- 格安SIM
- 更新日:2023年08月18日
irumoはギガライトとどう違う?料金・通信速度・メリット&デメリットを徹底比較
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※カシモWiMAXは株式会社マーケットエンタープライズの関連会社、株式会社MEモバイルが運営しています。
大手通信キャリアのドコモが新料金プランとして「irumo」の提供を開始したことは記憶に新しいでしょう。
今回ご紹介するのは、irumoの料金プランやメリット・デメリットなど。さらに、旧料金プランであるギガライトとの違いなどについてもご紹介しています。
irumoへの乗り換えを検討している方は、ぜひ本記事を参考の上比較してみてください。
目次
はじめに|irumoの概要
まずはじめに、irumoがどのような特徴があるのか、概要の説明をします。
irumoは、NTTがNTTレゾナントを吸収合併したことをきっかけにリリースしました。
概要を簡単にお伝えすると、低容量プランを安価で契約できるドコモの新料金プランです。
格安SIMとは違ってドコモの回線をそのまま利用することができるため、切り替えたことによって通信速度が遅くなってしまうなどのリスクもありません。
普段からWiFiを使用している方や、そもそもスマホの利用頻度が少ない方におすすめです。
irumoのデメリット
irumoは2023年7月1日にリリースされたユーザーファーストの新料金プランということもあり、巷では話題になっています。
しかし、メリットだけではありません。具体的には以下のようなデメリットがあるので、切り替え前に念頭においておくと良いでしょう。
irumoのデメリット
- 1.時間帯によっては通信速度が遅い
- 2.家族間での通話量は少し高くなる
- 3.ドコモの割引がなくなるものがある
- 4.spモードコンテンツ決済は利用できない
- 5.有料サポートのものもある
これら5つのデメリットについて、詳細を次よりご説明します。
1.時間帯によって通信速度が遅い
irumoの3GB以上のプランは、混雑時間帯に応じて通信速度が遅くなる可能性があります。
例えば、通勤・通学ラッシュ時である7〜9時の間や、帰宅時間の21〜23時頃が混雑時間と予測されます。
電車の中でスマホを利用したい方にとっては、今までより若干のストレスを感じるかもしれません。
なお、ドコモのネットワーク混雑時は、「eximo」「ahamo」等の他の料金プランよりも先に、irumoの通信速度の制限(通信制御)を実施しているようです。
2.家族間での通話量は少し高くなる
irumoは、旧プランのギガライトと違って家族間で通話料が割引になる特典は用意されていません。
家族間で頻繁に通話をする方は、通話料単体で考えると若干コストアップするリスクを考慮しておいた方が良いでしょう。
なお、通話料金は22円/30秒です。少しでも全体の料金を抑えたいようであれば、ドコモ光セット割などで少しでも割引がきくようなプランで加入すると良いでしょう。
3.ドコモの割引がなくなるものがある
今まで「みんなドコモ割」や「子育てサポート割」などに加入されていた方は、irumoにプランを変更することで割引がなくなります。
その他にも対象外の割引がいくつか存在するので、以下の割引については確認しておくことをおすすめします。
- みんなドコモ割
- ハーティ割引
- 家族間通話無料
- 子育てサポート割引
- Disney+セット割
- 長期利用ありがとう特典
4.spモードコンテンツ決済は利用できない
spモードコンテンツ決済とは、ドコモのキャリア決済を指します。ードコンテンツ決済とは、ドコモのキャリア決済を指しま
今までdメニューのコンテンツやGooglePlayでのアプリ課金などをキャリア決済していた方は、irumoに変えることで使用ができなくなります。
