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Apple Watchでペアリングできない原因と対処法!iPhone機種変更時はどうすればいい?


Apple WatchはiPhoneとのペアリングによって様々な機能が連動し、とても便利に活用できます。
逆にApple Watchがうまくペアリングできないと、Apple Watchを身に着けていてもすぐに使えなくて困るでしょう。
「Apple Watchに接続できません」と表示された場合どうしたらいいでしょうか。ペアリングできないときの原因と対処法を1つずつ確認していきましょう。
目次
Apple Watchがペアリングできない原因と対処法

Apple Watchで通知が受け取れない、ペアリング接続を試しても「Apple Watchに接続できません」と表示される…そうしたトラブルは一体何が原因なのでしょうか。
Apple Watchのペアリングができないときの4つの対処法を紹介します。
まずは設定とペアリング状況を確認
ペアリング状況を確かめるのは簡単です。接続されると緑のiPhoneのアイコンマークが現われます。
Apple Watchの文字盤に赤いバツ印が出ている場合はペアリングができていません。Apple Watchのコントロールセンターにも「接続なし」と表示されているでしょう。

Apple Watchがペアリングできない原因のうち、まずチェックしたいのは、Bluetoothなどの接続設定がオフになっている可能性です。Apple Watchの赤いバツ印の表示でペアリングできていないことが確認されたら、接続設定を再確認してみましょう。
確認したいポイント
- Bluetoothがオンになっているか
- 機内モードがオフになっているか
- 他のデバイスとペアリング済みでないか
Bluetoothがオフ状態だったり、機内モードがオンになっていたりすると、当然Apple WatchとiPhoneのペアリング接続が阻害されます。
基本的なポイントですが、間違ってタップしてしまっていたり、機内モードから通常に切り替えるのを忘れていたりしていないか確認しましょう。
また、Apple Watchが他のデバイスとペアリング済みであることが原因の可能性も。ペアリング済みのiPhoneがある場合は、解除して再度ペアリングする必要があります。
Apple Watchのペアリング解除方法
- Apple Watchと解除したいiPhoneを近くに置く
- iPhoneの「Watch App」を開く
- 「マイウォッチ」タブをタップする
- 画面の上部の「すべての Watch」をタップする
- 解除したいApple Watchをリストから見つけたら、「i」のアイコンのマークをタップ
- 「Apple Watchとのペアリングを解除」をタップ
- 確認画面が表示されたらもう一度解除をタップ
設定を行ったあとに、ペアリング解除までに少し時間がかかる場合もあります。以前のペアリングがきちんと解除されたら、別の接続したいiPhoneとのペアリングを試みてください。
セルラータイプのApple Watchでは、モバイルデータ通信のプランを維持する削除するか選択する必要があります。プランに関して特に変更したい点がなければ、維持を選択しましょう。
ペアリングを解除したいiPhoneが手元にない場合
ペアリングを解除したいiPhoneが手元にないときは、Watch Appからの解除ができないので、iPhoneの初期化が必要です。少しリスクは大きくなりますが、Apple Watchの消去を試してみましょう。
アクティベーションロックされており、バックアップも保存されていれば、Apple Watchの消去を行っても大丈夫です。
ただし再接続にはApple IDとパスワードが求められるので、すぐに入力できるよう確認しておきましょう。
Apple Watch・iPhoneを再起動する
何かの不具合がApple WatchまたはiPhoneに起きている場合、再起動するだけで解決することもあるでしょう。両方とも再起動させてみてください。
Apple Watchの再起動の方法
- Apple Watchのサイドボタンを「電源オフ」の表示が出るまで押し続ける
- 「電源オフ」を右へスライドする
- 電源が切れてしばらくした後、サイドボタンをAppleのロゴが出るまで押し続ける
Apple Watchの充電中は再起動できないので、充電器から外した状態で電源を入れ直すよう気をつけましょう。
iPhoneの再起動の方法はモデルによって異なります。以下を参考にしてください。
iPhoneの電源の切り方
- iPhoneX/11/12 :「電源オフ」のスライダが表示されるまでサイドボタンと音量調節ボタンの1つを同時に長押する
- iPhone SE(第2世代)/8/7/6:「電源オフ」のスライダが表示されるまでサイドボタンを長押しする
- iPhone SE(第1世代)/5:「電源オフ」のスライダが表示されるまでトップボタンを長押しする
iPhoneの電源を切って30秒ほど経ってから、再度電源を入れ直せば再起動が完了します。サイドボタンもしくはトップボタンをAppleのロゴが表示されるまで長押ししましょう。
Apple Watchをペアリングし直す
ペアリング解除や再起動を終えたら、再度接続したいiPhoneとペアリングをしてみましょう。
Apple WatchとiPhoneのペアリングの手順
- Apple WatchとiPhoneを近づける
- 「iPhoneを使用してこのApple Watchを設定」というメッセージがiPhoneに表示される
- 「続ける」をタップ
- 「自分用に設定」もしくは「家族用に設定」をタップ
- Apple Watchを装着してiPhoneのカメラに向け、アニメーションを認識させる
- 再ペアリングの場合は「バックアップから復元」をタップして進む
- 利用規約に同意して進む
- Apple IDとパスワードでサインインする
- Siriや「探す」機能などの設定をする
一度ペアリングを解除したあとに同じApple Watchとして復元したいときは、「バックアップから復元」を選択する必要があります。復元を完了するには少し時間がかかることもあるので、終わるまで待ちましょう。
初めてペアリングをするときは、「新しいApple Watchとして設定」を選びましょう。
Apple Watchを初期化する
ペアリング解除後の再設定や再起動でもうまくいかない場合は、Apple Watchの初期化を試みましょう。
手元にiPhoneがない状態でペアリング解除したいときも、初期化と同じようにApple Watchのリセットの手順を踏む必要があります。
Apple Watchを消去すると工場出荷時の状態に戻るので、復元のためにしっかりバックアップをとっておきましょう。
Apple Watchの消去方法
- 「一般」をタップする
- 「リセット」をタップする
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップ
- パスコードを入力
- 確認画面が表示されたら「すべてを消去」をタップする
Apple Watchの消去を行った場合も、ペアリング解除までしばらく時間がかかるかもしれないので、しばらくしてから別のiPhoneと再接続しましょう。
セルラータイプのApple Watchは、モバイルデータ通信のプランについて選択画面が表示されます。
以前のプランを維持するか削除するか、という選択です。再度iPhoneとペアリングする予定なら維持を選択しましょう。
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Apple Watchをペアリングせずに使う方法はある?

