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Yahoo!カーナビの使い方を徹底解説!便利な機能を一挙紹介

カーナビの所有率は78.5%という調査結果があり、車を所有している人の8割近くがカーナビを使用していることになります。
車を購入したときにもともとついている車載の純正カーナビのだけ使用でなく、最近ではスマホのアプリを使ってカーナビを使用するといった方もいるのではないでしょうか。
なかでも使い勝手がよく機能も優れている「Yahoo!カーナビ」は累計ダウンロード数が1,600万を超える人気のアプリです。
ここでは、「Yahoo!カーナビ」を使ったことのない人へ向けて、便利な機能や使い方の紹介をしています。
目次
「Yahoo!カーナビ」とは?

「Yahoo!カーナビ」とは、その名の通りYahoo!が運営している無料のカーナビのアプリです。AndroidやiPhone・iPadなど、スマホやタブレット端末にインストールすることで利用できます。
スマホなどのアプリでカーナビを使用する場合、端末内のマップを更新することで、常に最新の地図情報になります。新しい道や施設にもすぐに対応できるためとても便利です。
車体に取り付けるタイプの純正カーナビは更新するたびに料金がかかりますが、Yahoo!カーナビは更新をしても料金がかかりません。完全無料で使えるのは嬉しいポイントです。
2019年4月のアップデートにより「Apple CarPlay」に対応したことで、車についているカーナビの画面に「Yahoo!カーナビ」の画面を反映させることが可能となり、さらに便利に利用できるようになりました。
Yahoo!カーナビアプリをダウンロードしよう
Yahoo!カーナビを使用するにはまず、Yahoo IDを取得し、Yahoo!カーナビのアプリを端末にダウンロードします。Yahoo!にログインすることで、いろいろな機能が利用可能になります。
Yahoo IDを持っていない場合には、あらかじめYahoo IDを取得しておきましょう。
Yahoo!カーナビの便利な機能と使い方
Yahoo!カーナビで使うことのできる主な機能と、その使い方を紹介します。
機能 | 内容 |
---|---|
ナビゲーション | 目的地へのルート案内 |
オービス | 一時停止・スピード注意情報を音声案内・渋滞情報もでる |
施設アイコンの表示 | 駐車場・ガソリンスタンド・コンビニなどを地図上に表示できる |
駐車場位置の保存 | 駐車位置を保存・立体駐車場にも対応 |
トンネル内での案内継続 | 独自システムによりトンネル内でも案内の継続が可能 |
リルート機能 | 交通情報をONにしておくことでリルート機能が使用可能 |
通信量の節約 | 一度表示した地図は保存される |
カーナビ画面に反映 | Apple car playやSmart Device Linkなどとの連携 |
Yahoo!カーナビの基本的な設定
アプリ基本設定は「メニュー」から「アプリの設定」を開きます。
アプリの設定では、ETCやナビの音量などの基本的な設定・変更が可能です。 まずはリモコン設定以外のすべてをオンにしておくことをおすすめします。
ナビゲーション機能の使い方
ナビゲーション機能を使用する場合、ルートの設定は「おすすめ」「高速優先」「一般優先」から選択できます。 それぞれのルートと所要時間、予想到着時間が表示され、交通渋滞などの表示もされます。
目的地を設定する方法には【目的地をタップで指定する方法】【入力で指定する方法】【音声で検索する方法】の3つがあり、それぞれの使い方を紹介します。
【目的地をタップして指定する方法】
行きたい場所が現在地から近かったり、地図上で確認ができる場合には、マップに表示されている場所を直接タップし、右下にある「ここに行く」をタップすることで設定が可能です。
【入力で指定する方法】
- 画面上の「目的地を検索する」をタップする
- 任意の検索方法をタップする
- ルートをタップする
- 任意のルートをタブで選択する
- 「ナビ開始」をタップする
入力にはキーワード入力や目的地履歴、キープ、ジャンル、住所、電話の項目などから検索ができます。また住所や施設名がわかっている場合には、検索窓に直接入力する方法が一番早くて簡単です。
【音声で検索する方法】
- 「ねぇヤフー」と話しかける
