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  • 更新日:2023年03月24日

スマホで急速充電するためには?選び方や注意点・おすすめ商品も紹介

スマホで急速充電するためには?選び方や注意点・おすすめ商品も紹介

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スマートフォンは普段の生活に欠かせないデバイスで、毎日使っていると充電が必要になります。

1日の終わりにする人でも外出先でする人も、毎日行う充電は遅いよりも速い方がよいのではないでしょうか。

そのようなときに役立つのが「急速充電」ですが、実際には規格や充電器自体の対応機種等いくつか確認事項があります。

ここでは急速充電の定義から選び方、おすすめの充電器、より速く充電するポイントなどを解説していきます。

急速充電ってどれくらいの時間?

まずは「急速充電」という言葉の意味や、急速充電する前に知っておくべきポイントに付いて解説します。

解説する流れとしては、「急速充電という言葉に明確な定義はない」ことや「急速充電する際には規格を確認する必要がある」「端末が急速充電に対応している必要がある」という3点です。

「急速充電」の明確な名義はない

「急速充電」とは、「何V(ボルト)や何A(アンペア)以上の充電ができる」、「何分以下で充電が完了する」というような明確な定義は存在しません

定義はないため、急速充電器と謳っている商品詳細に「〇〇V以上で急速充電できる」と書いていても、端末や規格によって異なります。

そのためこういった商品を見ても、スマートフォンによって充電の性能は異なることを念頭に、自分の持つスマートフォンはその規格に対応しているのか確認が必要です。

急速充電には様々な規格がある

前途したように、スマートフォンはよって充電性能が異なり、「急速充電可能」という説明があっても、自分の使っているスマートフォンに合った充電機器を使用しなければ急速充電はできません。

ここではAndroidとiPhoneの規格をそれぞれ紹介していきます。

Androidのスマホの規格

まずAndroidの場合、多くは「Quick Charge」が搭載されており、その中のバージョンによっては18Wの急速充電に対応しています。

具体的にはQuick Charge2.0〜Quick Charge4.0までは、充電速度の最大出力が18Wになっているのでこれらが該当するバージョンです。

実際にスマートフォンやゲーム機の周辺機器を多く開発・販売している「Anker」では、Quick Charge3.0バージョンに対応している充電器であれば、対応していないものと比較すると4倍の速さで充電が完了したという検証結果も出ています。

ちなみにHUAWEIは、「Super Chaerge」という独自の規格を採用しています。

iPhoneのスマホの規格

iPhoneの規格はUSB PDで、スマートフォンだけでなくラップトップ型のパソコンにも搭載され始めています。

iPhoneには、オリジナル急速充電規格が搭載されているという公式発表はありませんが、iPhone 8以降のモデルはUSB-PD(Power Delivery)を利用した急速充電機能が利用できます。

