LINE通話が途切れる原因と対処法|自分側と相手側の切り分け方も解説
LINE通話の途中で声が途切れる、相手の声が聞こえなくなる、突然切れてしまう。こうした症状に悩んでいる方は少なくありません。
アプリの再起動やWi-Fiの切り替えを試したなら、よくある対処はすでに十分です。それでも改善しない場合は、原因が別のところにあるかもしれません。
LINE通話はインターネット回線を使う通話(VoIP)のため、自分の環境だけでなく、相手の通信環境にも品質が左右されるという特性があります。自分側の対処だけでは改善しないケースがあるのはこのためです。
この記事のポイント
- LINE通話が途切れる原因は5パターン
- すぐ試せる対処法を6つ紹介
- 自分側と相手側、どちらが原因かを切り分ける方法
目次
- LINE通話が途切れる5つの原因
- –スマホの設定やアプリの不具合
- –Wi-Fiとモバイル通信の切り替わり
- –電波の弱い場所・速度制限中
- –相手側の通信環境の問題
- –LINEサーバーの一時的な障害
- すぐ試せる6つの対処法
- –1. アプリを完全に終了して再起動
- –2. Wi-Fiをオフにしてモバイル通信で試す(または逆)
- –3. iPhoneの「基本通話と統合」をオフにする
- –4. スリープ中のバックグラウンド制限を解除
- –5. キャッシュを削除する
- –6. アプリとOSを最新版にアップデート
- 自分側と相手側を切り分ける方法
- –「誰と話しても途切れる」か「特定の人だけ」かを確認
- –自分側が原因の場合の出口
- ビデオ通話が途切れる場合の追加対処
- まとめ
LINE通話が途切れる5つの原因
LINE通話が不安定になる原因は、大きく分けて5つあります。まずは自分の症状がどれに当てはまるかを確認しましょう。
スマホの設定やアプリの不具合
もっとも多いのが、スマホ側の設定やアプリの問題です。
特にiPhoneでは、スリープモードに入るとLINEがバックグラウンドで制限されることがあります。通話中に画面が消えるとそのまま切断されてしまうケースです。低電力モードがオンになっていると、この制限がより強くかかります。
また、iPhoneには「iPhoneの基本通話と統合」という設定があります。これはLINEの着信を通常の電話と同じ画面で受けられる便利な機能ですが、オンにしていると、かえって通話が不安定になる場合があります。設定変更後に改善したという報告が多い項目です。
Androidでも同様に、バッテリー最適化機能がLINEをバックグラウンドで制限するケースがあります。メーカーや機種によって設定項目の名称は異なりますが、「バッテリーセーバー」「省電力モード」などが該当します。
そのほか、キャッシュが溜まりすぎている、アプリやOSが古いバージョンのまま、といった原因も考えられます。特にLINEアプリの更新が滞っていると、既知の不具合が修正されないまま残っている可能性があります。
Wi-Fiとモバイル通信の切り替わり
移動中や、自宅のWi-Fiが届く境界付近で通話していると、Wi-Fiとモバイル通信が自動で切り替わる瞬間に途切れることがあります。
これはLINEに限らず、インターネット回線を使う通話(VoIP)全般に起こりやすい現象です。接続先が変わるタイミングで一時的に通信が途絶えるため、音声が飛んだり、通話が切れたりします。
特に屋外から自宅に戻るとき、逆に自宅から出かけるときに起きやすい症状です。
電波の弱い場所・速度制限中
地下、建物の奥、電波の届きにくいエリアでは、そもそも通信が安定しません。
また、月間のデータ容量を使い切って速度制限中の場合も、LINE通話に影響が出る可能性があります。LINE通話の音声は比較的少ない帯域(数十kbps程度)で動作しますが、速度制限後の128kbpsや1Mbps環境では、遅延や音切れが発生しやすくなることがあります。
ビデオ通話の場合は、音声よりも多くの帯域(数百kbps〜数Mbps程度)を必要とするため、速度制限の影響を強く受けます。
相手側の通信環境の問題
LINE通話は双方向通信です。自分の環境が完璧でも、相手側が不安定なら通話品質は落ちます。
