WiMAXの引っ越し手続きガイド|設定・繋がらないときの原因と対処法

引っ越しの際に、無線のWiMAXでも引っ越しの際には手続きが必要です。「WiMAX」の引っ越し手続きは、注意点さえ把握しておけば難しくありません。ここでは引っ越しに伴うWiMAXにまつわる手続きや設定、つながらない場合の対処法を詳しく解説します。
【公式】カシモWiMAX WiMAXの引っ越し手続きガイド|設定・繋がらないときの原因と対処法

引っ越しは普段はすることのない手続きの連続です。無線のWiMAXもまた引っ越しの際には手続きが必要です。

ネット環境の引っ越し手続きはややこしいと感じてしまいがちですが、「WiMAX」の引っ越し手続きは、注意点さえ把握しておけば難しくありません。

ここでは引っ越しに伴うWiMAXにまつわる手続きや設定、つながらない場合の対処法を詳しく解説します。

WiMAXを引っ越し先で使うための事前準備

WiMAXはスマホと同じ「モバイル電波」を使った通信回線です。インターネットの利用はWiMAXのサービスエリア内に限られ、それ以外の場所では原則利用できません。

そのため引っ越す前にまず「引っ越し先がWiMAXのエリア内かどうか」を確認しておく必要があります。利用可能なエリアに関する情報はWiMAXの公式Webサイトに掲載されています。

もし引っ越し先がサービスエリア外なら、WiMAXは利用できません。その場合は光回線やケーブルテレビなどほかの利用できるインターネット環境を検討する必要があります。

WiMAXサービスエリアの確認方法

利用可能なエリアかを調べる手順は次の通りです。

  1. WiMAX公式Webサイトの「サービスエリアマップ」ページを開く
  2. 調べたい都道府県をクリックする
  3. 検索窓に引っ越し先の住所を入力して検索する
  4. 画面下に表示される地図で周辺地域のサービス状況を確認する

まずは引っ越し先住所をピンポイントで確認し、次にその周辺、例えば職場までの通勤経路などを確認します。

このように引っ越した後にWiMAXを利用しそうな場所は一通り確認しておくと安心です。

WiMAXを引っ越し先で使うための手続きと設定

引っ越しでは住所や固定電話番号が変わるため、引っ越し後はすみやかにWiMAXの契約情報の変更手続きを行いましょう。

ここでは引っ越しによる契約情報の変更手続きの手順とWiMAXの設定について解説します。

住所変更手続きをする

住所変更は基本的に「公式Webサイト」で手続きをします。

どうしてもやり方がわからないという場合や、ログインIDもパスワードもわからない、契約書も見当たらないという場合は「プロバイダのサポート窓口」へ問い合わせることで解決できることがあります。

My UQ WiMAXから手続きする場合

「My UQ WiMAX」で手続きします。

  1. My UQ WiMAXにログイン
  2. メニューの「後契約内容」をクリック
  3. 「契約者情報照会/変更」をクリック
  4. 「契約者情報」画面下の「変更する」をクリック
  5. 「請求先情報も一緒に変更」または「契約情報のみ」のどちらかをクリック
  6. 変更したい箇所を上書きして「次へ」をクリック
  7. 確認画面の内容をもう一度チェックし「変更する」をクリックして完了

最初のログインではMy UQ WiMAX IDを入力します。初期設定から変更していない場合はWiMAX契約後に送られてきたメールにある「受付番号(「…K」から始まる10桁)」を使います。

もしわからない場合は、UQお客さまセンターに照会します。その際は、必ず契約者本人が問い合わせる必要があり、本人確認のため氏名・電話番号・暗証番号または生年月日と住所を尋ねられます。

UQお客さまセンター:0120-929-818(年中無休・9時〜21時)

プロバイダのサポート窓口から手続きする場合

各プロバイダのサポート窓口電話番号と営業時間は次の通りです。

プロバイダ名 サポート窓口電話番号
UQ WiMAX 0120-929-818(年中無休9:00〜21:00)
Broad WiMAX 0120-546-376(月〜土曜11:00〜18:00)
GMOとくとくBB 0570-045-109(年中無休10:00〜19:00)
@nifty WiMAX 0120-32-2210(年中無休10:00〜19:00)
BIGLOBE WiMAX 0120-86-0962(年中無休10:00〜19:00)
So-net WiMAX 0120-80-7761(9:00〜18:00 1月1・2日およびメンテナンス日は除く)