もしキャリア決済を続行しつつ安価なプランで契約をしたいという方は、「ahamo」などを選ぶと良いでしょう。
5.有料サポートのものもある
今までドコモショップなどで様々なサポートを受けていた方は、一部のサポートが有料になることを覚えておきましょう。
例えば、端末購入時の初期設定などです。
スマホの設定に慣れている方は問題ないかと思いますが、しっかりとしたサポートを受けたいのであればその都度1,000〜2,000円ほど支払ってサポートをしてもらう必要があります。
なお、有料になるサポート内容は以下の通りです。
内容 | サポート費用(税込) |
---|---|
端末初期設定(OSアカウント設定) | 1,100円 |
端末初期設定(データ移行) | 2,200円 |
故障時の代替機の貸出 | 2,200円 |
その他全般的なスマホのサポート ・スマホ初期化 ・OSアップデート ・生体認証 ・ウェアラブル設定 ・容量オーバー解消 ・バックアップ |
1,100円 |
irumoのメリット
先にデメリットをお伝えしましたが、irumoにはそれを覆すくらいに大きなメリットもあることは事実。
具体的には、次の5つがメリットです。
irumoのメリット
- 1.料金が安い
- 2.高品質な回線が使える
- 3.ドコモショップでサポートしてもらえる
- 4.支払い方法で口座振替が選べる
- 5.ドコモ/ahamoからの移行だと手続きが簡単
価格面をはじめ様々なメリットがあるので、一つずつ具体的にご紹介します。
1.料金が安い
最もと言っても良いほど大きなメリットが料金がやすいことです。
0.5GBプランなら月額550円(税込)で契約が可能なので、今までギガライトに加入していてほとんどデータ通信をしていない方にとっては圧倒的なコストダウン額に驚くことでしょう。
以下の記事では、携帯料金を徹底比較しています。携帯料金を抑えたい人には必見の内容となっているので、ぜひチェックしてみて下さい!
2.高品質な回線が使える
irumoに契約を切り替えた時に使える回線は、もちろんですが「ドコモ」です。
大手通信キャリアの中で最も古い歴史を持つドコモの回線は、全国のほとんどのエリアで使用可能ですし、サクサクした通信環境も魅力です。
irumoに変えることで混雑時間帯の使用環境が悪くなるなどのリスクはあるものの、それでも通常時間帯は今までと変わらない通信速度でスマホを使うことができるでしょう。
3.ドコモショップでサポートしてもらえる
irumoに変えることで機種変更時の初期設定などが有料になるものの、引き続きドコモショップでの様々なサポートを受けることが可能です。
例えば、機種変更や契約変更などの手続きです。
「ahamo」はオンライン型のためショップで機種変更などのサポートは受けられませんが、irumoはドコモのギガライトの後継としてできたプランなので、ショップでの対応が中心になるのです。
4.支払い方法で口座振替が選べる
格安SIMなど他社の安いプランだと支払い方法がクレジットカードに限られていることもありますが、irumoに関しては口座振替も可能です。
クレジットカードを持っていない方で格安SIMへの切り替えを諦めていた方でも、irumoなら柔軟性ある支払い方法にお好きな選択肢をとることができます。
以下の記事では、口座振替が使える格安SIMについて解説しています。気になる人はぜひチェックしてみて下さい!
5.ドコモ/ahamoからの移行だと手続きが簡単
現在ドコモやahamoに契約をしている方なら、既にdアカウントをお持ちかと思います。dアカウントがあれば、irumoのお申し込みサイトから簡単に手続きを行うことができます。
なお、オンラインでの手続きに抵抗がある方は、もちろんドコモショップで手続きを行なっても構いません。
申し込みに必要な書類は本人確認書類のみで審査もないため、新規契約時のように時間と労力が取られる必要なくスムーズに手続きをすることが可能です。
irumo・ahamo・eximoはどう違う?
