掲載している記事は編集部が整理した参考情報です。料金・速度・キャンペーンは2026年時点のものを基準にしており、契約前には必ず各サービスの公式サイトで最新情報をご確認ください。

ホームルーターを二階建てで使う方法|設置場所と2階のWi-Fi改善策

4分で読めるかしこいネット編集部
機器・設備のことを知る
  • #速度
  • #在宅ワーク
  • #ホームルーター
  • #ファミリー

ホームルーターはコンセントに挿すだけでWi-Fiが使える手軽さが魅力です。ただし二階建ての住宅では、次のような悩みが出やすくなります。

  • 1階に置いたホームルーターの電波が2階で弱い
  • 2階の部屋でWi-Fiが途切れる・速度が落ちる
  • 中継器やメッシュWi-Fiを検討しているが違いがわからない

本記事では、ホームルーターの電波が2階に届きにくい原因から、最適な設置場所、Wi-Fi改善策、光回線との比較まで解説します。

この記事のポイント

  • Wi-Fiの電波は上下方向に弱く、床や天井の建材で減衰する
  • 「1階中心・高さ1〜2m」に設置するだけでも電波は改善できる
  • 中継器・メッシュWi-Fi・光回線への切り替えなど、状況に合った対策がわかる
目次

ホームルーターと2階建て住宅の相性

ホームルーターは工事不要でインターネットを使える便利な機器ですが、二階建ての住宅ではフロアをまたいだ電波の弱さが課題になりがちです。まずは「なぜ2階に届きにくいのか」を整理します。

ホームルーターの電波が2階まで届きにくい理由

ホームルーターとは、モバイル回線(4Gや5G)の電波を受信して、自宅内にWi-Fiを飛ばす据え置き型の機器です。光回線のような開通工事が不要で、コンセントに挿すだけで使い始められます。

Wi-Fiの電波はルーターを中心に全方向へ広がりますが、横方向に比べて上下方向には弱いという性質があります。1階にホームルーターを置いた場合、電波は1階のフロア内には行き渡りやすいものの、天井や床板を通過するたびに弱くなります。

さらに、電波を遮る要因は建材だけではありません。家具や家電、水槽なども電波を吸収・反射します。1階のリビングから2階の寝室まで、複数の障害物を通り抜ける間にどんどん電波が弱まるため、「1階では快適なのに2階では遅い」という状態が起きやすいのです。

建築構造(木造・RC造)で変わる電波の届きやすさ

電波の届き方は、住宅の建築構造によって大きく変わります。同じ二階建てでも木造とRC造(鉄筋コンクリート造)では条件がまったく異なります。

建築構造電波の通りやすさ特徴
木造通りやすい木材は電波を比較的通すため、1階に置いたルーターの電波が2階にも届きやすい
軽量鉄骨造やや通りにくい鉄骨の柱や梁が電波を反射する。間取りや柱の位置によって届き方にムラが出やすい
RC造(鉄筋コンクリート造)通りにくいコンクリートと鉄筋が電波を大幅に遮る。同じ設置場所でも木造に比べて電波が弱くなりやすい

木造の二階建てであれば、ルーターの設置場所を工夫するだけで2階の電波が改善するケースも少なくありません。一方、RC造や鉄骨造の場合は設置場所の工夫だけでは不十分なことが多く、中継器やメッシュWi-Fiといった追加の対策が必要になりやすいでしょう。

自宅の構造がわからない場合は、建築時の図面や不動産の重要事項説明書で「構造」の欄を確認してみてください。

ホームルーターの最適な設置場所

ホームルーターは置く場所しだいで電波の届き方が大きく変わります。2階にも電波を届けたいなら、設置場所の基本を押さえておきましょう。

2階建てなら「1階中心・高さ1〜2m」が基本

Wi-Fiの電波はルーターから全方向に広がるため、建物の中心に近い場所に置くと家全体に届きやすくなります。端の部屋や窓際に置くと、片側にしか電波が広がらず効率が下がります。

高さも重要です。床に直置きすると電波が床面に吸収されたり、周囲の家具に遮られたりします。棚の上やテレビ台の横など、床から1〜2mの高さに設置するのが理想的です。

二階建ての場合は次の配置を目安にしてください。

建物タイプおすすめの設置場所
2階建て1階の中心付近、床から1〜2mの高さ
3階建て2階(中間階)の中心付近

2階で主にWi-Fiを使う場合は、ホームルーター本体を2階に移動するのも有効です。この点は後ほど「2階のWi-Fiを改善する3つの方法」で詳しく解説します。

避けるべき場所(電子レンジ・金属・水槽の近く)

