掲載している記事は編集部が整理した参考情報です。料金・速度・キャンペーンは2026年時点のものを基準にしており、契約前には必ず各サービスの公式サイトで最新情報をご確認ください。

光回線の乗り換え手順をパターン別に解説

5分で読めるかしこいネット編集部
料金・節約
  • #光回線
  • #料金
  • #工事
  • #乗り換え
  • #違約金

光回線の乗り換えを考えているものの、手続きが複雑そうで踏み切れない方は多いのではないでしょうか。

  • 自分の回線がどのパターンに当てはまるかわからない
  • 違約金や工事費の残りがいくらかかるか不安
  • 乗り換え中にインターネットが使えなくなるのが怖い

本記事では、光回線の乗り換え手順を3つのパターンに分けて解説します。費用の確認方法から空白期間を出さないコツまで、順を追って説明していきます。

この記事のポイント

  • 乗り換えは「転用」「事業者変更」「新規契約」の3パターンに分かれ、今の回線で手順が決まる
  • 転用・事業者変更なら工事不要で切り替えられるケースが多い
  • 新回線の開通を確認してから旧回線を解約すれば空白期間は防げる
目次

光回線の乗り換えは「何の回線から乗り換えるか」で手順が変わる

光回線の乗り換えは、今使っている回線の種類によって手続きが3つのパターンに分かれます。パターンごとに工事の有無や手続きの流れが大きく異なるため、最初に自分がどれに当てはまるかを確認しましょう。

3パターンの違いと自分の確認方法

光回線の乗り換えには「転用」「事業者変更」「新規契約」の3つのパターンがあります。今の回線によってどれに当てはまるかが決まります。

光コラボとは、NTTのフレッツ光回線を各事業者が借り受けてサービスを提供する仕組みです。ドコモ光、ソフトバンク光、ビッグローブ光などが代表的です。

今の回線乗り換え先パターン工事期間の目安
フレッツ光光コラボ転用原則不要1〜2週間
光コラボ別の光コラボ事業者変更原則不要1〜2週間
光コラボ独自回線(auひかり・NURO光など)新規契約必要2週間〜2か月
独自回線光コラボまたは別の独自回線新規契約必要2週間〜2か月

転用・事業者変更はフレッツ光の回線設備をそのまま引き継ぐため、書類上の手続きが中心です。早ければ1週間ほどで切り替わり、当日もほぼ途切れることなく移行できます。新規契約は原則として回線設備を新たに引き込む開通工事が必要で(既存の引込線・光コンセントを再利用できる場合もあります)、引っ越しシーズンの3〜4月は1〜2か月待ちになることもあります。自分がどのパターンに当てはまるかは、今の回線の契約書類やマイページで確認してください。

乗り換え前に確認する4つのコスト

乗り換えの手続きに入る前に、今の回線を解約する際にかかるコストを把握しておきましょう。確認すべきコストは「違約金」「工事費の残債」「撤去費用」「新回線の初期費用」の4つです。これらを合計した金額が乗り換えの初期負担になります。事前に把握しておけば、想定外の請求を防げます。

違約金の有無と法改正後の上限(月額1か月分)

契約期間の途中で解約すると、違約金が発生する場合があります。ただし、2022年7月に施行された改正電気通信事業法により、違約金の上限は月額料金1か月分に引き下げられました。

たとえば月額4,400円(税込)の光回線であれば、違約金は最大4,400円(税込)です。以前は1万円〜2万円ほどかかることもありましたが、法改正後の契約であれば負担はかなり軽くなっています。

なお、法改正前(2022年6月以前)に契約した回線は旧ルールの違約金が適用される場合があります。自分の契約がいつ始まったかを確認しておきましょう。

違約金がかからない「更新月」は、契約書類やマイページで確認できます。更新月まで数か月であれば、そのタイミングを待つのも一つの方法です。違約金が月額1か月分程度であれば、早めに乗り換えて月額差額で回収する方がトータルで得になるケースもあります。「違約金の金額」と「月額差 × 残り月数」を天秤にかけて判断しましょう。

