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新築の光回線工事でやること・費用・申し込みタイミングを解説

5分で読めるかしこいネット編集部
光回線
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新築の住まいが決まったら、入居前に考えておきたいのが光回線の工事です。「いつ申し込めばいいの?」「壁に穴をあけるの?」「費用はどれくらい?」と不安に感じる方は少なくありません。

  • 工事の当日に何をされるのかイメージがわかない
  • 新築ならではの手続きや準備がわからない
  • 費用や申し込みのタイミングに不安がある

本記事では、新築の光回線工事の流れ・費用・ベストな申し込み時期を順番に解説します。建築中に済ませておくと後悔しない「先行配管」の話もあわせて紹介します。

この記事のポイント

  • 新築の光回線工事は「屋外工事」と「宅内工事」の2段階で進む
  • 申し込みは入居の2〜3か月前がベスト。住所登録の手続きに時間がかかる
  • 建築中に先行配管を入れておくと、壁の穴あけを回避でき仕上がりもきれい
目次

新築の光回線工事とは?屋外工事と宅内工事の2段階で進む

新築で光回線を使うには、建物に光ファイバーケーブルを引き込む工事が必要です。工事は大きく分けて「屋外工事」と「宅内工事」の2つのステップで進みます。ここではまず工事の全体像を押さえましょう。

工事の全体像:電柱から室内機器設置まで

光回線の工事は、次の流れで進みます。

  1. 最寄りの電柱から建物の外壁まで光ファイバーケーブルを引く(屋外工事)
  2. 外壁から室内へケーブルを引き込む
  3. 室内に光コンセントを設置する
  4. ONU(光回線終端装置)を接続して開通確認を行う

ONUとは、光ファイバーの信号を電気信号に変換する機器です。光回線を使うには必ず必要な機器で、事業者からレンタルされます。

光コンセントとは、壁に設置される光ファイバー専用の差し込み口です。一般的なコンセントと似た見た目ですが、光ケーブルをつなぐ専用端子が付いています。

新築の場合、光ファイバーがまだ建物に届いていないため、屋外工事と宅内工事の両方が必要です。作業員が自宅に来る「派遣工事」となり、立ち会いが求められます。所要時間は1〜2時間が目安です。

工事後、Wi-Fiルーターの接続やパソコン・スマホのインターネット設定は自分で行います。プロバイダーから届く案内に沿って設定すれば、特別な知識がなくても進められます。

戸建てのケーブル引き込み3つの方法

外壁から室内へ光ファイバーを引き込む方法は、主に3パターンあります。

引き込み方法内容穴あけ
電話配管を利用既存の電話線用の配管にケーブルを通す不要
エアコンダクトを利用エアコン配管の隙間からケーブルを通す不要
壁に穴をあける上記2つが使えない場合、外壁に直径約10mmの穴をあけて通す必要

工事業者はまず電話配管やエアコンダクトを確認し、使えるルートがあればそちらを優先します。穴あけが必要になるのは、既存の配管がすべて使えない場合に限られます。

穴の直径は約10mmと小さく、防水処理も施されます。ただし「新築の外壁に穴をあけたくない」という方は、建築中に光ケーブル用の先行配管を入れておくことで回避できます。先行配管については後の章で詳しく解説します。

新築特有の注意点:住所登録と申し込みタイミング

新築で光回線を申し込む場合、既存の住宅とは違う手続きが発生します。最も大きな違いは「住所がまだ存在しない」ことによるタイムラグです。

新築住所がNTTデータベースに登録されるまでの流れ

光回線の申し込みには正式な住所が必要です。新築の場合、次のステップを経て住所が使えるようになります。

  1. 建物が完成し、自治体に届け出て住居表示(住所)が決まる1
  2. 決まった住所がNTT東西の設備データベースに登録される
  3. データベースに登録されて初めて、光回線の申し込みが受理される

この住所登録にかかる期間は地域によって異なりますが、数日〜2週間ほどが一般的です。住居表示がまだ決まっていない段階では申し込み自体ができないため、早めに自治体への届け出を進めておきましょう。

申し込みから開通まで何か月かかるか

一般的な開通までの期間は、次のとおりです。

住居タイプ申し込みから開通までの目安
新築戸建て1〜2か月
新築マンション(光配線済み)2〜3週間

新築戸建ては住所登録の手間があるぶん、既存住宅より時間がかかる傾向があります。入居の2〜3か月前に申し込みを始めるのがベストです。

なお、入居してから開通までネットが使えない期間が発生する場合は、ホームルーターやポケット型WiFiのレンタルで代替する方法もあります。ホームルーターはコンセントに挿すだけで使える据え置き型のネット機器で、工事不要のため開通前の一時利用に向いています。

