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ノートパソコンの寿命は平均何年?寿命の診断方法・寿命を伸ばすコツも解説

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
ノートパソコンが頻繁にフリーズするようになった、不調がよく見られるという場合、あなたが使っているノートパソコンは寿命を迎えているかもしれません。
今回はノートパソコンの平均寿命や、ノートパソコンが寿命を迎えたか診断する方法など、ノートパソコンの寿命に関する情報をまとめて解説します。
ノートパソコンの寿命を延ばすコツも紹介しているので、使用中のノートパソコンの寿命が気になる人はもちろん、ノートパソコンの寿命を延ばしてそのまま使いたい人もぜひ参考にしてください。
目次
ノートパソコンの平均寿命は3年~5年

ノートパソコンの平均寿命は3年から5年ほどが一般的です。
ノートパソコンは基本的に消耗品なので、使えば使うほどバッテリーやHDDが消耗し、寿命に近づきます。
そのためノートパソコンの使い方や使う頻度、メンテナンスの有無などによっては、3年から5年という目安の寿命よりも長くなったり短くなったりします。
例えば毎日仕事をするために8時間使っている場合と、ときどきインターネットを使うためだけに使う場合を比較すると、平均の起動時間が大きく異なります。
そのため使用頻度の高いノートパソコンほど寿命は短くなりやすいと考えましょう。
なお寿命は3年から5年とされていますが、パーツの破損や外部からの衝撃などの理由から、それよりも前に寿命を迎えてしまうケースもあります。
ノートパソコンが寿命を迎える2つの原因
ここではノートパソコンの寿命となる2つの原因について詳しく解説します。
- HDD・SSDの寿命
- OSのサポートが終了
1.HDD・SSDの寿命
HDDまたはSSDは、データの保存や読み出しをしたり、プログラムなどを書き込んだりする役割のあるノートパソコンの主要パーツです。
そのためHDDやSSDが使用に伴い消耗すると、ノートパソコン自体も正常に動作しなくなり、寿命を迎えることになります。
記録ディスクの消耗度合いなどから、HDDやSSDの寿命は約1万時間で、それを超えるとパソコンの処理スピードが遅くなったり、正常に処理できなくなったりします。
HDDやSSDの寿命がすぎてもノートパソコンを使い続けることは可能ですが、突然クラッシュし、最悪の場合データがすべて消えることもあり得ます。
そのため約1万時間というHDDやSSDの寿命をすぎたら、ノートパソコンも寿命だと考え、早めに新しいものに買い替えるのがおすすめです。
2.OSのサポートが終了
ノートパソコンに搭載されているOSのサポートが終了するタイミングも、ノートパソコンの寿命といえます。
オペレーティングシステムの略称であるOSは、パソコンの基本動作をコントロールするソフトウェアです。WindowsやMac OSがこのOSに含まれます。
年々進化していくソフトウェアや機能を正常に処理するため、OSは数年おきにアップデートされます。また古いOSのサポートが終了してしまうこともあります。
そのため使っていたOSのサポートが終了したら新しいものに買い替える必要があります。
OSを買い替えられないのも寿命のサイン
ノートパソコンを購入してから数年であれば、物によっては新しいOSに買い替えられます。
しかし、購入してから10年以上経っていたりすると、CPUの性能が低く新しいOSに買い替えられない場合もあります。
OSを買い替えることができなくなったときに、ノートパソコンが寿命を迎えたとなります。
なおOSが古いままでも使えますが、セキュリティ対策ができないなどの理由から、ウイルスに感染する可能性が高くなってしまいます。
OSを買い替えられなくなったら、ノートパソコンが寿命を迎えてしまったとして、新しいノートパソコンに買い替えることをおすすめします。
ノートパソコンの各パーツの寿命の目安一覧

