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楽天モバイルにMNP転入する方法まとめ|手数料はかかる?かかる時間は?お得なキャンペーン紹介


楽天モバイルは、国内通話が無料で利用できてスマホ料金が抑えられる格安SIMです。SIMカードだけの購入も受け付けており、簡単に申し込みができます。
ただし、特に他社から乗り換える「MNP転入の方法がわからない」という方もいるでしょう。そこで、この記事では、楽天モバイルにMNP転入する方法を徹底解説します。
さらに、現在開催中のお得なキャンペーンも紹介するので、楽天モバイルへの乗り換えを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
目次
楽天モバイルにMNP転入する方法・手順

電話番号を変更せずに携帯電話会社を変えるには、MNP転入の手続きが必要です。MNP転入の手続きを行わずに乗り換え契約をすると、新規契約となってしまい電話番号を引き継ぐことはできません。
そのため、電話番号を変更しない場合は必ずMNP転入を行う必要があります。楽天モバイルでのMNP転入方法は、以下の5ステップです。
- SIMロック解除・必要なものを用意する
- MNP予約番号を取得する
- 楽天モバイルを申し込む
- MNP開通手続きを行う
- 初期設定・APN設定をする
手順1.SIMロック解除・必要なものを用意する
楽天モバイルへの乗り換え時に端末も新しく購入する場合、SIMロック解除は必要ありません。現在使用中の端末をそのまま利用する場合にのみ、SIMロック解除が必要です。
そもそもSIMロックとは、回線と端末を結ぶ設定のことで、解除していない状態では端末を購入した会社以外の回線を利用できません。
つまり、端末を購入した会社と別の会社で回線契約を行う際には、SIMロック解除を行う必要があります。
SIMロック解除は、現在使用中の会社で手続きします。オンラインで手続きすれば手数料が無料ですが、電話や店舗で行うと事務手数料が発生するので注意しましょう。
SIMロック解除が完了したら、手続きに必要な書類などを準備します。あらかじめSIMロック解除を済ませておき、必要なものを準備しておくとスムーズに手続きできるでしょう。
キャリアのSIMロック解除方法
SIMロック解除は、契約しているキャリアのWebページから無料でできます。契約中の会社のWebページ(My docomo・My au・My SoftBank)で確認してみましょう。
なお、以下に該当する場合は、SIMロック解除の手続きが不要です。
SIMロック解除不要
- 3大キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)以外のSIMフリー端末
- 2021年10月以降に発売された3大キャリア端末
申し込みに必要なもの
楽天モバイルに申し込むには、以下の書類などを準備しておきましょう。
申し込みに必要なもの
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、運転経歴証明証など)
- 契約者名義のクレジットカードもしくは、銀行口座がわかる通帳
- 楽天会員のユーザーIDとパスワード
- 契約者名義のMNP予約番号
楽天モバイルに契約するためには、楽天会員になることが必須条件です。無料で会員登録できるので、申し込み前に済ませておけば、スムーズに手続きできるでしょう。
MNP予約番号の取得方法については、次のステップで解説します。
手順2.MNP予約番号を取得する
現在使用中の電話番号を引き継ぐためには、MNP予約番号が必要です。MNP番号は、10桁の数字で構成された情報で、各キャリアの電話窓口もしくはオンラインから取得できます。
キャリアごとの取得窓口は、以下の通りです。
キャリア | 取得窓口 | 受付時間 |
---|---|---|
ドコモ | オンライン:My docomo | 24時間 |
電話窓口:0077-75470 | 09:00〜20:00 | |
au | オンライン:My au | 09:00〜20:00 |
電話窓口:151もしくは0120-800-000 | 09:00〜20:00 | |
ソフトバンク | オンライン:My SoftBank | 09:00~21:30 |
電話窓口:0800-100-5533 | 09:00〜20:00 |
サブキャリアでの手続きは、以下の通りです。
キャリア | 取得窓口 | 受付時間 |
---|---|---|
ワイモバイル | オンライン:My Y!mobile | 24時間 |
電話窓口:0570-039-151 | 09:00〜20:00 | |
UQモバイル | オンライン:– | – |
電話窓口:0120-929-818 | 09:00〜20:00 |
キャリアやサブキャリアでのMNP予約番号の取得には、手数料がかかりません。ただし、15日間の有効期限があるため、期限を過ぎないようタイミングには注意が必要です。
楽天モバイルへの乗り換えの場合、有効期限が10日以上残っていなければMNP申し込みができません。
MNP予約番号は何度でも取得できるので、期限を過ぎてしまったら再取得を行いましょう。
手順3.楽天モバイルを申し込む
楽天モバイルの申し込み方法は、「オンライン」と「店舗」の2種類です。
店舗で申し込みすれば不明点などを確認しながら進められますが、書類やMNP予約番号の取得に不備があると何度か通う必要があります。
オンラインでの申し込みなら、24時間どこからでも申し込み可能です。
手順4.MNP開通手続きを行う
SIMカードが手元に届いたら、MNP開通の手続きを行います。まずは、スマホ・タブレット・パソコンからmy楽天モバイルにアクセスし、右上のメニューから「お申し込み履歴」をタップします。
表示された履歴から該当する申し込み番号を選択し、「MNP転入する」のボタンをタップすると手続き完了です。
手順5.初期設定・APN設定をする
MNP転入が完了すると、これまで契約していたキャリアが圏外になります。圏外になったことを確認し、楽天モバイルのSIMカードを挿入してください。
SIMカード挿入後、インターネットに接続するにはANP設定が必要です。ANP設定方法はiPhoneとAndroidで異なります。
iPhoneのANP設定
- iPhoneのOSを最新バージョンにアップデート「設定→ソフトウェア・アップデート」
- キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)以外のiPhoneは、APN構成プロファイルを削除「設定→一般→VPNとデバイス管理→プロファイルを選択し削除」
- SIMカードを楽天モバイルに差し替える
- キャリア設定をアップデートする「表示されたポップアップでアップデートをタップ」
AndroidのANP設定
- 本体の「設定」から以下のANP情報を入力する。
APN名 | 楽天(rakuten.jp) |
---|---|
APN | rakuten.jp |
MCC | 440 |
MNC | 11 |
APNタイプ | default,supl |
APNプロトコル | IPv4/IPv6 |
APNローミングプロトコル | IPv4/IPv6 |
PDPタイプ | IPv4/IPv6 |
楽天モバイルのMNP転入するときのポイント

