NTTの電話や光回線を解約する方法！手続きにかかる費用を紹介

引っ越しや他の光電話へ乗り換える場合、NTTの固定電話やフレッツ光の解約が必要です。

この場合、残債がある場合はどうなるのか、加入権をどうするかなど疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。

この記事では、そのような疑問点を踏まえて、NTTの電話回線やフレッツ光の解約に至るまでの流れを載せています。

解約のポイントを押さえて、手続きをスムーズに済ませましょう。

NTTの解約が必要なケース

次のケースにあてはまる場合、NTTの固定電話や光回線「フレッツ光」の解約をおすすめします。

解約以外に利用休止や一時中断という方法もあるので、解約する前に知っておきましょう。

固定電話が不要になった場合

スマホを利用するようになったため、自宅に固定電話があっても利用することがほとんどないという方もいるのではないでしょうか。

毎月、スマホや携帯代に加えて固定電話代を支払うのは、家計の負担になります。使わないのに契約しているのであれば、解約するか利用休止にした方がよいでしょう。

解約や利用休止をした場合、その後毎月の料金の支払いは必要なくなります。

解約は加入権(施設設置負担金)も手放すことになりますが、利用休止であれば加入権は10年後まで残ります。ただし、電話番号が変わるため注意しましょう。

電話番号をそのまま利用したいなら、一時中断という方法もあります。ただし、その場合は月額基本料金が1,700～1,950円(税込)ほどかかるので注意しましょう。

固定電話の工事費は、利用休止が2,200円(税込)、一時中断が2,200～11,000円(税込)かかります。

引っ越しする場合

引っ越しのために、現在の電話回線(固定電話やINSネット)やフレッツ光を使わないという場合は解約ができます。

引っ越し後10年以内に戻ってくる場合は、利用休止にしておくとよいでしょう。

もし、引っ越し先でそのままフレッツ光や電話回線を利用するなら移転手続きをしましょう。

ただし、引っ越しで移転先の電話の収容局が変わると、同じ電話番号が利用できない場合があります。

海外へ移転する場合は、最後の月の支払いは口座振替なら口座から引き落とされます。請求書で支払いをしているなら、身内や親戚などへ請求先の変更が可能です。

契約者が亡くなった場合

契約者が亡くなった場合は解約手続きをするか、名義変更をして、加入権承継あるいは譲渡手続きを行います。

NTT東日本の場合、名義変更はWebサイトから手続きが可能です。Webサイトから手続きをしたら、2週間以内に必要書類を指定住所に郵送しましょう。

郵送すると、NTT東日本にて手続きが行われ、お知らせが届いたら手続き完了です。

「譲渡」に必要な書類は、旧契約者と新契約者の氏名、住所・生年月日が確認できるものです。

写真なしの書類(2種類)で手続きする場合は、写真なしの書類2点もしくは、写真なしの書類1点に+印鑑登録証や住民票・公共料金の領収証書などの中からいずれか1点の書類が必要です。

承継に必要な書類は次の2つです。

NTT西日本の場合、譲渡に必要な書類は同じですが、承継に必要な本人確認書類で写真がないものは2種類必要です。

利用休止状態にある電話回線

電話を利用休止状態にしているなら、5年経過した場合は延長するか解約するかを決めなくてはなりません。

利用休止から5年が経過して休止期間の延長を希望するなら、延長更新しましょう。

利用休止の延長は5年単位で更新が可能です。利用休止または延長から10年が経過しても次の延長の申し出がない場合は、加入電話契約は解約として取り扱われます。

NTTから解約の事前連絡は行われないので、早めに解約したい場合は申し出る必要があります。

局番なしの116番で、年末年始を除く9時から17時まで問合せが可能です。携帯電話なら東日本エリアは「0120-116000」、西日本エリアの携帯電話からは「0120-2000116」です。

インターネット回線を乗り換える場合

フレッツ光から他のインターネット回線に乗り換えると、料金を安くできる場合があります。乗り換えるときは、NTTのフレッツ光回線の解約が必要です。

手順は、まず新しい回線の申し込みをした後に開通工事を実施します。

その後、設置機器が届いたら新規回線のインターネットの接続設定を行い、それからNTTフレッツ光の解約を行いましょう。

乗り換える場合は、フレッツ光回線を利用した光コラボへの乗り換えと新しい回線への乗り換えがあります。

光コラボは初期工事が必要なく、フレッツ光の工事代金の残債分の引継ぎが可能です。

auユーザーなら工事費不要の光コラボを利用できます。

auスマートバリューが適用されるビッグローブ光は、月額料金が戸建て5,478円(税込)～、マンションが4,378円(税込)～と低料金です。

ドコモユーザーには、セット割が適用されるドコモ光がおすすめです。

ギガホやギガライトを契約している方がドコモ光を契約すると、最大1,100円(税込)が割引されます。また、フレッツ光からの切り替えでdポイント5,000ptをプレゼントしています。

ソフトバンクユーザーなら、おうち割光セットが利用できるソフトバンク光だと、1台のスマホにつき月額1,100円(税込)の割引が受けられます。

フレッツ光の解約違約金が発生しても、ソフトバンクの違約金負担キャンペーンで全額(最大10万円)キャッシュバックされます。

回線を変えて新規契約すると、高額キャッシュバックなどが受け取れることもあります。auユーザーであればauひかりやeo光、コミュファ光でスマートバリューが利用可能です。