ノートパソコン自体の寿命とあせて知っておくと便利なのが、ノートパソコンに使われている各パーツの寿命です。
>いくつかのパーツの寿命はノートパソコンの寿命よりも短いため、寿命を迎えたパーツのみを修理に出せば、ノートパソコンの寿命を延ばしてそのまま使える可能性があります。
ここではノートパソコンの各パーツの寿命をそれぞれ紹介していきます。
パーツ名 | 平均の寿命 |
---|---|
HDD | 5年程度 |
SSD | 5年程度 |
バッテリー | 2年程度 |
液晶画面 | 5年~10年 |
キーボード | 5年程度 |
光学ドライブ | 5年程度 |
HDDとSSD:5年程度
パソコンの中枢機能とも言えるHDDまたはSSDの寿命は、毎日ノートパソコンを使う人の場合で5年程度です。
なお寿命は約1万時間とされているので、ノートパソコンを使う頻度によっては、5年という目安から大きく変動することが考えられます。
- ノートパソコンの動作が遅くなった
- 電源が上手く入らなくなった
- 急にシャットダウンしてしまった
目安として、上記の症状がよく起こる場合、HDDやSSDの寿命が近づいているサインです。
HDDやSSDのみを交換や修理も可能ですが、HDDやSSDが故障しているときは、ノートパソコン自体も消耗していることが多いので買い替えを検討したほうがよいでしょう。
バッテリー:2年程度
ノートパソコンを作動するための電源となるバッテリーの寿命は2年程度です。
- 作動している時間が短くなった
- 充電する頻度が増えた
上記の症状が、バッテリーが寿命に近づいている代表的なサインです。
バッテリーは寿命を迎えても、新しいものに交換してしまえば、また元のように動作時間を戻せます。
バッテリーの交換はメーカーで行え、交換にかかる費用はメーカーやモデルによって異なりますが、5,000円から10,000円程度です。
バッテリーは充電をすればするほど消耗するため、バッテリーを使いきってから充電するなどの工夫をすると、寿命を延ばせる可能性が高まります。
液晶画面:5年~10年
ノートパソコンの液晶画面の寿命は、5年から10年とされています。
- 画面が常に暗く明るくならない
- 画面が点滅する
- 一部の画面が表示されない
上記の症状が、液晶画面が寿命に近づいているサインです。
なお液晶画面に使われているバックライトの寿命は約5万時間とされているので、使う頻度が高いほど早く寿命に近づきます。
液晶画面は新しいものに交換をすることも可能ですが、料金が高くなりがちなので、5年程度使っていて壊れた場合は、新しいノートパソコンを購入するのがおすすめです。
キーボード:5年程度
キーボードの寿命は5年程度とされています。
- タイプしても反応しない
- キーを押していないのに勝手に反応する
- キーがへこんで戻ってこない
上記の症状が、キーボードが故障したり、寿命に近づいたりしているサインです。
キーボードの消耗や故障はほかのパーツと比べてわかりやすいので、修理に出すタイミングを決めやすいでしょう。
キーボードが寿命を迎えたら、修理に出すのもよいですが、別売りの外付けのキーボードで対応するのも1つの手です。
光学ドライブ:5年程度
DVDやCDを読み込むために使う光学ドライブの寿命は5年程度です。
- CDまたはDVDを挿入しても反応がない・遅い
- 光学ドライブが詰まって取り出せない
上記の症状が、光学ドライブが寿命に近づいた証拠です。
光学ドライブは修理もできますが修理代は高額です。外付けの光学ドライブを買うか、新しいノートパソコンを購入するほうがよいでしょう。
ノートパソコンの寿命かどうかを診断する3つのサイン
ノートパソコンを数年使っているけれど、寿命に近いのかはわからないという人も多いのではないでしょうか。
ここでは、ノートパソコンの寿命かどうかを診断するサインについて解説します。
- パソコンの動作が遅くなった
- 画面が正常に表示されない
- フリーズが発生する
1.パソコンの動作が遅くなった
ノートパソコンの寿命を判断するポイントの1つに、パソコンの動作が遅くなったことが挙げられます。
電源を入れてから起動するまでの時間やデータを開くまでにかかる時間が長くなったら、ノートパソコンが正常に機能していない証拠です。
動作が遅くなる理由のほとんどは、データやソフトウェアの処理が上手くできていないことによるため、ノートパソコンのHDDまたはSSDが寿命を迎えている可能性が高いといえます。
2.画面が正常に表示されない
画面がいきなり暗くなって見えない、画面の一部分が上手く表示されないなどの症状も、ノートパソコンが寿命を迎えている証拠です。
ノートパソコンの内部だけでなく、液晶画面が壊れている可能性もありますが、液晶画面の修理代は高額になりやすいです。
そのため修理に出すよりも新しいノートパソコンに買い替えるほうが安いケースも多いです。
3.フリーズが発生する
フリーズが頻繁に発生するのもノートパソコンが寿命に近い証拠の1つです。
ノートパソコンを使っていて、いきなり動作がストップして操作ができなくなったら、内部でフリーズが発生しています。
フリーズは熱暴走、HDDの故障、メモリの不足などが原因で発生することが多く、頻繁にフリーズが起こる場合は、ノートパソコン自体が寿命を迎えている可能性が高いでしょう。
例えば「熱暴走」はHDDやCPUが熱を持ちすぎてしまって起こる症状で、パソコンが熱を上手く外に逃がしていない証拠です。
熱を上手く外に逃がせていないのは、ノートパソコンにとって重大な故障なので、ノートパソコンの寿命と考えてよいでしょう。
ノートパソコンの寿命を延ばす3つのコツ