たとえば、自分がWi-Fi接続で安定していても、相手が地下鉄で移動中だったり、速度制限中だったりすると、こちらには「相手の声が途切れる」「音が飛ぶ」という症状が現れます。
通常の電話(携帯電話回線を使う通話)であれば、電波さえ届いていれば通話できます。しかしLINE通話はインターネット回線を経由するため、自分と相手の両方の通信品質が影響します。どちらか一方でも回線が不安定だと、通話品質は低下します。
これは見落とされやすいポイントですが、LINE通話が途切れる原因として考慮しておく必要があります。自分側の対処を尽くしても改善しない場合は、相手の環境を確認することが次のステップです。
LINEサーバーの一時的な障害
まれに、LINE側のサーバーに障害が発生していることがあります。
この場合、自分も相手も同じタイミングで「つながらない」「途切れる」といった症状が出ます。LINE公式のXアカウント(@LINEjp_official)や、障害情報サイトを確認してみてください。
サーバー障害の場合は自分で対処できることはありません。しばらく時間を置いて再度試すしかありません。
すぐ試せる6つの対処法
ここからは、LINE通話が途切れるときに試してほしい対処法を紹介します。手軽なものから順に並べているので、上から試してみてください。
1. アプリを完全に終了して再起動
まず試すのはLINEアプリの再起動です。バックグラウンドで残っている状態を完全にリセットします。
| 端末 | 操作方法 |
|---|---|
| iPhone | 画面下から上にスワイプしてアプリ一覧を表示し、LINEを上にスワイプして終了 |
| Android | タスクボタンを押してアプリ一覧を表示し、LINEを横にスワイプして終了 |
終了したら、再度LINEを起動して通話を試してください。
2. Wi-Fiをオフにしてモバイル通信で試す(または逆)
現在の接続方式を切り替えてみましょう。Wi-Fi接続中ならモバイル通信に、モバイル通信中ならWi-Fiに切り替えます。
特に移動中はモバイル通信のほうが安定することがあります。Wi-Fiとモバイルの自動切り替えによる途切れを避けられるためです。
逆に、自宅でモバイル通信を使っていて不安定な場合は、Wi-Fiに切り替えることで改善する可能性があります。
3. iPhoneの「基本通話と統合」をオフにする
iPhoneの場合、この設定が原因で通話が不安定になるケースがあります。
設定手順:
- 「設定」アプリを開く
- 「LINE」をタップ
- 「基本通話と統合」をオフにする
この設定は、LINEの着信をiPhoneの標準電話と同じ画面で受けられるようにするものです。便利な機能ですが、通話が不安定になる場合はオフにすることで改善することがあります。
4. スリープ中のバックグラウンド制限を解除
バッテリー節約機能がLINEを制限している可能性があります。
iPhone(低電力モードの解除):
- 「設定」→「バッテリー」
- 「低電力モード」をオフ
Android(バックグラウンド制限の解除):
- 「設定」→「アプリ」→「LINE」
- 「バッテリー」→「バックグラウンド制限」をオフ
端末や機種によって設定画面の名称が異なる場合があります。
5. キャッシュを削除する
LINEアプリに溜まったキャッシュを削除すると、動作が軽くなることがあります。
手順:
- LINEを開く
- 「ホーム」→「設定(歯車マーク)」→「トーク」
- 「データの削除」→「キャッシュデータ」を削除
トーク履歴や写真は削除されません。キャッシュのみをクリアする操作です。
6. アプリとOSを最新版にアップデート
古いバージョンのLINEやOSを使っていると、既知の不具合が残っている場合があります。
App Store(iPhone)やGoogle Play(Android)で、LINEアプリの更新がないか確認してください。また、スマホのOS自体も最新版にアップデートしておくことをおすすめします。
アップデートによって新しい不具合が発生するケースもまれにありますが、一般的には最新版を使うほうが安定します。自動更新をオフにしている場合は、手動で更新する習慣をつけておくとよいでしょう。
自分側と相手側を切り分ける方法
6つの対処を試しても改善しない場合は、原因が「自分側」なのか「相手側」なのかを切り分けることが重要です。
