VALORANTがラグい原因と対処法|サーバー選択・IPv6設定の見直し方を解説
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再起動、有線接続、サーバー変更——ひと通り試したのに、まだVALORANTがラグい。
その試行は無駄ではありません。どこまで試したかが、原因の切り分け材料になります。
VALORANTのラグには、VALORANT固有の問題・回線の問題・PCスペックの問題など複数の原因が考えられます。本記事では、原因を3パターンに整理し、それぞれの対処法を解説します。
この記事のポイント
- VALORANTがラグい原因を3パターン(VALORANT固有・回線・スペック)に分類
- サーバーを東京に固定する方法、IPv4接続の設定手順を具体的に解説
- 回線起因かどうかを見極める1問チェックで、次の行動を明確にする
目次
- VALORANTがラグい原因は3パターン
- –VALORANT固有の問題(サーバー選択・IPv6)
- –回線の問題(夜だけラグい/他のサイトも重い)
- –スペック・設定の問題(Pingは低いのにカクつく)
- 今すぐ試せるVALORANT固有の5つの対処法
- –サーバーを東京に固定する
- –IPv4で接続する(IPv6をオフにする)
- –パフォーマンス表示でPing・パケロスを確認する
- –有線接続・ルーター/LANケーブルを見直す
- –バックグラウンドアプリを止める
- 回線起因かどうかを見極める1問チェック
- –「Pingが低いのにラグい」への回答
- それでも直らないときの出口
- –回線の乗り換えを検討する場合
- –親名義・マンションで変えにくい場合
- まとめ
VALORANTがラグい原因は3パターン
まずは原因の全体像を把握しましょう。「ラグ」と「カクつき」は似ていますが、原因が異なります。ラグは通信遅延(Pingやパケロス)、カクつきはPCの処理落ち(FPS低下)が主な原因です。
VALORANT固有の問題(サーバー選択・IPv6)
「VALORANTだけラグい」「他のゲームやYouTubeは普通なのにVALORANTだけ重い」という場合は、VALORANT固有の原因を疑いましょう。
VALORANTはIPv6接続に対応していません。IPv6経由で接続しようとすると、通信が不安定になることがあります。プロバイダのIPv6オプションを有効にしている環境では、IPv4で接続するよう設定を変更する必要があります。IPv6とIPv4は、インターネットの住所の仕組み(通信規格)の違いです。VALORANTはIPv4での接続を前提に設計されています。
また、サーバー選択が「自動」だと、混雑時に香港やシンガポールのサーバーに飛ばされることがあります。東京サーバーに固定すれば、Ping値が安定するケースが多いです。日本国内からプレイするなら、東京サーバーが最も低いPing値で接続できます。
回線の問題(夜だけラグい/他のサイトも重い)
時間帯に関係なくラグい、または他のサイトやゲームも同時に重い場合は、回線起因の可能性があります。
- マンションの夜間混雑(共有回線の帯域をマンション内で分け合うため)
- 契約プランの帯域不足(最大100Mbps以下のプランなど)
- ルーターの性能限界(古いルーターは処理能力が追いつかない)
- プロバイダの混雑(特定の時間帯に利用者が集中)
「他のゲームも同時に重いか?」が判定の1問です。Yesなら回線起因、Noなら VALORANT固有または設定の問題が疑われます。この1問で、原因の切り分けができます。詳しくは後述の「回線起因かどうかを見極める1問チェック」で解説します。
スペック・設定の問題(Pingは低いのにカクつく)
Ping値は20msなのに画面がカクカクする——この場合は、回線ではなくPCの処理落ちが原因です。FPSとは、1秒間に描画されるフレーム(コマ)数のことで、数値が高いほど滑らかに動きます。
- グラフィック設定が高すぎる(GPUの処理能力を超えている)
- バックグラウンドアプリがCPU/メモリを消費している
- ストレージの空き容量が不足している(SSDの空き容量が10%未満など)
- PCのスペックがVALORANTの推奨環境を満たしていない
ゲーム内でFPS(フレームレート)を表示し、60fps以上を安定して維持できているか確認しましょう。FPSが頻繁に30fps以下に落ちる場合は、グラフィック設定を「低」や「中」に下げることで改善する場合があります。VALORANTは比較的軽いゲームですが、古いPCやノートPCでは処理が追いつかないことがあります。