ノートパソコンの寿命は3年から5年とされていますが、日頃の使い方やメンテナンス方法に気を付けていれば、平均よりも寿命を延ばすことが可能です。
ここでは、ノートパソコンの寿命を延ばすコツを3つ紹介します。
- HDDやSSDのメンテナンスをする
- ノートパソコンが熱くならないようにする
- 持ち運びに気を付ける
紹介するコツはどれも簡単にできることなので、ノートパソコンの寿命を延ばしたいと思っている人はぜひ参考にしてみてください。
1.HDDやSSDのメンテナンスをする
ノートパソコンの寿命は、中枢機能とも言えるHDDやSSDの消耗具合によって左右されます。
そのためノートパソコンの寿命を延ばしたいのであれば、HDDやSSDを壊さないよう、メンテナンスを定期的に行いましょう。
簡単なメンテナンスとしてできるのは、ディスクのクリーンアップを定期的に行うことです。
いらないデータを定期的に消去しておくことで、HDDやSSDにかかる負担を減らせます。
よりメンテナンスを強化したい人は、HDDやSSDの状態をチェックできるフリーソフトもおすすめです。
ノートパソコンにダウンロードしておけば、ソフトを起動するだけで、HDDやSSDがどれくらい消耗しているのかをチェックできます。
2.ノートパソコンが熱くならないようにする
ノートパソコンは熱に非常に弱い特性をもつため、内部が熱くならないように工夫するのも、寿命を延ばすコツの1つです。
ノートパソコンはCPUファンなどで熱を外に逃がす構造になっているので、ファンをふさがないようにし、熱を常に外に逃がせるように気を付けましょう。
ノートパソコンが寿命に近づいている目安の1つである熱暴走は、熱を外に上手く排出できず、本体が熱くなってしまうことが原因です。
そのため暑くなりやすい夏場は、なるべく冷房のきいた涼しい部屋でノートパソコンを使うようにしたり、ノートパソコンの下に置くファン式クーラを使用したりなどの対策がおすすめです。
3.持ち運びに気をつける
ノートパソコンの寿命を左右するHDDやSSDは、精密機器のため衝撃に弱いです。
持ち運びするときは衝撃を与えないように気を付けましょう。
持ち運び専用のケースに入れたり、持ち運ぶときに落とさないようにしたりなど、少し工夫するだけでノートパソコンの寿命を延ばせます。
またケースに入れて持ち歩くことで、HDDやSSDだけでなく、液晶画面や光学ドライブ、キーボードなど、その他のパーツの損傷も防げます。
寿命を迎えたノートパソコンの処分方法
寿命を迎えたノートパソコンは、そのままゴミとして処分することはできません。
ここでは寿命を迎えたノートパソコンの処分方法を紹介します。
リサイクルとして処分する
ノートパソコンは資源有効利用促進法により、リサイクルとして処分することが義務付けられています。
普通ゴミとして処分できない理由は、レアメタルなどの資源を有効に再利用するためです。必ずリサイクルとして処分しましょう。
ノートパソコンのリサイクル処分方法
リサイクルとして処分する方法は以下の通りです。
- 製造メーカーに回収してもらう
- 自治体が運営する資源回収施設にて回収してもらう
- パソコン回収サービスにて回収してもらう
- 家電量販店にて回収してもらう
2003年10月以降に販売されたPCリサイクルマークが本体についているノートパソコンであれば、メーカーに連絡すれば無料でリサイクル品として回収してくれます。
自治体や家電量販店、専用のサービスも、ノートパソコンのリサイクル回収を行っているため、自分がリサイクルに出しやすい方法を選ぶのがおすすめです。
買い取り業者を利用して処分
購入してからあまり経っていないものの、何らかの理由でノートパソコンが寿命を迎えてしまった場合、買い取り業者を利用して処分する方法もあります。
いくつかのパーツが寿命を迎えたものの、ノートパソコン自体は動いている場合なら、少額ではありますが買い取りしてもらえる可能性が高いです。
また買い取りできない場合でも、無料で回収してくれるケースや、中にはノートパソコンが一切動かなくても回収してくれる業者もいるので、一度確認してみるとよいでしょう。
MacBookの下取りについて別記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
パソコン高く売れるドットコム

