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WiMAXのバッテリー寿命はどれくらい?交換方法・膨張した時の対処法

WiMAXのバッテリーの劣化と寿命について詳しく調べてみましょう。
WiMAXを使うために、ルーターの端末は必要不可欠です。外出先でも使えるWiMAXなのに、バッテリー劣化のせいで長時間使えないとしたら不便に感じるでしょう。
ルーターのバッテリーが持たないときや膨張しているときは、交換時期かもしれません。
WiMAXのバッテリーの寿命やバッテリーの交換方法などについて説明します。
目次
WiMAXのバッテリー寿命はどれくらい?

バッテリーは消耗品です。使用し続ければ劣化し、性能が落ちていきます。
バッテリーそのものの寿命がどれくらいか目安を知っておくと、利用する上で役立つでしょう。
また外出先で使うことも想定されているので、充電なしでどれくらいの時間で使えるのでしょうか。
バッテリーの持ち時間はどれくらい?
WiMAXのバッテリーの持ち時間を調べるには、各機種のスペック表にある「連続通信時間」の項目をチェックしましょう。
連続通信時間が長ければ長いほど、充電が持ちやすいバッテリーだとわかります。
機種名 | 使用する設定モード | 連続通信時間 |
---|---|---|
Speed Wi-Fi 5G X11 | 初期設定時 | 約490分 |
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi | 初期設定時 | 約1,000分 |
Speed Wi-Fi NEXT WX06 | ハイスピードモード・スタンダード時 | 約690分 |
ハイスピードモード・ハイパフォーマンス時 | 約500分 | |
ハイスピードモード・エコ時 | 約840分 | |
ハイスピードプラスエリアモード・スタンダード時 | 約630分 | |
ハイスピードプラスエリアモード・ハイパフォーマンス時 | 約490分 | |
ハイスピードプラスエリアモード・エコ時 | 約800分 | |
Speed Wi-Fi NEXT W06 | WiMAX 2+スマート設定時 | 約540分 |
Galaxy 5G Mobile Wi-Fiのバッテリーは16時間以上利用できるので、長時間充電せずに使いたい人におすすめです。5G対応の最新端末で、性能もスペックも申し分ないでしょう。
Speed Wi-Fi NEXT WX06では、通信方式や通信モードの切り替えで、バッテリー消費量が変化します。設定を自由に変えられるので、その時々の都合に合わせて切り替えられて便利です。
初期設定はハイスピードモードです。LTEを使うハイスピードエリアモードにすると電池持ちはわずかに悪くなります。
そこからさらに3段階の通信設定が選べ、電池持ちを重視するエコ・一般的な設定モードのスタンダード・通信状態を優先するハイパフォーマンスなど、そのときの状況に合わせて使い分けられます。
WiMAXルーターのバッテリー目安寿命
スマートフォンやノートパソコンなどで一般的に使われているのは「リチウムイオンバッテリー」です。WiMAXのバッテリー本体にも、このリチウムイオンバッテリーが使用されています。
リチウムイオンバッテリーの劣化は、経時劣化と通電劣化の2タイプあります。
- 経時劣化:年数によって自然と劣化していく
- 通電劣化:充電と放電を繰り返して劣化していく
使わずにただ置いているだけでも、年数を重ねるごとに劣化していきます。また使用頻度が多く通電が繰り返されればされるほど、劣化も早いというわけです。
使用状況にもよりますが、充電と放電を500回ほど繰り返すとバッテリーの寿命に近くなると言われています。毎日充電した場合は1年半〜2年で劣化する計算です。
WiMAXバッテリーの一般的な寿命目安を約2年と考えると、WiMAXの2年契約の間は問題なく利用できると考えられるでしょう。
契約更新の時にバッテリーを交換するか、機種変更するかを検討できます。
WiMAXバッテリーの寿命を伸ばすコツ