設置場所を選ぶとき、特に避けたいのは次の3つです。

  • 電子レンジのそば:Wi-Fiの2.4GHz帯と同じ周波数の電磁波を出すため、電子レンジの使用中にWi-Fiが途切れたり速度が落ちたりする原因になります
  • 金属製の棚やラックの中:金属は電波を反射するため、金属に囲まれた場所に置くと電波が外に出にくくなります
  • 水槽や花瓶のそば:水は電波を吸収する性質があるため、大きな水槽のそばでは電波が弱くなりがちです

ほかにも、テレビの裏やクローゼットの中など「密閉された空間」は避けましょう。風通しの良い開けた場所に置くことで、電波が遮られにくくなるだけでなく、本体の放熱にも好都合です。

2階のWi-Fiを改善する3つの方法

設置場所を見直しても2階の電波が十分でない場合は、次の3つの方法で改善できます。それぞれメリット・デメリットがあるため、自分の状況に合った方法を選びましょう。

ホームルーターを2階に移動する

ホームルーターは光回線と異なり、コンセントさえあればどの部屋にも移動できます。2階で主にWi-Fiを使うなら、本体を2階に持っていくのが最もシンプルな改善策です。

ただし注意点もあります。

  • 窓の近くに置く方がモバイル電波の受信感度が良くなりやすい
  • 1階の電波は逆に弱くなる可能性がある
  • 建物の構造や周辺の基地局環境によっては、2階の方がモバイル電波の入りが悪い場合もある

まずは試しに2階に移動してみて、速度を測定するのがおすすめです。スマートフォンのスピードテストアプリを使えば、各部屋での速度を手軽に確認できます。

中継器を追加する

中継器とは、親機(ホームルーター)のWi-Fi電波を受信して、さらに遠くへ中継する機器です。コンセントに挿すだけで使えるタイプが多く、3,000〜5,000円程度(税込)で導入できます。

1階のホームルーターと2階の利用場所の中間地点(たとえば階段の踊り場や1階と2階の間の廊下)にコンセント式の中継器を設置すると、2階への電波が延長されます。

中継器のメリットと注意点は次のとおりです。

項目内容
導入コスト3,000〜5,000円程度(税込)と安い
設置の手軽さコンセントに挿してWi-Fi設定するだけ
通信速度親機の速度を超えることはできない。中継による速度低下が起きやすい
接続の安定性親機と中継器でSSID(Wi-Fiの名前)が異なる場合、移動時に自動切替されないことがある

手軽に導入できる一方、速度低下や接続切り替えの問題があるため、「1〜2部屋だけ電波を補いたい」という場面に向いています。

メッシュWi-Fiに切り替える

メッシュWi-Fiとは、親機と複数のサテライト機(子機)が連携して、家全体をひとつのWi-Fiネットワークで覆う仕組みです。中継器と似ていますが、「家全体で同じSSIDを使え、移動しても自動で最適な機器に接続が切り替わる」点が大きな違いです。

項目中継器メッシュWi-Fi
導入コスト3,000〜5,000円程度(税込)15,000〜30,000円程度(税込・2台セット)
速度低下起きやすい起きにくい(専用通信経路を持つ機種もある)
SSID親機と別になる場合がある家全体で統一
移動時の切替手動切替が必要な場合がある自動で最適な機器に接続
拡張性1台ずつ追加サテライト機を追加して範囲を拡張できる

家族全員が各部屋でスマートフォンやPCを使う場合や、フロアをまたいで移動しながら動画を視聴する場合には、メッシュWi-Fiの方が快適です。

一方、「2階の1部屋だけ電波を届けたい」という場合は中継器で十分なこともあります。使う範囲と予算に合わせて選びましょう。

光回線との比較——二階建てではどちらが快適か

ホームルーターの電波対策を調べるうちに、「そもそも光回線の方がいいのでは」と気になる方も多いでしょう。ここでは二階建て住宅における両者の違いを整理します。

ホームルーターと光回線の実力差

光回線とは、光ファイバーケーブルを自宅まで引き込んで接続するインターネット回線です。開通工事が必要な代わりに、安定した高速通信が可能です。

比較項目ホームルーター光回線
工事不要必要(開通まで2〜4週間程度)
最大通信速度下り4.2Gbps程度(5G接続時・機種による・ベストエフォート)下り1〜10Gbps(プランによる・ベストエフォート)
実測速度の目安30〜200Mbps程度100〜800Mbps程度
通信の安定性時間帯や電波環境で変動しやすい有線接続なら安定しやすい
有線接続LANポートあり(1〜2口)ONU+ルーターで複数口
設置場所の自由度コンセントがあればどこでもONUの設置場所は工事時に決まる
データ容量一部プランで制限あり無制限

