光回線の申し込みから開通まで何日?手順と注意点を解説
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光回線を申し込もうと思ったとき、まず気になるのは「実際に使えるようになるまで何日かかるのか」でしょう。
引っ越しや新生活に合わせてネットを使いたい方にとって、開通までの期間が読めないのは大きなストレスです。
- 申し込んでから何週間待つのか分からない
- 工事当日に何をすればいいのか想像がつかない
- 費用の「実質無料」が本当にタダなのか不安
本記事では、光回線の申し込みから開通までの期間目安・手順・住居タイプ別の工事内容・注意点をまとめて解説します。
この記事のポイント
- 通常期は2週間〜1か月程度、繁忙期(3〜5月)は1〜2か月が開通までの目安(事業者・住居タイプにより異なる)
- 申し込みから利用開始まで5つのステップで進む
- 開通までの「つなぎ」ネット対策を知っておけばネット空白期間をゼロにできる
目次
光回線が開通するまでにかかる期間の目安
光回線の開通期間は、申し込む時期と住居タイプによって大きく変わります。通常期と繁忙期、そして事業者ごとの違いを整理します。
通常期(通常申し込み)の期間目安
引っ越しシーズンを外した6〜2月ごろであれば、申し込みから開通まで2週間〜1か月程度が一般的です。
マンションで建物内にすでに光回線の設備が整っている場合は、さらに短く1〜2週間で開通するケースもあります。一方、戸建ては電柱から光ファイバーを引き込む屋外工事が加わるため、3〜4週間かかることが多いでしょう。
すでに光コンセント(壁に付いている光回線用の差し込み口)がある物件では、作業員が自宅に来ない「無派遣工事」で済む場合があります。この場合は最短1週間ほどで開通できます。
繁忙期(3〜5月)の期間目安
3月から5月は引っ越しが集中するため、工事の予約が取りにくくなります。通常期なら2週間〜1か月程度で開通するところが、1〜2か月以上に延びることも珍しくありません。
特に3月下旬から4月上旬は申し込みが集中するピークです。この時期に光回線を使い始めたい場合は、2か月以上の余裕を持って申し込むことが望ましいでしょう。
「引っ越し日にネットが使えない」という事態を防ぐには、引っ越し先が決まった時点で早めに申し込むのが得策です。
事業者・住居タイプ別の期間比較
事業者によって開通までの期間には差があります。以下は主要事業者の目安です。
| 事業者 | 戸建て | マンション |
|---|---|---|
| ドコモ光 | 2週間〜1か月 | 2週間〜1か月 |
| ソフトバンク光 | 2〜3週間 | 2〜3週間 |
| 楽天ひかり | 1か月程度 | 1か月程度 |
| auひかり | 1〜2か月 | 2週間程度 |
| NURO光 | 1〜2か月 | 1〜3か月 |
※繁忙期(3〜5月)はさらに長くなる場合があります。各事業者の公式サイトで最新の目安を確認してください。
光コラボレーション(ドコモ光・ソフトバンク光・楽天ひかりなど)はNTTのフレッツ光回線を共用するため、比較的スムーズに開通します。auひかりやNURO光は独自の回線網を使うため、エリアや設備状況によって開通に時間がかかることがあります。
急ぎで光回線が必要な場合は、光コラボレーション系の事業者を選ぶと比較的早く開通できる傾向があります。
申し込みから開通までの5つのステップ
光回線の開通は「申し込んだら勝手に使えるようになる」わけではありません。全体の流れを先に把握しておくと、準備がスムーズに進みます。
エリア確認と事業者選び
最初に行うのは、自分の住所が希望する光回線のサービスエリア内かどうかの確認です。
フレッツ光や光コラボレーション系の事業者であれば、NTT東日本の提供エリア確認またはNTT西日本の提供エリア検索で確認できます。NURO光やauひかりなど独自回線は、それぞれの公式サイトでエリアを確認してください。
エリアが確認できたら、料金・速度・スマホとのセット割などを比較して事業者を選びます。
すでにフレッツ光や光コラボレーションを使っている方が別の光コラボレーションに乗り換える場合は「事業者変更」という手続きになります。転用とは、フレッツ光から光コラボレーションに切り替える手続きのことです。事業者変更とは、光コラボレーション同士で乗り換える手続きを指します。どちらも既存の回線設備をそのまま使うため、原則として開通工事は不要です。
申し込みと必要書類
事業者が決まったら、公式サイトまたは電話で申し込みます。申し込み時に必要なものは以下のとおりです。
