光回線の工事時間はどれくらい?戸建て・マンション別の目安と当日の流れ
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光回線は、自宅のインターネットのなかで最も速くて安定する回線です。ただし、開通までにはいくつか気になるポイントがあります。
- 工事当日、何時間くらい拘束されるのか
- 申し込みから使えるようになるまで何日かかるのか
- 工事が長引いたり、追加費用がかかるケースはないか
本記事では、光回線の工事にかかる時間を住宅タイプ別にまとめたうえで、当日の流れや事前に確認しておきたいポイントを解説します。
この記事のポイント
- 工事時間の目安は戸建て1〜2時間、マンション30分〜1時間
- 申し込みから開通までは通常2週間〜1か月、繁忙期は2か月以上かかることも
- 工事不要で開通できるケースや、開通待ちの間の代替手段もあわせて紹介
目次
光回線の工事時間はどれくらい?住宅タイプ別の目安
光回線の工事時間は、住宅タイプによって大きく変わります。まずは戸建てとマンションそれぞれの目安を確認しましょう。
戸建ての場合:1〜2時間が目安
戸建ての工事は、電柱から自宅まで光ファイバーを引き込む「屋外工事」と、室内に機器を設置する「宅内工事」の2段階で進みます。
屋外工事では、最寄りの電柱から外壁を伝って光ファイバーを建物内に引き込みます。宅内工事では、引き込んだケーブルを室内の設置場所まで配線し、ONU(光回線終端装置)を取り付けます。ONUとは、光ファイバーの信号を電気信号に変換する、電話機くらいのサイズの白い箱です。
所要時間は1〜2時間が一般的です。ただし、電柱が遠い場合や既存の配管が使えない場合は2時間を超えることもあります。
マンション・アパートの場合:30分〜1時間が目安
マンションやアパートでは、建物の共用部(MDF室)までは既に光ファイバーが引かれているケースが多く、工事は共用部から自室までの配線がメインです。
所要時間は30分〜1時間が目安です。戸建てと比べて短いのは、屋外工事が不要な場合がほとんどだからです。
ただし、建物の配線方式によって速度の上限が変わります。
| 配線方式 | 速度の上限 | 特徴 |
|---|---|---|
| 光配線方式 | 最大1〜10Gbps程度(ベストエフォート) | 部屋まで光ファイバーが届く。最も高速 |
| LAN配線方式 | 最大100Mbps〜1Gbps程度(ベストエフォート) | 共用部からLANケーブルで配線。ケーブル規格により速度が異なる |
| VDSL方式 | 最大100Mbps程度(ベストエフォート) | 共用部から電話線で配線(古い建物に多い) |
自室の配線方式は、管理会社や大家さんに確認するか、建物内の情報コンセントの形状で判断できます。
工事不要で開通できるケース
すべての光回線に工事が必要なわけではありません。以下に該当する場合は、工事なしで開通できます。
| ケース | 内容 |
|---|---|
| 光コンセントが設置済み | 前の住人が光回線を使っていた場合、室内に光コンセント(光ファイバーの接続口)が残っていることがある。NTTの局内工事だけで開通できる |
| フレッツ光からの転用 | フレッツ光から光コラボ(ドコモ光やソフトバンク光など)へ乗り換える方式。同じNTT回線を使い続けるため工事不要(NTT東日本 転用手続きについて) |
| 光コラボ間の事業者変更 | ドコモ光からソフトバンク光へ、のように光コラボ同士で乗り換える方式。こちらも工事不要(NTT東日本 事業者変更手続きについて) |
転用とは、フレッツ光からNTTの回線をそのまま使う光コラボへ切り替えること。事業者変更とは、光コラボ間で契約先だけを変えることです。どちらも既にある回線をそのまま使うため、宅内での工事は発生しません。
申し込みから開通まで何日かかる?期間の目安
工事当日の時間だけでなく、申し込みから実際にインターネットが使えるまでの期間も把握しておきましょう。引越しの段取りに直結する情報です。
通常期の開通までの日数目安
通常期であれば、申し込みから開通までの期間はおおむね以下のとおりです。
| 住宅タイプ | 開通までの目安 |
|---|---|
| マンション(設備導入済み) | 1〜3週間 |
| 戸建て(フレッツ光・光コラボ) | 2〜4週間 |
| 独自回線(NURO光・auひかりなど) | 1〜2か月程度(状況により延びることも) |
独自回線は、NTTの設備を使わず自社の光ファイバーを使います。NURO光(戸建て)は申し込みから開通まで1〜2か月程度、auひかりは1〜2か月程度が目安です。エリアや時期によってはさらに時間がかかることがあります。
繁忙期は1〜2か月追加でかかることも
引越しが集中する時期は、工事予約が混み合い、通常よりさらに1〜2か月待つことがあります。
| 時期 | 混雑の理由 |
|---|---|
| 2〜5月 | 新生活シーズン。引越し件数が年間で最も多い |
| 9〜10月 | 秋の異動シーズン。企業の人事異動に伴う移転が増える |
| 年末年始 | 年内開通を目指す駆け込み申し込みが増える |
引越し先で光回線を使いたい場合は、入居日の1〜2か月前に申し込むのが目安です。繁忙期なら2〜3か月前に動いても早すぎることはありません。
なお、土日・祝日の工事を希望すると、事業者によって追加料金がかかる場合があります(例:NURO光は3,300円(税込))。平日に在宅できる場合は、平日指定のほうが費用を抑えられます。詳細は各事業者の公式サイトでご確認ください。
工事当日の流れ:何をするの?