- ピコっいう音がなったら「〇〇まで行きたい」と言う
- 検索結果がでるのであっているか「はい・いいえ」で答える
- ルートがでるので「おすすめ」や「一般優先」など任意のルートを答える
- ナビを開始するか聞かれるので「はい・いいえ」で答える
※画面上の「目的地を検索する」の右側にあるマイクのアイコンをタップすることでも起動できます。
また音声案内は「いまどこ?」「音量大きくして(小さくして)」「目的地までの時間は?」と様々なことに対応しています。
すでに運転中で手で操作ができないときや、手が塞がっていて直接入力できないときにおすすめです。
オービスの設定方法
オービスとはスピード違反を自動的に記録・取り締まるスピード測定器「自動速度取締装置」のことです。
スピードに注意したいエリアに近づくと「この先、スピードにご注意ください」という音声が流れます。オービスの設定方法は次の通りです。
【設定方法】
- 画面左上の「メニュー」を開く
- 「アプリの設定」を選択
- ルート案内設定の「スピード注意情報」をオン
緑色になっていればオンの状態です。
自宅の登録をする
自宅の登録をしておくことで、どこに出かけていても簡単に帰宅経路の設定ができます。登録方法は次の通りです。
- トップの右上の「自宅を登録」をタップする
- 「現在地から登録」「住所から選択」どちらかを選択する
- 地図の中心部分に自宅を表示した状態で「タップして中心を自宅に登録」をタップする
- 「この地点を自宅に登録します」とメッセージが出るので「はい」を選択する
- 登録が完了
実際に使うときは、メニューバーから「自宅へ行く」をタップするか、音声案内で「自宅に行きたい」といえばルートが表示されます。
お気に入りの場所を登録する
キープ機能を使うことで、よく行くお気に入りの場所を登録しておくことができます。 登録方法は次の通りです。
- 登録したい場所を検索する
- 場所の名前の部分をタップする
- 「キープに登録する」をタップする
キープに登録すると、「登録スポット」というカテゴリーに登録され、実際に使うときはメニューや検索ボックスの「登録スポット」からタップして呼び出せます。
件数が増えてきて見にくいと感じたときには削除も可能です。削除のしかたは次の通りです。
- メニューから「登録スポット」をタップ
- 登録スポット一覧の横にある「編集」をタップ
- 右側の×印をタップ
- 削除するか表示されるので「はい」を選択
- 完了をタップ
また3の作業で左側の鉛筆マークをタップすると、名称の編集ができます。たとえば住所のみので登録していた場所を「実家」や「じいじ・ばあばの家」といったように任意の名前に変更できます。
施設アイコンの表示をする
Yahoo!カーナビは施設アイコンの表示設定ができます。表示できるアイコンは次の通りです。
- ガソリンスタンド
- 駐車場
- コンビニ
- ファミレス
- ファーストフード
- カフェ
- 車関係
- その他
また各カテゴリー内でさらに詳しく設定ができます。たとえばガソリンスタンドであればENEOSや出光などの各ガソリンスタンド会社が一覧になっていて、任意で表示するかを細かく設定できます。
アイコン表示の設定方法は次の通りです。
- 「メニュー」から「施設アイコン表示」をタップ
- 表示したい施設を選択
また駐車場の施設アイコンを設定することで、駐車場のリアルタイムの満空表示をマップ上に表示されるので、着いてから満車だったということがなくとても便利です。
駐車位置の保存をする
初めて行く場所や、大型のショッピングモールなどで自分の車をどこに停めたのかわからなくなってしまうことがあります。
そんなときに便利なのが「駐車位置の保存」です。
手順は簡単で、駐車場に車を停めたら、画面の左下にある「駐車位置保存」をタップするだけです。
また駐車時間と一緒に表示されるカメラのアイコンをタップすると、駐車した場所の撮影ができ、駐車した位置を保存しておくことができます。 広い駐車場や立体駐車場での利用にはとても便利な機能です。
駐車場まで戻るときは、トップ画面の「保存済み」をタップしたあと「駐車位置へ行く」をタップすることでルートが表示されます。
また駐車してからの時間が表示されるので、時間制のある駐車場を利用するときにも役立ちます。
通信量の節約をする