- 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)
- 支払い情報(クレジットカードまたは口座振替の情報)
- 設置先住所
- 連絡先の電話番号・メールアドレス
転用の場合は「転用承諾番号」、事業者変更の場合は「事業者変更承諾番号」が必要です。いずれも現在契約中の事業者から取得できます。
工事日の調整と事前準備
申し込み後、事業者から工事日の調整連絡が届きます。電話またはSMSで届くことが多いため、見逃さないようにしましょう。
工事日が決まったら、以下の準備を進めておくと当日がスムーズです。
- ONUの設置場所を決めておく(光コンセントの近くに、コンセントと作業スペースを確保する)
- Wi-Fiルーターを準備する(事業者からレンタルできる場合と、自分で購入する場合があります)
- 賃貸物件の場合は管理会社・大家への許可を取る(詳しくは後述の「注意点」で説明します)
なお、ONU(光回線終端装置)とは、光ファイバーの信号をインターネットの信号に変換する小さな白い機器です。光コンセントの近くに設置します。
開通工事当日の流れ(立ち会い)
派遣工事(作業員が自宅に来る工事)の場合、当日は立ち会いが必要です。作業時間は戸建てで1〜2時間、マンションで30分〜1時間が目安です。
工事の大まかな流れは次のとおりです。
- 作業員が到着し、設置場所を確認する
- 光ファイバーを屋内に引き込む(戸建ての場合は屋外工事も行う)
- ONUを設置し、光回線が正常につながることを確認する
- 作業完了の確認・サインを行う
工事中に壁への穴あけやビス留めが必要になる場合、作業員がその場で説明してくれます。
光コンセントがすでに設置されている物件では「無派遣工事」になることがあります。この場合は立ち会い不要で、事業者が遠隔で回線を切り替えるだけです。届いたONUを自分で光コンセントに接続すれば利用を開始できます。
機器の接続設定と利用開始
工事が完了しても、インターネットをすぐ使えるわけではありません。工事業者が行うのは回線の引き込みとONUの設置までで、Wi-Fiルーターの接続やパソコン・スマホの設定は自分で行います。
接続の手順はシンプルです。
- ONUとWi-Fiルーターをケーブル(LANケーブル)でつなぐ
- ルーターの電源を入れる
- 事業者から届いた接続情報(ID・パスワード)をルーターに設定する
- スマホやパソコンからWi-Fiに接続する
多くのルーターは自動設定機能を備えているため、画面の指示に従うだけで完了します。
接続が完了したら、IPoE(IPv6)接続になっているかを確認しましょう。IPoEとは、従来の接続方式より混雑しにくい新しい接続方式です。夜間にインターネットが遅くなるのを防ぐ効果が期待できます。契約中のプロバイダのマイページや「IPv6テスト」と検索して出てくるサイトで確認できます。
住居タイプ別の工事内容
戸建てとマンションでは工事の内容が異なります。自分の住居タイプに合った工事のイメージを事前に持っておくと安心です。
戸建ての工事(屋外+宅内)
戸建ての工事は、屋外工事と宅内工事の2段階で進みます。
まず屋外工事では、最寄りの電柱から自宅まで光ファイバーケーブルを引き込みます。ケーブルは電話線の配管やエアコンのダクトを通して屋内に入れるのが一般的です。既存の配管が使えない場合は、外壁に小さな穴(直径1cm程度)を開けることがあります。
続いて宅内工事では、引き込んだ光ファイバーを光コンセントにつなぎ、ONUを設置します。作業時間の目安は全体で1〜2時間です。
マンション・集合住宅の工事
マンションの場合、多くの建物ではすでに共用部まで光ファイバーが引き込まれています。工事は共用部から各部屋までのケーブル配線と、ONU設置が中心です。
共用部の設備状況によって、配線方式が異なります。
| 配線方式 | 特徴 | 速度の目安 |
|---|---|---|
| 光配線方式 | 各部屋まで光ファイバーで直接つなぐ | 最大1Gbps |
| VDSL方式 | 共用部から各部屋は電話線を使う | 最大100Mbps |
| LAN配線方式 | 共用部から各部屋はLANケーブルを使う | 最大100Mbps |
自分のマンションがどの方式かは、管理会社に問い合わせるか、事業者の申し込みページで確認できます。光配線方式であれば戸建てと同等の速度が出ます。作業時間は30分〜1時間程度で、戸建てより短く済むのが一般的です。
