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WiFiの速度を上げる・早くする方法!遅い時の対処法・iPhone/PCの設定手順

スマホやPC、ゲーム機器などをインターネットにつなぐために必要なWiFiルーターは、様々な原因で通信速度が遅くなります。
原因を一つずつ検証して、正しい対処を行うことで通信速度は改善することができます。
それでは、WiFiの速度が遅くなる原因と遅くなったときの改善方法について見ていきしょう。
目次
カシモWiMAXなら最大2.7Gbps高速通信

WiFiの速度を上げる方法は色々ありますが、一時的に改善されることが多く、速度を上げるためにWiFiサービスを見直すことをおすすめします。
カシモWiMAXなら、工事や配線一切不要で、最大2.7Gbpsの高速通信が可能です。
また、ホームルータータイプとモバイルルータータイプの2種類の端末を選ぶことができるので、ライフスタイルに合わせて利用できます。
引っ越し先や外出先でもそのまま使えるほか、契約期間も縛りなしですので、WiFiの速度に困っている方はぜひお試してみてください!
WiFi速度を上げる方法【ルーター設定】

WiFiの通信速度が遅くなる原因及び対策は様々です。WiFi速度を上げるために以下の7つを試してみましょう。
- ルーターを再起動する
- ルーターの設置場所を変える
- ルーターの接続周波数を変える
- ルーターへの接続台数を変える
- IPv6(IPoE)で接続する
- 中継器を使う
- ルーターを買い換える
WiFiの速度が遅くなる原因の見つけ方と対処法については動画でも紹介しています。
1.ルーターを再起動する
WiFiの調子が悪かったり、不具合が起きてる場合はまずルーターの再起動を試してみましょう。
多くのルーターは電源ボタンがないので、電源アダプターを抜いてしばらく待って再度アダプターを差し込むことで再起動ができます。
大体の問題はこの再起動を行うことで解決することが多いです。
それでも改善されない場合は後述の6つを試してましょう。
2.ルーターの設置場所を変える
WiFiルーターの置き場所とPCやスマホなどに距離があると、障害物のせいで電波をスムーズに受信できない可能性があります。まずはルーターのそばで、インターネットに接続ができるかどうか試してみましょう。
前日まではスムーズに接続していたという場合は、掃除などの模様替えでルーターの位置を変えてしまったことが原因かもしれません。一度元の位置に戻してみましょう。
また、ルーターの親機と子機の距離が離れていたり、電波の通しにくい鉄筋や家具、ドアなどに電波を遮られたりすることで遅くなる場合もあります。
特に以下の項目を意識してみるといいでしょう。
- 家の中心に近い場所に置く(ルーターとデバイスの距離を近づける)
- レンジなど家電の近くに置かない
- 水の近くに置かない
- 床に直置きしない
家の中心に近い場所に置く(ルーターとデバイスの距離を近づける)
WiFiのルーターを設置する場所は、なるべくPCやスマホを利用する場所の近くに設置することが最適です。
WiFiルーターを中心に、電波が広がります。障害物がないことが理想なので、高い位置で机等の障害物を減らすこともよいでしょう。
レンジなど家電の近くに置かない
WiFiの周波数の一つ2.4GHz周波帯は、使用している機器が多いことから電波の干渉が起こりやすくなっています。
そのため、電子レンジやコードレス電話機等による、電波の干渉が考えられる場合もあります。レンジなど家電の近くにルーターは置かないようにしましょう。
水の近くに置かない
避けるべきことは、台所や風呂場などの水回りにWiFiルーターを置くことです。
WiFiの電波は、水を透過しにくい性質があるためです。そのため、室内の水槽などの近くに設置するのも避けるようにしましょう。
床に直置きしない
ルーターを床に直に置くことも避けましょう。床面に電波が反射し、電波の通りが悪くなって速度が低下する原因にもなるからです。