工事費残債と撤去費用の確認方法

光回線の開通工事費は分割払いになっていることが多く、契約期間内に解約すると残りの分割金を一括で請求されます。

「工事費実質無料」のキャンペーンを利用した場合も注意が必要です。実質無料とは、毎月の分割金と同額の割引が適用される仕組みです。途中で解約すると割引がなくなり、工事費の残債だけが残ります。たとえば工事費26,400円(税込)を36回分割で契約し、12か月で解約した場合、残り24か月分の約17,600円(税込)が一括請求される計算です。

工事費の残債は、各事業者のマイページや電話窓口で確認できます。また、auひかりなど一部の独自回線では、解約時に撤去工事費がかかるケースがあります。撤去費用は事業者ごとに異なるため、契約中の事業者に確認しましょう。

新回線の初期費用も見落としがちです。新しい回線の契約事務手数料(3,300円(税込)程度が一般的)や、工事費が発生するかどうかも事前に確認してください。乗り換え先によっては工事費無料や事務手数料無料のキャンペーンを実施している場合があるため、申し込み前にチェックしておくとよいでしょう。

パターン別の乗り換え手順

ここからは3つのパターンごとに、具体的な手順を解説します。共通して大切なのは「新しい回線が開通してから、旧回線を解約する」という順番を守ることです。先に解約してしまうとインターネットが使えない空白期間が生まれてしまいます。

工事不要パターン(転用・事業者変更)の手順

転用と事業者変更は、手続きの流れがほぼ同じです。大きな違いは「承諾番号をどこから取得するか」だけです。

転用(フレッツ光→光コラボ)の場合

  1. NTT東日本またはNTT西日本に「転用承諾番号」を申請する
  2. 乗り換え先の光コラボ事業者に、転用承諾番号を伝えて申し込む
  3. 切り替え日に自動で回線が切り替わる
  4. 届いたルーターや機器の設定を行う

転用承諾番号の有効期限は発行日を含めて15日間です。期限を過ぎると無効になるため、取得したらすぐに申し込みましょう。

転用では、フレッツ光の解約手続きは不要です。切り替え日に自動で旧契約が終了し、新しい光コラボへ移行します。ただし、フレッツ光で利用していたプロバイダのメールアドレスは、乗り換え後に使えなくなる場合があります。多くのプロバイダはメール専用プランを用意しているため、メールアドレスを維持したい場合は解約前に変更しておきましょう。

事業者変更(光コラボ→光コラボ)の場合

  1. 今契約中の光コラボ事業者に「事業者変更承諾番号」を申請する
  2. 乗り換え先の光コラボ事業者に、承諾番号を伝えて申し込む
  3. 切り替え日に自動で回線が切り替わる
  4. 届いたルーターや機器の設定を行う

事業者変更承諾番号の有効期限は発行日を含めて15日間です。マイページまたは電話窓口で申請できます。

事業者変更も工事は原則不要で、旧事業者の解約は切り替え日に自動で行われます。光電話の番号を引き継ぎたい場合は、申し込み時に「番号ポータビリティ希望」と伝えてください。引き継ぎ可否は事業者によって異なるため、申し込み前に現在の契約事業者へ確認しておくと安心です。

新規契約(独自回線への乗り換え)の手順

独自回線への乗り換え、または独自回線から他社への乗り換えは、新規契約として進めます。

  1. 乗り換え先の事業者に新規申し込みをする
  2. 開通工事の日程を調整する
  3. 工事当日に立ち会う(戸建ての場合は1〜2時間程度)
  4. 新回線の接続・設定を行い、動作を確認する
  5. 動作確認後、旧回線の解約手続きをする

ステップ4と5の順番が最も重要です。新しい回線が問題なく使えることを確認してから旧回線を解約してください。順番を逆にすると、工事の遅延などでインターネットが使えない期間が発生します。

新規契約では1〜2か月ほど新旧の回線が同時に契約される期間が生まれ、その分の料金が二重にかかります。コストはかかりますが、空白期間を避けるための必要経費と考えましょう。

