プロバイダ変更後にネットが繋がらない原因と確認手順
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プロバイダを変更したのに、インターネットに繋がらない。いつから使えるようになるのか分からず、困っていませんか。
- プロバイダ変更の手続きは済んだはずなのに繋がらない
- ルーターのランプは点灯しているのにネットが使えない
- 新しいプロバイダの設定方法がよく分からない
プロバイダ変更後に繋がらない原因は複数考えられます。切り替えのタイミングがまだ来ていない場合もあれば、ルーターの設定を変更する必要がある場合もあります。
本記事では、プロバイダ変更後にネットが繋がらない原因を整理し、順番に確認していく手順と、どこに問い合わせればよいかの切り分け方を解説します。
この記事のポイント
- プロバイダ変更後に繋がらない原因は主に5つある
- 切り替え日が来ていない場合は待つしかない
- ルーターの設定変更が必要なケースがある
目次
- プロバイダ変更後に繋がらない原因は主に5つ
- –切り替え日がまだ来ていない
- –PPPoEの認証ID・パスワードの再設定が必要
- –IPv6 IPoE対応サービスの切り替え・設定が必要
- –ルーターに旧プロバイダの設定が残っている
- –回線側の開通待ち・工事待ち
- 順番に確認していく手順
- –手順1:切り替え日を確認する
- –手順2:ルーターとONUを再起動する
- –手順3:ルーターの接続設定を確認・変更する
- –手順4:ONUのランプを確認する
- –手順5:有線接続で確認する
- 問い合わせ先の切り分け方
- –プロバイダに問い合わせるケース
- –回線事業者に問い合わせるケース
- –ルーターメーカーに問い合わせるケース
- –問い合わせ前に準備しておく情報
- よくある勘違いと注意点
- –プロバイダ変更と回線変更は別のこと
- –「繋がらない」と「遅い」は原因が違う
- まとめ
プロバイダ変更後に繋がらない原因は主に5つ
プロバイダを変更した後にネットが繋がらなくなる原因は、大きく分けて5つあります。まずは自分がどのケースに該当するかを確認しましょう。
切り替え日がまだ来ていない
プロバイダ変更の手続きを完了しても、実際に新しいプロバイダが使えるようになるのは「切り替え日」以降です。申し込み完了と利用開始は別のタイミングであることが一般的です。
切り替え日より前に旧プロバイダを解約してしまうと、インターネットが使えない期間が生じます。新旧プロバイダの開通・解約の日程を確認し、重複期間を設けておくと、繋がらない期間を防ぎやすくなります。
切り替え日は、新しいプロバイダからの書類やメール、会員ページで確認できることが多いです。
PPPoEの認証ID・パスワードの再設定が必要
PPPoE方式で接続している場合、ルーターに新しいプロバイダの接続ID(認証ID)とパスワードを設定する必要があります。旧プロバイダの設定のままでは、認証が通らずインターネットに接続できません。
PPPoEとは、ユーザー名とパスワードを使ってプロバイダに接続する方式のことです。フレッツ光の回線をそのまま使いながらプロバイダだけ変更する場合、この再設定が必要になることがあります。
接続ID・パスワードは、新しいプロバイダの契約書類、開通案内メール、または会員ページに記載されていることが一般的です。見当たらない場合は、プロバイダのサポート窓口に問い合わせましょう。
IPv6 IPoE対応サービスの切り替え・設定が必要
新旧のプロバイダでIPv6 IPoE対応サービス(v6プラス、transix、IPv6オプションなど)を利用している場合、サービスの切り替えや対応ルーターの設定変更が必要になることがあります。
IPv6とIPoEの違いを整理しておきましょう。
IPv6は通信規格(インターネット上の住所の仕組み)、IPoEは接続方式です。両者は別の概念であり、「IPv6=IPoE」ではありません。IPv6 IPoE対応サービスとは、IPv6規格をIPoE方式で利用できるサービスのことを指します。
IPv6 IPoE対応サービスは、旧プロバイダで使っていた設定と新プロバイダの設定が異なる場合、ルーターの再設定や機器の変更が必要になることがあります。たとえば、旧プロバイダがv6プラス(MAP-E方式)、新プロバイダがtransix(DS-Lite方式)のように方式が異なる場合は、ルーターがその方式に対応しているか確認が必要です。
IPv6 IPoE対応サービスを利用するには、契約中のプロバイダに対応したルーターが必要です。プロバイダが提供するレンタルルーターを使う場合は、機器の交換が必要になることもあります。
ルーターに旧プロバイダの設定が残っている
ルーターに旧プロバイダの接続設定が残っている場合、新しいプロバイダに正しく接続できないことがあります。特にPPPoE方式でルーターに接続ID・パスワードを登録していた場合、新しい情報に書き換える必要があります。
