PS5だけネットに繋がらない原因と対処法|スマホは繋がるのになぜ?
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スマホやパソコンは問題なくWi-Fiに繋がっているのに、PS5だけが「接続できませんでした」とエラーになる。
- Wi-Fiのパスワードは合っているはず
- ルーターを再起動しても直らない
- 昨日まで普通に使えていたのに急に繋がらなくなった
再起動やパスワードの確認まで試した方は、それで解決しなかったことに困惑しているかもしれません。実は、スマホは繋がるのにPS5だけ繋がらない状況は回線の問題ではなく、PS5固有の設定や通信環境の問題であることがほとんどです。
本記事では、PS5だけが繋がらない原因を3パターンに整理し、効果の高い順に対処法を紹介します。エラーメッセージ別の対処法も解説するので、ご自身の状況に合わせて試してみてください。
この記事のポイント
- スマホが繋がるならWi-Fi自体は正常。PS5とルーター間の問題に絞って対処する
- 再起動・パスワード再入力・IPアドレス手動設定の3つで大半は改善する
- 有線接続で繋がるかどうかが、Wi-Fi環境の問題か本体の問題かを判断するカギ
お悩みの症状に合った記事をお探しの方へ
「PS5がネットに繋がらない」と一口に言っても、症状によって原因と対処法が異なります。
| 症状 | 参照先 |
|---|---|
| PS5がそもそもネットに繋がらない | この記事で解説 |
| PS5は繋がるがラグい・遅延がひどい | PS5がラグい原因と対処法 |
| PS5のダウンロードだけ遅い | PS5のダウンロードが遅い原因 |
| PS5のアップロードだけ遅い | PS5のアップロードが遅い原因 |
目次
- スマホは繋がるのにPS5だけ繋がらない原因
- –PS5とルーターの相性・設定の問題
- –IPアドレス取得の失敗
- –電波干渉と周波数帯の問題
- 今すぐ試せる対処法【優先順】
- –1. ルーターとPS5の再起動
- –2. Wi-Fiパスワードの再入力
- –3. IPアドレスを手動で設定する
- –4. 5GHz帯に切り替える(または2.4GHz帯に戻す)
- –5. DNS設定を変更する
- エラーメッセージ別の対処法
- –「IPアドレスを取得できません」
- –「時間内にWi-Fiに接続できませんでした」
- –「パスワードが違います」
- –「DNSサーバーが応答しません」
- それでも繋がらない場合
- –有線接続で切り分ける
- –スマホのテザリングで応急処置
- –PS5のネットワーク設定を初期化する
- まとめ
スマホは繋がるのにPS5だけ繋がらない原因
スマホやタブレットでは問題なくWi-Fiを使えているなら、インターネット回線そのものには問題がないと考えてよいでしょう。この状況でPS5だけが繋がらないのは、PS5とルーターの間で何かがうまくいっていない可能性が高いです。
原因は大きく3つのパターンに分類できます。
PS5とルーターの相性・設定の問題
PS5はWi-Fiの暗号化方式として「WPA2-PSK(AES)」および「WPA3」に対応しています。ただし、ルーターがWPA3専用モードになっていると、PS5との相性問題で接続できないことがあります。
また、ルーターの設定で「SSID分離」や「ゲストネットワーク分離」が有効になっていると、同じWi-Fiに繋がっている機器同士の通信が制限され、PS5がインターネットに接続できない場合があります。
メーカー別のよくあるトラブル
| メーカー | よくある原因 | 確認・対処法 |
|---|---|---|
| バッファロー | SSID分離機能が有効、ファームウェアの不具合 | SSID分離をオフ、ファームウェア更新 |
| NEC(Aterm) | WPA3専用設定、帯域固定でPS5と相性悪化 | WPA2/WPA3混合モードに変更 |
| ELECOM | IPアドレス競合、接続台数制限 | ルーター再起動、DHCP設定見直し |
| ASUS・TP-Link | 高度なセキュリティ設定で接続が弾かれる | セキュリティ設定を標準化、MACアドレスフィルタを解除 |
確認ポイント
- ルーターの暗号化方式がWPA2-PSKまたはWPA2/WPA3混合モードになっているか
- SSIDが非表示設定になっていないか(非表示だとPS5のWi-Fi一覧に表示されない)
- ルーターのファームウェアが最新版か
ルーターの設定確認は、ルーターの管理画面(多くの場合「192.168.0.1」や「192.168.11.1」をブラウザに入力)から行えます。管理画面へのログイン情報は、ルーター本体のラベルや取扱説明書に記載されています。
