PS5がラグい原因と対処法|Ping値を改善してオンライン対戦を快適にする方法
- #速度
- #ゲーム
- #光回線
PS5でApexやフォートナイトをプレイしていて、「撃ち合いで一方的に負ける」「敵が瞬間移動する」といったラグに悩んでいませんか。
- 有線接続にしたのにラグが直らない
- 回線速度は100Mbps以上出ているのにカクつく
- 夜になるとラグがひどくなる
PS5のラグは「回線速度が遅い」ことが原因とは限りません。速度が十分でもPing値やパケットロスの問題でラグが発生することがあります。本記事では、PS5のラグ原因を切り分ける方法と、自分でできる対処法を解説します。
この記事のポイント
- PS5のラグは速度(Mbps)ではなく遅延(Ping/ms)が原因のことが多い
- 原因は5パターンに分かれる。症状から自分のパターンを特定できる
- 有線接続・NAT改善・DNS変更など、回線乗り換え前に試せる対策がある
速度が遅い場合は別の記事へ
「ダウンロード速度が遅い」「Wi-Fiの速度が出ない」「アップロードだけ遅い」といった速度の問題は、本記事で扱う「ラグ(遅延)」とは原因が異なります。以下の記事をご覧ください。
目次
- PS5がラグい5つの原因——速度と遅延は別の問題
- –速度と遅延の違い——Mbpsとmsは別モノ
- –ラグの原因5パターン——どれに当てはまるか確認しよう
- 原因を特定する3つのチェック
- –いつラグる?——時間帯チェック
- –有線でもラグる?——接続方式チェック
- –他のゲーム・サイトは正常?——切り分けチェック
- 自分でできるラグ対策6選
- –有線接続に切り替える——最優先の対策
- –NATタイプを改善する——タイプ1か2を目指す
- –DNS設定を変更する——応答速度を上げる
- –IPv6 IPoE接続を確認する——夜間混雑の回避
- –PS5の設定を見直す——本体側の対策
- –ルーターを再起動・買い替える——機器側の対策
- 対策しても直らないときの出口
- –回線の乗り換えを検討するタイミング
- –ルーター選びで迷ったら
- まとめ
PS5がラグい5つの原因——速度と遅延は別の問題
「速度は出ているのにラグい」という現象は珍しくありません。回線速度と遅延は別の指標だからです。まずは両者の違いを理解し、ラグの原因を5つのパターンから特定しましょう。
速度と遅延の違い——Mbpsとmsは別モノ
回線速度と遅延は、それぞれ異なる役割を持っています。
| 指標 | 単位 | 意味 | オンライン対戦での影響 |
|---|---|---|---|
| 回線速度(下り/上り) | Mbps | 1秒間に送れるデータ量 | ゲームのダウンロード・アップデートに影響 |
| 遅延(Ping) | ms | データの往復にかかる時間 | 操作がゲームに反映されるまでの時間差 |
| パケットロス | % | 途中で失われるデータの割合 | キャラの瞬間移動・巻き戻り |
| ジッター | ms | Pingのばらつき | ラグの発生頻度・安定性 |
オンライン対戦で重要なのは速度よりもPing値とパケットロスです。速度が100Mbps出ていても、Pingが50ms以上あったりパケットロスが発生していたりすると、撃ち合いで不利になります。
PS5の「接続テスト」では速度しか表示されません。Ping値を確認するには、ゲーム内のネットワーク表示や、PCでのスピードテストを使う必要があります。
Ping値の目安——どのくらいなら快適か
オンライン対戦ゲームで快適にプレイできるPing値の目安は以下の通りです。
| Ping値 | 評価 | 体感 |
|---|---|---|
| 10ms以下 | 非常に良い | ほぼ遅延を感じない |
| 10〜30ms | 良い | 快適にプレイ可能 |
| 30〜50ms | 普通 | やや不利になる場面がある |
| 50〜100ms | やや悪い | 撃ち合いで明確に不利 |
| 100ms以上 | 悪い | ラグが頻発する |
ただし、Ping値が低くても「ジッター」(Pingのばらつき)が大きいとラグを感じます。Pingが20msでも、10ms〜40msの間で変動していると、キャラクターの動きがカクつきます。
Ping値を確認する方法
PS5単体ではPing値を測定できません。以下の方法で確認しましょう。
ゲーム内のネットワーク表示
Apex Legendsなどの対戦ゲームには、ネットワーク情報を表示する機能があります。設定画面から「パフォーマンス表示」や「ネットワーク情報」をオンにすると、プレイ中のPing値とパケットロスを確認できます。
PCやスマートフォンでスピードテスト
同じWi-Fiネットワークに接続したPCやスマートフォンで、fast.com や speedtest.net にアクセスし、Ping値を測定します。厳密にはPS5のPing値とは異なりますが、回線の傾向を把握できます。
ルーターの管理画面
一部のルーターは管理画面からPing値を確認できます。ルーターのIPアドレス(192.168.1.1など)にブラウザでアクセスし、ネットワーク情報を確認してください。
