PS4だけWi-Fiに繋がらない原因と対処法|スマホは繋がるのになぜ?
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スマホやパソコンは問題なくWi-Fiに繋がっているのに、PS4だけが「接続できませんでした」とエラーになる。
- Wi-Fiのパスワードは合っているはず
- ルーターを再起動しても直らない
- 昨日まで普通に使えていたのに急に繋がらなくなった
再起動やパスワードの確認まで試した方は、それで解決しなかったことに困惑しているかもしれません。実は、スマホは繋がるのにPS4だけ繋がらない状況は回線の問題ではなく、PS4固有の設定や通信環境の問題であることがほとんどです。
本記事では、PS4だけが繋がらない原因を5パターンに整理し、効果の高い順に対処法を紹介します。エラーメッセージ別の対処法も解説するので、ご自身の状況に合わせて試してみてください。
この記事のポイント
- スマホが繋がるならWi-Fi自体は正常。PS4とルーター間の問題に絞って対処する
- 再起動・パスワード再入力・IPアドレス手動設定の3つで大半は改善する
- 有線接続で繋がるかどうかが、Wi-Fi環境の問題か回線の問題かを判断するカギ
目次
スマホは繋がるのにPS4だけ繋がらない原因
スマホやタブレットでは問題なくWi-Fiを使えているなら、インターネット回線そのものには問題がないと考えてよいでしょう。この状況でPS4だけが繋がらないのは、PS4とルーターの間で何かがうまくいっていない可能性が高いです。
原因は大きく3つのパターンに分類できます。
PS4とルーターの相性・設定の問題
PS4はWi-Fiの暗号化方式として「WPA2-PSK(AES)」に対応しています。一方で、最新のルーターの中には「WPA3」という新しい暗号化方式を使用するものがあり、WPA3専用の設定になっているとPS4が接続できないことがあります。
また、ルーターの設定で「SSID分離」や「ゲストネットワーク分離」が有効になっていると、同じWi-Fiに繋がっている機器同士の通信が制限され、PS4がインターネットに接続できない場合があります。
メーカー別のよくあるトラブル
| メーカー | よくある原因 | 確認・対処法 |
|---|---|---|
| バッファロー | SSID分離機能が有効、ファームウェアの不具合 | SSID分離をオフ、ファームウェア更新 |
| NEC(Aterm) | WPA3専用設定、帯域固定でPS4非対応 | WPA2-PSKに変更、2.4GHzを有効化 |
| ELECOM | IPアドレス競合、接続台数制限 | ルーター再起動、DHCP設定見直し |
| ASUS・TP-Link | 高度なセキュリティ設定で接続が弾かれる | セキュリティ設定を標準化、MACアドレスフィルタを解除 |
確認ポイント
- ルーターの暗号化方式がWPA2-PSKまたはWPA2/WPA3混合モードになっているか
- SSIDが非表示設定になっていないか(非表示だとPS4のWi-Fi一覧に表示されない)
- バッファローやNECなど、ルーターのファームウェアが最新版か
ルーターの設定確認は、ルーターの管理画面(多くの場合「192.168.0.1」や「192.168.11.1」をブラウザに入力)から行えます。管理画面へのログイン情報は、ルーター本体のラベルや取扱説明書に記載されています。初期のユーザー名とパスワードは「admin」「password」などが多いですが、メーカーや機種によって異なります。
IPアドレス取得の失敗
「IPアドレスを取得できません」というエラーが表示される場合は、PS4がルーターから住所(IPアドレス)をもらえていない状態です。
IPアドレスとは: ネットワーク上の機器を識別するための番号です。自宅のWi-Fiに繋がるスマホやパソコン、PS4にはそれぞれ異なる番号が割り当てられます。
IPアドレス取得に失敗する主な原因は次のとおりです。
| 原因 | 状況 |
|---|---|
| 接続台数の上限超過 | ルーターに繋がっている機器が多すぎて、新たにIPアドレスを割り当てられない |
| IPアドレスの競合 | 他の機器と同じIPアドレスが割り当てられてしまい、通信がうまくいかない |
| ルーターのDHCP機能の問題 | ルーター側でIPアドレスの自動割り当て機能がうまく動いていない |