繁忙期(2〜4月)の影響と早めに動く理由

2〜4月は引っ越しシーズンで光回線の申し込みが集中します。この時期は工事の予約が取りにくくなり、通常より1か月以上待ちになるケースも珍しくありません。

この時期に入居予定の方は、できるだけ早く動くことが大切です。具体的には、住所が確定したらすぐに申し込みを済ませましょう。繁忙期を外して12月や1月に申し込めると、スムーズに工事日を確保しやすくなります。

新築マンションでは事情が異なる場合があります。物件によっては建物の共用部まで光ファイバーが引き込み済みで、各戸への配線だけで2〜3週間程度で開通できるケースもあります。

管理会社や販売会社にあらかじめ確認しておくと、計画が立てやすくなります。

建築中にやっておくべき先行配管とLAN配線計画

建築中だからこそできる準備があります。光回線工事をスムーズに進め、将来の配線トラブルを防ぐために、先行配管とLAN配線計画を確認しておきましょう。

先行配管(PF管・CD管)とは何か

先行配管とは、壁や床の仕上げ材を張る前に、光ファイバーやLANケーブルを通すための空の管を建物内に埋め込んでおくことです。

先行配管に使われる管は主に2種類あります。

管の種類特徴
PF管(合成樹脂製可とう電線管・難燃性)耐久性が高く、屋内外どちらにも使える。新築の先行配管で最も一般的
CD管(合成樹脂製可とう電線管・可燃性)コストが安いが可燃性のため、コンクリート埋設専用。露出配管には使えない

先行配管を入れておくと、主に3つのメリットがあります。

1つ目は壁の穴あけが不要になることです。外壁から室内まで管が通っているため、光ファイバーを管の中に通すだけで済みます。 2つ目は見た目がすっきりすることです。ケーブルが壁の中を通るため、室内にむき出しの配線が出ません。 3つ目は将来の配線変更に対応しやすいことです。管の中のケーブルを入れ替えれば、新しい規格にも対応できます。

先行配管はクロス(壁紙)を張る前の段階で施工する必要があります。ハウスメーカーや工務店との打ち合わせ時に「光回線用の先行配管を入れたい」と伝えてください。費用は1か所あたり数千円程度が目安で、大きな負担にはなりません。

どの部屋にLANコンセントを設置すべきか

先行配管とあわせて、各部屋にLANコンセント(情報コンセント)を設けるかどうかも検討しておくと安心です。LANコンセントとは、壁にLANケーブルの差し込み口を埋め込んだもので、Wi-Fiだけでは不安定な場面で有線接続ができます。

LANコンセントを設置しておくと便利な部屋の例を挙げます。

  • リビング(テレビ・ゲーム機・ストリーミング端末など複数機器を有線接続できる)
  • 書斎・仕事部屋(リモートワークのWeb会議では有線接続のほうが安定する)
  • 子ども部屋(将来オンライン学習やゲームで使う可能性がある)

すべての部屋に設置する必要はありません。Wi-Fiルーターの設置場所を中心に、有線接続が必要になりそうな部屋に絞るのが現実的です。

なお、2階建て以上の住宅ではWi-Fiが2階まで届きにくいことがあります。その場合はメッシュWi-Fiの導入も選択肢になります。メッシュWi-Fiとは、家の中に複数の機器を配置して電波を行き渡らせる仕組みで、中継器より接続が安定しやすい特徴があります。

工事費用の相場と実質無料キャンペーンの仕組み

光回線の工事費は事業者ごとに異なります。ここでは主要事業者の費用を比較しながら、「実質無料」の仕組みと注意点を解説します。

事業者別工事費の比較

主要事業者の戸建て向け工事費をまとめました。

事業者戸建て工事費(税込・2026年4月時点)集合住宅工事費(税込・2026年4月時点)
フレッツ光(西日本)22,000円22,000円
ドコモ光22,000円16,500円
ソフトバンク光31,680円31,680円
auひかり41,250円33,000円
NURO光44,000円44,000円

工事費は条件・時期によって変動します。最新の金額は各事業者の公式サイトで確認してください。また、フレッツ光の工事費はNTT東日本とNTT西日本で異なる場合があります(表はNTT西日本の例)。なお、NURO光は宅外工事・宅内工事の計2回の工事が必要で、開通まで他事業者より時間がかかる場合があります。

工事費の幅は22,000〜44,000円(税込)と開いています。ただし多くの事業者が「工事費実質無料」のキャンペーンを実施しているため、実際に支払う金額が変わるケースは多いです。

実質無料の仕組みと途中解約リスク

「工事費実質無料」とは、工事費を分割で請求しつつ、同じ金額を毎月の利用料から割り引く仕組みです。たとえば工事費22,000円を36回分割にした場合、毎月約611円が請求されますが、同額の割引が適用されるため実質の負担はゼロになります。