「プロバイダのサポート窓口」ではオペレーターが手続きをサポートしてくれるため、スマホやパソコンの操作が苦手な人にもおすすめです。

ただしプロバイダによっては、IDやパスワードは再発行してくれるものの、手続き自体は電話受付していないという可能性もあります。問い合わせたときにそのまま変更手続きが可能か聞いてみるとよいでしょう。

引っ越しによるWiMAXの設定変更は不要

WiMAXで使う端末「モバイルWi-Fiルーター」はとくに設定を変更する必要はありません。

無線のため屋外での利用も可能な端末なので、引っ越し先がサービスエリア内であればそのままでも問題なく使えます。

またWiMAXには「お引っ越し機能」というものがありますが、これは新しいモバイルWi-Fiルーターに機種変更する場合、旧モバイルWi-FiルーターにあるWi-Fi接続情報を丸ごとコピーする機能です。

そのため転居で必要となる設定ではありません。

引っ越し先でWiMAXがつながらないときの原因・対処法

サービスエリアマップで確認した場所であっても、WiMAXが何らかの原因でつながらないということがあり得ます。ここではその原因と対処法を解説します。

Wi-Fiルーターを再起動させる

パソコンも何日も立ち上げたままだと、処理が遅くなったり、フリーズするなど不調をきたすことがあります。WiMAXで使うモバイルWi-Fiルーターも同様の問題が起こる可能性があります。

こちらは常に通信のため「待機」状態を保つことが当たり前で、原則電源を切ることがないためより起こりやすい状況にあるといえるでしょう。

原因は、長期間の処理によるデータの断片がメモリの各所に散らばったままであることです。これは多くの場合「再起動」することでクリアされ、正常な動作を取り戻せます。

つながらないのはもちろん、通信速度が異様に遅くなったり、うまくWi-Fi接続できなくなったりしたときも、試してみると改善する可能性があります。

WiMAXが圏外になっていないか確認する

手元の端末表示で「WiMAXが圏外になっていないか」を確認しましょう。WiMAXはスマホと同じようにモバイル電波を使うため、周囲にそれを遮るものがあれば当然受信しにくくなります。

山間部は木々や岩などによって、またサービスエリア内でもコンクリートでできた入り組んだビルなどでは電波が受信できず「圏外」と表示されることがあります。

また圏外ではなくても、アンテナマークが1本立つか立たないか程度であれば通信しづらい状態であるといえます。

この場合はエリア内に移動したり、電波状況がよい場所に行くことでしか改善は見込めません。

また圏外の原因は、モバイルWi-Fiルーター側にある可能性も考えられます。想定される2つの原因の確認方法を紹介します。

ノーマルモード・エコモードになっていないか確認

モバイルWi-Fiルーターは主に内蔵バッテリーで作動します。通常のノーマルモードより長時間利用できるよう設けられているのが「エコモード」です。

エコモードはバッテリー消費を抑える分、主に通信速度が遅く、モバイル電波の受信感度も低下します。圏外を改善するならこの動作モードを変えるのも1つの方法です。

ほかにも、通信速度も受信感度も最大となる「ハイパフォーマンスモード」がありますが、こちらはノーマルモードよりバッテリーをかなり激しく消費します。

モードは「使う場面によって変える」のが基本です。街中の電波が受信しやすいところではエコモード、オフィスビルの一角の受信感度が低いところではハイパフォーマンスモードというようにうまく利用しましょう。

アクセスポイント設定(APN設定)を確認する

アクセスポイント設定とは、インターネットに接続するために必要な「接続先」を指定することです。モバイルWi-Fiルーターでは「プロファイル」または「APN設定」という設定項目で指定されています。

うまく通信できないときは、一度設定を確認してみましょう。正しい設定は契約しているプロバイダの公式サイトに記載があります。もしも記載がない場合はサポートに問い合わせるとよいでしょう。

「APN設定」の設定値をメモしたら、次の手順で設定します。

  1. モバイルWi-Fiルーターを再起動
  2. ルーターのメニューから「設定」を選択
  3. 「プロファイル設定」または「設定」を選択
  4. 「APN設定」を選択
  5. 正しいAPNを入力する
iPhone格安SIM通信アンケート

