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  • 更新日:2023年05月10日

【実機レビュー】Xperia 1 Ⅲが名機すぎる7つの理由!ahamoで機種変更できる?

【実機レビュー】Xperia 1 Ⅲが名機すぎる7つの理由!ahamoで機種変更できる?

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7月9日ドコモより販売された「Xperia 1 III SO-51B」はミリ波にも対応したSONYの5Gフラッグシップモデルです。今回は、使ってみてよかった点をまとめました。

価格は10万円台と正直安いとは言えませんが、キャンペーンを活用すれば安く購入も可能。なお、ahamo(※1)契約中の方、また契約を検討している方は機種変更も可能です。毎月の固定費を賢く抑える方法も解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

使ってみてわかったXperia 1 Ⅲの進化点

まずは、使ってみてよかった点をまとめていきます。記事の内容は動画でも紹介しています。

サウンドのクオリティが高い

歴代Xperia 1シリーズはオーディオとディスプレイにこだわったモデルとして知られますが、今期は昨年のXperia 1 IIに比べ、前者に大きな進化が見られます。

Xperia 1 III Xperia 1 II
オーディオフルステージステレオスピーカー(左右均一に配置)

※最大音圧が約40%向上

Dolby Atmos

360 Reality Audio

360 Spatial Sound
フルステージステレオスピーカー(左右均一に配置)

Dolby Atmos

360 Reality Audio
ハイレゾ◯(DSEE Ultimate、LDAC に対応)◯(DSEE Ultimate、LDAC に対応)

スピーカー再生時の音圧向上に加え、低音性能もアップしています。端末の左右両方にステレオスピーカーが内蔵されているので、端末を横に持つようなゲームプレイ時にもそのよさを体感できるはずです。

また、イヤフォン接続時には360度全方位からの立体的なサウンドを楽しむことができます。音楽再生時はもちろんですが、映画鑑賞時のサウンドはまるで映画館にいるような感覚で、映画館のエコーのかかったようなあの独特な音を再現できています。これは正直、驚きました。映画好きはぜひ試して欲しいところ。

また、Xperia 1 IIから初めて搭載されたDSEE Ultimate※」を継承しており、ハイレゾ対応ヘッドホンを装着すれば、ハイレゾ相当の高音質なサウンド再生も可能。実際に視聴すると、アーティストの息使いや楽器の音質までもがクリアになるイメージで、これはなかなか癖になります。

※ 360 Spatial Sound利用時はDSEE Ultimateが利用できません。

ディスプレイに没入感あり

そして6.5インチのやや大ぶりなディスプレイは、ただ大きいというわけではなく、4KHDR対応有機ELディスプレイです。比率21:9のシネマスコープサイズの映像であれば、映画館のサイズ比率のまま高画質・高品質の映像体験が可能。

Xperia 1 III Xperia 1 II
ディスプレイ4K HDR OLED(有機EL)
シネマワイド
クリエイターモード
X1 for mobile
4Kアップスケーリング
マルチウィンドウ
リフレッシュレート120Hz駆動90Hz駆動

実際、カメラ規格が4Kに対応してもスマホ側のディスプレイがそれに対応していないことは多く、本機はそういった意味で、他のメーカーの製品と比べても優っていると言えるでしょう。

さらに、画面は縦に大きいので、例えばYouTubeを視聴しながらSNSを利用するといったマルチ画面での操作、見やすさは抜群です。

(上)iPhone 8 液晶ディスプレイ(下)Xperia 1 Ⅲ 4K HDR OLED(有機EL)

個人的に気に入ったのは、BT.2020の色域と10bit入力に対応した「クリエイターモード」不自然になりすぎない、肉眼に近い色合いの映像が楽しめます。ただし、21:9の比率に対応していない作品も多く、その点は作品を選ぶ点は、少々残念に思いました。

120Hzでヌルサクな使用感

最近のハイエンドモデルではお馴染みの120Hz駆動ディスプレイは前モデルから進化。画面スクロール時、動画だとなかなか伝わらないかもしれませんが、肉眼で確認すると滑らかに動いているのがわかります。

