ゲーム通信エラーの原因と対処法|5つの原因を切り分けて解決
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マッチング中に通信エラーで落とされる、対戦中に突然切断される、ペナルティを食らった——オンラインゲームで通信エラーが頻発すると、せっかくの時間が台無しになります。
- 再起動しても有線にしても直らない
- 設定を触っていいのか、回線を変えるべきなのかわからない
- 特定のフレンドとだけマッチングできない
本記事では、ゲームの通信エラーが出る原因を5パターンに分けて解説します。原因を順番に切り分けることで、自分の状況に合った対処法がわかります。
この記事のポイント
- 通信エラーの原因は5パターン(障害・NAT・ルーター・無線・回線)
- 3つの質問で自分の原因を切り分けられる
- 設定で直るケースと回線の見直しが必要なケースを判定できる
特定のタイトルで困っている場合は、各タイトル別の記事も参考にしてください。
目次
ゲームの通信エラーが出る原因は5パターン
通信エラーの原因は大きく5つに分けられます。上から順に確認していくことで、自分の原因を特定できます。
| 原因パターン | 症状の特徴 | 確認方法 | 対処 |
|---|---|---|---|
| サービス側の障害 | 特定のゲームだけ、全員が同時に | 公式X(旧Twitter)・障害情報ページ | 復旧を待つ |
| NATタイプの制限 | マッチングに入れない、特定の相手とだけ | ゲーム機のネットワーク診断 | UPnP有効化・ポート開放 |
| ルーターの設定 | すべてのゲームで不安定 | ルーター管理画面でUPnP確認 | UPnPをON・二重ルーター解消 |
| 無線の不安定 | 有線にすると改善する | LANケーブルで直結して比較 | 有線接続・5GHz帯に切り替え |
| 回線の混雑 | 夜や休日だけ頻発する | 速度測定を時間帯別に実施 | IPv6 IPoE・回線乗り換え |
以下、それぞれの原因を詳しく解説します。
サービス側の障害——まず公式情報を確認
通信エラーが出たら、最初に確認すべきはサービス側の障害です。ゲームのサーバーがダウンしている場合や、メンテナンス中の場合は、ユーザー側でできることはありません。
確認方法は、そのゲームの公式X(旧Twitter)アカウントや、公式サイトの障害情報ページを見ることです。「〇〇サーバー 障害」で検索すると、リアルタイムの状況がわかります。
見分けるポイントは「他のゲームやサービスは正常か」です。YouTubeやSNSは普通に使えるのに、特定のゲームだけエラーが出るなら、サービス側の問題である可能性が高いでしょう。この場合は復旧を待つしかありません。
特に新作ゲームの発売直後や、大型アップデートの直後はサーバーが混雑しやすくなります。人気タイトルでは、予定されていたメンテナンスが延長されることもあります。公式情報を確認して、復旧予定時刻を待つのが最善です。
NATタイプの制限——ゲーム機同士が直接つながれない
NATタイプとは、ゲーム機同士が直接通信できるかどうかの制限レベルのことです。タイプ1(オープン)なら制限なし、タイプ2(モデレート)なら一部制限あり、タイプ3(ストリクト/厳格)だと大きく制限されます。
タイプ3だと「マッチングに入れない」「特定のフレンドとだけ遊べない」「ホストになれない」といった症状が出ます。これは、ゲーム機が外部と通信する際に遠回りせざるを得ないためです。
特に、タイプ3同士のプレイヤーはお互いに接続できないことが多く、「自分だけマッチングに入れない」「特定の友人とだけ遊べない」という症状の原因になります。タイプ2であれば、ほとんどのプレイヤーと問題なくマッチングできます。
NATタイプの確認方法は機種によって異なります。
| 機種 | 確認手順 |
|---|---|
| Nintendo Switch | ホーム → 設定 → インターネット → 接続テスト |
| PlayStation 5 | 設定 → ネットワーク → 接続状況を確認 |