家庭用ルーターの多くは同時接続数に上限があります。スマホ、タブレット、パソコン、ゲーム機、スマート家電など、想像以上に多くの機器が繋がっていることがあります。使っていない機器のWi-Fiをオフにすることで改善するケースもあります。
IPアドレス競合の確認方法
スマホやパソコンでIPアドレスを確認し、PS4と重複していないかチェックすることもできます。Windowsならコマンドプロンプトで「ipconfig」と入力、iPhoneなら「設定」→「Wi-Fi」→接続中のネットワークをタップでIPアドレスを確認できます。PS4のIPアドレスは「設定」→「ネットワーク」→「接続状況を見る」で確認できます。
電波干渉と周波数帯の問題
Wi-Fiには「2.4GHz帯」と「5GHz帯」の2種類の周波数帯があります。それぞれ特性が異なり、環境によって相性の良し悪しがあります。
| 周波数帯 | 特徴 | 注意点 |
|---|---|---|
| 2.4GHz | 壁などの障害物を越えやすい、遠くまで届きやすい | 電子レンジやBluetooth機器と干渉しやすい |
| 5GHz | 通信速度が速い、干渉が少ない | 壁や障害物に弱い、旧型PS4は非対応 |
PS4の対応状況
- PS4初代(CUH-1000シリーズ): 2.4GHzのみ対応
- PS4 Slim(CUH-2000シリーズ)以降: 2.4GHzと5GHz両対応
旧型PS4を使っている場合、ルーターが5GHz帯のSSIDしか発信していないと、そもそもWi-Fi一覧に表示されません。
また、外付けSSD(USB3.0)を接続していると電波干渉が起きることがあります。USB3.0は2.4GHz帯と同じ周波数のノイズを発生させるため、SSDがPS4のWi-Fiアンテナに近いと接続が不安定になることがあります。
今すぐ試せる対処法【優先順】
原因がどれに当てはまるか分からない場合は、以下の対処法を上から順に試してください。多くの場合、最初の3つで改善します。
ルーターとPS4の再起動
最初に試すべきは、機器の再起動です。一時的なネットワークエラーやIPアドレスの割り当て問題が解消されることがあります。
手順
- PS4の電源を完全に切る(スタンバイモードではなく電源オフ)
- ルーターの電源を抜く
- 3分ほど待つ
- ルーターの電源を入れ、ランプが安定するまで待つ(2〜3分)
- PS4の電源を入れる
- 「設定」→「ネットワーク」→「インターネット接続を診断する」で確認
ルーターを先に起動し、安定してからPS4を起動することで、IPアドレスの割り当てがスムーズに行われやすくなります。
Wi-Fiパスワードの再入力
PS4に保存されているWi-Fi接続情報が古くなっている、または破損していることがあります。一度削除して再入力することで改善する場合があります。
手順
- 「設定」→「ネットワーク」→「インターネット接続を設定する」
- 「Wi-Fiを使う」を選択
- 接続中のWi-Fiを選び、オプションボタンで「この設定を忘れる」を選択
- 改めてWi-Fiを選び、パスワードを入力
パスワード入力時の注意点
- 大文字と小文字を正確に入力する
- 数字の「0」とアルファベットの「O」を間違えやすい
- 数字の「1」とアルファベットの「l(小文字のエル)」を間違えやすい
- パスワードはルーター本体の背面や底面のラベルに記載されていることが多い
IPアドレスを手動で設定する
自動でIPアドレスが取得できない場合は、手動で設定することで接続できるようになることがあります。
手順
- 「設定」→「ネットワーク」→「インターネット接続を設定する」
- 「Wi-Fiを使う」→「カスタム」を選択
- 接続するWi-Fiを選び、パスワードを入力
- 以下の項目を入力
| 項目 | 入力例 |
|---|---|
| IPアドレス | 192.168.1.100(末尾の数字を他の機器と重ならないように) |
| サブネットマスク | 255.255.255.0 |
| デフォルトゲートウェイ | 192.168.1.1(ルーターのIPアドレス) |
| プライマリDNS | 8.8.8.8(Google Public DNS) |
| セカンダリDNS | 8.8.4.4 |
IPアドレスの「192.168.1.」の部分は、ご自宅のルーターによって「192.168.0.」や「192.168.11.」など異なる場合があります。ルーターのIPアドレス(デフォルトゲートウェイ)と同じネットワーク帯を使用してください。
