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  • 更新日:2020年07月29日

コロナ禍の影響は強く現れなかったが、圏外から複数端末ランクイン

コロナ禍の影響は強く現れなかったが、圏外から複数端末ランクイン

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2020年7月、総務省がキャリア各社の音声通話サービスを従来より値段を下げてMVNO各社に提供することを発表しました。

MVNO各社は自前の通信回線を持っていないため、キャリア各社に回線のレンタル料金を支払っています。

キャリア各社のように全国に店舗を構えずに、オンライン販売に特化することでコストを抑え、動画視聴やネット通信などのデータ通信サービスをユーザーに安く提供しています。

一方で、音声通話サービスについては30秒で20円の通話料金がかかるケースが多く、通話料金を抑えるには特定の電話番号網を中継する電話アプリを利用する必要があります。

キャリア各社には通話時間に制限のない定額通話プランがありますが、MVNO各社は回線レンタル料金として30秒あたり14円を支払っているため、定額プランのサービス提供が難しい状況でした。

今回、日本通信が7月14日(火)に新MVNOブランドサービス「日本通信SIM」向けの、定額制音声通話プラン「合理的かけほプラン」を発表しました。

同プランは、国内の音声通話が月額料金2,480円でかけ放題となります。

ドコモ回線のかけ放題サービスを実現したのは日本通信がはじめてで、順次MVNO各社も対応していくと考えられます。

本記事では、中古スマホ市場で取引量の多かった端末をランキング形式でご紹介しています。

中古スマホを使って賢い消費をしたい方は、ぜひ参考にしてください。

※フリーマーケットアプリやインターネットオークション等主要4サイトの取引実績により抽出した価格情報を元に、2020年5月と7月を比較しています。

iPhone SE(第2世代)の発売により全体取引数6.3%減少

2020年7月iPhone端末ランキング

2020年7月のiPhone全体の取引数は、5月と比べて6.3%減少しました。

中古ランキングの1位~3位は3ヵ月連続で、iPhone 8 64GB(au,ドコモ、ソフトバンク)でした。

中古市場で取引されたiPhone 8の平均価格は23,532円と、5月の平均取引価格から2.1%下落しています。

▼iPhone 8 64GB 目立った傷汚れなし品の相場価格 月別推移(2019年5月-2020年7月)

iPhone 8 64GB 相場価格推移

前月は相場価格が10.1%と大幅に減少しましたが、iPhone SE(第2世代)が発売した4~5月の下落率と比べると今月は平常時の価格推移だといえます。

例年の傾向では、iPhone 8の相場価格の月別推移は3~5%なので、今後はゆるやかに減少していくと考えられます。

10位のiPhone 6s 32GB(au)は、傷汚れのあるSIMロック未解除の端末を中心に取引数を伸ばしました。

▼iPhone 6s 32GB(au) 傷や汚れあり品の相場価格 月別推移(2020年1月-7月)

iPhone 6s 32GB 相場価格推移

au版iPhone 6s 32GBのSIMロック未解除品は、中古スマホ市場でほぼ取引されていませんでしたが、今月から頻繁に取引されるようになりました。

中古市場では傷汚れのある端末を中心に取引が増加しており、ヤフオクにて1業者から大量出品されています。

auは、4月6日(月)から中古・解約済みのauスマホ・auタブレットのSIMロック解除をWeb上で無料で行えるようになりました。

例年、SIMロック解除品と未解除品の取引額の差分は、事務手数料(3,000円)程度で、現在はSIMロック未解除品の相場価格が上昇しています。

SIMロック未解除品は最新iOS 14への対応も発表されており、今後も継続して利用できるモデルとなりそうです。

楽天モバイルのキャンペーン対象端末225.2%増のモデルも

2020年7月中古Android端末ランキング

2020年7月のAndroid全体の取引数は、5月と比べて4.1%減少しました。

7月の中古Androidランキングは大きく順位が入れ替わり、圏外から新たに3機種ランクインしました。

1位のGalaxy A7は、新品未使用のSIMフリー版端末が前月と比べて225.2%増加しています。

Galaxy A7は、5月27日(水)から楽天モバイルで開催していた「ポイント大還元キャンペーン」の対象端末でした。

同キャンペーンは、ドコモもしくはau回線を契約中の楽天会員ユーザーが対象となっており、Rakuten UN-LIMITを同時契約すると最大24,999ポイント還元されます。

楽天モバイルの大幅な値下げとキャンペーンによって、乗り換えや換金目的による取り引きが増加したことが要因として挙げられます。

また、同時期に実施された「Rakuten Mini 1円キャンペーン」は、Rakuten Miniの販売在庫が即座に捌けてしまったためGalaxy A7に需要が移ったと考えられます。

緊急事態宣言の解除により全体取引数13.7%減少

2020年7月中古iPad端末ランキング

2020年7月のiPad全体の取引数は、5月と比べて13.7%減少しました。

4月と5月は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、テレワークの導入や外出自粛によってタブレット端末の需要が増加しました。

7月は緊急事態宣言が全国で解除され、タブレット端末を新たに購入するユーザーのニーズが減少したといえます。

1位のiPad mini4の取引価格は、前月比1.3%減少に留まっており、5月の前月比8%増加という結果から考えると、今月は通常通りの変動幅に落ち着いたとみられます。

総評

2020年7月の中古iPhone市場は、4月と5月の新型iPhone SE(第2世代)発売の影響によって、ランキング上位を独占していたiPhone 8を中心に取引価格の下落傾向がみられました。

新型iPhone SE(第2世代)が発売したばかりの4月と5月に比べると価格の下落幅は通常に回復しています。

例年ではこの時期にキャリア各社は目立ったキャンペーンを実施しないため、この状況は継続もしくは後退すると考えられます。

9月には、Appleから次期モデルiPhone 12シリーズの公式発表があるとされているので、中古iPhone市場の取引数・価格ともに大きな変動があるのは9月以降だと考えられます。

2020年7月のAndroid市場では、楽天モバイルの端末割引・ポイント還元キャンペーンの対象端末が取引数を大幅に伸ばしました。

楽天モバイルは、楽天市場にて楽天モバイル対応スマホを購入すると、最大40%の楽天ポイントが還元される「スーパーDEAL」を7月4日(土)~4日間限定で開催しています。

同キャンペーンの対象端末は「OPPO Reno A」「AQUOS sense3 plus」「Xperia Ace」「Galaxy S10」「Galaxy Note10+」の5端末です。

これらの端末はランキングには含まれていないものの新古品として取引はされているので、来月以降ランキング入りするかもしれません。

【iPhone格安SIM通信について】

アナリスト 菅野 辰則 ― ライター
アナリスト 菅野 辰則 ― ライター

1983年生まれ。株式会社マーケットエンタープライズ  中古モバイル市場アナリスト
ソフトウェア開発会社にて、開発業務からスタートし、新会社設立時のWebマーケティング全般の業務を担った後、2010年にマーケットエンタープライズに入社。 当社でWebマーケティングの責任者や経営企画を担当後、現在は、メディア・プラットフォーム事業の責任者に従事する。膨大なデータの分析・管理能力を活かして、中古モバイル市場の動向を分析するアナリストも兼任する。