IPアドレス取得の失敗
「IPアドレスを取得できません」というエラーが表示される場合は、PS5がルーターから住所(IPアドレス)をもらえていない状態です。
IPアドレスとは: ネットワーク上の機器を識別するための番号です。自宅のWi-Fiに繋がるスマホやパソコン、PS5にはそれぞれ異なる番号が割り当てられます。
IPアドレス取得に失敗する主な原因は次のとおりです。
| 原因 | 状況 |
|---|---|
| 接続台数の上限超過 | ルーターに繋がっている機器が多すぎて、新たにIPアドレスを割り当てられない |
| IPアドレスの競合 | 他の機器と同じIPアドレスが割り当てられてしまい、通信がうまくいかない |
| ルーターのDHCP機能の問題 | ルーター側でIPアドレスの自動割り当て機能がうまく動いていない |
家庭用ルーターの多くは同時接続数に上限があります。スマホ、タブレット、パソコン、ゲーム機、スマート家電など、想像以上に多くの機器が繋がっていることがあります。使っていない機器のWi-Fiをオフにすることで改善するケースもあります。
電波干渉と周波数帯の問題
Wi-Fiには「2.4GHz帯」と「5GHz帯」の2種類の周波数帯があります。それぞれ特性が異なり、環境によって相性の良し悪しがあります。
| 周波数帯 | 特徴 | 注意点 |
|---|---|---|
| 2.4GHz | 壁などの障害物を越えやすい、遠くまで届きやすい | 電子レンジやBluetooth機器と干渉しやすい |
| 5GHz | 通信速度が速い、干渉が少ない | 壁や障害物に弱い |
PS5は全機種で2.4GHzと5GHzの両方に対応しています。また、PS5はWi-Fi 6(802.11ax)にも対応しており、対応ルーターと組み合わせることでより安定した接続が可能です。
外付けSSD(USB3.0)を接続していると電波干渉が起きることがあります。USB3.0は2.4GHz帯と同じ周波数のノイズを発生させるため、SSDがPS5のWi-Fiアンテナに近いと接続が不安定になることがあります。
今すぐ試せる対処法【優先順】
原因がどれに当てはまるか分からない場合は、以下の対処法を上から順に試してください。多くの場合、最初の3つで改善します。
1. ルーターとPS5の再起動
最初に試すべきは、機器の再起動です。一時的なネットワークエラーやIPアドレスの割り当て問題が解消されることがあります。
手順
- PS5の電源を完全に切る(レストモードではなく電源オフ)
- ルーターの電源を抜く
- 3分ほど待つ
- ルーターの電源を入れ、ランプが安定するまで待つ(2〜3分)
- PS5の電源を入れる
- 「設定」→「ネットワーク」→「インターネット接続を診断」で確認
ルーターを先に起動し、安定してからPS5を起動することで、IPアドレスの割り当てがスムーズに行われやすくなります。
2. Wi-Fiパスワードの再入力
PS5に保存されているWi-Fi接続情報が古くなっている、または破損していることがあります。一度削除して再入力することで改善する場合があります。
手順
- 「設定」→「ネットワーク」→「設定」→「インターネット接続を設定」
- 登録済みネットワークの一覧から、接続中のWi-Fiを選択
- オプションボタンを押して「忘れる」を選択
- 改めてWi-Fiを選び、パスワードを入力
パスワード入力時の注意点
- 大文字と小文字を正確に入力する
- 数字の「0」とアルファベットの「O」を間違えやすい
- 数字の「1」とアルファベットの「l(小文字のエル)」を間違えやすい
- パスワードはルーター本体の背面や底面のラベルに記載されていることが多い
3. IPアドレスを手動で設定する
自動でIPアドレスが取得できない場合は、手動で設定することで接続できるようになることがあります。
手順
- 「設定」→「ネットワーク」→「設定」→「インターネット接続を設定」
- Wi-Fiを選択し、「手動で設定」を選ぶ
- 接続するWi-Fiを選び、パスワードを入力
- 以下の項目を入力
| 項目 | 入力例 |
|---|---|
| IPアドレス | 192.168.1.100(末尾の数字を他の機器と重ならないように) |
| サブネットマスク | 255.255.255.0 |
| デフォルトゲートウェイ | 192.168.1.1(ルーターのIPアドレス) |
| プライマリDNS | 8.8.8.8(Google Public DNS) |
| セカンダリDNS | 8.8.4.4 |