工事当日に作業員がどのような手順で進めるかを知っておくと、安心して立ち会えます。大きく2つのステップで完了します。
作業員到着〜建物・配線ルートの確認
工事は派遣工事(作業員が自宅に来て行う工事)の場合、契約者本人または代理人の立ち会いが必要です。
作業員が到着すると、まず建物の外側と室内を確認し、光ファイバーをどのルートで通すかを検討します。戸建てでは、電柱からの引き込み位置やエアコンダクト・電話線の配管を使えるかをチェックします。
この段階で「配管が使えないため壁に穴をあける必要がある」など、追加作業の説明があることもあります。賃貸の場合は事前に管理会社の許可を取っておくとスムーズです。
光ファイバーの引き込みとONU設置
配線ルートが決まったら、実際に光ファイバーを引き込み、室内にONUを設置します。
戸建ての場合、引き込みには主に3つの方法があります。
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| エアコンダクト利用 | エアコンの配管穴から室内に引き込む。最も手軽で一般的 |
| 電話線の配管利用 | 既存の電話線用の配管を通す |
| 壁への穴あけ | 上記が使えない場合に、外壁に直径1cm程度の穴をあける |
ONU設置後、作業員が通信テストを行い、正常に光信号が届いていることを確認して作業完了です。所要時間は通信テストを含めても戸建てで1〜2時間、マンションで30分〜1時間程度です。
ONUの設置が終わったら、自分でルーターを接続し、Wi-Fiの設定を行えばインターネットが使えるようになります。
工事時間が長引くケースと事前確認ポイント
予定どおりに工事が終わらないケースもあります。事前に長引く原因を知っておけば、余裕をもったスケジュールが組めます。
電柱が遠い・配管が使えない・壁穴が必要なケース
以下のような状況では、工事時間が目安より長くなることがあります。
| 原因 | 影響 |
|---|---|
| 最寄りの電柱が遠い | 光ファイバーの引き込み距離が長くなり、追加の架線作業が発生することがある |
| 既存の配管が詰まっている・劣化している | 配管内を通せず、別ルートを探す必要が出る |
| エアコンダクトが使えない | 壁への穴あけ作業が追加される。賃貸では大家さんの許可が必要 |
| 建物の構造が複雑(3階建て以上の戸建てなど) | 配線ルートの確保に時間がかかる |
これらのケースでは30分〜1時間ほど延びることがあります。工事当日は半日程度の余裕を持っておくと安心です。
賃貸・マンションで事前に確認すること
賃貸物件やマンションの場合、工事前に以下の3点を確認しておくとトラブルを防げます。
管理会社・大家さんへの許可申請は必須です。光回線の引き込み工事が可能かどうかを事前に確認し、壁に穴をあける可能性がある場合は書面で許可を取ってください。
建物の配線方式も事前に調べておきましょう。VDSL方式の場合は最大100Mbpsに制限されます。速度を重視するなら、個別に光配線を引けるか管理会社に相談してみてください。
マンションの共用設備室(MDF室)に鍵がかかっている場合は、工事当日に開けてもらう必要があります。管理会社に事前に依頼しておきましょう。
工事を待つ間のインターネット対策
申し込みから開通まで数週間〜数か月かかるため、その間にインターネットが使えないと困る方も多いでしょう。ここでは開通待ちの期間に使える代替手段を紹介します。
開通待ちに使える代替手段
開通までの空白期間を埋める手段は、主に3つあります。
| 手段 | 月額の目安(税込) | 特徴 |
|---|---|---|
| スマホのテザリング | 0円(契約プランに含まれる場合) | 追加契約なしで使える。ただしデータ容量を消費するため、動画視聴や大容量通信には不向き |
| ホームルーターの短期レンタル | 3,000〜5,000円程度 | コンセントに挿すだけで使えるため手軽。1か月単位でレンタルできるサービスもある |
| ポケット型WiFiのレンタル | 3,000〜5,000円程度 | 持ち運べるため外出先でも使える。在宅ワークで安定性を求めるならホームルーターのほうが向いている |
在宅ワークやWeb会議が多い方は、ホームルーターのレンタルが安定性の面で向いています。動画視聴やSNSが中心であれば、スマホのテザリングで十分な場合もあります。
利用期間が1〜2か月の場合は、解約金のかからないレンタルプランを選ぶのがポイントです。
まとめ
光回線の工事にかかる時間は、戸建てで1〜2時間、マンションで30分〜1時間が一般的な目安です。工事当日の拘束時間そのものは短いですが、申し込みから開通までの「待ち時間」は2週間〜2か月と幅があります。
引越しのタイミングで光回線を契約する場合は、入居日から逆算して早めに申し込むのが大切です。繁忙期にあたる2〜5月は特に混み合うため、2か月以上前からの準備をおすすめします。
また、前の住人が光回線を使っていた場合や、フレッツ光からの転用・光コラボ間の事業者変更であれば工事自体が不要になることもあります。まずは自分の住まいの状況を確認し、工事が必要かどうかを見極めるところから始めてみてください。