ラグの原因5パターン——どれに当てはまるか確認しよう
PS5のラグは、以下の5つのパターンに分類できます。
| パターン | 主な症状 | 考えられる原因 |
|---|---|---|
| 1. Wi-Fi電波の揺れ | 不定期にラグが発生する | 電波干渉・距離・障害物 |
| 2. 夜間のプロバイダ混雑 | 夜だけラグがひどい | 回線の混雑(IPv4 PPPoE) |
| 3. NATタイプの問題 | マッチングが遅い・特定の相手と対戦できない | ルーター設定の問題 |
| 4. ルーター/LANケーブルの性能不足 | 常にラグが発生する | 古い機器・規格外ケーブル |
| 5. ゲームサーバー側の問題 | 特定のゲームだけラグい | サーバー混雑・メンテナンス |
パターン5(サーバー側の問題)は自分では対処できません。ゲーム公式のサーバーステータスを確認し、問題がなければパターン1〜4を疑いましょう。
原因を特定する3つのチェック
全員に同じ対処法を勧めても効果は出ません。症状から原因を絞り込み、該当する対処法を試しましょう。
いつラグる?——時間帯チェック
ラグが発生する時間帯を確認してください。
- 夜(19時〜24時)だけラグい → プロバイダ混雑の可能性が高い
- 常にラグい → Wi-Fi・ルーター・回線自体の問題
- 不定期にラグい → Wi-Fi電波の不安定・パケットロス
夜間の混雑は、IPv4 PPPoE接続で起きやすい現象です。IPv6 IPoE対応のプロバイダに変更することで改善する場合があります。
有線でもラグる?——接続方式チェック
Wi-Fi接続か有線接続かで原因が変わります。
- Wi-Fiでのみラグる → 電波干渉・距離・障害物の問題
- 有線でもラグる → ルーター・回線自体の問題
Wi-Fiは壁や距離、電子レンジ、Bluetooth機器などの影響を受けやすく、Ping値が不安定になりがちです。まずは有線接続に切り替えて、ラグが改善するか確認しましょう。
他のゲーム・サイトは正常?——切り分けチェック
特定のゲームだけラグいのか、すべてのオンライン通信が遅いのかを確認します。
- 特定のゲームだけラグい → ゲームサーバーの問題
- すべてのゲーム・サイトが遅い → 回線・ルーターの問題
特定のゲームだけラグい場合は、ゲーム公式のサーバーステータスやSNSで障害情報を確認してください。サーバー側の問題であれば、復旧を待つしかありません。
自分でできるラグ対策6選
原因が特定できたら、該当する対処法から試しましょう。効果が高い順に並べています。
有線接続に切り替える——最優先の対策
Wi-Fiから有線LANへの切り替えは、最も効果が期待できる対策です。Wi-Fiは電波干渉やジッターが発生しやすく、オンライン対戦には向いていません。
有線接続に必要なもの:
- LANケーブル(CAT6以上推奨)
- PS5とルーターを直接つなげる配線
LANケーブルはCAT6またはCAT6Aを選びましょう。CAT5では100Mbpsまでしか対応していないため、PS5の性能を活かせません。CAT5eでも1Gbps対応ですが、ノイズ耐性の面でCAT6以上がおすすめです。
PS5とルーターが離れている場合は、以下の方法を検討してください。
- LANケーブルを延長する(最大100mまで対応)
- ルーターをPS5の近くに移動する
- PLC(電力線通信)アダプターを使う(電気配線を通じてLAN接続)
NATタイプを改善する——タイプ1か2を目指す
NATタイプとは、ルーターがインターネット上の住所(IPアドレス)を自宅の機器に変換する仕組みの設定です。NATタイプが3だと、マッチングが遅くなったり、特定の相手と対戦できなくなったりします。
PS5でNATタイプを確認する方法:
- 設定 → ネットワーク → 接続状況を見る
- 「NATタイプ」の項目を確認
| NATタイプ | 状態 | 影響 |
|---|---|---|
| タイプ1 | 制限なし | すべてのユーザーと通信可能 |
| タイプ2 | 一部制限あり | ほぼ問題なし |
| タイプ3 | 制限あり | マッチングが遅い・ボイスチャットが不安定 |
タイプ3の場合は、ルーターの設定を変更しましょう。
- UPnP(ユニバーサルプラグアンドプレイ)を有効にする
- DMZ設定でPS5を指定する
- ポート開放(特定のポート番号を開ける)
設定方法はルーターによって異なります。ルーターのメーカー公式サイトで手順を確認してください。
DNS設定を変更する——応答速度を上げる
DNSとは、URLを住所(IPアドレス)に変換してくれる電話帳のような仕組みです。DNSサーバーの応答が遅いと、通信全体が遅延する場合があります。
DNS設定を変更する手順:
- 設定 → ネットワーク → 設定 → インターネット接続を設定
- 接続済みのネットワークを選択
- 詳細設定 → DNS設定 → 手動
- 以下のDNSサーバーを入力
| プロバイダ | プライマリDNS | セカンダリDNS |