IPアドレスの「192.168.1.」の部分は、ご自宅のルーターによって「192.168.0.」や「192.168.11.」など異なる場合があります。ルーターのIPアドレス(デフォルトゲートウェイ)と同じネットワーク帯を使用してください。
MTUとプロキシサーバーは、それぞれ「自動」「使わない」で問題ありません。
4. 5GHz帯に切り替える(または2.4GHz帯に戻す)
現在2.4GHz帯を使っているなら5GHzに、5GHz帯を使っているなら2.4GHzに切り替えてみましょう。
SSIDの見分け方
- 末尾に「a」「A」「5G」「5GHz」と付いているものが5GHz帯
- 末尾に「g」「G」「2G」「2.4GHz」と付いているものが2.4GHz帯
- 何も付いていない場合は、ルーターの設定画面で確認
5GHz帯に切り替えることで電波干渉が解消することがあります。ただし、5GHz帯は壁や障害物に弱いため、ルーターとPS5が離れている場合や間に壁がある場合は、かえって不安定になることがあります。
5. DNS設定を変更する
DNS(Domain Name System)とは、URLを実際のサーバーの住所に変換する仕組みです。ルーター標準のDNS設定がうまく機能していない場合、別のDNSサーバーに変更することで改善することがあります。
おすすめのDNSサーバー
| サービス | プライマリDNS | セカンダリDNS |
|---|---|---|
| Google Public DNS | 8.8.8.8 | 8.8.4.4 |
| Cloudflare DNS | 1.1.1.1 | 1.0.0.1 |
手順
- 「設定」→「ネットワーク」→「設定」→「インターネット接続を設定」
- 接続中のWi-Fiを選択し、「詳細設定」を選ぶ
- 「DNSの設定」を「手動」に変更
- プライマリDNSとセカンダリDNSを入力
- 「接続テスト」で確認
エラーメッセージ別の対処法
PS5に表示されるエラーメッセージによって、原因と対処法が異なります。表示されているエラーに合わせて確認してください。
「IPアドレスを取得できません」
このエラーは、PS5がルーターからIPアドレスをもらえていない状態です。
対処の優先順位
- ルーターとPS5の再起動(前述)
- 使っていない機器のWi-Fiをオフにして、接続台数を減らす
- IPアドレスを手動で設定する(前述)
- ルーターの管理画面でDHCP機能が有効になっているか確認する
接続台数が多い家庭では、スマートスピーカーやスマート家電など、普段意識しない機器も含めると10台以上繋がっていることがあります。不要な機器のWi-Fiを一時的にオフにすることで、PS5が接続できるようになる場合があります。
「時間内にWi-Fiに接続できませんでした」
このエラーは、PS5がルーターとの通信を確立できなかった状態です。電波が弱い、または干渉がある場合に発生しやすいです。
対処法
- PS5をルーターの近くに移動する
- 周波数帯を変更する(2.4GHz ⇔ 5GHz)
- 電子レンジやBluetooth機器など、干渉源となりうる機器の電源を切る
- 中継機を使っている場合は、一度外してルーターに直接接続してみる
中継機(リピーター)を経由して接続している場合、中継機との相性問題で接続エラーになることがあります。ルーターに直接接続できるなら、中継機の設定を見直すか、位置を変えることで改善する可能性があります。
「パスワードが違います」
入力したWi-Fiパスワードがルーターの設定と一致していない状態です。
確認すべきこと
- ルーター本体のラベルに記載されたパスワードを確認する
- 大文字・小文字、数字・アルファベットを正確に入力する
- ルーターの設定画面でパスワードを変更していないか確認する
ルーターのパスワードは、購入時の初期値から変更していることもあります。管理画面にログインして確認するか、設定した人に確認してください。
「DNSサーバーが応答しません」
このエラーは、PS5がDNSサーバー(URLを住所に変換する仕組み)に接続できない状態です。
対処法
- DNS設定を手動で変更する(前述のGoogle Public DNSまたはCloudflare DNS)
- ルーターを再起動する
- ルーターの管理画面でDNS設定を確認する
ルーター側のDNS設定に問題がある場合は、ルーターのDNSサーバー設定も変更することで改善することがあります。
それでも繋がらない場合
上記の対処法をすべて試しても改善しない場合は、Wi-Fi以外の問題を疑う必要があります。以下の方法で原因を切り分けましょう。
有線接続で切り分ける