さらに、最大240Hzの高速タッチ検出でタッチ反応速度も向上。細かい操作や画面タッチへの反応速度が勝敗を決するようなゲームプレイ時には重宝するでしょう。

ゲーミングスマホとして安定した操作が可能

まず本機がゲーミングスマホとして優れていると感じた点は、本体のサイズ感です。6.5インチとやや大振りな設計ですが、横の幅は画面を横にすることを前提に縦に細長く作られています。ゲームプレイ時には人差し指と小指4つの支点で端末を抱え込むように持つことができ、非常に安定した操作が可能です。

また、本機は、前モデルに引き続き「ゲームエンハンサー」が搭載されています。これは、ゲームに集中しやすいよう、ゲーム環境を自分好みにカスタマイズできるアプリです。具体的には、ゲームの画質とサウンドに関する設定ができたり、ゲームプレイ時の通知を細かく設定したりと非常に多機能と言えます。

バッテリーや発熱具合は微妙

せっかくなのでゲームエンハンサーのバッテリー設定を「省エネモード」にし、節電しながらゲームプレイを30分続けてみたのですが、対極的な「パフォーマンス優先モード」でプレイした場合に比べて電池持ちはわずかながら向上していました。

このように省エネモードにすると多少の節電効果はあるものの、画面の角つき、画質の劣化、全体的な画面のトーンが暗めになるため、電池が少ない、給電できないといった場合を除いてはパフォーマンス優先モードでのプレイをおすすめします。

省電力モード
モード
パフォーマンス優先
モード
プレイ前 94% 87%
プレイ後 88%(-6%) 79%(-8%)

なお、その他、動画視聴時、音楽再生時、カメラアプリ起動時など各シチュエーション別のバッテリー消耗を計測しました。

計測シーン時間機能の有無Xperia 1 III iPhone 12 Pro
ゲームプレイ時 30mリフレッシュレート 60Hz 85%⇨ 79% -6% 80%⇨72% -8%
リフレッシュレート 120Hz 74%⇨ 67% -7%
動画視聴時 30m クリエイターモード なし 71%⇨65% -6% 63%⇨59% -4%
クリエイターモード あり 63%⇨56% -7%
音楽再生時30mDSEE Ultimate なし 53%⇨51% -2% 49%⇨47% -2%
DSEE Ultimate あり 55%⇨53% -2%
カメラ撮影30mビデオ撮影 44%⇨34% -10% 90%⇨88% -2%

結果、リフレッシュレート起動を上げたり、クリエーターモードをオンにしたり機能を追加するとわずかながらバッテリーの消耗は早くなるもののそこまで大きな違いはありませんでした。一方で、カメラアプリを起動した場合のバッテリーの消耗は激しく、また発熱も高い傾向にありました。

モバイルバッテリー代わりになる

Xperia 1 IIには非搭載だったモバイルバッテリー代わりになる「おすそわけ充電」が搭載されました。この場合、Qi規格のワイヤレス充電に対応しているデバイスであることが条件(※すべてのQi対応機器を保証するものではありません。)です。

Xperia 1 III Xperia 1 II
ワイヤレス充電
おすそわけ充電

もちろんiPhoneの充電もできました。外出先で「しまった、モバイルバッテリー忘れた」という心配がなく、また、モバイルバッテリー自体を持ち歩かなくてもいいと考えれば、大きな進化点と言えるでしょう。