独自回線同士の乗り換え(たとえばauひかりからNURO光へ)の場合は、旧回線の撤去工事と新回線の開通工事の両方が発生します。カレンダーなどに「新回線開通日」「旧回線撤去日」をそれぞれ記録し、順序を間違えないようにしてください。

失敗しない乗り換え先の選び方

乗り換え手順がわかったら、次は「どの回線に乗り換えるか」を決める段階です。スマホのキャリアとのセット割、接続方式、実質料金の3つの軸で候補を絞ると判断しやすくなります。

セット割とは、スマホと光回線を同じ系列の事業者で契約すると、スマホの月額料金が割引される仕組みです。まず自分のスマホキャリアを確認し、セット割の対象となる光回線を候補に挙げてみましょう。

スマホキャリアセット割対象の光回線
ドコモドコモ光
auauひかり、ビッグローブ光など
ソフトバンクソフトバンク光、NURO光、So-net光など
楽天モバイル楽天ひかり(SPU連動のポイント還元)

ahamoやpovo、LINEMOなどのオンライン専用プランはセット割の対象外です。これらのプランを使っている方は、セット割にこだわらず月額料金や通信品質で選ぶ方がよいでしょう。

IPv6 IPoE対応で夜の速度が変わる

通信速度を重視するなら、IPv6 IPoE接続に対応しているかを確認しましょう。

IPv6 IPoEとは、従来のPPPoE方式に代わる新しいインターネット接続方式です。PPPoE方式は夜間など利用者が増える時間帯に混雑しやすく、速度が低下することがあります。IPv6 IPoEは混雑する設備を通らない仕組みのため、夜の渋滞した道路を避けて空いている新しい道路を走るようなイメージです。夜間でも安定した速度が期待できます。

現在はほとんどの光コラボがIPv6 IPoEに対応していますが、プロバイダやルーターによっては別途申し込みが必要な場合があります。IPv6 IPoE接続が標準で利用できるか、対応ルーターのレンタルが含まれているかを申し込み時に確認しておきましょう。

実質料金(キャッシュバック・初期費用含む)で比較する

月額料金だけを見て乗り換え先を決めると、トータルで損をすることがあります。月額料金に加えて初期費用やキャッシュバックを含めた実質料金で見るのがポイントです。

実質料金は次の計算式で求められます。

実質月額 =(月額料金 × 契約月数 + 初期費用 + 工事費 − キャッシュバック)÷ 契約月数

たとえば月額4,400円(税込)・工事費実質無料・キャッシュバック30,000円の回線Aと、月額3,800円(税込)・工事費26,400円(税込)・キャッシュバックなしの回線Bで比較します。2年間のトータルは次のとおりです。

項目回線A回線B
月額料金 × 24か月105,600円(税込)91,200円(税込)
工事費実質0円26,400円(税込)
キャッシュバック−30,000円0円
2年間の実質総額75,600円(税込)117,600円(税込)
実質月額3,150円(税込)4,900円(税込)

月額料金は回線Bの方が安く見えますが、実質料金で比較すると回線Aの方が2年間で約42,000円安くなります。

ただし、キャッシュバックには注意点があります。受け取り時期が契約から6か月〜1年後に設定されていることが多く、申請を忘れると受け取れません。キャッシュバックの条件と申請時期は、申し込み前に必ず確認しておきましょう。

マンションと戸建てで注意点が違う

光回線の乗り換えでは、住まいのタイプによって気をつけるポイントが変わります。マンション特有の配線の問題と、戸建て特有のスケジュール管理について解説します。

マンションの配線方式(VDSL/LAN/光配線)が速度に影響する

マンションで光回線を利用する場合、建物内の配線方式によって最大速度が決まります。配線方式は大きく3つに分かれます。

配線方式最大速度特徴
光配線方式最大1Gbps各部屋まで光ファイバーで接続。最も速い
LAN配線方式最大100MbpsLANケーブルで各部屋へ接続
VDSL方式最大100Mbps電話線で各部屋へ接続。最も遅い