MTUとプロキシサーバーは、それぞれ「自動」「使わない」で問題ありません。
5GHz帯に切り替える(または2.4GHz帯に戻す)
現在2.4GHz帯を使っているなら5GHzに、5GHz帯を使っているなら2.4GHzに切り替えてみましょう。
SSIDの見分け方
- 末尾に「a」「A」「5G」「5GHz」と付いているものが5GHz帯
- 末尾に「g」「G」「2G」「2.4GHz」と付いているものが2.4GHz帯
- 何も付いていない場合は、ルーターの設定画面で確認
5GHz帯に切り替えることで電波干渉が解消することがあります。ただし、5GHz帯は壁や障害物に弱いため、ルーターとPS4が離れている場合や間に壁がある場合は、かえって不安定になることがあります。
旧型PS4(CUH-1000シリーズ)を使っている場合は、5GHz帯に対応していないため、2.4GHz帯のSSIDを選ぶ必要があります。
外付けSSDを離す・取り外す
PS4に外付けSSD(USB3.0接続)を接続している場合は、一時的に取り外してWi-Fi接続を試してください。
USB3.0は2.4GHz帯と干渉する周波数帯のノイズを発生させます。SSDがPS4本体のWi-Fiアンテナに近いと、電波を妨害してしまうことがあります。
取り外して接続できるようになった場合は、以下の対策を検討してください。
- USBケーブルや延長ケーブルを使い、SSDをPS4から物理的に離す
- 5GHz帯のWi-Fiに切り替える(5GHz帯はUSB3.0と干渉しにくい)
エラーメッセージ別の対処法
PS4に表示されるエラーメッセージによって、原因と対処法が異なります。表示されているエラーに合わせて確認してください。
「IPアドレスを取得できません」
このエラーは、PS4がルーターからIPアドレスをもらえていない状態です。
対処の優先順位
- ルーターとPS4の再起動(前述)
- 使っていない機器のWi-Fiをオフにして、接続台数を減らす
- IPアドレスを手動で設定する(前述)
- ルーターの管理画面でDHCP機能が有効になっているか確認する
接続台数が多い家庭では、スマートスピーカーやスマート家電など、普段意識しない機器も含めると10台以上繋がっていることがあります。不要な機器のWi-Fiを一時的にオフにすることで、PS4が接続できるようになる場合があります。
「時間内にWi-Fiに接続できませんでした」
このエラーは、PS4がルーターとの通信を確立できなかった状態です。電波が弱い、または干渉がある場合に発生しやすいです。
対処法
- PS4をルーターの近くに移動する
- 周波数帯を変更する(2.4GHz ⇔ 5GHz)
- 電子レンジやBluetooth機器など、干渉源となりうる機器の電源を切る
- 中継機を使っている場合は、一度外してルーターに直接接続してみる
中継機(リピーター)を経由して接続している場合、中継機との相性問題で接続エラーになることがあります。ルーターに直接接続できるなら、中継機の設定を見直すか、位置を変えることで改善する可能性があります。
電波強度の確認
PS4のWi-Fi接続診断では、電波強度は表示されません。接続の安定性を知るには「ネットワーク」→「接続状況を見る」で通信速度を確認するか、実際のオンラインプレイでの挙動で判断します。電波強度が不足している場合は、PS4とルーターの距離を縮めるか、障害物を減らすことで改善します。
「パスワードが違います」
入力したWi-Fiパスワードがルーターの設定と一致していない状態です。
確認すべきこと
- ルーター本体のラベルに記載されたパスワードを確認する
- 大文字・小文字、数字・アルファベットを正確に入力する
- ルーターの設定画面でパスワードを変更していないか確認する
ルーターのパスワードは、購入時の初期値から変更していることもあります。管理画面にログインして確認するか、設定した人に確認してください。
WPSボタンでの接続について: PS4はWPS機能に対応していますが、ルーターとの相性によってうまく接続できないことがあります。WPSでエラーになる場合は、パスワードを手動入力する方法で接続してください。
それでも繋がらない場合
上記の対処法をすべて試しても改善しない場合は、Wi-Fi以外の問題を疑う必要があります。以下の方法で原因を切り分けましょう。
有線接続で切り分ける
LANケーブルでPS4とルーターを直接接続し、インターネットに繋がるかを確認します。これにより、Wi-Fi環境の問題なのか、それ以外の問題なのかを判断できます。