LANケーブルでPS5とルーターを直接接続し、インターネットに繋がるかを確認します。これにより、Wi-Fi環境の問題なのか、それ以外の問題なのかを判断できます。
手順
- LANケーブルでPS5とルーターを接続
- 「設定」→「ネットワーク」→「設定」→「インターネット接続を設定」
- 「有線LANを設定」→「接続」を選択
- 「インターネット接続を診断」で確認
結果の解釈
| 有線接続の結果 | 意味 |
|---|---|
| 繋がる | Wi-Fi環境(電波干渉・ルーター設定など)に問題がある |
| 繋がらない | 回線自体またはPS5本体に問題がある可能性 |
有線で繋がるなら、Wi-Fi環境の見直し(ルーターの位置変更、中継機の追加、周波数帯の変更など)で解決できる可能性が高いです。
LANケーブルの選び方
LANケーブルはカテゴリ(CAT)によって対応速度が異なります。PS5で使う場合はCAT5e以上であれば問題ありません。CAT6aやCAT7はより高速な通信に対応しますが、PS5の用途ではCAT6で十分です。
スマホのテザリングで応急処置
今すぐゲームをプレイしたい場合は、スマホのテザリング機能を使ってPS5を接続する方法があります。自宅のWi-Fiに問題があるかどうかの確認にも使えます。
iPhoneの場合
- 「設定」→「インターネット共有」→「ほかの人の接続を許可」をオン
- 表示されたWi-Fiパスワードを確認
- PS5のWi-Fi設定で、iPhoneの名前(例: 「○○のiPhone」)を選択
- パスワードを入力して接続
Androidの場合
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「テザリング」
- 「Wi-Fiアクセスポイント」をオン
- ネットワーク名とパスワードを確認
- PS5のWi-Fi設定で、Androidのネットワーク名を選択
- パスワードを入力して接続
テザリングで繋がるなら、PS5本体は正常であり、自宅のWi-Fi環境に問題があることが確定します。
注意点: テザリングはスマホのモバイルデータ通信を使用します。ゲームのプレイ自体は通信量が少ないですが、アップデートのダウンロードなどは大量のデータを消費します。通信量の上限があるプランでは注意が必要です。
PS5のネットワーク設定を初期化する
他の対処法で改善しない場合は、PS5のネットワーク設定を一度リセットすることで解決する場合があります。
セーフモードからのデータベース再構築
- PS5の電源を完全に切る
- 電源ボタンを長押しし、ピッという音が2回鳴るまで押し続ける(約7秒)
- コントローラーをUSBケーブルで接続し、PSボタンを押す
- セーフモードメニューから「データベースを再構築」を選択
ネットワーク設定のリセット
- 「設定」→「システム」→「システムソフトウェア」→「設定をリセット」
- 「ネットワーク設定をリセット」を選択
ネットワーク設定をリセットすると、保存されているWi-Fiパスワードや手動設定がすべて消去されます。リセット後は改めてWi-Fi接続の設定を行ってください。
ここまでの対処をすべて試しても繋がらない場合、PS5側ではなく回線やルーターの性能が原因かもしれません。あなたの住まいと使い方で安定する選択肢を約3分で確認できます。
まとめ
スマホは繋がるのにPS5だけネットに繋がらない場合、原因は回線ではなくPS5とルーター間の問題であることがほとんどです。
対処法の優先順位
- ルーターとPS5の再起動(正しい順序で)
- Wi-Fiパスワードの再入力(保存データを削除して再設定)
- IPアドレスの手動設定
- 周波数帯の切り替え(2.4GHz ⇔ 5GHz)
- DNS設定の変更(Google Public DNSなど)
これらを試しても改善しない場合は、有線接続で切り分けを行いましょう。有線で繋がるならWi-Fi環境の問題、繋がらないなら回線またはPS5本体の問題です。
回線契約を変えたりルーターを買い替えたりしなくても、設定変更や機器の再起動で解決できるケースが大半です。この記事で紹介した対処法を順番に試してみてください。
問題が解決したあとの確認事項
接続が復旧したら、以下を確認しておくと今後のトラブル予防になります。
- 「設定」→「システム」→「システムソフトウェアアップデート」でPS5を最新状態に保つ
- ルーターのファームウェアも定期的にアップデートする
- 安定して接続できた設定(周波数帯、IPアドレス設定など)をメモしておく
なお、ネットには繋がるものの速度が遅い・ラグがひどいといった症状でお困りの場合は、別の対処法が有効です。Ping値やパケットロスの改善方法については「PS5がラグい原因と対処法」で詳しく解説しています。