Apple Watchのセルラータイプは、セルラー契約をすることによって、Apple Watchだけで活用できる活動の幅が広がりました。iPhoneがなくても通知を受け取ったり、通話をしたりできます。
とはいえ、Apple Watchの初期設定にはiPhoneが欠かせません。初期設定が済んでいればペアリングされたiPhoneが近くになくても使えます。
しかし、ペアリング一切なしの状態でApple Watchの利用はできない仕様になっています。
あくまでもApple Watchは、iPhoneを便利に活用するアイテムという位置づけといえるでしょう。iPhoneの購入がまだ済んでいない人は、まずiPhoneを手に入れましょう。
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Apple Watchのペアリングに関するFAQ

Apple Watchをペアリングするときのいくつかの質問を、まとめてチェックしましょう。Apple Watchをペアリングできないトラブルの解決も見えてくるかもしれません。
Q.OSアップデート時にペアリング解除は必要?
Apple Watch Series 3の場合、アップデートにはペアリング解除が求められるようです。
それまでのwatchOSアップデートの際に「アップデートをインストールするための十分な空き容量がありません」といったメッセージが表示される問題が報告されており、その解決策としての要請と考えられます。
そのため、iOS14.6アップデートにはペアリング解除が必要です。iPhoneでApple Watchのペアリングを解除してからwatchOSのアップデートを試みましょう。
Q.中古で買ったApple Watchはペアリングできない?
中古であっても、アクティベーションロックが解除されていれば自分のiPhoneとペアリング可能です。
アクティベーションロックは盗難・紛失時に不正利用されるのを防げる便利な機能で、データをリモートで削除できます。ペアリングしたiPhoneで「iPhoneを探す」がオンになっていると、アクティベーションロックが有効になります。
便利かつ安全に利用するために活用したいアクティベーションロックですが、譲渡された場合や中古品を購入する場合には少々厄介です。以前の持ち主がアクティベーションロックの解除をせずに売り渡している場合は、新しいアカウントのiPhoneとペアリングができません。
中古のApple WatchやiPhoneを購入する際には、必ずアクティベーションロックが解除されているか確認しましょう。セルラータイプの場合は、Apple Watchのセルラー用データ通信プランが解約されているかも確かめましょう。
Q.機種変更したiPhoneとペアリングする方法は?
iPhoneの機種を新しくした場合のペアリング方法を見てみましょう。
機種変更時のペアリングに必要なもの
- Apple IDとパスワード
- 機種変更前のiPhone
- 機種変更後のiPhone
- Apple Watch
- Apple Watchのパスコード
iPhoneもApple Watchも50%以上充電が残っている状態かどうか確認してください。また、インターネットに接続できる環境である必要があります。
機種変更時にApple Watchをペアリングする方法
- Apple Watchと機種変更前のiPhoneをアップデートする
- iCloudでバックアップを取る場合は、機種変更前のiPhoneのiCloud設定を見直し、ヘルスケアがオンになっているか確認する
- 機種変更前のiPhoneのバックアップを取る
- 新しいiPhoneを起動し、データをバックアップから復元する
- iPhoneでApple Watchを使うか確認画面が表示されたら「続ける」をタップしてApple Watchを設定する
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Apple Watchがペアリングできない時まとめ
Apple Watchは基本的にiPhoneとペアリングして利用するものなので、ペアリングできないのはとても困るトラブルでしょう。
ペアリングできない場合は、Apple WatchもしくはiPhoneを修理に出して不具合を確認したくなるかもしれません。ペアリングの解除やApple Watchの再起動などは、簡単にできる対処法です。
修理に出す前に、1つずつしっかり試してみましょう。それでもうまくペアリングできないときは、修理も考えてみてください。
公開日時 : 2021年10月31日
