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歴代MacBookの性能・価格を比較!Air/Pro・Windowsとの違い


MacBookは、Appleが販売しているノート型パソコンとして、幅広い年代から高い人気を集めています。
MacBookは高い処理能力をもつMacBook Proと、軽量でコスパの高いMacBook Airの大きく分けて2種類です。
それぞれスペックやおすすめできる人が異なるため、今回は最新MacBook AirとProのスペックを徹底比較しています。
ProとAirの比較だけでなく、それぞれの2020年モデルと2019年モデルも比較しますので、自分に合ったMacBookを探しているという人はぜひ参考にしてみてください。
目次
MacBook歴代モデルを比較

はじめに、MacBook歴代モデルのスペックや価格を比較していきます。
プロセッサ
毎年、Appleは様々な最新MacBookを発表・発売してきました。MacBookの中で重要なプロセッサは、年々進化しており、高速化や効率化を実現しています。
まずは、MacBookの歴代モデルのCPUとコア数を見ていきましょう。
MacBook(無印)
発売年 | CPU | コア数 |
---|---|---|
2017 | Core i5-7Y54 Core i7-7Y75 Core m3-7Y32 |
2 |
2016 | Core m3-6Y30 Core m5-6Y54 Core m7-6Y75 |
2 |
2015 | Core M-5Y31 Core M-5Y51 Core M-5Y71 |
2 |
MacBook Air
発売年 | プロセッサ | コア数 |
---|---|---|
2020/11 | Apple Silicon M1 | 8 |
2020/3 | Core i3-1000NG4 Core i5-1030NG7 Core i7-1060NG7 |
4 |
2018 | Core i5-8210Y | 2 |
2017 | Core i5-5350U | 2 |
2015 | 11インチ:Core i5-5250U/Core i7-5650U 13インチ:Core i5-5250U/Core i7-5650U |
2 |
MacBook Pro 13インチ
発売年 | プロセッサ | コア数 |
---|---|---|
2020/11 | Apple Silicon M1 | 8 |
2020/5 | Core i5-1038NG7 Core i5-8257U Core i7-1068NG7 |
4 |
2019 | Core i5-8257U Core i5-8279U Core i7-8557U Core i7-8569U |
4 |
2018 | Core i5-8259U Core i7-8559U |
4 |
2017 | Core i5-7267U Core i5-7360U Core i7-7567U |
2 |
2016 | Core i5-6267U Core i5-6287U Core i5-6360U Core i7-6567U Core i7-6660U |
2 |
2015 | Core i5-5257U Core i5-5287U Core i7-5557U |
2 |
MacBook Pro 15/16インチ
発売年 | プロセッサ | コア数 |
---|---|---|
2019/7 | Core i7-9750H Core i9-9880H Core i9-9980HK |
8 |
2019/5 | Core i7-9750H Core i9-9880H Core i9-9980HK |
6/8 |
2018 | Core i7-8750H Core i7-8850H Core i9-8950HK |
6 |
2017 | Core i7-7700HQ Core i7-7820HQ Core i7-7920HQ |
4 |
2016 | Core i7-6700HQ Core i7-6820HQ Core i7-6920HQ |
4 |
2015 | Core i7-4770HQ Core i7-4870HQ Core i7-4980HQ |
4 |
画面サイズ・大きさ・重さ
次は、画面サイズや本体の大きさ・重さを比較していきましょう。MacBookシリーズではこれまで、以下の画面サイズが発売されてきました。
モデル | 画面サイズ |
---|---|
MacBook | 12インチ |
MacBook Air | 11インチ 13インチ |