今すぐ試せるVALORANT固有の5つの対処法
VALORANT固有の問題に対処する5つの方法を紹介します。回線を変える前に、まずこれらを試してみてください。
サーバーを東京に固定する
VALORANTのサーバー選択は、デフォルトで「自動」になっています。自動選択では、混雑状況によって香港やシンガポールのサーバーに接続されることがあります。日本から香港サーバーに接続すると、Ping値が50ms以上になることも珍しくありません。
東京サーバーに固定する手順は以下のとおりです。
- VALORANTのロビー画面で、プレイボタンの上にあるカード(現在のサーバー表示)をクリック
- サーバー一覧が表示されるので、各サーバーのレイテンシ(ms)を確認
- 「Tokyo」のレイテンシが最も低いことを確認し、「Tokyo」だけにチェックを入れる
- 他のサーバー(Hong Kong、Singaporeなど)のチェックを外す
設定後、マッチに入る前にサーバーが「Tokyo」になっていることを確認しましょう。サーバー選択はアカウントごとに保存されるため、一度設定すれば次回以降も維持されます。
Ping値の目安は以下のとおりです。
| Ping値 | 体感 |
|---|---|
| 15ms以下 | 理想的。ほぼ遅延を感じない |
| 30ms以下 | 快適にプレイできる |
| 50ms超 | 撃ち合いで遅延を感じる場合がある |
なお、上記はあくまで目安です。同じPing値でも、パケロスやjitterの状況によって体感は変わります。
IPv4で接続する(IPv6をオフにする)
VALORANTはIPv6に対応していないため、IPv6経由で接続すると通信が不安定になる場合があります。IPv4で接続するよう設定を変更しましょう。
Windows 10/11の手順
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「状態」を開く
- 「アダプターのオプションを変更する」をクリック
- 使用中のネットワーク(イーサネットまたはWi-Fi)を右クリックし、「プロパティ」を選択
- 「インターネット プロトコル バージョン 6 (TCP/IPv6)」のチェックを外す
- 「OK」をクリックして設定を保存
注意点: IPv6を無効にすると、IPv6を利用する他のサービス(一部の動画配信サービスなど)に影響が出る場合があります。VALORANTのプレイ後に元に戻すことも検討してください。
設定変更後、VALORANTを再起動してPing値が改善しているか確認しましょう。
パフォーマンス表示でPing・パケロスを確認する
VALORANTには、ゲーム中にネットワーク情報をリアルタイムで表示する機能があります。
表示方法: ゲーム中に Alt + Shift + D を押す
表示される項目の意味は以下のとおりです。
| 項目 | 意味 | 目安 |
|---|---|---|
| Ping | サーバーへの応答速度 | 30ms以下が目安 |
| Packet Loss(パケロス) | データの欠損率 | 0%が理想、1%超は不安定 |
| Network RTT | 往復時間(Pingとほぼ同義) | 低いほど良い |
パケロスが1%を超えている場合、Ping値が低くても体感ではラグを感じます。この場合は回線やルーターの問題を疑いましょう。
有線接続・ルーター/LANケーブルを見直す
Wi-Fi接続から有線接続に変えるだけで、Ping値と安定性が改善するケースは多いです。
確認ポイント
- LANケーブル: CAT5e以上を使用する(CAT5は最大100Mbpsで性能不足)
- ルーターの経年: 4〜5年以上使っている場合は買い替えを検討
- ルーターの設置場所: 他の電子機器から離し、通気性の良い場所に設置
有線接続が難しい場合は、ルーターとPCの距離を近づける、または中継器を設置することで改善する場合もあります。
バックグラウンドアプリを止める
帯域を消費するアプリが裏で動いていると、ゲームの通信が不安定になります。
帯域を消費しやすいアプリ
- Discord(画面共有中は特に帯域を消費)
- クラウド同期(OneDrive、Dropbox、Google Driveなど)
- Windows Update(自動更新中)
- ブラウザ(動画再生中)
確認方法: タスクマネージャーを開き、「詳細」タブで「ネットワーク」の列をクリックしてソートすると、帯域を使用しているアプリがわかります。
ゲーム中は不要なアプリを終了し、特にクラウド同期は一時停止しておくと安定しやすくなります。
回線起因かどうかを見極める1問チェック