irumoへの乗り換えを検討している方の中には、既存のahamoや同じく新料金プランであるeximoとの違いが気になる方も多いのではないでしょうか。
この3つのプランを簡単にお伝えすると、料金体系と価格帯に違いがあります。
まずはirumoの料金体系について以下の表にてご説明しますので、これを基準にahamo・eximoと比較をしてみてください。
データ容量 | 0.5GB | 3GB | 6GB | 9GB |
---|---|---|---|---|
基本料金 (税込) |
550円 | 2,167円 | 2,827円 | 3,377円 |
割引後(※) | 550円 | 880円 | 1,540円 | 2,090円 |
※ドコモ光セット割/home 5G セット割(3GB以上の契約で1,100円割引)、dカードお支払割(3GB以上の契約で187円割引)を適用した場合
ahamoとは
ahamoは、ドコモが2021年3月26日にリリースした格安プランです。
通信回線や通信エリアはドコモ同様のため、安定した環境のもとインターネット通信をすることが可能です。
また、irumoとの違いはデータ容量のギガ数です。irumoだと最大9GBですが、ahamoは100GBまでのプランに契約が可能。
そのため、ヘビーユーザーならahamo、あまり通信をしない方ならirumoという分け方で選ぶのが良いでしょう。
データ容量 | 20GB | 100GB |
---|---|---|
基本料金(税込) | 2,970円 | 4,950円 |
以下の記事では、ahamoのデメリットについて詳しく解説しています。ahamoについて詳しく知りたい方はぜひチェックしてみて下さい!
eximoとは
eximoは、ギガライトに変わる料金プランとしてリリースされた新料金プランです。
ギガライト同様に、その月のデータ使用量に応じて料金が段階的に変わっていきます。
また、irumoとの違いは月額利用料金です。以下の表をご覧の通り、irumoよりも高い料金設定となります。
ただし、3GB以上はデータ無制限で使い放題となります。使わない月はもちろん安くなりますので、毎月のデータ使用量に変動がある方はeximoの方がお得になる可能性が高いです。
データ容量 | 1GBまで | 3GBまで | 3GB以上 |
---|---|---|---|
基本料金(税込) | 4,565円 | 5,665円 | 7,315円 |
割引後(※) | 2,178円 | 3,278円 | 4,928円 |
※みんなドコモ割(1,100円割引)、ドコモ光セット割/home 5G セット割(1,100円割引)、dカードお支払割(187円割引)を適用した場合
以下の記事では、ドコモの新料金プランについて解説しています。それぞれのプランについて気になる人はぜひチェックしてみてください!
irumoとギガライトの月額料金の違い
irumoに乗り換えを検討してる方の中には、既にギガライトを契約をしている方も多いことでしょう。
ギガライトからirumoに変えることで月額料金にどのくらいの差が出るのかが気になると思います。
なお、ギガライトは、2023年6月30日に新規受付を終了しました。既にギガライトに契約している方は引き続き契約をし続けることはできますが、料金的なメリットはirumoの方が大きいため、使用量に応じて改めて切り替えを検討することをおすすめします。
こちらの項目では、新旧2つのプランの月額料金の差をご紹介します。
データ容量 | 0.5GB | 3GB | 6GB | 9GB | |
---|---|---|---|---|---|
irumo | 基本料金(税込) | 550円 | 2,167円 | 2,827円 | 3,377円 |
割引後(※1) | 550円 | 880円 | 1,540円 | 2,090円 | |
ギガライト | 基本料金(税込) | 3,465円 | 4,565円 | 5,665円 | 6,765円 |
割引後(※1) | 2,178円 | 2,728円 | 3,278円 | 4,378円 |
※1:ドコモ光セット割/home 5G セット割(3GB以上の契約で1,100円割引)、dカードお支払割(3GB以上の契約で187円割引)を適用した場合
※2:家族3回線以上がドコモ(1,100円割引)、ドコモ光セット割/home 5G セット割(1,100円割引)、dカードお支払割(187円割引)を適用した場合
上記の表を比較して分かる通り、基本料金の差が圧倒的に違います。