まずは、楽天モバイルにMNP転入する前に確認しておきたい3つの項目を解説します。
MNP転入すべきタイミング
楽天モバイルでは利用開始月の月額料金が日割りされるので、乗り換え元の締め日に応じて転入時期を決めましょう。
例えばドコモやauは毎月月末が締め日なので、なるべく月末日に近い日に乗り換えた方がお得です。
しかしソフトバンクの場合、毎月10日・20日・月末日と締め日が3パターンあります。そのためマイページで請求日を確認してから申し込むことをおすすめします。
MNP転入にかかる手数料・費用
楽天モバイルは、契約事務手数料が無料です。そのため、楽天モバイルでの費用は初月の利用料金のみとなっています。
ただし、乗り換え元では解約違約金・MNP転出手数料・端末代金の残債が請求される可能性があるので注意しましょう。
解約違約金は、乗り換え元の携帯会社や契約期間によって異なります。約1,000円から1万円ほどかかることが多いため、現在の契約状況を確かめてください。
またドコモ・au・ソフトバンクおよび一部の格安SIMではMNP転出手数料は廃止されましたが、その他の格安SIMでは発生する場合があるので確認しておきましょう。
乗り換え元で端末を分割払いしている場合は、端末代金の残債にも注意が必要です。多くの携帯会社では引き続き分割払いをすることが可能ですが、楽天モバイルで新たに機種を購入する場合は一括精算することをおすすめします。
引き続き分割払いすると新たな端末の代金と重複して支払うことになるので、事前に決めておきましょう。
MNP転入にかかる時間・日数
楽天モバイルでMNP転入が完了したあとは、最短2日ほどで商品が到着します。
ただし審査状況や天候、配送状況によっては商品到着まで1週間ほどかかる場合があるので日数に余裕を持って申し込みましょう。
なお、eSIMで申し込む場合は即日利用可能です。つまり、eSIMに対応している端末であれば楽天モバイルをすぐに使い始められます。
楽天モバイルにMNP転入できない時の確認事項