「誰と話しても途切れる」か「特定の人だけ」かを確認
もっともシンプルな切り分け方法は、複数の人とLINE通話をしてみることです。
| 症状 | 原因の可能性 |
|---|---|
| 誰と話しても途切れる | 自分側のスマホ設定、または自分側の回線環境 |
| 特定の人とだけ途切れる | その相手側の通信環境が不安定な可能性が高い |
特定の人とだけ途切れる場合は、その相手に「他の人との通話はどう?」と聞いてもらうのが有効です。相手も「誰と話しても途切れる」なら、相手側の環境が原因と判断できます。
自分側が原因の場合の出口
スマホの設定を見直しても改善せず、誰と話しても途切れる場合は、自宅のWi-Fi環境や回線そのものが原因の可能性があります。
まず試せることとして、以下があります。
- Wi-Fiルーターの電源を入れ直す(30秒ほど待ってから再起動)
- ルーターとスマホの距離を近づける
- 2.4GHz帯から5GHz帯に切り替える(5GHz帯は速いが壁に弱い)
- ルーターの周囲に遮蔽物がないか確認する
Wi-Fiには2.4GHz帯と5GHz帯の2種類があります。2.4GHz帯は遠くまで届きやすいですが、電子レンジなどと干渉しやすい特性があります。5GHz帯は干渉に強く速度も出やすいですが、壁などの障害物に弱いです。通話する場所によって使い分けるのも手です。
これでも改善しない場合や、頻繁に通話が途切れてストレスになっている場合は、回線環境の見直しも選択肢に入ります。夜間に特に遅くなる、動画も頻繁に止まるといった症状があれば、回線の混雑が原因かもしれません。
ビデオ通話が途切れる場合の追加対処
音声通話は問題ないのに、ビデオ通話だけ途切れる。この場合は、帯域不足の可能性が高いです。
LINE通話に必要な帯域の目安は以下のとおりです。
| 通話タイプ | 必要な帯域(目安) |
|---|---|
| 音声通話 | 数十kbps程度 |
| ビデオ通話 | 数百kbps〜数Mbps程度 |
ビデオ通話は音声通話の数倍〜10倍以上の帯域を使います。Wi-Fiが混雑している時間帯や、ルーターから離れた場所では、音声は届いてもビデオだけカクカクする、止まる、という症状が出やすくなります。
よくあるのが「音声は普通に聞こえるのに、相手の映像だけ止まる」「自分の映像が相手に届いていない」というパターンです。この場合、映像データの送受信だけがボトルネックになっています。
ビデオ通話が途切れるときの対処:
- 一時的にビデオをオフにして音声のみで続ける
- Wi-Fiを5GHz帯に切り替える(干渉が少なく速度が出やすい)
- ルーターのある部屋に移動する
- 有線接続のパソコンからLINEを使う
- 照明を調整してカメラの負荷を下げる
ビデオ通話では、映像の明るさやコントラストも処理負荷に影響します。暗い部屋ではカメラがノイズを補正しようとして負荷が上がることがあります。照明を明るくするだけで改善するケースもあります。
どうしてもビデオ通話を安定させたい場合は、回線速度を確認してみてください。5Mbps以上あれば、ビデオ通話は比較的安定します。スマホの「設定」→「Wi-Fi」→接続中のネットワークをタップすると、現在の速度を確認できる機種もあります。
まとめ
LINE通話が途切れる原因は5つのパターンに分けられます。
- スマホの設定やアプリの不具合
- Wi-Fiとモバイル通信の切り替わり
- 電波の弱い場所・速度制限中
- 相手側の通信環境の問題
- LINEサーバーの一時的な障害
まず試すべきは、アプリの再起動、Wi-Fi↔モバイルの切り替え、iPhoneの「基本通話と統合」オフの3つです。これで改善するケースが多いです。
それでも直らない場合は、「誰と話しても途切れるのか」「特定の人だけか」を確認してください。誰とでも途切れるなら自分側の問題、特定の人だけなら相手側の環境が原因の可能性が高いです。
自分側の対処を尽くしても改善しない場合は、自宅のWi-Fi環境や回線自体を見直すことも検討してみてください。自分に合った回線がわからない場合は、診断ツールで最適な回線を確認できます。
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