たとえば3GB以上だと半額以上も差が出るため、ほとんどの方がギガライトからirumoへ乗り換えをした方がお得ということが言えるでしょう。
また、ギガライトは5GB以上どれだけ使っても料金が変わることはありませんが、7GB以上使用すると送受信最大128kbpsとなります。
9GB未満程度のミドルユーザーなら、通信環境から考慮してもirumoに変えることをおすすめします。
irumoとギガライトのサポートの違い
irumoとギガライトには、若干ですがサポート面に違いがあります。
本記事の「irumoのデメリット」でもご説明しましたが、有料サポートとなる内容があるので、頻繁にサポートを受けていた方はこの違いについても知っておきましょう。
内容 | irumoサポート費用(税込) | ギガライトサポート費用(税込) |
---|---|---|
端末初期設定(OSアカウント設定) | 1,100円 | 無料 |
端末初期設定(データ移行) | 2,200円 | 2,200円 |
故障時の代替機の貸出 | 2,200円 | 無料 |
その他全般的なスマホのサポート ・スマホ初期化 ・OSアップデート ・生体認証 ・ウェアラブル設定 ・容量オーバー解消 ・バックアップ |
1,100円 | 基本(※)は無料 |
※新規契約・機種変更・契約変更・預かり修理・ケータイ補償サービス(店頭交換)の手続きや、ハーティ割引適応の場合
以上のことから分かるように、今まで無料だったサービスにお金をかけなければならないこともあります。
しかし、考え方によってはサポートにお金をかけたとしてもirumoに変えるメリットの方が大きいでしょう。
なぜなら、irumoの方がギガライトよりも半額程度安いからです。
サポートは毎月受けるものではありませんし、1回に1,000円や2,000円程度かかるコストは総合的にみてもさほど大きいものではないでしょう。
ギガライトユーザーはirumoに変えた方が良い
今回様々な視点からirumoとギガライトを比較しましたが、圧倒的なコストパフォーマンスの違いから「irumoの方がお得」ということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
料金プランは各プランで半額ほどの差が出るため、今まで契約していた内容によっては年間30,000〜40,000円ほどのコストダウンになる可能性もあります。
2年や3年と考えると、スマホが1台買えてしまうくらいの価格です。変えない手はないと言っても過言ではないでしょう。
eximoとirumoで迷っている方へ
同時期にリリースされたeximoもあるので、irumoと迷われている方も多いことでしょう。
結論からお伝えすると、毎月の通信量変動が大きい方はeximo。毎月9GB未満の小容量〜中容量を一定のラインで利用されている方はirumoがおすすめです。
なぜなら、eximoは通信量に応じて自動的に料金変動がある設計だからです。詳細は「eximoとは」でもご確認ください。
irumoへのお申し込み方法
irumoへのお申し込みはとても簡単です。
基本的にはオンラインで完結する内容なので、まずはirumoの公式サイトにアクセスをしてください。
その後の手順は以下の通りです。
irumoへのお申し込み方
- 端末購入の有無/SIMの種類を選択
- d払い残高の確認(システム上一時的に0円になるため)
- dアカウントでログイン
- ネットワーク暗証番号の入力
- マイドコモへ遷移し注意事項の確認
- irumoの料金プランを選択
- 通話オプション等の選択択
- 注意事項に同意
- 申し込み完了
以上の通り、オンライン一つで完了します。
なお、ドコモショップでも手続きが可能ですが、ドコモショップの場合は事務手数料として3,850円が発生するので、できる限りオンラインで手続きすることをおすすめします。
irumoに乗り換えてスマホをお得に
今回ご紹介したドコモの新料金プラン「irumo」ですが、ギガライトから比べても圧倒的に安いため、乗り換えをおすすめします。
ドコモが用意している一部の割引サービスが適用できなくなるものの、最安550円から契約できることを加味すると、月々のスマホ台が大幅にコストダウンすることは一目瞭然です。
また、現在ドコモ・ahamoに契約をしている方はオンラインで簡単に手続きができますが、それ以外の方もMNP番号さえ発行をすれば同様にオンラインで完結できます。
日割計算ができないため、月の切り替わりのタイミングで切り替えることをご検討いただいてはいかがでしょうか。
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