USB PDの規格を持つスマートフォンの充電には、この規格に対応した「USB Type-Cケーブル」が必要です。

またケーブルにも3A・5Aの2種類の出力があり、3Aであれば最大60Wまで充電できるのでスマートフォンの充電だけであれば十分対応できます。

MacBookなどのパソコンとも併用したい場合は、5Aの大きい電力で充電できるケーブルも検討しましょう。

端末や充電機器が急速充電に対応している必要がある

急速充電をするためには、端末や充電機器が急速充電に対応している必要があります。充電器だけを急速充電対応にしても、端末が対応していなければ急速充電はできません

急速充電したい場合は、「電力供給側(充電器やモバイルバッテリーなど)」「ケーブル」「充電側(スマートフォン)」の3つが急速充電に対応している必要があります。

前途したように、充電器だけ急速充電対応のものを購入しても、上記の3つが揃わないと意味がないので急速充電器の購入時には事前によく確認しましょう。

スマホを急速充電できる充電機器の選び方と注意点

ここではスマートフォンを急速充電できる充電器の選び方と選ぶ際の注意点について紹介します。

選び方は大きく分けて「2.4A(アンペア)出力対応を選ぶ」「企画にあった充電器を使用する」「充電器は「安さではなく「品質」で選ぶ」の3つです。

2.4A(アンペア)の出力対応を選ぶ

iPhoneもAndroidも出力が2〜2.4A(アンペア)と表示されている充電器であれば、急速充電ができます。

前途したようにそれ以上でも急速充電はできますが、両方の機種に対応している出力として2.4A(アンペア)はボーダーラインです。

規格に合った充電機器を使用する

iPhoneもAndroidも、前途したような各規格にあった充電器を使用する必要があります。

規格外のものでは充電ができません。また、古いモデルの規格と混ぜて使うこともおすすめしません。

ある程度の改良はされていますが、最悪の場合充電器の発熱でダメージを受けたりスマートフォンが故障したりするリスクがあります。

充電器は「安さ」ではなく「品質」で選ぶ

充電器は安いものではなく、質のよいものを選びましょう。

安い充電器はコストパフォーマンスに魅力を感じますが、そもそも性能が低いものが多くあります。

このような質の悪い充電器を使うと、電力供給が不安定であったり、スマホのバッテリー自体にダメージを与えたりします。

スマホのおすすめ急速充電器

ここではスマートフォンの急速充電におすすめの充電器を、iPhone向け・Android向けにわけて紹介していきます。

これから急速充電可能な充電器を購入したい人は、参考にしてみましょう。

iPhoneのおすすめ急速充電器3選

まずはiPhoneにおすすめの充電器「Anker 24W」「RAVOPOWER PD」「Satechi Type-C」を紹介します。

Anker 24W

充電ポートは2つ搭載されており、合計で24Wの出力が可能なため、スマートフォン・タブレットであれば急速充電に対応しています。

2つのポート合計が24Wなので、1つのポートからは12Wの出力という点に注意しましょう。

スマートフォンの充電時には独自技術の搭載によって、電圧や充電器の温度を自動調節してくれるので長く安全に使えます。

重量は76gでコンセント部分も折りたたみ式のため、普段家で使う場合はもちろん、旅行や外出時に持ち運びたい人にもおすすめです。

RAVOPOWER PD 61W

最大61Wの出力で充電できるので、スマートフォンだけでなくMacBook Proの13インチモデルも充電可能です。

サイズはコンパクトですが、重量は約151gと持ち運びには向かないので、家で使う人におすすめの充電器です。

電源が切れた状態から100%までの充電の目安時間は、iPhone XS・iPhone Xで2時間ほどで、自動調節して最大2.4Aで電力供給してくれます。

全世界で3,000万人を超えるユーザーが使用する大手ブランドなので、はじめて急速充電を試す人、MacBook Proを持っている人におすすめです。

Satechi Type-C 75W

取外し可能なACプラグ部は利用する場所・国などによって柔軟に対応できます。

充電ポートはUSB3.0用が3つ付いており、Type-C対応デバイスは最大60Wで充電できますが、すべてのポートを使った場合は各デバイスへの電力供給が分散する点に注意しましょう。

スペースグレイのクールなモデルで持ち運びにも便利なので、旅行時にも活躍します。外出先はもちろん海外で対応デバイスを同時充電したい人におすすめです。

Androidのおすすめ急速充電器3選

次にAndroidユーザーにおすすめの急速充電器「エレコム MPA-ACM01WF」「cheero CHE-326」「KYOHAYA」を紹介します。

エレコム MPA-ACM01WF

1.5mのmicro-Bケーブルが付属のため、商品を購入するだけでケーブルを用意する手間がない一体型の充電器です。

ケーブルに対応していないタブレットを持っている人は併用ができないので、各デバイスにあった充電器を購入する必要があります。

しかしデバイスによって適した電流を自動調整してくれるので、スマートフォンやタブレットにダメージを与えない点が魅力です。

電気設計上は10年使える寿命を持つので、コストパフォーマンス重視で長く安全に使いたい人におすすめです。

cheero CHE-328 45W

折りたたみ式プラグでコンパクトサイズであるにも変わらず、最大45Wの高出力が可能な急速充電器です。

充電ポートが2口ありますが1口はUSB-C対応なので注意してください。

Android向けですが、MacBookなどのApple製品、Samsung、HUAWEIなどあらゆるブランドのデバイスに利用可能です。

本体は持ち運びにも便利なので、外出先や旅行先で使いたい人におすすめです。

KYOHAYA Quick Charge3.0 JKIQ4800

3Aの急速充電に対応しています。4デバイスの同時充電が可能で普段使いにとても便利です。

機器を自動認識するICチップが搭載されており、それぞれのデバイスに適した電流・電圧が供給されます。しかし本来の急速充電よりは速度が落ちる点に注意が必要です。

普段使いであればAndroidだけでなく、タブレットとの同時充電ができます。重量も75gで持ち運びにも便利です。

国内メーカーKYOHAYAの1年保証・カスタマーサポートがつくので、万が一の故障にも対応してもらえます。

よく外出先で作業する人やメーカー保証付きの商品を探している人におすすめです。

スマホの充電時間をより短くする方法

ここでは急速充電に対応した充電器を使う上で、より高速な充電をするためのポイントを紹介します。

ポイントは大きくわけて

  • スマホの電源を切る
  • 機内モードに設定する
  • 適温の20〜25度で充電する
  • 充電口が2口あっても1台ずつ充電する
  • ワイヤレス充電ではなくケーブル充電にする