例えば、関西電力が提供しているeo光には、商品券プレゼントや工事費実質無料などの特典があります。

eo光のお申し込みはこちら

NTT電話回線の解約の流れ

ここでは、NTTの電話回線を解約する方法を解説します。利用するエリアによって、手続きの窓口が違うので注意しましょう。

対象エリアを確認する

はじめに、利用している場所のエリアがNTT東日本かNTT西日本に属しているかを確認します。

NTT東日本エリア	北海道・青森・岩手・秋田・宮城・山形・福島・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨・長野・新潟
NTT西日本エリア	富山・石川・福井・岐阜・静岡・愛知・三重・滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山・鳥取・島根・岡山・広島・山口・徳島・香川・愛媛・高知・福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄

対応する窓口で解約手続きを行う

東日本エリアと西日本エリアでは解約の窓口が異なります。対応してくれる窓口で手続きを行いましょう。

NTT東日本やNTT西日本の公式サイトから解約するか、あるいはエリアに対応する窓口に電話をかけて解約の旨を伝えます。

電話をかける端末	NTT東日本エリア	NTT西日本エリア
固定電話	局番なしの116	局番なしの116
携帯電話・PHSから	0120-116-000	0800-2000166

Webでの加入電話やINSネットの解約手順は、以下の通りです。解約には、本人確認書類が必要な場合もあります。

NTTの電話回線を解約するときのポイント

NTTの電話回線を解約する場合、以下のような疑問が出てくることがあるかもしれません。

ここでは、解約に関する疑問点にお答えします。

NTTフレッツ光の解約の流れ

フレッツ光からauひかりやNURO光などの新規回線に乗り換えをする場合は、フレッツ光を解約することになります。

フレッツ光の解約方法や手順を知り、スムーズに手続きをしましょう。

必要書類を用意する

NTTフレッツ光の契約解除は、電話またはWebサイトにて申し込めます。どちらから解約の手続きを取る場合も、お客さまIDが必要です。

お客さまIDは、CAFで始まる数字10桁です。お客様IDは、「開通のご案内」または「料金請求書」に記載されています。

「開通のご案内」や「料金請求書」をなくしてお客さまIDが不明の場合は、Webサイトではなく電話でその旨を伝えましょう。

お客さまIDが不明の場合は、本人確認のために契約者氏名・住所・電話番号が必要です。なお、NTT西日本の場合に限り、お客さまIDが不明でもWebサイトで申し込めます。

解約を申し込む

NTTフレッツ光は、以下の2通りの方法で解約できます。

それぞれの解約方法について、詳しく解説します。

電話で解約を申し込む場合

電話で解約の申し込みをするときは、お客さまIDとひかり電話の電話番号が必要なので、必要書類を手元に置いておきましょう。

解約すると、フレッツ光メンバーズクラブのポイント交換の申し込みができなくなるため注意しましょう。

再度契約する場合は、キャンペーンが適用されないこともあります。また、新規で電話回線の申し込みをしても工事は1～3週間かかるでしょう。

解約後インターネットを利用できない期間ができる場合があるので、解約は他の回線を申し込んでから行いましょう。

Webサイトで解約を申し込む場合

Webサイトで解約する場合は、「フレッツ光解約のお申し込みフォーム」から手続きが可能です。

NTT東日本「解約お申込みフォーム」・NTT西日本「解約お申込みフォーム」にアクセスして手続きを進めましょう。

解約の手続きは、24時間いつでも受け付けています。完了後、メールまたは電話にて解約の連絡がきます。

レンタル機器を返却する

フレッツ光のWiFiルーターなどの機器をレンタルしている場合、解約すると機器の返却が必要です。

解約の申し込みをすると、数日後にNTTから郵送で返却キットが届きます。「返却送付の案内」に返却手順が載っているので、その手順に従って機器を取り外しましょう。

返却するレンタル機器は、回線終端末装置(ONU)、光ファイバーケーブル、電源アダプタなどです。レンタルしている機器は、すべて返却キットの箱に詰めて返却袋に入れます。

同封されている伝票を返却袋に貼り付け、指定の郵送先へ発送しましょう。解約のときに工事が必要な場合は、NTTの担当者がレンタル機器を回収してくれます。

NTTフレッツ光を解約するときのポイント

NTTフレッツ光を解約するときに、注意しておきたいポイントを解説します。

契約内容を確認する

注意する点は、初期工事費の残債が残っている場合です。残債は分割払いで支払っていたとしても、解約する場合は初期工事費の残債を一括で支払わなくてはなりません。

また、「2ねん割」を申し込んでいると、2年ごとに契約が更新されます。解約違約金が発生しないのは、更新月の25ヵ月目と26ヵ月目や、49ヵ月目と50ヵ月目です。

フレッツ光を解約する月が更新月でない場合は、解約違約金の支払いが必要です。違約金は、一戸建てサービスの場合は4,950円(税込)、マンションサービスは1,650円(税込)がかかります。

ひかり電話の電話番号が使えなくなる

フレッツ光を解約すると、それまで使っていたひかり電話の電話番号を利用できなくなります。引き続き電話番号を利用する場合は、継続の手続きをしましょう。

使わない場合でも、その電話番号が連絡先として登録してある場合は、変更手続きを行ないましょう。

NTTを解約する前には手続きの流れや解約金について確認しておこう

NTTの電話回線の解約は、Webサイトから解約申し込み予約をするか、NTT東日本かNTT西日本に電話をかけて行います。

フレッツ光を解約する場合も、同じくWebサイトか電話にて行います。新規の光回線を契約してから、工事日を考えて解約手続きを行いましょう。

解約の時期が早すぎると、インターネットがしばらく利用できなくなってしまいます。本記事を参考に、スムーズに解約の手続きを進めてください。

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