで申し込みをすると、Apple指定の宅配業者がiPhoneを引き取りに来てくれます。修理が完了すると自宅まで郵送してくれます。
Apple Care+の対象となる修理なら、送料もAppleが負担してくれます。修理に店頭まで持参する時間がないという方におすすめです。
エクスプレス交換サービスを利用する
早く修理したいけど、手元にiPhoneがないのは不便で困るから修理に出せないという方には、エクスプレス交換サービスがおすすめです。
これはAppleが修理する端末を引き取りにくるときに、新品もしくは新品同等のiPhoneの代替機を持ってきてくれるというサービスです。
修理が完了したら、代替機と元のiPhoneをまた交換します。日を空けることなくiPhoneを使い続けることができます。仕事でスマホが手放せないという方にとってありがたいサービスです。
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iPhone故障させないようにするには?

2年間で2回以上故障しないという自信がある方は、Apple Care+に加入しない方がお得とご説明しました。
しかし、ちょっとした不注意でiPhoneを壊してしまうこともあります。この項では、iPhoneをできるだけ壊さないようにするための注意事項を紹介します。
画面割れ対策
iPhoneの故障で一番多いのが画面の損傷です。iPhoneの画面を保護するには、画面にガラスフィルムを貼り付けるのが1番簡単で安価な方法です。
世間で売られているものの中では保護フィルム一般的ですが、落下による破損防止を考えるなら、保護ガラスを購入がおすすめです。特に9Hといった高い硬度のガラスを貼ると、下しても直接本体が割れるのを防ぐことができます。
購入の際は、指の滑りが良いものを選ぶと後悔がありません。
タップしたりフリックしたりするときに指が滑りにくいと、入力スピードも下がりますし、iPhoneを使うたびに煩わしくなり、しまいには保護ガラスを剥がしたくなってしまいます。
保護ケースを買うなら、バンパー形状のiPhoneケースをつけるとより壊れるリスクを減らせます。
出っ張ったデザインが好きでない方もいますが、逆にそれがiPhone 6のカメラ部分や液晶ガラス面をきちんと保護するので、落下しても壊れにくくなります。
画面割れはそのまま放置して使い続けている方を見かけますが、実は身体にも端末にとっても悪影響を及ぼし、iPhoneの寿命を短くする要因になります。
iPhoneの画面割れを放置するとどうなるのか、また画面割れしてしまったときの修理の出し方も解説しています。
水没してしまったときの対策
iPhoneは精密機械であるため、水没させると使えなくなってしまうことがあります。
お風呂やトイレでiPhoneを使っていてうっかりと落としてしまった、ズボンのポケットに入れたままで洗濯してしまったという方は、以下の方法を試してみてください。
直ることは保証できませんが、故障するリスクを少し減らせます。まず避けるべきことは、ドライヤーで乾かすことと、充電すること、水を切るために振ることです。
特に濡れた状態で電源を入れることは壊れて起動しなくなる原因になります。もし電源が入ったままになっている場合は、すぐにオフにします。
応急処置としてタオルやハンカチなどで水分を拭きとります。カバーをつけている場合は外して水分をとってください。
次に、SIMカードを取り外します。iPhoneの横のSIMカード挿入部分の穴をクリップなどで押すと、SIMカードスロットが出てきます。
ヘッドフォンを入れる部分やLightningコネクタの中も水が溜まりやすいので、ティッシュや綿棒など細長いもので水分をとります。
応急処置としてこれらが終わったら、タッパーやビニール袋など密封できるものに乾燥剤と一緒に入れておき、十分に乾燥した状態になったらはじめて電源を入れます。
こちらの記事に詳しく対処法を解説していますので、参考にしてみてください。
※iPhone 7以降は防水機能がついているので、歴代のiPhoneと比べて耐水性には優れています。
バッテリー対策
iPhoneに限らずどのスマホにもいえますが、バッテリーが少しずつ消耗してきて、段々と電池切れまでの時間が短くなってきます。
これはバッテリーの経年劣化で、蓄えることのできる電気の量が減っていることが原因です。上手くセーブしながら長く使うためのコツとしては、使わない機能をオフにしておくことです。
たとえば、BluetoothやWiFiの機能を使わないときはオフにし、画面の明るさを抑えてあげるだけでも電池の持ちは向上します。
さらに、AirdropやiCloud機能も使わないときはオフにすると、電池を節約することができます。
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Apple Care+に申し込もう!

Apple Care+は、iPhoneやiPadを購入したときに必ず誰もが考えるサービスの一つです。
このサービスを利用するかは、2年延長したときの画面の破損が何回あるかがポイントになります。
過去にもスマホを落とすシーンが多い、ケースやカバーをつけない、よく持ち歩いて使う場合は壊れる確率も高くなるので、ぜひApple Care+を利用してみてください。
最近iPhoneを購入したけれども加入するのを忘れたという方は、購入日から30日以内であればオンラインや電話で申し込みできます。
Apple Storeの店頭でも申し込みの受け付けをしてくれます。店頭の場合購入証明書が必要になりますので注意してください。
また、故障を機に新しいiPhoneへ機種変更する方も多いと思います。
各キャリアではiPhone用のキャンペーンを実施しているので、どのキャンペーンが自分の使い方に合っているのか見直してみることもおすすめです。
※なお、サービス内容は2018年12月11日時点のものです。料金や保証の範囲が変更されている可能性がありますので、最新の情報はAppleの公式サイトもしくは、Apple Storeでご確認ください。
公開日時 : 2019年08月05日

最新ガジェット、家電、デバイスが大好物。秋葉原、ネットショップでコスパの高い中古端末に目を光らせている。iPhone・iPadを格安SIMとWiMAXで利用中。趣味はダンス、週4日のトレーニングを欠かさない。