楽天モバイルのMNP転入は必要なものを用意しておけばスムーズに完了しますが、何かしらの理由でMNP転入できないことがあります。
ここではMNP転入できないときの対処法を紹介するので、困っている場合はぜひ参考にしてください。
確認1.MNP転入ボタンを押すタイミング
MNPを申し込んだあと、初期設定にて「MNP転入ボタン」を押します。このMNP転入ボタンを誤ったタイミングで押すと、正常に設定が完了しない場合があるので注意が必要です。
MNP転入ボタンは、SIMカードもしくはスタートガイドが手元に届いてから楽天モバイルの利用が開始できる状態で押してください。
商品が届く前にMNP転入ボタンを押すと、以下の状態になる可能性があります。
MNP転入ボタンを誤って押したあとに本人確認不備等で申し込みがキャンセルになった場合
- MNP転入ボタンを押した時点で、乗り換え元での契約は解約
- 楽天モバイル側では、MNP転入しようとしていた電話番号が利用不可
MNP転入ボタンを誤って押したあと不備なく申し込みが完了している場合
- SIMカードもしくはスタートガイドが届き、回線の開通手続きが完了すれば今まで使用していた電話番号で楽天モバイル回線を利用できる
確認2.MNP予約番号が有効期限内か
現在使用している電話番号をそのまま引き継ぐ場合は、乗り換え元でMNP予約番号の取得が必要です。このMNP予約番号には、15日間の有効期限が設けられています。
楽天モバイルでMNP転入手続きを行う場合、有効期限が10日以上残っていなければ申し込みができません。MNP転入ができない原因としてMNP予約番号の期限切れが考えられるので、今一度日数を確認してみてください。
なおMNP予約番号の再取得は何度でも可能なので、期限が切れていても再度取得すれば申し込みができます。
確認3.MNP予約番号と同一名義か
楽天モバイルに登録した名義と乗り換え元で取得したMNP予約番号の名義が異なっていると、MNP転入手続きができません。
その場合、「【重要】楽天モバイル名義人相違による開通手続き中断のお知らせ」という件名のメールが登録したメールアドレス宛に届きます。
こちらのメールが届いたら、以下の手順に従って再度楽天モバイルでMNP転入手続きを行いましょう。
- 乗り換え元で名義変更を行う
- 乗り換え元で再度MNP予約番号を取得する
- my 楽天モバイルより、以前申し込みをしたMNP予約番号を更新する
こちらで再申し込みが完了です。my 楽天モバイルに「MNP予約番号を更新する」ボタンがない場合は、申し込みをキャンセルして再度申し込みを行ってください。
楽天モバイルのMNP転入で使えるキャンペーン
楽天モバイルにMNP転入すると、お得なキャッシュバックキャンペーンが受けられます。対象となるキャンペーンは、以下の3つです。
- MNP転入・iPhone購入で最大35,000円相当還元
- 今のスマホそのまま!MNP転入で最大25,000円相当還元
- 対象スマホとセットで最大30,000円相当還元
それぞれのキャンペーンについて、詳しく確認していきましょう。
MNP転入・iPhone購入で最大35,000円相当還元