Yahoo!カーナビはおよそ1時間運転をして約15M~20MBの消費です。 通信量の消費はそれほど多くないため、あまり気にする必要はありません。
より通信量を節約したい人は、地図のキャッシュ機能を使うこともおすすめです。 キャッシュは一度表示したマップはアプリ内に保存されます。
頻繁に通る道の案内の際には、あらかじめ保存されたマップを使用することで、オフラインでナビゲーションを表示できるため、通信量の節約が可能です。
キャッシュの設定方法は次の通りです。
- 「メニュー」アイコンをタップ
- 「アプリの設定」を選択
- 「地図キャッシュサイズ設定」を選択
- 「利用しない」「小(100MB)」「中(250MB)」「大(500MB)」から選択
- 「決定」をタップ
通信量を節約したい人はもっとも保存できる地図の量が多い「大(500MB)」を選択しておきましょう。
カーナビの画面に反映させる
車載されている純正カーナビが「Apple car play」や「Android Auto」などに対応している場合、ケーブルを接続することでスマホの画面を車のディスプレイに反映させることが可能です。
より大きな画面で地図を確認でき、操作もしやすく安全です。
「Apple Car Play」とは
「Apple Car Play」とは、Appleが開発したiOS向けの規格です。 音声やイラストでわかりやすく表示したり、地図上で目的地の設定が可能です。
iPhone内に保存されているマップの設定を共有したり、接続を解除した場合に駐車場の位置を自動的にiPhoneに保存されるので便利です。
「Android Auto」とは
「Android Auto」とは、Googleが開発した規格です。 国内ほぼすべてのスマートフォンに対応しています。
実際の名前がわからなくても「コンビニ」や「カフェ」などの単語での検索が可能です。 またいつでも通話が可能であったり、同時に音楽を楽しむこともできるといった特徴があります。
専用のハンドルリモコンを使用する
別売りの専用ハンドルリモコンを使用することで、ハンドルから手を離すことなくカーナビの操作が可能になります。
マップ画面のスクロールや拡大・縮小の手元での操作や、音声検索への変更、またボタンを長押しすることで自宅への最短ルートの設定ができるなど、便利な機能が利用できます。
Yahoo!カーナビをオフラインで使用する方法

Yahoo!カーナビは基本的にオフラインでは使用できません。
ただし走行中に圏外の場所を通ったなど「一時的なオフライン」であれば」問題なく利用できます。
どうしてもオフラインで使用したいときの対策としては、事前に登録した出発地と目的地をキャッシュで保存するという方法があります。
ただし縮尺の違う地図を表示すると、その分もキャッシュの容量を取ってしまいます。そのためデータとしてキャッシュさせるときはズーム機能の使用はおすすめできません。
また予めキャッシュしておいた場所は、あくまでもデータ上のルートになるため、道を間違えたりルート変更などをしてしまった場合は、使えなくなってしまう可能性が高いです。
Yahoo!カーナビの使い方をマスターしよう
Yahoo!カーナビは完全無料で利用できるのに、機能性が操作性がよく非常に人気の高いカーナビアプリです。
感覚的に操作しやすいので使い方も簡単です。まずは基本的な設定をして、そのあとに色々カスタマイズしていきましょう。
わき見やスマホの画面では操作が心配なときは、音声検索やAIを利用するか、純正カーナビに対応している車種であれば、「Apple Car Play」などを利用してスマホの画面を反映させることをおすすめします。
オフラインでは利用できないのが若干のデメリットですが、圏外の場所や通信状況がずっと不安定な場所へいくとき以外は、とくに問題はないでしょう。
オンラインで使用することにより、実際の交通状況や駐車場の満空情報などリアルな情報が知られるので、オンラインのメリットの方が大きいといえます。
まだ使ったことがない人は、ぜひ一度使用感を試してみてください。
カーナビに代用するのにおすすめなタブレットやアプリをこちらの記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
公開日時 : 2020年10月03日

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