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WiFiの電波強度を上げる7つの方法!アルミホイルの作り方・電波を強くするコツ


不安定なWiFi接続ほど、ストレスが溜まるのものもなかなかないのではないでしょうか。仕事で使用している場合にはイライラするだけではなく、業務にも影響を与えてしまいます。
本記事では、そのような事態にならないために、WiFiの電波を繋がりやすくする方法を紹介します。さらに、電波の届く範囲を拡げることができる無線LAN中継器についても詳しく解説していきます。
不安定なWiFiを改善するには、どのような対策方法があるのでしょうか。おすすめの無線LAN中継器とともに、詳しく見ていきましょう。
目次
WiFiの電波を繋がりやすく強化する方法

では早速、WiFiの電波を繋がりやすく強化する方法を具体的に見ていきましょう。
ここで紹介する方法は、それほど難しくもなく試しやすいものばかりです。もし、WiFiネットワークがうまく繋がらないときは、ぜひこれらの方法を試してみて下さい。
もし、今回紹介した方法やルーターで改善ができないようであれば、WiFiの通信速度が遅くなる原因と対策をまとめた記事があるので、参考にしてみてください。
干渉の少ないチャンネルを選ぶ
WiFi接続の基本として、干渉の少ないチャンネルを選ぶことが大切です。
ワイヤレスルーターは、複数のチャンネルで動作しているため、Network Analyzer LiteやWiFi Analyzerなどのツールを用いて、動作が最適なチャンネルを見つけるようにしましょう。
家電からの干渉を避ける
自宅でWiFiを使用する際には、家電製品の干渉を避けることも大切です。
ルーターの側に電子レンジやコードレスの電話があると電波の干渉を受けてしまう場合があるため、それらの家電製品をなるべくルーターから遠ざけておきたいところです。コードレスの電話は、帯域を変更するのも効果があります。
ルーターの設置場所を変える
WiFi接続は電波を使用するため、ルーターの設置場所を変えるだけでも通信状況が良くなったり悪くなったりします。
ルーターとWiFi接続する機器の間に、電波を遮断するようなものがないことが望ましいのは言うまでもありません。
電波を効率よく飛ばすためには、ルーターの設置場所を家の外壁に近い壁際にするのではなく、家の真ん中の一番高い所にするのがおすすめです。
WiFiの設置場所と注意点を紹介した記事は、こちらをご覧ください。
アルミホイルを使用する
意外に思われるかもしれませんが、WiFiの電波を繋がりやすくするために、アルミホイルを使用するのも効果があります。
用意するのは、アルミホイルと段ボールです。まず、アルミホイルで段ボールを覆ってください。その段ボールでルーターの周りを囲うことで、電波強度をいくらか上げることができます。
ルーターと段ボールの距離を動かして最適な距離を見つけるのが、この方法のコツです。使用するアルミホイルは特殊なものではなく、普通に販売されているアルミホイルで大丈夫です。
うまくWiFiがつながらない場合で、他の対策はやり尽くしたけど、WiFiの接続状況が改善しないというときなどには、ぜひ試してみて下さい。
ファームウェアをアップデートする
もし、新しいバージョンのファームウェアが出ている場合は、機能やセキュリティなど何かしらの改善が成されているということです。
そのため、使用する機器のファームウェアは常に最新の状態にしておくようにしましょう。
ファームウェアを常に最新の状態にしておくことで、ルーターの性能やセキュリティを高めることができます。
無線LAN中継器を設置する
家が広くかったり、障害物が多かったりして1台では電波の届く範囲がカバーできない場合などには、無線LAN中継器を設置することを検討すると良いでしょう。
無線LAN中継器を設置することによって、電波の届く範囲が広がり、WiFi接続状況を改善させることができます。
また、2台目のルーターは親機からなるべく離して、電波の弱いところに設置するようにしましょう。
電波の強いWiFiサービスに乗り換える
上記の方法を試してもWiFiが繋がりにくい場合は、契約しているサービス自体を変えた方がいいかもしれません。
WiFiを使うには、光回線でWiFiルーターを接続以外、モバイル回線といった「モバイルルーター」と「ホームルーター」があります。
光回線の速度が安定している分、工事やWiFiルーターの設定などが必要です。
モバイル回線の場合、WiFiルーター側の設定は特になく、届いたらすぐ使えます。
月額費用も通常の光回線より安いため、出費を抑えることもできます。
もっと詳しく知りたい方は、おすすめWiFiサービス比較記事をご覧ください。
WiFi強化におすすめの無線LAN中継機