VDSL方式とは、マンションの共用部分までは光ファイバーが来ているものの、そこから各部屋までは電話線(メタル回線)で接続する方式です。電話線の性能上、最大速度は100Mbpsに制限されます。

VDSL方式の建物では、どの光回線事業者に乗り換えても最大100Mbpsの壁は変わりません。「回線を変えたのに速くならない」という失敗を避けるために、乗り換え前に建物の配線方式を確認してください。配線方式は、マンションの管理会社や管理組合に問い合わせるか、共用部のMDF室(配線盤が収められた部屋)で確認できます。

VDSL方式でも動画視聴やWeb会議は問題なく利用できます。4K動画の再生や大容量ファイルのダウンロードを頻繁に行う場合に限って、光配線方式への切り替えを検討するとよいでしょう。

戸建ては工事日程と空白期間を先に計算する

戸建てで独自回線に乗り換える場合、最も気をつけたいのが空白期間のコントロールです。

戸建ての開通工事は、申し込みから工事完了まで2週間〜2か月ほどかかります。引っ越しシーズンの3〜4月はさらに遅れることもあるため、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。

空白期間を出さない手順は次のとおりです。

  1. 先に新回線に申し込み、工事日を確定する
  2. 工事が完了し、新回線の接続を確認する
  3. 旧回線の解約を申し入れる

この手順を守れば、インターネットが使えない期間はほぼゼロにできます。新旧回線の契約が重なる1〜2か月分は二重に料金がかかりますが、回線が途切れるリスクを避けるための費用と考えましょう。

また、乗り換え先が提供エリア内かどうかも事前に確認してください。NURO光は対象エリアが限られているほか、auひかりも一部地域では提供していません。各事業者の公式サイトでエリア検索ができるため、申し込み前に住所を入力して確認しておくと安心です。

まとめ

光回線の乗り換えは、自分の回線が「転用」「事業者変更」「新規契約」のどれに当てはまるかを最初に把握することで、手続きの全体像がはっきりします。

転用・事業者変更であれば工事不要で1〜2週間ほどで切り替えが完了します。新規契約は開通工事が必要ですが、新しい回線が開通してから旧回線を解約する手順を守れば、空白期間は防げます。

乗り換え先を選ぶ際は、月額料金だけでなくキャッシュバックや工事費を含めた実質料金で比較しましょう。スマホとのセット割やIPv6 IPoE対応の確認も、満足度を左右するポイントです。マンションにお住まいの方は、建物の配線方式が速度のボトルネックになっていないかを先に確認しておくと、「乗り換えたのに変わらなかった」という後悔を避けられます。

参考文献

掲載情報に関する注記

  • 掲載している料金は、特に記載がない限りすべて税込表示です(2026年6月時点)。料金・キャンペーン内容は変更される場合があります。最新情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。
  • 「最大速度」は技術規格上の理論値(ベストエフォート)であり、実使用時の速度を保証するものではありません。実際の速度は利用環境・時間帯・端末により変動します。
  • 「実測平均」は第三者の速度計測サイトに投稿された測定値の参考値です。あくまで目安としてご覧ください。
  • 「実質月額」は (月額料金 × 契約月数 + 初期費用 − キャッシュバック − セット割)÷ 契約月数 を基本に算出しています。割引適用条件は各サービスにより異なります。
  • 提供エリア・電波状況・建物の設備(光回線の場合は配線方式等)により、実際に利用できるサービスや速度が異なります。お申し込み前にエリア・対応状況を必ずご確認ください。

広告表示に関する表記

本サイトには、アフィリエイトプログラム(広告主からの成果報酬)に基づくリンクが含まれます。該当箇所にはPR表記を行っています。

報酬の有無は、当サイトのサービス紹介順位および評価に影響しません(中立性ポリシーは サイトについて をご覧ください)。

迷ったら、まず約3分で診断

あなたに合う回線を無料診断