※最大通信速度はベストエフォート(技術規格上の理論値)であり、実際の通信速度を保証するものではありません。 ※実測速度は利用環境・時間帯・エリア・接続台数により大きく異なります。

ホームルーターの強みは工事不要の手軽さと設置場所の自由度です。一方、光回線は有線接続による安定性と速度の高さが強みです。「どちらが上」ではなく、使い方や住まいの事情に合わせて選ぶのが大切です。

在宅ワーク・ゲームなど用途別の選び方

同じ二階建てでも、Wi-Fiの使い方によって最適な回線は変わります。用途ごとの目安を表にまとめました。

用途求められる回線品質向いている回線
Web閲覧・SNS・動画視聴(HD)下り10Mbps以上あれば快適(4K視聴は20Mbps以上推奨)ホームルーターで十分対応できる
Web会議(Zoom等)下り5〜15Mbps・上り5〜10Mbps以上が目安ホームルーターでも可能。ただし不安定なら有線接続か光回線を検討
在宅ワーク(大容量データ送受信)上り速度と安定性が重要光回線の方が安心
オンラインゲーム(FPS等)低遅延(Ping値)が重要光回線+有線接続が望ましい
家族4人以上が同時接続複数台が安定して通信できる帯域光回線の方が余裕がある

ポイントは「有線接続できるかどうか」です。ホームルーターにもLANポートが付いている機種が多いため、2階の書斎にLANケーブルを引ければ、Wi-Fiの不安定さに左右されない接続が可能です。

「今はホームルーターで様子を見て、不満が出たら光回線に乗り換える」という段階的な方法も選択肢のひとつです。ホームルーターは短期解約がしやすいプランもあるため、まずは試してみるハードルが低い点はメリットといえるでしょう。

まとめ

二階建て住宅でホームルーターを使うとき、2階の電波が弱くなるのは建材や障害物が原因です。まずは「1階中心・高さ1〜2m」という設置場所の基本を試してみてください。

それでも改善しない場合は、ホームルーターの2階への移動、中継器の追加、メッシュWi-Fiへの切り替えという3つの方法から自分に合った対策を選べます。1〜2部屋だけなら中継器、家全体を安定させたいならメッシュWi-Fiが向いています。

「そもそもホームルーターで足りるのか」と迷ったときは、用途を軸に考えるのがおすすめです。Web閲覧や動画視聴が中心ならホームルーターで十分対応できますし、在宅ワークやオンラインゲームで安定性が必要なら光回線も視野に入れましょう。

大切なのは、自分の住まいの構造と使い方に合った環境を選ぶことです。

掲載情報に関する注記

  • 掲載している料金は、特に記載がない限りすべて税込表示です(2026年8月時点)。料金・キャンペーン内容は変更される場合があります。最新情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。
  • 「最大速度」は技術規格上の理論値(ベストエフォート)であり、実使用時の速度を保証するものではありません。実際の速度は利用環境・時間帯・端末により変動します。
  • 「実測平均」は第三者の速度計測サイトに投稿された測定値の参考値です。あくまで目安としてご覧ください。
  • 「実質月額」は (月額料金 × 契約月数 + 初期費用 − キャッシュバック − セット割)÷ 契約月数 を基本に算出しています。割引適用条件は各サービスにより異なります。
  • 提供エリア・電波状況・建物の設備(光回線の場合は配線方式等)により、実際に利用できるサービスや速度が異なります。お申し込み前にエリア・対応状況を必ずご確認ください。

広告表示に関する表記

本サイトには、アフィリエイトプログラム(広告主からの成果報酬)に基づくリンクが含まれます。該当箇所にはPR表記を行っています。

報酬の有無は、当サイトのサービス紹介順位および評価に影響しません(中立性ポリシーは サイトについて をご覧ください)。

迷ったら、まず約3分で診断

あなたに合う回線を無料診断