回線で障害が発生していないか確認する

WiMAXそのものに障害が発生していないかどうかを確認します。ほかのインターネット環境を使ってWebサイトをチェックするか、電話を使うとよいでしょう。

定期メンテナンスでも同じような状態になりますが、この場合は計画的な症状なので予定された終了時間になれば改善します。

突発的な障害が起こっている場合は、復旧するまでWiMAXでは通信できません。復旧するまで待つか、スマホのLTE回線等を利用するようにしましょう。

Wi-Fiルーターの設置場所を変える

同じフロア・部屋であっても場所によって電波の受信感度は変わります。

受信感度のよい場所の例 受信感度の悪い場所の例
窓の近く(窓枠に置くとよい) 窓のない部屋
玄関付近 鉄筋コンクリート造の建物
2階や3階など高い位置にある部屋 地下や奥まった場所
建物がない方角の部屋 1階の部屋

受信感度が悪いときは、モバイルWi-Fiルーターの向きや高さ、置く場所を変えると改善することがあります。比較的見通しのよい場所まで出るなど、アンテナ表示を見ながら感度のよい場所を探ってみましょう。

それでも「窓際でやっと1本立つが使いたい部屋から遠くて受信しにくい」という場合は、Wi-Fi電波をより遠くまで届ける「中継機」がおすすめです。

中継機とは、Wi-Fi接続のための電波を文字通り「中継」してより広い範囲でWi-Fi電波が受信可能にし、通信速度も改善してくれることもある通信機器の一種です。

中継機は家電量販店やネットショップで、安ければ数千円で購入可能です。ここでは比較的安価で口コミ評価のよいおすすめの中継機を3つ紹介します。

BUFFALO WEX-1166DHPS/N

この中継機はWi-Fi通信速度が最大1000Mbpsで、しかも子機の位置や距離を自動で判別して電波を適切に届ける「ビームフォーミング機能」を搭載するハイスペックタイプです。

LANケーブルによる有線接続もできるので、より高速で安定した通信が必要なオンラインゲームや高画質動画の視聴にも充分利用できます。

もちろんWi-Fiルーターとの接続もボタン一つのワンタッチで完了でき、困ったときのサポート体制も充実しているので、初めて中継機を利用するユーザーにもおすすめできます。

※購入元の注意書きはよくお読みになってお使いください。

TP-Link RE450

こちらの中継機の通信速度は最大1300Mbpsと日本最速クラスです。アンテナが3本あるので今までWi-Fi電波の死角となっていた場所へも電波をしっかり届けることができます。

コンセントに直接差し込むタイプなので置台などが必要なく、設置の際は本体の「インテリジェントシグナルインジケーター」が最も適した場所を教えてくれる上、ワンタッチで設定可能という使いやすい中継機です。

※購入元の注意書きはよくお読みになってお使いください。

I-O DATE WN-G300EXP

「できるだけ邪魔にならないコンパクトな中継機がいい」というユーザーにはこの「I-O DATE WN-G300EXP」がおすすめです。

この中継機は、突起部を除く本体部分が幅42mm・高さ42mm・厚さ33mmと非常にコンパクトで、アース付きコンセント口にセットしてももう1つのコンセントをふさぐことはありません。

またWi-Fiで必要なSSIDは、親機のものをそのまま中継するので端末ごとに設定を変えることもありません。接続設定もボタン1つででき、トラブルにはありがたい充実したサポート体制もうれしいポイントです。

※購入元の注意書きはよくお読みになってお使いください。

周波数を5GHzに切り替える

Wi-Fiルーターは通信に、2.4GHz帯と5GHz帯という2つの周波数を使った電波を利用します。このうち2.4GHz帯はWi-FiのほかにBluetoothや電子レンジでも利用されており、干渉されやすい特徴があります。

電波でいう干渉とは、電波が違う電波に邪魔されて本来の機能が弱まってしまうことです。Wi-Fi電波でいうと、接続しづらくなったり、速度が遅くなるといった不具合の原因になります。