MacBook Pro | 13インチ 15インチ 16インチ 17インチ |
MacBookは様々な画面サイズのモデルを発売してきましたが、現在この中で販売されているのは、MacBook Airの13インチとMacBook Proの13インチ/16インチです。
17インチモデルは幅39.3cm×奥行き26.7cm×高さ2.4cmと存在感のある印象です。重さも約3kgほどあるので、あまり持ち運びには向いていないかもしれません。
対して、最も本体サイズが小さいモデルはMacBookの12インチで、幅28.05cm×奥行き19.65cm×高さ0.35~1.31cmです。重さはわずか920gと1kgを下回っているので、持ち運びに適したモデルです。
また、最新MacBook Airと最新MacBook Proの13インチは、本体サイズはほぼ同じですが、Airの方が110gほど軽い仕様となっています。
メモリ・ストレージ容量
MacBook歴代モデルのメモリおよびストレージ容量は、以下の通りです。
MacBook(無印)
発売年 | メモリ | ストレージ容量 |
---|---|---|
2015 | 8GB | 256GB/512GB |
2016 | 8GB | 256GB/512GB |
2017 | 8GB | 256GB/512GB |
MacBook Air
発売年 | メモリ | ストレージ容量 |
---|---|---|
2020/11 | 8GB | 256GB/512GB |
2020/3 | 8GB | 256GB |
2018 | 8GB | 128GB/256GB |
2017 | 8GB | 128GB/256GB |
2015 | 4GB | 128GB/256GB |
MacBook Pro 13インチ
発売年 | メモリ | ストレージ容量 |
---|---|---|
2020/11 | 8GB/16GB | 256GB/512GB |
2020/5 | 8GB | 256GB/512GB |
2019 | 8GB | 128GB/256GB/512GB |
2018 | 8GB | 256GB/512GB |
2017 | 8GB | 128GB/256GB/512GB |
2016 | 8GB | 256GB/512GB |
2015 | 8GB/16GB | 128GB/256GB |
MacBook Pro 15/16インチ
発売年 | メモリ | ストレージ容量 |
---|---|---|
2019/7(16インチ) | 16GB | 512GB/1TB |
2019/5 | 16GB | 256GB/512GB |
2018 | 16GB | 256GB/512GB |
2017 | 16GB | 256GB/512GB |
2016 | 16GB | 256GB/512GB |
2015 | 16GB | 256GB/512GB/1TB |
MacBookにおけるメモリは、古いモデルだと2GBと小さいものもありましたが、ここ数年では8GBや16GB以上が主流です。
また、オプションを変更すると現行モデルの16インチMacBook Proであれば、64GBまで増やせます。
メモリは、大きければ大きいほど同時に行える作業が増えるので、効率よく作業したい方や複数のアプリを同時に開きたい方は、メモリが大きいモデルを選んだ方がいいでしょう。
また、ストレージ容量に関しても現在では幅広く選べます。オプションで変更でき、モデルによっては最大8TBまで選択できます。
バッテリー稼働時間
バッテリー稼働時間も年々進化しており、最新MacBook Proは最大20時間のバッテリー持ちを実現しています。
ここ数年のモデルは最大10時間ほどだったため、約2倍長くなりました。
バッテリー稼働時間は、搭載されているプロセッサに関係しています。今回からApple独自の高性能チップが導入されたので、今後もさらに改良されるでしょう。
価格
ここでは、MacBook歴代モデルの価格を比較してみます。
現在Appleで販売されているモデルは、2020年11月17日発売のMacBook Airと13インチMacBook Pro、2019年7月に発売の16インチMacBook Proです。
それぞれの価格は以下の通りです。なお、表記している価格はすべて税抜き価格です。
モデル | MacBook Air | MacBook Pro 13インチ |
MacBook Pro 16インチ |
---|---|---|---|
価格 | 256GB:104,800円~ 512GB:129,800円~ |
256GB:134,800円~ 512GB:154,800円~ |
512GB:248,800円~ 1TB:288,800円~ |