ただし、分割期間中に解約すると割引も終了し、残りの工事費が一括で請求されます。

解約タイミング工事費22,000円・36回払いの場合の残債(税込)
12か月で解約約14,667円
24か月で解約約7,333円
36か月で解約0円

「実質無料だから安心」と思っても、短期間で解約する可能性がある場合は注意が必要です。転勤が多い方や数年以内に引っ越す予定がある方は、分割期間と自分の居住予定を照らし合わせて判断しましょう。

工事当日の流れ:立ち会いから開通確認まで

申し込みが済んで工事日が決まったら、いよいよ当日を迎えます。ここでは派遣工事の当日に何が起きるか、準備しておくことを確認します。

派遣工事の当日ステップ

工事当日は、次の流れで進みます。

  1. 作業員が到着し、屋外の引き込みルートを確認する
  2. 電柱から建物外壁まで光ファイバーケーブルを架け渡す(屋外工事)
  3. 外壁から室内へケーブルを引き込む
  4. 室内に光コンセントを設置する
  5. ONUまたはHGW(ホームゲートウェイ)を接続する
  6. 開通試験を行い、光信号が正常に届いているか確認する

HGW(ホームゲートウェイ)とは、ONUにルーター機能と電話機能を一体化した機器です。フレッツ光やドコモ光などNTT系の光回線でよく貸し出されます。

所要時間は1〜2時間ほどです。立ち会いは契約者本人でなくても、家族など代理人でも問題ありません。事前にプロバイダーに確認しておくと安心です。

工事が完了したら、Wi-Fiルーターを接続してインターネットの初期設定を行います。プロバイダーから届く接続IDとパスワードを手元に用意しておきましょう。

光コンセント・ONU/HGWの設置場所の決め方

光コンセントとONU/HGWの設置場所は、工事前に決めておく必要があります。一度設置すると移動には再工事が必要になるため、慎重に選びましょう。

設置場所を選ぶポイントは3つです。

  • Wi-Fiルーターの置き場所から近い位置を選ぶ(ONUとルーターはLANケーブルで接続するため、近くに置くと配線がすっきりする)
  • 家の中心に近い部屋を選ぶ(Wi-Fiルーターを家の中心に置くと、各部屋に電波が届きやすくなる)
  • ひかりTV・ひかり電話を使う予定がある場合は、テレビや電話機の近くを検討する

リビングに設置するケースが最も多く、家全体にWi-Fiを届けやすい場所です。2階建ての場合は1階のリビングに設置し、2階の電波が弱ければメッシュWi-Fiで補強する方法が一般的です。

工事の申し込み時や事前の電話確認で「この部屋のこの位置に設置してほしい」と伝えておくと、当日の作業がスムーズに進みます。

なお、光コンセントの設置場所を決める前に、家具の配置もあわせてイメージしておくと失敗を防げます。ONU/HGWは常時電源が必要な機器のため、電源コンセントの近くに光コンセントを配置するのが理想です。間取り図に光コンセント・ONU・Wi-Fiルーターの位置を書き込んでおくと、工事業者との打ち合わせがスムーズに進みます。

まとめ

新築の光回線工事は、屋外工事と宅内工事の2段階で進みます。新築特有の住所登録手続きが必要なため、入居の2〜3か月前に申し込みを始めるのがポイントです。

建築中であれば、先行配管を入れておくことで壁の穴あけを回避でき、将来の配線変更にも対応しやすくなります。

工事費は事業者・タイプによって異なり、2026年4月時点では22,000〜44,000円(税込)が目安です。実質無料キャンペーンを利用すれば負担を抑えられますが、分割期間中に解約すると残債が発生する点は確認しておきましょう。

工事当日は1〜2時間の立ち会いが必要です。光コンセントやONUの設置場所は後から変更しにくいため、Wi-Fiの届きやすさを考慮して事前に決めておきましょう。

入居日から快適にインターネットを使えるよう、早めの申し込みと事前準備を進めてみてください。

参考文献

Footnotes

  1. 総務省「住居表示制度の概要」 https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/daityo/gaiyou.html

掲載情報に関する注記

  • 掲載している料金は、特に記載がない限りすべて税込表示です(2026年6月時点)。料金・キャンペーン内容は変更される場合があります。最新情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。
  • 「最大速度」は技術規格上の理論値(ベストエフォート)であり、実使用時の速度を保証するものではありません。実際の速度は利用環境・時間帯・端末により変動します。
  • 「実測平均」は第三者の速度計測サイトに投稿された測定値の参考値です。あくまで目安としてご覧ください。
  • 「実質月額」は (月額料金 × 契約月数 + 初期費用 − キャッシュバック − セット割)÷ 契約月数 を基本に算出しています。割引適用条件は各サービスにより異なります。
  • 提供エリア・電波状況・建物の設備(光回線の場合は配線方式等)により、実際に利用できるサービスや速度が異なります。お申し込み前にエリア・対応状況を必ずご確認ください。

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