他社からの乗り換え(MNP)もしくは、新規申込で対象端末を購入すると、最大で35,000円相当の楽天ポイントを受け取れます。なお、対象者は初めて楽天モバイルに契約する方に限られるのでご注意ください。
キャンペーンを受け取るには、対象の端末と楽天モバイルに契約し、無料通話アプリRakuten Linkで10秒以上通話することが条件です。
条件を達成すると端末に応じて最大30,000ポイント受け取ることができ、オプションサービスの「10分(標準)通話かけ放題」を申し込むと、さらに5,000ポイント追加で獲得できます。
キャンペーン期間は2022年3月8日(火) 9:00~5月11日(水) 8:59までです。また、キャンペーン対象端末は、以下の8機種となっています。
- iPhone 13Pro Max
- iPhone 13 Pro
- iPhone 13
- iPhone 13 mini
- iPhone 12Pro Max
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12
- iPhone 12 mini
今のスマホそのまま!MNP転入で最大25,000円相当還元

スマホ端末は変更せずに楽天モバイルに乗り換えると、最大25,000ポイント獲得できるキャンペーンを開催中です。
キャンペーン期間は、2022年3月8日(火) 9:00~5月11日(水) 8:59までなので、今がお得に乗り換えるチャンス。
他社からの乗り換えで15,000ポイント獲得し、「10分(標準)通話かけ放題」を追加すると、10,000ポイント還元されます。端末の変更が不要なので、今のスマホを使い続けたい方におすすめのキャンペーンです。
対象スマホとセットで最大30,000円相当還元

楽天モバイルに初めての契約で、「10分(標準)通話かけ放題」を追加し、対象機種を選ぶと最大30,000円相当の還元が受けられます。
キャンペーン期間は、2022年3月23日(水) 9:00~5月11日(水) 8:59までです。
「10分(標準)通話かけ放題」を含む楽天モバイルの契約で10,000ポイントが還元され、対象端末を選択することで機種に応じて最大20,000円の値引きが行われます。対象となる端末は、以下の通りです。
20,000円値引き対象製品
- Rakuten BIG s
- OPPO A55s 5G
- OPPO Reno5 A
- Xperia 10 III Lite
15,000円値引き対象製品
- Rakuten Hand 5G
- AQUOS wish
- AQUOS sense6
- AQUOS zero6
7,980円値引き対象製品
- Rakuten Hand
楽天モバイルのMNP転入に関するよくある質問
楽天モバイルのMNP転入に関するよくある質問を解説します。代表的なよくある質問は、以下の3つです。
- eSIMにMNP転入できる?
- MNP転入と同時に名義変更できる?
- 申し込み後にキャンセルできる?
それぞれ詳しく確認していきましょう。
eSIMにMNP転入できる?
eSIMにMNP転入することは可能です。SIMカードの種類が異なるだけなので、eSIMであってもMNP転入はできます。
eSIMとして契約するには、申し込み画面でeSIMを選択しましょう。
MNP転入と同時に名義変更できる?
MNP開通後であれば、名義変更は可能です。楽天モバイル契約後、SIMカードが自宅に届いてMNP開通の手続きまで完了すると、名義を変更できます。
変更の手続きが完了するまでに20日程度かかる場合があるので、あらかじめ理解しておきましょう。
申し込み後にキャンセルできる?
申し込み後、製品出荷前であればキャンセルできます。my楽天モバイルのメニューから「お申し込み履歴」を選択し、画面最下部の「申し込みのキャンセルを申請する」をタップすると、キャンセル手続きが可能です。
一度キャンセルすると取り消しできないので、内容をよく確認したうえで実行しましょう。
楽天モバイルのMNP転入方法まとめ

この記事では、楽天モバイルのMNP転入方法について解説しました。スムーズに手続きするには、事前にMNP予約番号を取得し、必要な書類を準備しておくことが重要です。
MNP転入の手順に不安を抱える方は、事前に本記事を確認しておくとよいでしょう。
また、現在はお得なキャンペーンを開催しています。契約するプランや端末によってキャッシュバックを受け取れるので、この機会にお得に申し込みしましょう。
公開日時 : 2022年03月31日

田舎育ちのフリーライター。喫茶店と読書をこよなく愛し、至高の珈琲を追い求める旅はまだ始めたばかり。気になる匂いの喫茶店への寄り道が休日の日課。「まず入ってみる」がモットー。