ここまでの対処を試しても改善しない場合、回線が原因かどうかを見極める必要があります。
判定の1問: 「他のサイト・他のゲームも"同時に"重い?」
- Yes → 回線起因の可能性が高い(後述の「出口」セクションへ)
- No → VALORANT固有の設定、またはPCスペックの問題(前述の5つの対処法で完結できる可能性)
時間帯の確認も重要です。夜だけラグい場合は、マンションの夜間混雑や、プロバイダの帯域不足が原因の可能性があります。
「Pingが低いのにラグい」への回答
「Pingは20msなのに撃ち合いで負ける」「ラグいせいだと思う」——この場合、Ping以外の要因が影響しています。
パケロス: Pingが低くても、パケロスが1%を超えると体感でラグを感じます。Alt + Shift + DでPacket Lossを確認しましょう。
jitter(揺れ幅): Pingが10ms→50ms→10msと揺れると、数値上は平均20msでも体感ではラグになります。jitterとは、Pingの揺れ幅のことで、安定しているほど快適にプレイできます。
上り帯域: ゲームは下り(ダウンロード)だけでなく、上り(アップロード)も使います。上り帯域が遅いとコマンド送信が遅れ、撃ち合いで不利になります。
確認方法
- パケロス: ゲーム内のAlt + Shift + Dで表示
- 上り帯域: SPEEDTESTサイト(fast.comなど)で計測
回線の切り分け方法: スマホのテザリングでVALORANTをプレイし、ラグが消えるなら「自宅の固定回線」が原因と判断できます。
それでも直らないときの出口
VALORANT固有の対処を試しても改善せず、回線起因と判断できた場合の選択肢を紹介します。
回線の乗り換えを検討する場合
夜間の混雑に強い独自回線系(NURO光やauひかりなど、NTTのフレッツ光網を使わない回線)は、夜間でも速度が落ちにくい傾向があります。フレッツ光や光コラボ(ドコモ光、ソフトバンク光など)は利用者が多いため、夜間に混雑しやすいです。
また、マンションでも戸建てプランを引ける場合があります。マンションプランは建物内で帯域を分け合うため、混雑時に速度が落ちやすいです。戸建てプランなら専有できるため、安定性が向上する場合があります。管理会社に確認してみる価値はあるでしょう。
回線を選ぶ際は、対応エリアを事前に確認することが大切です。独自回線系は対応エリアが限られているため、自宅が対応エリア内かどうか、各サービスの公式サイトで確認してください。
Apex Legendsでも同様の悩みがあるなら、Apexがラグい原因と対処法も参考にしてください。Apex固有の対処(データセンター選択など)を解説しています。
親名義・マンションで変えにくい場合
回線を変えたいけれど、親名義の回線だったり、賃貸マンションで工事ができなかったりするケースもあります。回線の契約変更は難しくても、できることはあります。
自分でできること
- ルーター・LANケーブルの交換(親の許可を得れば自分で購入・設置可能。数千円〜1万円程度)
- IPv6/IPv4の設定変更(PCの設定なので回線契約に影響しない)
- プロバイダのIPv6オプション変更(賃貸でも変更可能なケースが多い)
- ゲーミングルーターへの買い替え(QoS機能でゲーム通信を優先できる)
プレイ時間をずらすのも現実的な選択肢です。夜間の混雑が原因なら、深夜(23時以降)や早朝にプレイすることで回避できます。ランク戦は時間帯によってマッチングする層も変わるため、プレイ時間を変えることで複数のメリットがあるかもしれません。
回線が原因っぽいけれど自分では変えにくい——そんな場合は、まず今の環境で何ができるかを整理することが大切です。住まいと回線の条件から現実的な選択肢を絞り込むには、3分の診断が役立ちます。
まとめ
VALORANTのラグは、回線だけが原因ではありません。本記事では、原因を3パターンに分けて解説しました。
- VALORANT固有の問題: サーバー選択が「自動」になっている、IPv6経由で接続している
- 回線の問題: 夜だけラグい、他のサイトも同時に重い
- スペック・設定の問題: Pingは低いのにFPSが不安定
「他のサイトも同時に重い?」の1問で、回線起因かどうかを判定できます。VALORANT固有の問題なら、回線を変えても意味がありません。まずサーバーを東京に固定し、IPv4接続を試してみてください。
それでも改善しない場合は、回線の見直しを検討しましょう。Apex Legendsでも同じ悩みを抱えているなら、Apexがラグい原因と対処法も参考にしてください。