2年過ぎたあとも機種変更せずに使い続けたい場合は、できるだけバッテリーを長持ちさせる必要があります。バッテリーの寿命をできるだけ伸ばすために知っておきたいポイントを確認しましょう。
コツ1.充電0%で放置しない
WiMAXをしばらく使わない時期があると、全く充電をせずに放置してしまうかもしれません。使わないから劣化は進まないと考えてしまいがちですが、実はその状態もバッテリーにはよくありません。
充電が全くない状態で放置していると「過放電」と呼ばれる状態になり、バッテリー内部の素材の劣化が進んでしまいます。
使わないときでもWiMAXは放置せず、定期的に充電するようにしましょう。電池容量が30%~50%ある状態をキープするよう心がけてください。
コツ2.充電しっぱなしにしない
何度も通電することによってバッテリーは劣化するので、充電の回数を抑えるのも重要ですが、ずっと充電しておくのもNGです。
過充電はバッテリー劣化の主な原因となります。充電が終了したらできるだけすぐにWiMAXを電源アダプターから外し、100%の状態のままにしておかないよう気を付けましょう。
WiMAXの場合、家で使うときは充電にルーターをつなぎっぱなしの場合も多いかもしれません。充電切れを防ぐために常に電源アダプターにつないでいる人は要注意です。
コツ3.充電しながら使わない
充電しながら稼働させるのは、バッテリーに望ましい状況ではありません。充電しながらの使用は大きな負荷がかかり、バッテリーが発熱して高温状態になります。
リチウムイオンバッテリーは高温状態に弱いので、劣化を早めてしまうでしょう。可能なら充電する時間と使用する時間を分けるようにしましょう。
WiMAXのバッテリーが膨らむ場合の対処法

使っているうちにWiMAXのバッテリーが膨張することがあります。リチウムイオンバッテリーの特性上、劣化によってバッテリー内部にガスが発生し膨らんでくると考えられます。
WiMAXのバッテリーだけでなく、スマホなどのバッテリーでも劣化が進むと膨らみます。そんなときはどう対処したらいいでしょうか。
バッテリーが膨らんでいても、今すぐ機種変更やバッテリー交換できない場合は使用継続できます。使用上安全の問題はありません。
ただし膨らんだバッテリーは劣化が進んでいる証拠なので、できるなら早めに交換をするか機種変更をしましょう。そのまま使い続けても回復することはありません。
WiMAXバッテリーの交換方法

WiMAXのバッテリーが膨らんだり充電の持ちが悪くなったりしているなら、交換時期のサインです。
WiMAXのバッテリーは交換できる?
WiMAXのバッテリー交換は、メーカー保証や安心サポートの対象外になることが多いです。付属品や消耗品として扱われる場合は、バッテリー交換を無償で行ってもらうのは難しいかもしれません。
ただし購入してから1年以内の場合など、端末の使用期間や状態によっては無償交換してもらえる可能性もあります。まずは各プロバイダのサポートセンターに問い合わせてみましょう。
WiMAX の機種によっては、バッテリーを購入して自分で交換ができるものもあります。
NEC製のSpeed Wi-Fi NEXTであれば、UQアクセサリーショップやauショップ、通販サイトなどで交換バッテリーが販売されています。対応するバッテリーを購入したら、端末の裏側にあるカバーを外して交換するだけです。
自分で交換できる端末の場合、バッテリー交換にかかる費用はバッテリー代のみです。
バッテリーは3,000円前後で購入できます。安く簡単に入れ替えられるので、バッテリーが膨らんでいるならぜひ試してみましょう。
自分でバッテリーを交換できない機種では、修理という形で交換が必要になるかもしれません。
auショップなどで修理手続きをとると、交換・修理が完了するまで2週間近くかかることもあるようです。その間WiMAXが使えないと困る人は、機種変更も考えてみましょう。
プロバイダ によっては機種変更できる
バッテリーが消耗しており不便に感じているなら、機種変更もおすすめです。
WiMAXの最新機種は5G対応など、性能が高くパフォーマンスも向上しているので、バッテリー交換よりも機種変更のほうがメリットは高いかもしれません。
プロバイダによっては、契約満了時に機種変更できるキャンペーンが行われている可能性もあります。バッテリーが古くなっているならぜひ活用したいキャンペーンです。
ただし契約更新月以外だと解約金が請求されたり、今まで使っていた端末代キャッシュバックキャンペーンが適用されなくなったりするリスクもあるので、慎重に利用しましょう。
他のプロバイダへの乗り換えキャンペーンなどもお得なので要チェックです。乗り換えにかかる違約金をキャッシュバックするサポートや、新規契約者用の特典がつくお得なキャンペーンもあります。
同じプロバイダで機種変更するよりお得になるかもしれません。WiMAX 5Gが始まってからは様々な機種変更キャンペーンが盛んに開催されているので、お得に機種変更できるかもしれません。
WiMAXのバッテリーまとめ
WiMAXのバッテリーには寿命がありますが、上手に使えばWiMAXの契約中にバッテリー劣化で困ることはまれだといえます。バッテリーの劣化を早める使い方は避けるよう気を付けましょう。
万が一バッテリーが膨らんできたり消耗が早くなったりしてしまったら、バッテリー交換や機種変更もできます。性能のいい新機種に乗り換えて、WiMAXをより快適に利用していきましょう。
公開日時 : 2019年03月23日

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