ラックや棚などに収納せずに、他の家電製品からは、離した位置に設置するとよいとされています。家の中の色々な場所に置いてみて、WiFiの速度に変化があるのか調べてみるとよいでしょう。
3.ルーターの接続周波数を変える
WiFiの周波数は、2.4GHzと5GHzの2つ種類があります。
2.4GHz帯は、10mW以下であれば免許が不要なため、産業、医学、科学用途と広い範囲で利用されています。
2.4GHz帯は、周波数帯域が狭いことが特徴です。狭い地域に電波が集まると干渉してしまい、その結果接続が不安定になる可能性もあります。対策としては、ルーターの周波数を5Ghzに変更してみましょう。
また、大型マンションなどの集合住宅に住んでいる場合も、他の住民が使用している電子機器やWiFiにより、電波の干渉が起きやすいようです。
家の中のWiFi環境を整えてもWiFi速度が変わらないという時は、周りの住民が使用しているWiFiにより電波が干渉されていると考えてよさそうです。
そのようなときは2.4GHz帯と比べて干渉が少ない、5GHz帯対応のルーターに変更してみましょう。5GHz帯は19チャンネルあり、すべてのチャンネルが使用可能です。
高速性にすぐれ、安定している5GHzですが、気象レーダーや軍事レーダーなどに、使用されている周波数帯域であることから、屋外での利用は、法律上認められていません。屋内利用の場合、壁や床などの障害物による影響を受けやすくなります。
現在販売されているWiFiルーターは、ほとんどが複数の規格を扱えるものです。アクセスとして、2.4GHz帯と5GHz帯の同時運用が可能な製品も、多くなっています。
周波数帯域を選択するのは端末です。ただし、スマホの場合は、複数のWiFiアクセスポイントへの接続はできません。
4.ルーターへの接続台数を変える
ルーターへ同時に接続が可能な台数は、端末によって決められています。据え置きタイプは10台以上、モバイルWiFiは5台~10台が一般的です。
家族でパソコンやスマホ、ゲーム機器など多くの端末を同時に接続すると、回線が混雑してルーターの上限を超えてしまい、遅くなるのです。
使用していない端末がある場合は、WiFiに接続しないような設定にしましょう。もし全ての端末を使用しているなら、上限数の多いルーターに変更するか、もう1台ルーターを増設するなどの対策を行いましょう。
5.IPv6(IPoE)で接続する
回線が混雑しやすい時間にインターネットを使う頻度が多い場合、IPv6の通信方式を利用すると通信速度が改善される可能性が高まります。
IPv6とは、従来使われていたIPv4の後継で次世代のインターネットプロトコルです。
光コラボ事業者を含むフレッツ光のIPv4(PPPoE方式)を使っている場合は、光ファイバーを電気信号に変換するための網終端装置が非常に込み合っている状態です。
IPv6では網終端装置を経由せず別のルートで変換するため、回線の混雑が起きにくいといわれています。
6.中継器を使う
設備や家の間取りの関係で最適な場所にルーターを置けない場合、WiFi中継機を利用してみましょう。
ルーターと通信機器の間にWiFi中継器を設置することで、電波が届きやすくなります。また、ルーターの位置を変えられない場合にも、よい方法です。
既存のエリアは電波が強化されるため、より安定してつながります。そして、中継機を利用したことにより、今まで電波が届かなかった場所にも電波は届くので、エリア拡大につながるのです。
ただし、中継機を設置する場所も、水回りや家具などの障害物に注意しましょう。
7.ルーターを買い換える
以上の6つを試しても解消されないときは、ルーターの寿命のおそれもあります。
長年使用しているルーターの場合は、ルーターそのものが劣化しているせいで、通信速度が遅くなっている可能性もあります。
そのようなときは思い切ってルーターを買い換えましょう。
WiFi速度を上げる方法【PC・スマホ設定】

