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新作iPhoneの買い控え、通信業界変革を目前とした7月

docomo 新作iPhoneの買い控え、通信業界変革を目前とした7月

7月は、総務省の指導により、携帯各社が分離プランを皮切りに新プランを発表しました。

携帯電話の「2年縛り」解約で発生する違約金を現行の9500円から1000円に引き下げる案も形になってきています。

これにより、ユーザーは安価な料金を提示する会社に乗り換えやすくなり、各社ユーザー獲得合戦が盛り上がると考えられます。

ユーザーは、実際に契約をしてみて納得がいかなかった場合にも、すぐに乗り換えることができるので、選択の幅が広がり自由度が高まります。

本記事では、中古スマホ取引市場で取引量の多かった端末を、ランキング形式でご紹介しています。中古スマホを使って賢い消費をしたい方は、ぜひ参考にしてください。

※フリーマーケットアプリやインターネットオークション等主要4サイトの取引実績により抽出した価格情報を元に、2019年7月と7月を比較しています。

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2019年新作iPhone発売による買い控えか?

2019年7月のランキングは、1位iPhone 7 128GB(ソフトバンク)、2位はiPhone 8 64GB(au)となっており、前回1位であったiPhone 8 64GBが1つ順位を落とす結果となりました。

1位のソフトバンク版iPhone 7 128GBは、ソフトバンクのオフィシャルサイトでアウトレット品を販売し始めたという背景があり、まだユーザーのニーズがあると考えられます。

2位にランクダウンしたiPhone 8 64GBは、前月と比べて新品未使用品の取引量が36%ほど落ちています。

実際に内訳を見ると、新品未使用品の取引量は右肩下がりで日に日に落ちています。

分離プラン義務化の影響を危惧した代理店が、従来同様のキャッシュバックや端末値引きを行わなくなったことで、新品未使用品の取引量が減ったと考えられます。

4位のドコモ版iPhone 7 32GBは、前月から2ランク落とす結果となっており、目立った汚れなし~傷汚れありの中古品が多く取引されました。

iPhone 7は、5月に新規受付を終了したdocomo withの対象端末でした。

割引目的で購入したiPhone 7を新品のまま転売するユーザーが増えたため、5~7月は圧倒的な取引量を誇っていましたが、正常値に戻ったと考えられます。

7月のiPhone取引市場も、iPhone 7とiPhone 8が上位を独占していましたが、前回に比べてiPhone全体の取引量は13.2%減っています。

これは、2019年9月の新作iPhone発売に向けて、ユーザーがiPhoneの機種変更を控えている影響ではないかと考えられます。

今年の新作iPhoneは、現行3モデルのiPhone XS/iPhone XS Max/iPhone XRの後継機である、iPhone 11 Pro/iPhone 11 Pro Max/iPhone 11が発売されるようです。

新機能として、トリプルレンズカメラ、極薄有機ELディスプレイ、A13 Bionic チップ、Face ID v2.0、双方向ワイヤレス充電などの搭載が予測されています。

米Appleは9月11日(日本時間)に、公式YouTubeチャンネルでスペシャルイベントをライブ配信すると発表しています。AppleがYouTubeでスペシャルイベントをライブ配信するのは、これが初めてです。

スペシャルイベントでは、新作iPhoneの他にも、多くの新製品が発表される見込みです。

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中古Android市場はあのシリーズ一色に?

Androidは大きく順位が入れ替わり、GalaxyやHUAWEI、AQUOS、Pixelがランキングから外れ、Xperia一色となりました。

圏外から大躍進したのは、「Xperia XZ 32GB(ドコモ)」「Xperia Z3 Compact 16GB(ドコモ)」「Xperia Z5 32GB(au)」「Xperia XZ1 64GB(au)」「Xperia XZ Premium 64GB(ドコモ)」の5機種です。

7月の全体的なAndroidの相場市場は、前月と比べて10.1%減少したものの、Xperiaシリーズは全体的に取引量を伸ばしました。

大手キャリアや代理店などで、大幅な値下げやキャンペーンが行われなかった7月に、Xperiaシリーズだけは安定した取引量を保ったといえます。

ちなみに、8位のXperia XZ1は、前月と比べて最も取引数を伸ばしました。

圏外から大きく順位を伸ばした理由として、取引の平均価格が約5,000円と大きく下がり、安価で手に入れることができるようになったからだと考えられます。

また、Xperia XZは、XZ2で廃止されたイヤホンジャックが搭載されています。そのため、充電しながらイヤホンを挿して、ゲームや音楽を楽しみたいユーザーのニーズが高まっています。

総評

2019年7月の中古スマホ市場は、iPhone市場(前月比-13.2%)、Android市場(前月比-10.1%)と、全体的に取引数を落とす結果となりました。

7月は、通信業界としても大きな動きはありませんでしたが、ユーザーが9月・10月の通信業界の動きに合わせているといえます。

9月1日に開始したSIMロック解除の義務化や、10月から開始する携帯電話の新規制に対応して、2年契約の途中で解約した場合にかかる違約金を1000円に引き下げた新プランをau、ドコモ、ソフトバンクの順に続けて発表しました。

さらに、先日楽天モバイルが10月から大手キャリアへの新規参入の延期を発表しました。これによって、携帯各社の価格戦略が活発化するのではないかと考えられます。

9月・10月の通信業界の大きな動きと同様に、中古スマホ市場の動きにも大きな動きがみられるのではないでしょうか。

公開日時 : 2019年09月10日

アナリスト 菅野 辰則 ― ライター
アナリスト 菅野 辰則 ― ライター

1983年生まれ。株式会社マーケットエンタープライズ  中古モバイル市場アナリスト
ソフトウェア開発会社にて、開発業務からスタートし、新会社設立時のWebマーケティング全般の業務を担った後、2010年にマーケットエンタープライズに入社。 当社でWebマーケティングの責任者や経営企画を担当後、現在は、メディア・プラットフォーム事業の責任者に従事する。膨大なデータの分析・管理能力を活かして、中古モバイル市場の動向を分析するアナリストも兼任する。