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iPhoneのマイクの位置はどこ?マイク音量の故障・設定変更したい時に読む記事


「iPhoneを購入したばかりで、マイクの場所がわからない」「おすすめのiPhoneの外部マイクを知りたい」などの疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。
iPhoneのマイクは様々な場所にあり、それぞれ役割が異なります。このページでは、そのようなiPhoneのマイクについて様々な角度から紹介します。
併せて、iPhone用外部(外付け)マイクの選び方やおすすめアイテム、故障時の対処法も取り上げます。iPhoneのマイクで困っている人は、参考にしてください。
目次
iPhoneのマイクの位置
iPhoneのマイクは、前面上部や背面のカメラの近く、底面のライトニングコネクタの両脇にあり、それぞれ役割が異なります。ここでは、iPhoneのマイクの位置とそれぞれの役割について紹介します。
前面上部の耳を当てる部分
電話を使うときに耳を当てる場所にある、インカメラ付近のマイクは、不要な音を下げてくれるノイズキャンセリング機能用です。
ノイズキャンセリング機能とは、周囲の騒音・雑音を取り除き、聞きたい音のみ聞ける機能のことです。この部分を指やiPhoneケースでふさいでしまうと、音が聞こえづらくなってしまいます。
背面のカメラの近く
背面カメラの近くに設置されているマイクは、ビデオを撮影するときの音声用で、ノイズキャンセリングも可能です。
iPhoneの機種によって、多少マイク位置が異なりますが、カメラ付近にあるということは変わりません。
底面のライトニングコネクタの両脇
底面のライトニングコネクタに最も近いところにあるマイクは、動画やボイスメモの録画・通話用です。iPhone 5・6は1つ、iPhone 6以降は、2つのマイクが搭載されています。
また、底面マイクの近くにある穴は、内臓ステレオスピーカー・ノイズキャンセラーです。
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iPhone用外部(外付け)マイクの選び方

動画撮影や通話などで、音声をより高音質にしたい場合は、外付けタイプの外部マイクを使用しましょう。そうすれば、iPhoneのマイクの感度を上げることが可能です。
「趣味の楽器演奏を録音したい」「仕事のためにインタビューを録音したい」というときなどにも、外部マイクはおすすめです。
iPhone用外部(外付け)マイクの選び方は次の通りです。
- 接続端子で選ぶ
- 入力方法で選ぶ
- タイプで選ぶ
接続端子で選ぶ
音楽を録音したい場合は、ステレオ録音に対応しているライトニング端子を選びます。iPhone・iPad以外の機器と接続したい場合は、3.5mm接続タイプを選びましょう。
ちなみに、iPhone 7以降のイヤホンジャックがないモデルの場合、別途ケーブルが必要です。
入力方法で選ぶ
録音する際、ステレオ入力とモノラル入力があります。ステレオ入力であればライトニング端子、モノラル入力ならば、ヘッドホンジャックを選びましょう。
モノラル入力は、フラットな音を録音でき、ステレオ入力は、奥行きがある音を録音可能です。
タイプで選ぶ
iPhone用外部(外付け)マイクには、コンデンサータイプとピンタイプがあります。
身体につけるタイプではなく、動かないコンデンサータイプは、音楽などの録音におすすめです。
またコンデンサータイプは、小さな音・繊細な音も逃さずにきれいに録音できることも特徴としています。
ピンタイプは、身に付けて使用できるため、ゲーム実況など動きながら録音する場合などにおすすめです。
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iPhoneにおすすめの外部のマイク
iPhoneにおすすめの外部のマイクは、特定の方向からの録音する場合や広い範囲から音を拾いたい場合、前後の集音がしたい場合によって異なります。
ここでは、おすすめのアイテムについて詳しく紹介します。
特定の方向からの録音する場合
インタビューや楽器演奏など、特定方向からの音を録音したい場合には、単一指向性のマイクがおすすめです。
単一指向性のマイクは、一定方向からの音を拾うように設計されているので、周囲の雑音が入りにくく、クリアな音で録音できます。
IK Multimedia iRig Mic Field
「IK Multimedia iRig Mic Field」は、iPhone、iPad、iPadtouchに対応し、2つの単一指向性を備えているマイクです。