WiFiの速度が遅い原因はルーター側も問題ではなく、PCやスマホなど接続する端末の場合もあります。
そのようなときは以下の3つを試してみましょう。
- PC・スマホを再起動する
- OSをアップデートする
- DNSサーバーを使う
PC・スマホを再起動する
ルーターを再起動しても改善されない場合はデバイス側に問題があるかもしれません。そのため、スマートフォンやタブレット、PCなどのデバイスを再起動してみましょう。
使用しているデバイスのWiFi速度の改善を図れるはずです。
WiFiの速度が遅いなと感じたら、まずはルーターの再起動と合わせてデバイスを再起動してみることをおすすめします。
OSをアップデートする
パソコンやスマートフォン、タブレットなどの電子機器を操作するためのOS(オペレーティングシステム)も、WiFi速度を遅くする原因の一つです。
また、古いバージョンのOSをずっと使え続けると、パフォーマンスはもちろん、セキュリティの影響にも及びます。
OSが古いまま使用し続けていると、WiFiの速度が遅くなってしまいます。最新バージョンのOSが発表されているのにアップデートをしていない場合は、最新の状態にしてみましょう。
DNSサーバーを使う
WiFiのDNS設定を変更することで、速度向上につながる可能性があります。
DNSサーバーとは、「Domain Name System(ドメインネームシステム)」を略したものです。インターネット上のサイトは、「http://~」というURLアドレスを持っていますが、このアドレスは、IPアドレスという数字を置き換えたものとなります。
各サイトのアドレスとIPアドレスは紐づけされており、サイト表示処理に使われているのが、DNSサーバーとなるのです。
数字で表されるIPアドレス。このIPアドレスを覚えることは大変なことから、わかりやすくするために、ドメインが生み出されました。
PCが普及するにつれ、インターネットを楽しむ人も増加し、IPアドレスの管理も難しくなりました。そこで、「ドメイン名」から「IPアドレス」を探し当てるために、DNSサーバーが誕生したのです。
DNSサーバーの詳細・設定方法は以下の記事で解説しています。
WiFi速度を上げるのに効果が薄い方法

以下の方法はWiFi速度を上げるのに効果があると見聞きするかもしれませんが、実際はあまり効果がありません。
- アルミホイルはあまり効果がない
- WiFi速度を上げるアプリはない
アルミホイルはあまり効果がない
残念ながらアルミホイルはあまり効果がありません。
アルミホイル自体には電波が反射するので、至近距離にあれば電波状況に影響を与えるが可能ですが、目に見えるほどの影響を与えることは素人では不可能です。
さらにいうと「電波が強いこと」が「インターネットが速い」に直結するわけではありません。
アルミホイルで囲むと、熱暴走の危険などもあるのでやめておきましょう。
WiFi速度を上げるアプリはない
WiFi速度を上げることができるアプリはありません。
検索で出てくるアプリのほとんどは電波強度や速度を測定するアプリのみです。
現在のところWiFi速度を上げられるアプリはないので別の方法を試しましょう。
WiFi高速化におすすめのWiFiルーター
ルーター自体の規格が古い場合、買い替えも1つの手段です。
WiFi速度を速くしたいという方におすすめルーターを3つ紹介します。
BUFFALO|WTR-M2133HP
「BUFFALO WTR-M2133HP」は広い家に住んでいる人におすすめのWiFiルーターです。
見た目もシンプルかつ洗練されたデザインでインテリアにも馴染いやすいです。
本体に付いているアンテナの「アドバンスドQoS」は接続したいデバイスに向けることで通信を強化できる仕組みもあります。
また、専用のアプリを利用することで簡単に初期設定や設定変更ができます。
NEC|プラットフォームズWG2600HP3
「NEC プラットフォームズWG2600HP3」は、複数の端末を同時利用する方におすすめのWiFiルーターです。
「オートチャンネルセレクト機能」や「ビームフォーミング」などの機能も満載で、安定したインターネット通信が楽しめます。
広い家で使用する場合には中継機を用意することでさらに安定感が増します。
ASUS|ゲーミングRT-AC86U 11ac
「ASUS ゲーミングRT-AC86U 11ac」はオンラインゲームにする人におすすめのWiFiルーターです。
デュアルバンド対応でゲーム中に、他の機器の電波干渉をあまり受けずに快適に通信が可能です。
世界NO.1ゲーミングブランド「DETONATOR」推奨のルーターになので、オンラインゲームを楽しみたい方は検討してみましょう。
WiFiルーターをもっと比較して検討したい方は以下の記事をご覧ください。
WiFi速度を上げる方法まとめ

WiFiの通信速度が遅くなる原因は、無線ルーターの不調や他の電波からの干渉など、さまざまな理由が考えられます。
原因が分かれば、少しの工夫をするだけで、WiFiの通信速度を上げることができるかもしれません。遅い原因は様々なので、一つ一つ原因と思われることを確認してみましょう。
今回紹介したWiFi速度の改善方法やおすすめのルーターの情報を参考に、気になるWiFiの通信速度を速めてみましょう。
公開日時 : 2022年11月14日

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