ここからは、WiFiを強化するためにおすすめの無線LAN中継機を紹介します。電波を届ける速度が速いのはもちろん、安定した無線通信ができる商品を選びました。
もし現在、電波が届かなくてWiFi通信がうまくできていないようであれば、ここで紹介する無線LAN中継機を使うことによって、劇的に改善できる可能性があります。
速度が速いおすすめのWiFiを紹介した記事もありますので、ぜひご参考にしてください。
buffalo wex-1166dhp
従来製品と比べて2倍の電波速度を誇る無線LAN中継器で、接続先の機器を探して適切に電波を届けるビームフォーミング機能を搭載しているほか、5GHz帯と2.4GHz帯、両方の帯域を同時に使用できるデュアルバンド同時接続方式をすることが可能です。
有線LANポートも搭載しています。本体は、据え置きでもコンセント直挿しでも使用することが可能な形状となっています。
メーカーが、iPhoneX/iPhoneXSシリーズでの動作確認もしているため、iPhoneユーザーも安心してご利用できる無線LAN中継機です。
NEC pa-w1200ex
安定した高速通信に対応、アプリで中継器に接続している子機を確認できます。
コンセントに直接挿して使用するタイプの機器で、非常に見た目がスッキリとした製品です。コンセントに挿しても、他のコンセントの差込口を邪魔しないように設計されています。
接続先が無線LANの設定規格「WPS」に対応しているようであれば、本製品のボタンを押すだけで簡単にWiFi接続を確立させることが可能です。
本体側面には電波強度を3段階で示すLEDが付いていて、このLEDを見ながら、最適な設置場所を探ることができます。
TP-Link re450
3本のアンテナで広範囲の通信をサポートしている無線LAN中継器です。802.11ac規格に対応しています。
無線だけではなく、ギガビット規格のLANポートも搭載しているため、有線で機器を接続することも可能となっています。コンセント直挿しで使用する設計になっています。
親機との位置を計るインテリジェントシグナル探知システムを搭載していて、シグナルの状況はひと目でわかります。これによって、適切な設置場所を見つけることが可能となっています。
ヤマハ wlx202
IEEE 802.11acに準拠していて、2.4GHz帯と5GHz帯でそれぞれ50台までの端末機器を接続することが可能な無線LAN中継機です。
端末の状況を監視できるL2msスレーブ機能を搭載しています。最大50℃までの環境でも動作可能です。
この製品の管理画面はコマンドラインではなく、GUIにて操作できます。これによって、設定作業も容易に行うことができるようになっています。
もちろん、ネットワーク管理プロトコルの標準であるSNMPにも対応しています。本体の外見は白で統一されています。
アンテナは内蔵されていて、本体がケーブルカバーも兼ねているため、オフィスや店舗などに設置しても目立つこと無く馴染みやすいデザインとなっています。
buffalo wxr-1750dhp
全方向に安定した電波を送ることができる大型可動式アンテナを搭載している製品で、接続先の機器の位置や距離を判別して電波を効率よく送るビームフォーミング機能を搭載しています。
さらにiPhoneから出る電波を感知することによって、そのiPhoneがある位置を判別して適切な電波を届けるビームフォーミングEX機能も搭載しているため、iPhoneユーザーにもおすすめの機種です。
電波の混雑を解消するバンドステアリングにも対応しています。また、本製品の設定は、パソコンを使用することなく、スマホから行うことが可能です。
WiFiのネットワークセキュリティの強化方法

WiFiネットワークは、繋がりやすさはもちろん、セキュリティも重要です。
近年、個人や企業問わず、多くのセキュリティ漏洩による被害が発生しています。残念ながら、悪意を持ってセキュリティの盲点を突いてこようとする人もいるのが現状です。
そのような脅威から自分を守るためにも、セキュリティ対策はしっかりしておくことが大切です。ここからは、ネットワークセキュリティも強化したい場合の方法を詳しく見ていきましょう。
パスワードで保護する
近所からの攻撃には、SSIDを隠して接続時に手入力する方式にするのが効果的です。
街中でスマホのWiFi設定画面を見ると、近隣にあるアクセスポイントの名前がズラリと表示されるかと思いますが、その表示されている名前が「SSID」です。
これを隠すことによって、セキュリティを高めることができます。パスワードについては、デフォルトのパスワードや管理者名のまま使用している人が意外に多いようですが、セキュリティ的に大変危険です。
もし、まだデフォルトのままで使用しているようであれば、すぐに変更するようにしましょう。
新しくパスワードを設定する場合は、既存の単語などではなく、数字と英字を組み合わせたわかりにくいパスワードを作るようにしましょう。
さらに、WPA2パスワード保護機能を使用できる場合は、ぜひ使用しましょう。WPA2は暗号化できるため、従来のセキュリティプロトコルである「WPA」や「WEP」よりもセキュリティ的に安全です。
MACアドレスのロックダウンを行う
ロックダウン(Lockdown)とは、「厳重な封鎖」という意味の語句で、セキュリティを強化することを指します。
WiFi接続できる機器にはそれぞれ、MACアドレス(別名:物理アドレス)と呼ばれるユニークなアドレスが割り当てられていますが、このMACアドレスを利用して、特定のMACアドレスの機器しかアクセスできないようにロックダウンを設定をすれば、ハッカーなどの侵入を防げる確率が高くなります。
セキュリティレベルの高い暗号化方式
盗聴による個人情報の流出を防ぐために通信は暗号化して、より安全に利用できるようにしましょう。
WiFiネットワークで使用できる暗号化方式は複数ありますが、使用できる暗号化方式は機器によって違います。
また、Wifi接続する機器同士、両方が同じ暗号化方式に対応していなければなりません。そのため、セキュリティレベルの高い暗号化方式を使いたいのであれば、それに対応した機器同士でWifi接続を使う必要があります。
Wi-fi通信で使用できる暗号化方式は、「AES方式」「TKIP方式」「WEP方式」の3種類があります。
この3種類のなかで、AES方式とTKIP方式はWiFi通信を確立したあとも暗号化キーを変更するため、セキュリティ的にも破ることが難しい暗号化方式です。
最新のルーターで速度と信頼性を維持しよう

WiFi接続の状況が良くないときには、適切な対策を取ることによって、通信状況を改善することができます。
また、電波が接続先の端末機器まで届かない場合には、無線LAN中継機を使用することによって、電波の届く範囲を拡げることができます。
WiFi接続機器を選ぶ際には、ネットワークの繋がりやすさだけではなく、セキュリティにも気を配るようにしましょう。
一度、個人情報が漏れてしまうと、取り返しのつかないことにもなりかねません。セキュリティは、何かがあってから対策するのではなく、何かが起きる前に万全を期して対策をしておくのが大切です。
最新のルーターを使用して、通信速度とセキュリティの信頼性を維持しましょう。
公開日時 : 2020年03月24日