5Gはミリ波対応

前モデル同様に5G対応ですが、本機は周波数帯の高いミリ波に対応しています。5Gプランを契約する場合はより快適な通信が可能でしょう。

Xperia 1 III Xperia 1 II
通信規格5G(ミリ波,sub 6)5G(sub 6)
5G 通信速度下り最大4.2Gbps

上り最大480Mbps
下り最大3.4Gbps

上り最大182Mbps
4G 通信速度下り最大1.7Gbps

上り最大131.3Mbps
下り最大1.7Gbps

上り最大131.3Mbps

カメラ性能が高い

Xperia 1 III は前モデルに比べてカメラの性能が一段とアップしています。

Xperia 1 III Xperia 1 II
アウトカメラ超広角:1220万画素・F2.2+デュアルPD

広角:1220万画素・F1.7+デュアルPD

望遠:1220万画素・F2.3/F2.8+デュアルPD

+3D iToFセンサー
超広角:1220万画素・F2.2+デュアルPD

広角:1220万画素・F1.7+デュアルPD

望遠:1220万画素・F2.4/F2.8

+3D iToFセンサー
インカメラ800万画素・F2.0
カメラ機能RAW
Photography Pro
瞳AF,AF/AE追従
約20コマ/秒の連写
低照度撮影
リアルタイムトラッキング
ハイブリッド手ブレ補正
連写時にノイズリダクション
RAW
Photography Pro
瞳AF,AF/AE追従
約20コマ/秒の連写
低照度撮影
ズーム性能ハイブリッド12.5倍ズーム
AI超解像ズーム
光学3倍
デジタル3倍ズーム
動画撮影4K HDR(最大60fps)
インテリジェントウィンドフィルター
Cinematography Pro

前モデルとの違いは、世界初(※2021年4月14日時点、ソニー調べ。)の可変式望遠レンズが搭載されている点。望遠カメラがプリズムを使って90°角度を変えるペリスコープ構造になったことで、70mmと105mmの2つの焦点距離で撮影ができます。具体的には12.5倍の望遠撮影が可能。昨今のスマホが10倍程度なのに対し、より遠くの被写体が撮影できます。

また、すべてのカメラがデュアルフォトダイオードセンサーを採用。1つの画素にフォトダイオードを2つ割り当てた構造です。トリプルレンズはすべてが1200万画素と、過去モデルに比べ画素数は落ちました(例:2015年発売の「Xperia Z5」は2300万画素)が、実際には、2400万画素相当に当たるとのこと

さらに、デュアルフォトダイオードセンサーを採用することで高速なAFが行えます。標準カメラ(広角レンズ)に加え、超広角カメラと望遠カメラも、追尾AFに対応。カメラキーを半押し*1すると動物や人物の瞳AFに対応。振り向いた瞬間の表情、一瞬の表情も逃さず撮影できます。

(左)AFなし(右)AFあり

より多くの光を取り込める1/1.7型大判センサー(※広角レンズのみ)が搭載されているため、夜景や暗所、逆光での撮影でも黒潰れの少ない光量のある写真が撮影できます。本機はカメラアプリでマニュアル撮影とオート撮影(BASIC)の切り替えが可能ですが、マニュアル撮影時には温度調整、露光調整も可能です。 

(上)iPhone 12 Pro(下)Xperia 1 Ⅲ

夜間時のインカメラも顔がはっきりと撮影できます。iPhoneは細部まで再現できますが、美肌補正機能に弱く、Xperia 1 Ⅲの優位性を感じます。また背景の光量もXperia 1 Ⅲの方がしっかり出ています。

(左)Xperia 1 Ⅲ(右)iPhone 12 Pro

なおオート撮影モードでは、被写体に応じて撮影モードが切り替わりますが、料理撮影時の完成度が非常に高いと感じました。唐揚げを撮影しましたが、肉汁のジューシーさが再現できています。

(左)Xperia 1 Ⅲ(右)iPhone 12 Pro

前モデルと同様に、RAW形式でのデータ保存が可能なため、設定を間違えても後からレタッチ可能です。より本格的にカメラを楽しんでいきたい、だけど日常的にカメラを持ち歩くのは、重たくて不便だなと感じている人におすすめです。

本体価格

端末価格を廉価モデルのXperia 10 Ⅲと比べてみました。その差額は、約10万円。正直ここまで高性能ではなくていいので、安い方が嬉しいという方は、Xperia 10 Ⅲの検討もありでしょう。

全て税込Xperia 10 III Xperia 1 III
発売日2021年7月18日

発売
2021年7月9日

発売
新規一括価格

51,480円154,440円
5G WELCOME割適用後

29,480円132,440円
スマホおかえしプログラム ※適用なし新規・機種変更:102,960円
MNP:88,304円

※「スマホおかえしプログラム」に加入した翌月を1か月目とし、35か月目以内に本プログラムを利用。24か月目以前に端末を返却した場合の計算です。

ahamoで機種変更できる?