| PlayStation 4 | 設定 → ネットワーク → インターネット接続を診断する |
| PC(Steam) | 設定 → リモートプレイ → NATタイプが表示される |
タイプ3(ストリクト)になっている場合は、後述のUPnP設定やポート開放で改善できます。
ルーターの設定——UPnPとポート開放
UPnP(Universal Plug and Play)とは、ゲーム機が自動でルーターのドアを開ける仕組みです。これがOFFになっていると、ゲーム機が外部と通信しにくくなり、NATタイプが厳しくなります。
多くの家庭用ルーターにはUPnP機能が搭載されていますが、初期設定でOFFになっている場合があります。ルーターの管理画面にアクセスして、UPnP設定を確認しましょう。
また、二重ルーターも通信エラーの原因になります。光回線のONU(回線終端装置)にルーター機能があり、さらに市販のWi-Fiルーターを使っている場合、二重にNAT変換が行われてしまいます。この場合は、市販ルーターを「ブリッジモード」や「APモード」に変更して、ルーター機能を一方に統一しましょう。
二重ルーターかどうかを確認するには、ゲーム機のIPアドレスを見ます。「192.168.0.x」と「192.168.1.x」のように、2つの異なるネットワークが混在している場合は二重ルーター状態です。
無線の不安定——電波干渉と距離
Wi-Fi(無線LAN)でゲームをしている場合、電波干渉や距離の問題で通信が不安定になることがあります。
見分けるポイントは「有線接続にしたら改善するか」です。LANケーブルでルーターとゲーム機を直接つないでエラーが出なくなるなら、無線の問題です。
無線が不安定になる主な原因は以下の3つです。
- 電波干渉: 電子レンジやBluetooth機器が2.4GHz帯と干渉する
- 距離と障害物: ルーターから離れている、壁や床を挟んでいる
- 接続台数の多さ: 家族全員がWi-Fiを使っている時間帯
対処法としては、有線接続が最も確実です。配線が難しい場合は、5GHz帯への切り替え(干渉に強い)や、中継機・メッシュWi-Fiの導入を検討しましょう。ただし5GHz帯は壁を通りにくいため、ルーターから近い場所での使用が前提です。
なお、中継機を使う場合は通信に遅延が発生しやすいため、対戦ゲームにはあまり向きません。可能であれば長めのLANケーブルを引くか、PLCアダプタ(電気配線を使ったネットワーク延長機器)を使う方が安定します。
回線の混雑・速度不足——夜だけ頻発するなら
「夜8時以降だけエラーが出る」「休日の昼間は問題ない」という場合は、回線の混雑が原因の可能性があります。特に、マンションで共用回線を使っている場合や、利用者の多いプロバイダを使っている場合に起こりやすい症状です。
IPv6 IPoEに対応していると、夜間の混雑を避けられる場合があります。IPv6 IPoEとは、従来のIPv4とは別の通信経路を使う仕組みで、混雑の影響を受けにくいのが特徴です。契約中のプロバイダがIPv6 IPoEに対応しているか確認し、まだ有効になっていなければ切り替えを検討しましょう。多くのプロバイダで無料オプションとして提供されています。
ただし、回線そのものの速度が足りない場合や、設備が古い場合は、IPv6 IPoEに切り替えても改善しないことがあります。この場合は回線の乗り換えが選択肢に入ります。
オンラインゲームに必要な通信速度の目安は、下り30Mbps以上、上り10Mbps以上と言われています。これを下回る場合は、回線そのものを見直す必要があるかもしれません。
自分の原因を切り分ける3つの質問
通信エラーの原因を絞り込むには、以下の3つの質問に答えてみてください。
質問1: 他のサービスも同時に重い?
YouTubeやSNS、Webサイトの表示も遅い場合は、回線全体の問題です。特定のゲームだけエラーが出るなら、サービス側の障害か、NATタイプ・ルーター設定の問題です。
- Yesの場合 → 回線の混雑・速度不足を疑う
- Noの場合 → 次の質問へ
質問2: 有線にしたら改善する?