開通前に確認すべき注意点
光回線をスムーズに開通させるために、事前に確認しておきたいポイントが3つあります。見落とすと工事が進まなかったり、想定外の費用が発生したりするため、申し込み前に目を通しておきましょう。
賃貸物件は管理会社・大家の許可が必要
賃貸のアパートやマンションに光回線を引く場合、工事の前に管理会社や大家さんの許可が必要です。
特に戸建て賃貸や、光回線の設備がない集合住宅では、壁への穴あけやビス留めが発生する可能性があります。許可なく工事を進めてしまうと、退去時にトラブルになりかねません。
管理会社への連絡時には、以下を伝えるとスムーズです。
- 光回線の開通工事をしたいこと
- 利用予定の事業者名
- 工事で壁に穴を開ける可能性があること
- 共用部への立ち入りが必要かどうか
すでに建物に光回線設備が導入済みであれば、大がかりな工事は不要なため許可が出やすい傾向があります。
工事費の「実質無料」の仕組みと途中解約リスク
多くの事業者が「工事費実質無料」をうたっていますが、これは工事費がタダになるわけではありません。
実質無料の仕組みは、工事費を分割払い(例: 36回払い)にしたうえで、毎月の請求から同額を割引する方式です。分割払いの期間中は工事費の負担がゼロになりますが、途中で解約すると残りの分割払い分が一括で請求されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 工事費の総額 | 8,800円〜33,000円(税込)程度(事業者・条件により異なる) |
| 分割回数 | 12〜60回(事業者・プランにより異なる) |
| 実質無料の条件 | 分割期間中は毎月同額の割引で相殺 |
| 途中解約時 | 残りの分割払い分を一括請求 |
契約前に「分割回数は何回か」「最低利用期間はどのくらいか」を公式サイトで確認しておきましょう。
開通工事ができないケースがある
申し込んだものの、物件の状況によっては工事ができないケースがあります。事前に知っておけば、別の手段を早めに検討できます。
- 電柱が遠い・ない(光ファイバーを引き込める電柱が建物から離れすぎている場合)
- 配管が通っていない・詰まっている(既存配管が劣化したり他ケーブルで塞がれていたりすると光ファイバーを通せない)
- マンションの管理組合が許可しない(共用部の設備工事には管理組合の承認が必要な場合がある)
- 建物の構造上、引き込みができない(築年数が古い建物や特殊な構造では物理的に困難な場合がある)
これらのケースでは、ホームルーターやモバイルWi-Fiなどの工事不要のインターネット回線を検討することになります。
光回線が開通するまでの「つなぎ」ネット対策
光回線の開通までに2週間〜2か月かかるとなると、その間のインターネット環境をどうするかも重要な問題です。特に引っ越し直後はネットが使えないと不便を感じる場面が多いでしょう。
開通までの「つなぎ」として使える方法は主に2つあります。
ホームルーター(据え置き型)は、コンセントに挿すだけでWi-Fiが使える機器です。工事が不要で、申し込みから数日で届くのが特徴です。動画視聴やWeb会議も問題なくこなせる速度が出るため、家の中でしか使わない方に向いています。
モバイルWi-Fi(持ち運び型)は、バッテリー内蔵の小型端末で、外出先でも使えます。データ容量に制限がある場合が多いですが、短期間のつなぎであれば十分な選択肢です。
どちらも「短期レンタル」に対応しているサービスがあり、光回線が開通するまでの数週間だけ利用することもできます。長期契約をせずにレンタルできるかどうかを事前に確認しましょう。
光回線の申し込みと同時に「つなぎ」用のネット環境も手配しておくと、引っ越し直後からインターネットが使えない期間をなくせます。
まとめ
光回線の申し込みから開通までは、通常期で2週間〜1か月程度、繁忙期(3〜5月)で1〜2か月が目安です(事業者・住居タイプにより異なります)。
手順は「エリア確認 → 申し込み → 工事日調整 → 開通工事 → 機器設定」の5ステップで進みます。戸建てとマンションでは工事内容と所要時間が異なり、マンションのほうが短く済む傾向があります。
申し込み前に確認しておきたいのは、賃貸物件の工事許可・工事費「実質無料」の仕組みと途中解約リスク・工事ができないケースの3点です。
引っ越しに合わせてネット空白期間をゼロにするには、早めの申し込みと「つなぎ」ネット環境の手配がポイントです。光回線の開通日から逆算し、余裕を持ったスケジュールで準備を進めましょう。