また、ライトニング端子によるステレオ録音が可能で、90度角度調整機能もついているため使いやすくなっています。
さらに、GarageBand、iMovieのアプリに対応し、サイズもコンパクトで持ち運びしやすくなっています。また、24-bitのADコンバーターで、ノイズを気にせず録音できることも特徴です。
メーカー | IK Multimedia |
---|---|
サイズ | 50mm / 1.96インチ×57.5mm / 2.26インチ×16mm |
重量 | 30g |
入力感度 | 44.1KHz、48KHz |
周波数 | 40Hz-20kHz |
IK Multimedia iRig Mic Video
「IK Multimedia iRig Mic Video」は、タブレットやデジタル一眼レフにも対応している、単一指向性のショットガンマイクです。
24-bit/96kHzコンバーターで、クリアなサウンドを実現しているという特徴もあります。
また、マルチカラーLEDが搭載されているので、一目で音量レベルをチェックでき、コンパクトサイズで持ち運びに苦労しません。さらに、アプリで音声や映像の記録も可能です。
メーカー | IK Multimedia |
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サイズ | 45×130×55mm |
重量 | 65g |
入力感度 | 44.1 kHz、48 kHz、88.2 kHz、96 kHz |
周波数 | 40Hz-20kHz |
広い範囲から音を拾いたい場合
360度から音を拾いたい場合は、無指向性(全指向性)のマイクがおすすめです。無指向性(全指向性)のマイクであれば、会議室などの広い場所でも、様々な方向からの音を拾えます。
MAONO ミニクリップマイク
「MAONO ミニクリップマイク」は、クリップで服などに固定できる全指向性のマイクです。デジタル一眼レフやビデオカメラなど、あらゆるデバイスに対応しているため、使い勝手がよいです。
マイクケーブルは6メートルもあり、様々なシーンで活躍することも特徴です。また、軽量かつコンパクト設計なので、マイクをつけていても気になりません。
メーカー | MAONO |
---|---|
サイズ | 情報なし |
重量 | 情報なし |
入力感度 | -30dB+/-3dB/0dB=1V/Pa, 1kHz. |
周波数 | 65Hz~18KHz |
前後の集音がしたい場合
前方と後方の集音がしたい場合は、双指向性のマイクを選ぶことがおすすめです。
双指向性のマイクは、ラジオ収録など人が向かい合って話す場面や、密室の空間で収録したい場合に最適です。
ZOOM MSステレオマイク iQ7
「ZOOM MSステレオマイク iQ7」は、単一指向性と双指向性とが一体化している、ライトニング端子対応のマイクです。マイクが回転できる設計になっており、好きな方向に向けられることも特徴です。
また、アプリ「Handy Recorder」を利用すれば、録音データの編集などもできたり、自動的に録音を行う「オートレコード機能」を使えたりするので、様々なシーンで活躍するでしょう。
メーカー | ZOOM |
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サイズ | 54.5×57.2×26.5mm |
重量 | 30.5g |
入力感度 | 44.1kHz/16bit, 48kHz/16bit |
周波数 | 情報なし |
SHURE MV88A-A
「SHURE MV88A-A」は、90度の角度調節が可能で、あらゆるモバイル録音に対応しているマイクです。マイクはオールメタル製になっており、耐久性も申し分ありません。
また、「ShurePlus MOTIV」というアプリをダウンロードすれば、非圧縮レコーディングやマイクロホンゲイン調節が可能です。スタジオレベルのレコーディングを実現したい人におすすめのマイクだといえます。
メーカー | SHURE |
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サイズ | 67×25×35mm |
重量 | 情報なし |
入力感度 | 情報なし |
周波数 | 20Hz–20kHz |
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iPhoneのマイクが故障した場合の対処法

iPhoneのマイクが故障した場合の対処法は、次の通りです。