パソコン高く売れるドットコムは、全国各地に実店舗を持つパソコン買取業者です。
宅配買取や出張買取、店頭買取などユーザーのニーズに合わせて買取方法の選択が可能です。
加えて、商品情報などは市場の価格から適正価格を算出し、ユーザーから買い取ったパソコンなども最低限の手間で出品していることから高還元を心がけています。
運営会社情報
- 会社名|株式会社マーケットエンタープライズ
- 会社設立日|2006年7月7日
- 資本金|3億3,094万2,200円
- 上場市場|東京証券取引所 プライム
- 事業内容|ネット型リユース事業、メディア事業、モバイル通信事業
設立してから14年ほどで、マザーズに上場していることから会社としての信頼は高いといえるでしょう。
また、全国的に実店舗を保有しており監査法人からいくつかの賞を受賞していることもユーザーとしては安心感が高いといえます。
イオシス

イオシスは東京や大阪、名古屋などに店舗を持つ PC やスマホ・タブレット販売を行う店舗です。
型番などから簡単に買取希望商品が検索でき、実際に売却する前に MacBook の値段を確認することが可能です。
また、買取方法が店舗買取と宅配買取から選べるため、ユーザーが使用しやすい方法での売却が可能です。
これまでの買取実績を見てみると、創業から20年以上運営を続け、年間で17万件の買取実績を誇っています。
そのため、ユーザーとしても安心して商品を売却でき、買取キャンペーンなども定期的に行っていることから、ユーザーも選択しやすい買取業者だといえるでしょう。
運営会社情報
- 会社名|株式会社イオシス
- 会社設立日|1996年7月
- 資本金|3,000万0,000円
- 上場市場|東京証券取引所 1部上場
- 事業内容|スマートフォン・PC・その他周辺機器の買取・販売
20年以上の経営を行っており、その歴史の長さからユーザーに多く選ばれる買取業者の1つといえるでしょう。
ReRe買取

ReRe買取は、全国各地にセンターを持つ買取業者です。
買取方法に関しては、宅配買取、出張買取、店頭買取などユーザーの利用しやすい方法での利用が可能です。
事前に買取価格をある程度調べることもできるため、ユーザーにとっては使用しやすい買取業者といえます。
買取価格に関して独自のネットワークを駆使しており、適正な価格をつけてもらえるため使用しやすい業者です。
運営会社情報
- 会社名|株式会社マーケットエンタープライズ
- 会社設立日|2006年7月7日
- 資本金|3億3,094万2,200円
- 上場市場|東京証券取引所 プライム
- 事業内容|ネット型リユース事業、メディア事業、モバイル通信事業
運営会社は、パソコン高く売れるドットコムと同様であり、マザーズに上場していることから、会社著者の信頼性が高いと評価できます。
そのため、ユーザーとしても安心しながら取引を行うことが可能です。
Mac買取ネット

Mac買取ネットは、 Macの買取に特化しているサイトです。
型番が分かれば自動的に買取できるうえ、集荷も自動で行うことが可能です。
買取依頼方法は宅配買取のみですが、Macの買取に力を入れていることから、買取確認に期待のできる業者といえます。
ちなみに、発送手続きなども Mac買取ネット側が行うため、ユーザーにとっての負担は高くないといえるでしょう。
運営歴は2006年からと比較的長く、ユーザーが安心して買取を依頼できるおすすめの業者です。
Apple公式「Apple Trade In」

Apple Trade In は、アップル公式の下取りサイトです。
新しいデバイスを購入する際に、対象となるデバイスを下取りに出すと割引になり、下取り対象外のAppleデバイスはリサイクルにも出せます。
店頭に持ち込むだけでなく、時間がない場合などには郵送での下取りにも対応しており、下取り額分をApple Gift Cardで受け取ることもできます。
運営会社は、Apple Japan合同会社です。世界規模の会社であり、日本においても強烈な影響力を持つ企業だといえます。
そのため、 Apple 公式の下取りサービスを使用することもユーザーにとっては安心につながるでしょう。
ノートパソコンは3年から5年で買い替えがおすすめ

- ノートパソコンの寿命は3年~5年
- ノートパソコンの各パーツの寿命の目安一覧
- ノートパソコンの寿命かどうかを診断するサイン
ノートパソコンの寿命は3年から5年が平均とされているため、購入してから数年使っていて不調が見られるなら、新しいものに買い替えを検討してみましょう。
ただしあくまで平均値のため、使い方や使用頻度により寿命は変わります。自分の使用しているノートパソコンから寿命のサインがでていないか定期的にチェックしておきましょう。
またノートパソコンの寿命を延ばしたいという人は、ノートパソコンにあまり負荷をかけないよう涼しい部屋での利用や、持ち運び等に工夫をしましょう。
公開日時 : 2023年06月06日

最新ガジェット、家電、デバイスが大好物。秋葉原、ネットショップでコスパの高い中古端末に目を光らせている。iPhone・iPadを格安SIMとWiMAXで利用中。趣味はダンス、週4日のトレーニングを欠かさない。
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