以上の5つがあります。

スマホの電源を切る

1つ目の方法は充電時にスマートフォンの電源を切ることです。

電源を切った状態で充電をすると、必然的に充電時間を短縮できます。これは充電時に余計な電力を使わないためです。

どうしても電源が切れない場合は作業時間を減らすだけで、電源を切った場合ほどではありませんが充電時間の短縮ができます。

機内モードに設定する

電源を切るほどでもないという人は、機内モードに設定する方法も充電時間の短縮に役立つポイントです。

これも前項同様に余計なパワーを使わないようにする工夫としては、充電時間の短縮に直結します。

外部からの電波を受信するにもバッテリーが消費されるので、手軽な方法で対応したい人はこの方法でも対応できます。

適温の20〜25度で充電する

充電をする室温も充電スポードに影響を与えます。なぜなら、室温が暑すぎても寒すぎてもバッテリーに負荷がかかるためです。

適温は20〜25度なので、自分の部屋であれば充電する際に空調の温度を調整しましょう。

もし外出先など自分ではどうしようもない状況で、周辺が暑い場合はケースを外して熱がこもらないように工夫するのがおすすめです。

まれに保冷剤を使ったり冷蔵庫に入れるなどの対処で急速にデバイスの温度を下げる方法がありますが、逆にダメージを与えるためNGです。

充電口が2口あっても1台ずつ充電する

これは商品紹介の項目でもありますが、同時充電可能な充電器を使う場合、複数のポートを使うと充電速度は落ちる点に注意しましょう。

複数の同時充電が可能なものは、「最大○○W」と書いていることが多く、すべてのデバイスに該当すると思われがちです。

しかし実際は同時に何台ものデバイスを接続すると、それぞれに電力が振りわけられるため1台に与えられる電力は弱まります。

そのため複数のプラグが付いた急速充電器でより速く充電したい場合は、1台のみで使うことをおすすめします。

ワイヤレス充電ではなくケーブル充電にする

ワイヤレス充電器は持ち運びにも便利で、コンセントが必要ないので使っている人も多い充電器です。しかし直接ケーブルに繋いだ方が充電スピードは上がります。

そのため、速く充電を終わらせたい場合はケーブル付きの充電器を使い、外出先でコンセントが使えない場合はワイヤレスを使うのがおすすめです。

例外として車のUSBポートは出力されるA(アンペア)が少ないため、ケーブルで繋いで充電してもそこまでの充電スピードはありません。

おすすめの充電ケーブルをこちらの記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。

スマホの急速充電はバッテリーを劣化や寿命を縮める原因になる?

ここでは急速充電によるバッテリーの劣化は事実かどうか、寿命を縮める原因について詳しく解説します。

解説する項目は「急速充電が劣化の原因ではない」ことと「スマホのバッテリーを劣化させる原因」の2つです。

急速充電が劣化の原因ではない

実は「急速充電=劣化の原因」ではありません。なぜならスマートフォンに搭載されているバッテリーには寿命があるためです。

急速充電ではなく普通の充電であっても、充電するたびに寿命が短くなるのは避けられません

そのため急速充電をしたせいでバッテリーが劣化するのではなく、充電をするたびにバッテリーの寿命は必然的に短くなります。

スマホのバッテリーを劣化させる原因

それでは「バッテリーを劣化させる原因は何なのか。」と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。

バッテリーが劣化する主な原因は以下の3つです。

  • 充電と放電を繰り返すことにより劣化する
  • 充電が100%の状態と0%の状態が放置されることによる劣化
  • 高温の環境で利用することによる劣化

1つ目の充電と放電は、スマートフォンを使う限りは避けて通れない要因のため、普通にスマートフォンを使う限りバッテリーの劣化は起こります。

2つ目の、充電が100%・0%の状態が放置される点について、前者は充電したまま長時間置いておくことで、後者は充電が切れているのに長期間充電しないため起こる劣化を指します。

最後の要因は前述した項目でもあるように、使用する室温があまりにも高温であったり、充電しながら使うことによってスマートフォン自体が高温になるために劣化することです。

劣化要因は避けられない部分もありますが、2つ目・3つ目の要因は普段の使い方次第で改善できるので、この点に注意すると少し劣化スピードを食い止められます。

急速充電するには規格のあったものを揃えよう

スマートフォンを急速充電する際はまず規格を確認し、「電力供給側(充電器やモバイルバッテリーなど)」「ケーブル」「充電側(スマートフォン)」の3つを揃えましょう。

1つでも合わなければ急速充電はできないので、この点は確認が必要です。

またバッテリーは普通に使っていても劣化するものなので、永続的に劣化を食い止めることは不可能です。しかし少しの気遣いで劣化を遅らせることはできます。

急速充電ができれば作業効率の向上にも役立ちます。自分のデバイスと急速充電を必要とする用途に合った充電器を探してみましょう。

iPhone格安SIM通信 編集部 ― ライター
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