ルーターの設定画面にアクセスし、接続設定を確認しましょう。設定画面へのアクセス方法は、ルーターの機種によって異なります。パソコンのブラウザに「192.168.1.1」や「192.168.0.1」などのアドレスを入力すると表示されることが一般的です。
設定画面が分からない場合は、ルーターのマニュアルやメーカーのサポートサイトを確認してください。
回線側の開通待ち・工事待ち
光コラボから光コラボへの事業者変更や、フレッツ光から光コラボへの転用の場合、回線自体の工事は原則不要ですが、切り替え日まで開通を待つ必要があります。
一方、独自回線(NURO光、auひかりなど)から光コラボへ乗り換える場合や、光コラボから独自回線へ乗り換える場合は、新規契約扱いとなり回線工事が必要になることがあります。工事日程が未確定、または工事完了前の場合は、まだ開通していない可能性があります。
工事日程や開通予定日は、新しいプロバイダ・回線事業者の会員ページや書類で確認できます。
順番に確認していく手順
原因が特定できない場合は、以下の順番で確認していくと効率的です。1つずつ試して、どこで問題が発生しているかを切り分けましょう。
手順1:切り替え日を確認する
まず、新しいプロバイダの開通日(切り替え日)を確認します。切り替え日が来ていない場合は、その日まで待つ必要があります。
確認方法は以下のとおりです。
- 新プロバイダからの開通案内メールや書類を確認
- 新プロバイダの会員ページにログインして開通状況を確認
- 不明な場合は新プロバイダのサポート窓口に問い合わせ
切り替え日が過ぎているのに繋がらない場合は、次の手順に進みます。
手順2:ルーターとONUを再起動する
機器の一時的な不具合であれば、再起動で改善することがあります。
再起動の手順は以下のとおりです。
- ルーターとONUの電源プラグをコンセントから抜く
- そのまま1〜2分待つ
- 先にONUの電源を入れ、ランプが安定するまで待つ(1〜2分程度)
- 次にルーターの電源を入れる
- ルーターのランプが安定したら接続を確認
ONU(光回線終端装置)とは、光ファイバーの信号をLANケーブルで扱える電気信号に変換する、白い箱のような機器です。ホームゲートウェイ(ルーター機能やひかり電話機能などを備えた通信機器)を使っている場合は、その機器の電源を入れ直してください。備わっている機能は機種によって異なります。
手順3:ルーターの接続設定を確認・変更する
再起動で改善しない場合は、ルーターの設定を確認します。
PPPoE方式の場合:
ルーターの設定画面で、接続ID・パスワードを新しいプロバイダのものに変更します。接続ID・パスワードは、新プロバイダの契約書類、開通案内メール、会員ページで確認できることが一般的です。
設定画面へのアクセス方法は機種によって異なります。多くの場合、パソコンのブラウザで「192.168.1.1」や「192.168.0.1」などを入力すると設定画面が開きます(機種により異なります)。
IPv6 IPoE対応サービスを利用する場合:
IPv6 IPoE対応サービス(v6プラス、transix、OCNバーチャルコネクトなど)を利用する場合、対応した接続方式の設定が必要です。新プロバイダから提供されるルーターを使うか、自分で用意したルーターが新プロバイダのサービスに対応しているか確認しましょう。
たとえば、v6プラスはMAP-E方式、transixはDS-Lite方式という異なる技術を使っています。旧プロバイダと新プロバイダで方式が異なる場合、ルーターの設定変更や機器の交換が必要になることがあります。設定方法は新プロバイダのサポートサイトやマニュアルで案内されていることが一般的です。
手順4:ONUのランプを確認する
ルーターの設定を変更しても繋がらない場合は、ONU側の状態を確認します。
ONUには「認証」「光回線」「電源」などを示すランプがあります。ランプの状態は機種によって異なりますが、一般的には以下のように判断できます。
| ランプの状態 | 考えられる原因 |
|---|---|
| すべて正常点灯 | ONU側は正常。ルーターまたはプロバイダ側の問題の可能性 |
| 「認証」が消灯・点滅 | 回線側の問題の可能性。回線事業者に問い合わせ |
| 「光回線」が消灯・点滅 | 光ファイバーの接続不良または回線側の問題 |
ランプが赤く点滅している場合や、消灯している場合は、回線事業者(NTT東日本・西日本、光コラボ事業者など)への問い合わせが必要な場合があります。
手順5:有線接続で確認する
パソコンがある場合は、ルーターとパソコンをLANケーブルで直接繋いで、インターネットに接続できるか確認します。
- 有線で繋がる場合: Wi-Fiの設定やWi-Fiルーターに問題がある可能性
- 有線でも繋がらない場合: 回線・ONU・プロバイダ側の問題の可能性