そのようなときは、手動で5GHz帯に切り替えてみましょう。

切り替え方は、ルーターの設定画面の「Wi-Fi設定」で、「5GHz(屋内)または5GHz(屋外)」を選ぶだけです。

また本来5GHz帯の電波は、気象衛星や航空無線など重要な用途で利用されている周波数帯でもあるため、屋外で利用することは電波法により禁じられています。

違反した場合は最大で1年以下の懲役または100万円以下の罰金です。

ただしWiMAXでは「DFS機能」という機能が搭載されており、「5GHz(屋外)」を選択した場合は、DFS機能によるリサーチが実行されます。

最低でも1分間、周囲に電波干渉を起こす気象レーダーなどがないかを確認し、電波干渉を起こさないチャンネルがあれば5GHzでネットワークに接続できます。

こちらは電波法の条件付きで許可が得られているので問題ありません。

電波を正しく使うためにも、外で使用する場合は必ず「5GHz(屋外)」を選択してください。

引っ越し先がWiMAXエリア圏外の場合は乗り換えを検討しよう

引っ越し先が完全にWiMAXエリアの圏外なら、インターネット接続としてのWiMAXは使えません。

その場合は別のインターネット環境を検討する必要があります。ここではWiMAX以外のインターネット環境とWiMAXの解約方法について紹介します。

WiMAX以外のインターネット環境

WiMAX以外のインターネット環境には、スマホやWiMAX以外のモバイルWi-Fiルーター、光回線などがあります。

それぞれ必要な機器や初期費用・月額料金などのコスト、通信品質や速度など様々な点に違いがあり、どれが適切か判断するには、自分が「どのように使いたいか」ということをしっかり煮詰める必要があります。

格安SIM通信では、おすすめの光回線の比較おすすめのポケットWi-Fiの比較を行っていますので、ぜひご覧ください。

WiMAXの解約方法

これは契約しているプロバイダに対して行う手続きです。手順はプロバイダによって異なり、電話・ネット・郵送のいずれかの方法で行います。

どのプロバイダでも指定の手順通りに手続きしていく工程は同じです。

たとえばUQ WiMAXを電話で解約すると、短時間で手続きが完了でき、即日の解約が可能です。

ただし毎月1日から末日までを1ヵ月としているため、月の途中解約しても日割計算されないことが多いです。そのためできるだけ月末に近いタイミングで解約するとよいでしょう。

WiMAXを解約するなら更新月がおすすめ

解約するとき一番気になるのはおそらく契約解除料(違約金)です。WiMAXの契約解除料は金額が契約期間ごとに定められ、契約期間のごく一部である「更新月」以外の解約には必ず発生します。

WiMAXの解約にかかる契約解除料

契約解除料の金額は下の表の通りプロバイダによって異なりますが、2年以内の解約金はどれも高額ですので、なるべく更新月で解約することがおすすめです。

プロバイダ名 1年目 2年目 3年目 更新月 更新月の翌月以降
GMOとくとくBB 24,800円 24,800円 9,500円 0円 9,500円
UQ WiMAX 19,000円 14,000円 9,500円 0円 9,500円
BIGLOBE WiMAX 19,000円 14,000円 9,500円 0円 9,500円

更新月を確認する方法

更新月を知るために必要な「契約月数の数え方」がプロバイダごとに異なることも重要なポイントです。たとえば契約した月を「1ヵ月目」とするプロバイダもありますが「0ヵ月目」とする場合もあります。

そのため正確な更新月を知るにはプロバイダのユーザーページか、お客様サポートセンターへ電話で確認しましょう。

WiMAXの引っ越しは工事不要で簡単

学生から社会人へ、独身生活から結婚生活へ、人は暮らし方を変えるたび「引っ越し」を経験します。生活する場所が変わると、同時に身を取り巻く環境も大きく変わります。

引っ越し先がWiMAXのサービスエリア内であれば、WiMAXに関しては原則として大きな変化や特筆してすべきことはほとんどありません。

住所・電話番号の変更手続きのほかは、モバイルWi-Fiルーターを引っ越し先で起動するだけで設置工事も必要ありません。

完全なWiMAXのサービスエリア圏外の場合は光回線などほかのインターネット環境を検討する必要があります。

自分の引越し後のネット環境や使用量、使用場所等を考えて柔軟な選択をしましょう。

iPhone格安SIM通信アンケート

公開日時 : 2020年09月21日

iPhone格安SIM通信 編集部 ― ライター
iPhone格安SIM通信 編集部 ― ライター

iPhone格安SIM通信のニュース編集部です。通信関連の最新ニュースをお届けします!

関連キーワード