ahamo契約者が機種変更する際は、以前までドコモのプランを一時契約する必要がありましたが、2021年5月19日からドコモオンラインショップがahamo契約者の機種変更に対応。そのためドコモオンラインショップで取り扱う機種の購入が可能になりました。具体的な機種変更手順は他のプランと同様で、ドコモオンラインショップから購入したいスマホを選択し「機種変更」のメニューをクリックして手続きを進めます。

なお、ahamoではXperia 1 Ⅱの取り扱いもあり、もし昨年のモデルで十分だという方は、こちらの端末も検討してみてはいかがでしょうか。

Xperia 1 Ⅱ

出典:ahamo
  • カメラ機能にとことんこだわりたい
  • 高音質で音楽を楽しみたい
  • ゲームを快適にプレイしたい

「超広角+望遠+標準」のトリプルレンズを搭載した高性能なカメラは、すべてのレンズにZEISS(ツァイス)レンズを採用しています。階調や、色の再現性、透明感、立体感、ボケ味など、優れた質感の再現力を持つカメラといえるでしょう。

「また、ハイレゾオーディオによる高音質な音楽再生を楽しめるほか、ハイスペックなSoCと大容量のRAMでゲームのプレイも快適です。ソニーの他のデバイスと連携することで、特に音楽を重点的に楽しみたいという人にはおすすめの機種です。

ahamo契約後の機種変更や手続きについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

SIMフリースマホ販売時期と価格

昨年Xperia 1 IIは2020年7月18日にドコモから発売され、その4ヵ月後の10月30日にSIMフリーモデルが発売されています。通常キャリア版に比べてメモリーが12GBに、ストレージが256GBへとパワーアップしている点も評価されていました。

2021年の発売予想はまだ情報がありませんが、秋口にはそういった情報も入る可能性が高いと思われます。

フラッグシップを極めたXperia 1 Ⅲは買い!

前モデルに比べて進化した点、追加された機能が多いXperia 1 Ⅲ。

個人的にはおすそわけ充電の機能搭載は嬉しいポイントかと思いました。サウンド、グラフィック、カメラにこだわっていきたいという方におすすめの一機です。

(※1)ahamo注意点についてはこちら

サービスについて:ahamoでは、キャリアメールなど一部ご利用できないサービスがあります。

サポートについて:ahamoはお申込みからサポートまで、オンラインにて受付するプランです。ドコモショップなどでのサポートをご希望の場合は、「ahamoWebお申込みサポート」(税込3,300円) をご利用ください。

ahamoWebお申込みサポートとは、お客さまのご要望に基づき、ahamo専用サイトからのお申込みの補助を行うものです。

なお、お申込み時の端末操作はお客さまご自身で実施頂きます。また、端末初期設定およびデータ移行などは本サポートの範囲外となります。

端末初期設定およびデータ移行の補助をご希望のお客さまは「初期設定サポート(有料)」を別途お申込みください。初期設定サポート(有料)とは、お客さまのご要望に基づき、ahamoアプリおよび専用サイトからのお手続き補助を行うものです。

オンライン手続きについて:サイトメンテナンス中など、受付できない場合がございます。

月額料金について:機種代金別途

国内通話料金について:5分超過後は、22円/30秒の通話料がかかります。「SMS」、他社接続サービスなどへの発信は、別途料金 がかかります。

海外パケット通信について:15日を超えて海外で利用される場合は速度制限がかかります。国内利用と合わせての容量上限です

端末のご契約について:ご利用端末がドコモで提供している通信方式とは異なる通信方式のみに対応している機種の場合、また SIMロック解除がなされていない場合についてはahamoをご利用いただくことはできません。ご利用中の機種が 対応しているかはahamoサイトにてご確認ください。

SIMカードのご契約について:MNP予約番号を取得のうえ、ahamoサイトからMNPによる新規お申込み手続きが必要です。

abe ― ライター
abe ― ライター

最近、ようやく格安SIMスマホ契約しました! 月々6,000円浮くので、浮いたお金の使い道をあれこれ考える時間が至福です。趣味はカフェとVOD鑑賞で、個人的おすすめはNetflixです。

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