上記以外のモデルは、中古販売店や中古品を取り扱っているネットショップなどで購入することが可能です。
発売年が古いモデルほど安く販売されている傾向にあるので、スペックや最新機能にこだわらない方は、中古品の購入を検討してみましょう。
MacBookとWindowsを比較

ノートパソコンを購入する際に、MacBookにするかWindowsにするか迷いますよね。
MacBookとWindowsには、様々な異なる点があります。それぞれの違い解説していくので、ぜひ参考にしてください。
OS
MacBookとWindowsで大きく異なる点は、パソコンの基盤となるOSです。
Windowsの場合は、「Microsoft」がOSを開発して、パソコン本体はMicrosoft以外にも様々なメーカーが製造しています。
一方で、MacBookの場合、OSからパソコン本体まですべて「Apple」が開発・製造を行っていることが特徴です。
操作性
操作性に関しては、トラックパッドの違いが挙げられます。トラックパッドとは、タッチパッドとも呼ばれるマウスの代わりに使うマウスポインタを動かす装置のことです。
特に、MacBookのトラックパッドは、性能が高くなめらかで自分の感覚に近い動きをします。そのため誤作動が少なく、直感的に操作できます。
Windowsのトラックパッドも改良されて、快適な操作性に進化していますが、やはりMacBookの方が優れているように感じます。
そのため、WindowsユーザーはMacBookユーザーよりも、本体にマウスを接続して使用している方が多い印象です。
キーボード
MacBookとWindowsでは、キーボードの配置やショートカットキーの使い方にも違いがあります。例えば、Windowsの「Ctrl」キーと同じ役割を果たすのは、MacBookでは「command」キーです。
他にも、日本語と英字入力を切り替えるボタンやファンクションキーなど、様々なキーが異なります。
Windowsを使用していてMacBookに変更した場合、またその逆の場合でも、はじめは戸惑ってしまうかもしれません。
そのため、使い慣れたキーボードを選んだ方が効率的に作業ができるでしょう。
プリインストールアプリ
OSに最初からインストールされているアプリに関しては、MacBookの方が優れていると言えるでしょう。
メールやウェブブラウザのSafari、マップ・メッセージ・FaceTime・iTunesなど、Macならではの機能に加えて、Microsoft Officeに相当するPages・Numbers・KeyNoteも搭載されています。
ビジネス系のアプリはMicrosoft Officeの機能に劣ってしまいますが、個人で使用する分には十分な機能を備えています。
また、動画制作アプリのiMovieや音楽制作アプリのGarageBandも搭載されているので、クリエイティブな作業にもぴったりです。
スマホ・イヤホンとの連携
ノートパソコンを選ぶ上で、重要なポイントの1つとして挙げられるのが、スマホやイヤホンとの連携です。
もちろん、Windowsでもスマホやイヤホンと連携して使えますが、MacBookならApple製品との連携が簡単にできます。
面倒な接続設定をしなくてもすぐに連携できるので、日頃からiPhoneやAirPodsなどのApple製品を使用している方はMacBookの方が使いやすいでしょう。
詳しくは、AirPodsの使い方や便利機能を解説した記事をご覧ください。
2020年MacBookおすすめモデル【用途別】

現在販売されているMacbookのモデルは、MacBook ProとMacBook Airの2種類です。
最新型であれば搭載されているチップは同じですが、機能面では少し異なるので、利用用途に合わせて選びましょう。
持ち運びやすさを重視するなら
外出先でも使用したい方や日常的にMacBookを持ち運びたい場合は、MacBook Airがおすすめです。
1.29kgと軽く、カバンにもすっぽりとおさまりやすい薄さなので、持ち運びには最適です。
軽量モデルですが、高性能チップを搭載しているため実力は十分。外出先でもサクサクと快適に使用できます。
動画編集・音楽制作なら
動画編集や音楽制作でMacBookを使用したい方には、MacBook Proがおすすめです。
MacBook Airでも簡単な動画編集などはできますが、レンダリングや書き出しに少し時間がかかってしまうことがあります。
月に数回程度の動画編集なら問題ありませんが、頻繁に動画編集をする方や音楽制作ソフトを使う方は、MacBook Proの方が快適に操作できます。
MacBook AirとProの違いは?どっちがいい?