有線接続で確認することで、問題がWi-Fi側にあるのか、回線・プロバイダ側にあるのかを切り分けられます。
問い合わせ先の切り分け方
自分で確認・設定変更しても解決しない場合は、サポート窓口に問い合わせましょう。問い合わせ先は、問題の原因によって異なります。
プロバイダに問い合わせるケース
以下の場合は、新しく契約したプロバイダに問い合わせます。
- 接続ID・パスワードが分からない、届いていない
- IPv6 IPoE対応サービスの設定方法が分からない
- 開通日(切り替え日)が過ぎているのに繋がらない
- 会員ページにログインできない
プロバイダのサポート窓口は、契約書類やプロバイダの公式サイトで確認できます。問い合わせ時に契約者名、契約番号、連絡先電話番号を準備しておくとスムーズです。
回線事業者に問い合わせるケース
以下の場合は、回線事業者(NTT東日本・西日本、または光コラボ事業者)に問い合わせます。
- ONUのランプが異常(消灯・赤点滅など)
- 光ファイバーや光コンセントに問題がありそう
- 回線工事の日程・開通状況を確認したい
光コラボ(ドコモ光、ソフトバンク光など)を利用している場合は、回線とプロバイダが一体になっているため、その事業者のサポート窓口に問い合わせれば対応してもらえることが一般的です。
ルーターメーカーに問い合わせるケース
以下の場合は、ルーターのメーカー(BUFFALO、NEC、TP-Linkなど)に問い合わせます。
- ルーターの設定画面にログインできない
- ルーター本体のランプが異常
- 設定方法が分からない(プロバイダ側の設定ではなくルーター本体の操作)
プロバイダからレンタルしているルーターの場合は、まずプロバイダに問い合わせましょう。
問い合わせ前に準備しておく情報
どの窓口に問い合わせる場合も、以下の情報を手元に準備しておくとスムーズに進みます。
- 契約者名
- 契約番号・お客様番号
- 連絡先電話番号(契約時に登録した番号)
- ルーター・ONUの型番(機器本体に記載)
- 試した対処法(再起動した、設定を変更した、など)
- いつから繋がらないか
詳しい問い合わせ先の調べ方は「Wi-Fiが繋がらない時の問い合わせ先はどこ?5つの管轄と切り分け方」で解説しています。
よくある勘違いと注意点
プロバイダ変更後のトラブルには、勘違いしやすいポイントがあります。
プロバイダ変更と回線変更は別のこと
「プロバイダ変更」と「回線変更」は混同されやすいですが、別のものです。
- プロバイダ変更: インターネット接続のサービス事業者を変える。回線(光ファイバー)はそのまま
- 回線変更: 光ファイバーの回線ごと別の事業者に乗り換える
フレッツ光を使いながらプロバイダだけ変更する場合は、回線工事は必要ありません。一方、光コラボから別の光コラボへ乗り換える「事業者変更」や、フレッツ光から光コラボへ乗り換える「転用」は、原則として工事不要ですが、切り替え日まで待つ必要があります。
独自回線(NURO光、auひかりなど)への乗り換えは新規契約扱いとなり、工事が必要になることがあります。
「繋がらない」と「遅い」は原因が違う
プロバイダ変更後に「インターネットに繋がらない」のと「繋がるけど遅い」のでは、原因と対処法が異なります。
本記事で解説しているのは「繋がらない」場合の対処法です。繋がるけど遅い場合は、プロバイダの選び方や回線の見直しが必要かもしれません。プロバイダの選び方については「プロバイダー変更おすすめ?変えるべきかの判断基準と中立の選び方」で解説しています。
なお、会社から支給されたPCが自宅で繋がらない場合は、プロバイダの問題ではなく会社のネットワーク設定が原因であることが多いです。その場合は「会社PCが自宅の有線LANで繋がらない原因と対処法」を参照してください。
繋がるようになった後で「思ったより遅い」と感じるなら、今の契約が使い方に合っていない可能性があります。住まいの条件から約3分で候補を絞れます。
まとめ
プロバイダ変更後にネットが繋がらない原因は、5つに分けられます。切り替え日が来ていない、PPPoE設定の変更が必要、IPv6 IPoE対応サービスの設定変更が必要、ルーターに旧設定が残っている、回線側の開通待ちの5つです。
確認の手順としては、まず切り替え日を確認し、次に機器の再起動、ルーターの設定確認、ONUのランプ確認、有線接続での確認と進めていくと、原因を特定しやすくなります。
自分で対処しても解決しない場合は、問題の内容に応じてプロバイダ、回線事業者、ルーターメーカーのサポート窓口に問い合わせましょう。問い合わせ時は、契約情報や試した対処法を準備しておくとスムーズです。
繋がらない期間を短くするためには、新旧プロバイダの切り替え日を事前に確認し、重複期間を設けておくことが大切です。変更後のトラブルに備えて、新プロバイダの接続情報(接続ID・パスワード)を手元に控えておくと、設定変更もスムーズに進められます。