|---|---|---|
| Google Public DNS | 8.8.8.8 | 8.8.4.4 |
| Cloudflare DNS | 1.1.1.1 | 1.0.0.1 |
DNS変更で劇的に改善するケースは多くありませんが、試す価値はあります。元に戻すときは、DNS設定を「自動」に変更してください。
IPv6 IPoE接続を確認する——夜間混雑の回避
IPv6 IPoEとは、新しいインターネットの住所の仕組み(IPv6)と、混雑しにくい接続方式(IPoE)を組み合わせたサービスです。夜間でも比較的空いている道路のようなイメージで、混雑時間帯のラグを軽減できる可能性があります。
IPv6 IPoEに対応しているか確認する方法:
- 契約中のプロバイダの会員ページにログイン
- 「IPv6オプション」「v6プラス」「transix」などの記載を探す
IPv6 IPoEを使うには、対応したルーターも必要です。ルーターの仕様で「v6プラス対応」「MAP-E対応」「DS-Lite対応」などを確認してください。
プロバイダがIPv6 IPoEに対応していない場合は、対応プロバイダへの乗り換えを検討しましょう。
PS5の設定を見直す——本体側の対策
PS5本体の設定でラグが改善する場合もあります。
パフォーマンスモードに変更する
グラフィック優先(解像度モード)では、処理負荷が高くなりラグにつながることがあります。
- 設定 → セーブデータとゲーム/アプリ設定 → ゲームプリセット
- パフォーマンス優先と画質優先 → パフォーマンス優先
PS5を再起動する
長時間の起動で動作が不安定になることがあります。定期的に再起動しましょう。
ストレージの空き容量を確保する
ストレージがいっぱいだと、システムの動作が遅くなる場合があります。不要なゲームやアプリを削除し、空き容量を確保してください。
ルーターを再起動・買い替える——機器側の対策
ルーターの長時間稼働や、古い機器が原因でラグが発生することがあります。
ルーターを再起動する
- ルーターの電源を切る
- 30秒〜1分ほど待つ
- 電源を入れ直す
再起動で一時的に改善する場合は、ルーターの定期的な再起動を習慣にしましょう。
ルーターの買い替えを検討する
以下に該当する場合は、ルーターの買い替えを検討してください。
- 5年以上前のルーターを使っている
- Wi-Fi 5(802.11ac)以前の規格
- IPv6 IPoEに対応していない
PS5向けのルーター選びは、PS5におすすめのルーターで詳しく解説しています。
対策しても直らないときの出口
自分でできる対策を試しても改善しない場合、回線自体の限界かもしれません。回線乗り換えを検討するタイミングと、判断材料を解説します。
回線の乗り換えを検討するタイミング
以下に該当する場合は、回線の乗り換えを検討してよいでしょう。
- 有線接続 + IPv6 IPoE でも夜間にPing値が安定しない
- パケットロスが頻繁に発生する
- プロバイダに問い合わせても改善しない
夜間の混雑が原因の場合、独自回線系の光回線(NURO光・auひかり・eo光など)は比較的影響を受けにくい傾向があります。フレッツ光・光コラボと回線網が異なるため、混雑の影響を受けにくいという特徴があります。
実際に、夜20時〜24時のApex Legendsでラグが出ていた方が、NURO光に乗り換えて改善した例があります。
「Apex Legendsで夜8時から深夜24時にかけてラグが発生していました。NURO光に乗り換えたところ、夜間でもPing値が安定するようになりました」 — 診断レポートを見る
ラグの原因が回線だと分かったら、どの回線なら解決するかは住まいや使い方で変わります。3分の診断で、あなたの環境に合った回線を絞り込めます。
ルーター選びで迷ったら
回線を変えずにルーターだけ買い替える場合は、以下のポイントを確認しましょう。
- WANポートが1Gbps以上に対応しているか
- IPv6 IPoE(v6プラス・transix等)に対応しているか
- Wi-Fi 6(802.11ax)に対応しているか
ゲーム向けルーター(ゲーミングルーター)は、QoS(帯域優先)機能でPS5への通信を優先できます。家族と回線を共有している場合に効果が期待できます。
詳しくはPS5におすすめのルーターをご覧ください。
まとめ
PS5のラグは「回線速度が遅い」こととは別の問題です。速度が出ていてもPing値やパケットロスが原因でラグは発生します。
- まず原因を特定する: 時間帯・接続方式・他のゲームの状況から5パターンのどれか判断
- 有線接続を最優先で試す: Wi-Fiは電波干渉でジッターが発生しやすい
- NATタイプ・DNS・IPv6 IPoEを確認: ルーター設定やプロバイダの対応状況を見直す
- 対策しても直らなければ回線乗り換えも選択肢: 独自回線系は夜間混雑の影響を受けにくい
ラグの原因と対処法は、住まいの環境や契約中の回線によって異なります。自分に合った解決策を見つけ、快適なオンライン対戦を楽しんでください。