手順
- LANケーブルでPS4とルーターを接続
- 「設定」→「ネットワーク」→「インターネット接続を設定する」
- 「LANケーブルを使う」→「かんたん」を選択
- 「インターネット接続を診断する」で確認
結果の解釈
| 有線接続の結果 | 意味 |
|---|---|
| 繋がる | Wi-Fi環境(電波干渉・ルーター設定など)に問題がある |
| 繋がらない | 回線自体またはPS4本体に問題がある可能性 |
有線で繋がるなら、Wi-Fi環境の見直し(ルーターの位置変更、中継機の追加、周波数帯の変更など)で解決できる可能性が高いです。
LANケーブルの選び方
LANケーブルはカテゴリ(CAT)によって対応速度が異なります。PS4で使う場合はCAT5e以上であれば問題ありません。CAT6やCAT6aはより高速な通信に対応しますが、PS4の用途ではCAT5eで十分です。ケーブルは長くなると信号が劣化するため、必要最低限の長さを選ぶのがおすすめです。
スマホのテザリングで応急処置
今すぐゲームをプレイしたい場合は、スマホのテザリング機能を使ってPS4を接続する方法があります。自宅のWi-Fiに問題があるかどうかの確認にも使えます。
iPhoneの場合
- 「設定」→「インターネット共有」→「ほかの人の接続を許可」をオン
- 表示されたWi-Fiパスワードを確認
- PS4のWi-Fi設定で、iPhoneの名前(例: 「○○のiPhone」)を選択
- パスワードを入力して接続
Androidの場合
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「テザリング」
- 「Wi-Fiアクセスポイント」をオン
- ネットワーク名とパスワードを確認
- PS4のWi-Fi設定で、Androidのネットワーク名を選択
- パスワードを入力して接続
テザリングで繋がるなら、PS4本体は正常であり、自宅のWi-Fi環境に問題があることが確定します。
注意点: テザリングはスマホのモバイルデータ通信を使用します。ゲームのプレイ自体は通信量が少ないですが、アップデートのダウンロードなどは大量のデータを消費します。通信量の上限があるプランでは注意が必要です。
回線自体の問題を疑う
有線接続でもテザリングでも繋がらない場合は、インターネット回線自体またはPS4本体に問題がある可能性があります。
確認すべきこと
- 他の機器でもインターネットに接続できるか: スマホだけでなく、パソコンやタブレットでも確認
- プロバイダの障害情報: 契約しているプロバイダのWebサイトやSNSで障害情報を確認
- PlayStation Networkの障害情報: PlayStation公式サイトでPSNの稼働状況を確認
すべて正常なのにPS4だけ繋がらない場合は、PS4本体の故障の可能性も考えられます。ソニーのサポートに問い合わせる前に、セーフモードからのデータベース再構築やネットワーク設定の初期化を試すことで改善するケースもあります。
まとめ
スマホは繋がるのにPS4だけWi-Fiに繋がらない場合、原因は回線ではなくPS4とルーター間の問題であることがほとんどです。
対処法の優先順位
- ルーターとPS4の再起動
- Wi-Fiパスワードの再入力(保存データを削除して再設定)
- IPアドレスの手動設定
- 周波数帯の切り替え(2.4GHz ⇔ 5GHz)
- 外付けSSDを離す・取り外す
これらを試しても改善しない場合は、有線接続で切り分けを行いましょう。有線で繋がるならWi-Fi環境の問題、繋がらないなら回線またはPS4本体の問題です。
回線契約を変えたりルーターを買い替えたりしなくても、設定変更や機器の再起動で解決できるケースが大半です。この記事で紹介した対処法を順番に試してみてください。
問題が解決したあとの確認事項
接続が復旧したら、以下を確認しておくと今後のトラブル予防になります。
- 「設定」→「システムソフトウェアアップデート」でPS4を最新状態に保つ
- ルーターのファームウェアも定期的にアップデートする
- 安定して接続できた設定(周波数帯、IPアドレス設定など)をメモしておく
なお、Wi-Fiには繋がるものの速度が遅い・ラグがひどいといった症状でお困りの場合は、別の対処法が有効です。DNS設定やMTU値の調整など、通信速度を改善する方法については「PS4の回線を良くする方法」で詳しく解説しています。