- 埃が溜まっていないかを確認する
- 指で塞いでいないかを確認する
- 電話中に相手が音を聞きとれない場合
- スピーカーフォンの調子が悪い場合
- 特定のアプリでマイクが機能しない場合
こうした対処法を知り、iPhoneのマイクを快適に利用しましょう。
ちなみに、iPhoneを再起動したり、最新のiOSバージョンをインストールしたりしても、問題を解決できる可能性があります。
埃が溜まっていないかを確認する
iPhoneのマイクに埃や汚れが溜まっていると、音が聞こえにくくなったり、電話の相手に音が伝わりにくくなったりします。ノイズがひどい場合は、マイクに埃や汚れが溜まっていないかチェックしましょう。
普通に使っていても、iPhoneなどのスマホは汚れやすいです。たとえば、ポケットに入れているだけで服に付着している埃がついたり、使用しているうちに皮脂汚れが蓄積したりします。
マイク部分が汚れているときは、綿棒などで拭いてみましょう。故障や劣化の原因になるので、汚れがひどくても水などを使用することは避けてください。
指で塞いでいないかを確認する
ノイズキャンセリング用のマイクを指で塞いでしまっていると、通話時に聞こえにくくなってしまう可能性があります。指で塞いでいないかどうか、iPhoneの持ち方を確認しましょう。
iPhoneの画面にフィルムを貼り付けている場合は、そのフィルムサイズが合っているのか、インカメラ付近をすべて塞いでしまっていないのか、チェックすることもおすすめします。
電話中に相手が音を聞きとれない場合
電話中に相手が音を聞きとれない場合は、自分のiPhoneのマイクが故障していないかどうかを調べましょう。確認する方法は、iPhoneの録音機能で音声を録音し、音が聞こえるかをチェックするだけです。
自分の録音した声がはっきり聞こえていれば、iPhoneのマイクは故障していません。音声が聞こえなかったり、雑音が混じっていて聞き取りづらかったりする場合は、iPhoneのマイクが故障している可能性もあります。
その際は、Appleサポートに問い合わせてみましょう。
スピーカーフォンの調子が悪い場合
スピーカーフォンの調子が悪い場合は、次の方法で音声をチェックしてみてください。
- カメラアプリを開く
- iPhone上部に向かって話ながら動画撮影
- カメラの切り替えボタンをタップして動画撮影
動画を再生し、音声が聞こえるかどうかを確認します。鮮明に聞こえない場合は、Appleサポートに問い合わせてみましょう。
特定のAppでマイクが機能しない場合
一部のアプリでマイクが使えない場合は、次の方法で確認してみましょう。
- 「設定」→「プライバシー」→「マイク」とタップ
- 特定のアプリで有効になっているかを確認
アプリがリストに表示されない場合は、アプリのデベロッパーに問い合わせしましょう。
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iPhoneのマイクを上手に活用しよう
iPhoneのマイクは、前面上部や背面のカメラ付近、底面のライトニングコネクタの両脇にあり、それぞれ役割が異なります。また、動画・通話などで高音質にしたい場合は、外付けタイプのマイクを使用しましょう。
外付けタイプのマイクは、目的や機器の端子によって選ぶことをおすすめします。コンデンサータイプは音楽などの録音に、ピンタイプはゲーム実況など音に動きがある場合におすすめです。
外部マイクは、様々なメーカーからそれぞれ特徴を持ったアイテムが販売されています。自分に合ったマイクを見つけるために、商品についてしっかりと調べてから購入しましょう。
iPhoneのマイクが故障した場合、埃が溜まっていないか、指で塞いでいないかを確認することをおすすめします。電話中に相手が音を聞きとれない場合は、自分の音声を録音し、音が聞こえるかをチェックしましょう。
iPhoneのマイクを上手に活用し、快適なスマホ生活を実現させましょう。
iPhoneのイヤホンについて純正・非純正イヤホンの比較を「【iPhoneイヤホン】純正・非純正の違い|純正の優れた機能」で解説していますのでぜひご覧ください。
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公開日時 : 2021年05月20日

最新ガジェット、家電、デバイスが大好物。秋葉原、ネットショップでコスパの高い中古端末に目を光らせている。iPhone・iPadを格安SIMとWiMAXで利用中。趣味はダンス、週4日のトレーニングを欠かさない。
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