最新型のMacBook AirとMacBook Proは、2020年11月10日(現地時間)に行われたAppleのイベントで同時に発表されました。
ここでは、2機種の違いやそれぞれの優れている点を紹介します。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
スペックを一覧比較
まずは、最新MacBook Airと最新MacBook Proのスペックを比較してみましょう。
モデル MacBook Air MacBook Pro
(M1)ストレージ 256GB/512GB 256GB/512GB 機能 Apple M1チップ (7コア/8コア) Apple M1チップ (8コア) 重さ 1.29kg 1.4kg 大きさ
(幅×奥行き×高さ)30.41cm×21.24cm×0.41~1.61cm 30.41cm×21.24cm×1.56cm ディスプレイ 13.3インチRetinaディスプレイ (True Toneテクノロジー搭載) 13.3インチRetinaディスプレイ (True Toneテクノロジー搭載) キーボード バックライトMagic Keyboard バックライトMagic Keyboard バッテリー 最大15時間(ワイヤレスインターネット) 最大18時間(Apple TVアプリのムービー再生) 最大17時間(ワイヤレスインターネット)
最大20時間(Apple TVアプリのムービー再生)最大メモリ 16GB 16GB カラー ゴールド/シルバー/スペースグレイ シルバー/スペースグレイ
価格
最新MacBook Airと最新MacBook Proの価格は以下の通りです。なお、表記している価格はすべて税抜き価格です。
モデル MacBook Air MacBook Pro
(M1)価格 256GB:104,800円~
512GB:129,800円~256GB:134,800円~
512GB:154,800円~
最新MacBook Airと最新MacBook Proは、搭載されているチップは同じですが、ProはAirにない機能を搭載しているため、約3万円ほどの開きがあります。
また、MacBook ProもAirと同様に、学生・教職員向けストアで安く購入できるので、該当する方は活用してみましょう。
本体サイズ・重さ
MacBook AirとProの幅と奥行きは、まったく同じサイズです。厚さは、最薄部を見るとウェッジ型を採用しているMacBook Airの方が薄いですが、最厚部はMacBook Proの方が薄い仕様です。
重さは、MacBook Airの方が110g軽いので、より軽量のモデルを求めるなら、MacBook Airがおすすめです。
画面サイズ
最新MacBook AirとProの画面サイズは、ともに13.3インチです。つまり、M1チップを搭載したモデルは、現時点で13.3インチのみの取り扱いとなります。
なお、画面の解像度はどちらも2560×1600ピクセルで同じですが、輝度はAirが400ニト、Proが500ニトでそれぞれ異なっています。
カラー展開
出典:Apple
カラーは、MacBook Airがゴールド・シルバー・スペースグレイの3色、MacBook Proがシルバー・スペースグレイの2色展開です。
MacBook Airのゴールドは、ピンクゴールドに近い色合いでかわいらしい印象。シルバーとスペースグレイの色味は、それぞれ全く同じです。
オーディオ
MacBook Proは、MacBook Airよりも優れたスピーカーおよびマイク性能を持っています。
MacBook Airが通常のステレオスピーカーを搭載していることに対し、MacBook Proは高性能なハイダイナミックレンジステレオスピーカーを搭載しています。
より広がりのある豊かな音を体感できるので、パソコンで映画やドラマなどを視聴する方におすすめです。
また、MacBook Proはスタジオ品質のマイクを搭載しており、相手がはっきりとしたクリアな声を聞き取れるため、ビデオ会議でも活躍します。
バッテリー稼働時間
MacBook Airも前モデルと比較すると、圧倒的にバッテリー稼働時間が長くなっていますが、やはりMacBook Proの方がバッテリー持ちに優れています。
M1チップの搭載により、どちらも驚異的なバッテリー持ちを実現しているため、1泊くらいの出張であれば電源アダプターなしでも十分に過ごせるでしょう。
Touch Barの有無
出典:Apple
2016年に初登場した「Touch Bar」は、MacBook Proのみ搭載されています。
Touch Barは、音量調節ボタンや明るさ調節ボタンなどの基本的な機能に加えて、通常のファンクションキーにない機能を簡単に設定可能です。
よく使用する機能をTouch Barに設定することで、作業時間短縮にもつながる便利な機能なので、Touch Barを使用したい方はMacBook Proを選びましょう。
CPUファンの有無
出典:Apple
Macに内蔵されているファンは、空気の流れを作り出して内部を冷却する役割があります。Mac本体がオーバーヒートすると、深刻なダメージに繋がるため、重要な機能と言えるでしょう。
しかし、最新MacBook AirにはこのCPUファンが搭載されていません。
これは、省電力性能に優れたM1チップを搭載していることから、冷却のためのファンがなくてもオーバーヒートする可能性が低くなっているためです。
ただし、Macをヘビーに使用する方は、オーバーヒートしやすくなる可能性が高いので、CPUファンが搭載されたMacBook Proの方がいいかもしれません。
公開日時 : 2021年01月03日

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