LANケーブルでルーターとゲーム機を直接つないでみてください。有線にしてエラーが出なくなるなら、無線の問題です。
- Yesの場合 → 無線の不安定が原因。有線接続を推奨
- Noの場合 → 次の質問へ
質問3: 夜だけ、または常に?
エラーが出る時間帯を確認します。夜や休日だけ頻発するなら回線の混雑、常に出るならNATタイプやルーター設定の問題です。
- 夜だけの場合 → 回線の混雑を疑う。IPv6 IPoEや回線乗り換えを検討
- 常にの場合 → NATタイプを確認し、UPnP設定を見直す
原因別の対処法——設定レベルと回線レベルを分ける
ここからは、原因別の具体的な対処法を解説します。設定で直るレベルと、回線の見直しが必要なレベルを分けて説明します。
NATタイプを改善する——UPnPを有効にする手順
NATタイプがタイプ3(ストリクト)の場合、まずルーターのUPnP設定を確認しましょう。
UPnPを有効にする基本手順
- ルーターの管理画面にアクセスする(一般的なアドレスは
192.168.1.1や192.168.0.1) - 管理画面のID・パスワードを入力(初期設定は取扱説明書を参照)
- 「UPnP」または「ゲーム設定」の項目を探してONにする
- 設定を保存し、ゲーム機を再起動する
UPnPを有効にしてもNATタイプが改善しない場合は、ポート開放を試す選択肢もあります。各ゲーム機で使用するポート番号は、任天堂やPlayStationの公式サポートページで公開されています。
ただし、ポート開放はセキュリティリスクを伴うため、必要なポートのみを開放し、使用しなくなったら閉じることをおすすめします。また、ポート開放よりもまずUPnPの有効化を試すのが一般的です。UPnPで解決しない場合のみ、ポート開放を検討しましょう。
二重ルーター環境の場合は、まず二重になっているかを確認します。ONUとは別にWi-Fiルーターを使っている場合、Wi-Fiルーターの背面にあるスイッチを「ブリッジ」や「AP」に切り替えることで、ルーター機能を無効化できます。
有線接続に切り替える
オンラインゲームでは、無線よりも有線接続が推奨されます。有線接続のメリットは、電波干渉を受けず、通信が安定することです。
有線接続の手順
- LANケーブル(Cat5e以上推奨)を用意する
- ルーターのLANポートとゲーム機のLANポートを接続する
- ゲーム機のネットワーク設定で「有線接続」を選択する
ルーターとゲーム機の距離が遠い場合は、長いLANケーブルを使うか、PLCアダプタ(コンセントを使ってネットワークを延長する機器)を検討しましょう。PLCアダプタは工事不要で導入できますが、電気配線の状況によっては速度が出ないこともあります。
LANケーブルは「Cat5e」以上の規格であれば、一般的なゲーム用途には十分です。「Cat6」「Cat6a」はより高速な通信に対応していますが、通常のオンラインゲームではCat5eとの体感差はほとんどありません。
回線の見直しが必要なケース
以下に当てはまる場合は、回線そのものの見直しが必要かもしれません。
- 設定を全部試しても夜だけ頻発する
- 速度測定で下り50Mbps以下(回線契約にもよる)
- IPv6 IPoEに対応していない、または切り替えても改善しない
- マンションの共用回線で、改善の見込みがない
設定を見直しても頻繁にエラーが出る場合は、回線そのものが原因かもしれません。かしこいネット診断なら、あなたの住まいと使い方から、ゲームに強い回線を約3分で絞り込めます。「今の回線のままで何とかなるか」の判断材料にも使えます。
まとめ——タイトル別の詳細は個別記事へ
ゲームの通信エラーは、原因を5パターンに分けて順番に切り分けることで解決できます。
- 原因5パターン: サービス障害 → NATタイプ → ルーター設定 → 無線の不安定 → 回線の混雑
- 3つの質問で切り分け: 他のサービスも重い? → 有線で改善? → 夜だけ?
- 設定で直るケースが多い: UPnP有効化・有線接続で解決することも
設定で直らない場合は、回線の乗り換えが選択肢に入ります。診断ツールで自分の環境に合った回線を確認してみてください。
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