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光回線の契約から開通まで:手順・必要なもの・期間を解説

5分で読めるかしこいネット編集部
光回線
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光回線は、自宅のネット環境としてもっとも速くて安定した回線です。ただし、申し込んだその日から使えるわけではありません。

  • 回線事業者とプロバイダー、2つの契約先がある
  • 開通工事に2週間〜1か月以上かかることがある
  • 建物の種類や契約状況によって手続きが変わる

本記事では、光回線の契約から開通までの流れを、新規・乗り換え・引っ越しの3パターンに分けて順番に解説します。

この記事のポイント

  • 申し込みから開通まで、全体の流れがステップでわかる
  • 新規契約・乗り換え・引っ越しの手順の違いを整理
  • 契約前に準備するもの・工事の内容・機器設定まで一気に確認できる
目次

光回線を使うには2つの契約が必要

光回線でインターネットを使うには、「回線事業者」と「プロバイダー」の2つのサービスが必要です。それぞれの役割を知っておくと、契約時に迷いにくくなります。

回線事業者とプロバイダーの役割

回線事業者とは、自宅まで光ファイバーの物理的な回線を引いてくれる会社です。NTT東日本・NTT西日本、NURO光、auひかりなどが該当します。

プロバイダーとは、その光回線を通じてインターネットに接続してくれる会社です。回線事業者が「道路」を敷くとすれば、プロバイダーは「道路をインターネットにつなぐ料金所」のようなイメージです。

もともとはこの2つを別々に契約する必要がありました。フレッツ光を使う場合は今でもNTTとプロバイダーの2契約が必要です。ただし、最近は両方がセットになったサービスが主流になっています。

セット型と別々型:どちらを選ぶか

現在の主流は、回線とプロバイダーが一体化した「セット型」です。契約も支払いも問い合わせ先も1つで済むため、手続きの手間が少なくなります。

契約タイプ特徴代表的なサービス
セット型(一体型)契約・支払い・問い合わせが1本化。手続きが楽ドコモ光、ソフトバンク光、NURO光、auひかり
別々型回線とプロバイダーを別に契約。選択肢は広いが管理が煩雑フレッツ光+各プロバイダー

はじめて光回線を契約する方には、セット型がわかりやすいでしょう。手続きが1回で済み、トラブル時の問い合わせ先も1か所で完結します。

申し込みから開通まで:全体の流れ

光回線を使えるようになるまでの手続きは、契約の種類によって異なります。ここでは「新規契約」「乗り換え」「引っ越し」の3パターンに分けて、それぞれのステップを紹介します。

新規契約の場合のステップ

はじめて光回線を契約する場合の流れは、次の7ステップです。

ステップやること目安の時期
1エリア確認(自宅が対応しているか調べる)申し込み前
2事業者・プランを選ぶ申し込み前
3Web・電話・店頭から申し込む開通希望日の1か月以上前
4工事日の調整(電話やSMSで連絡が来る)申し込みから数日〜1週間
5開通工事(立ち会いが必要な場合あり)申し込みから2週間〜1か月
6ONU・ルーターの接続と設定工事当日
7Wi-Fi接続・動作確認工事当日

申し込み方法は3つあります。Webなら24時間いつでも手続きでき、電話ならオペレーターと相談しながら進められます。家電量販店やキャリアショップの店頭では、対面で質問しながら契約できます。

繁忙期(1〜3月)は工事の予約が取りにくく、1か月以上待つこともあります。引っ越しシーズンに合わせて申し込む場合は、早めの手続きをおすすめします。

乗り換え(転用・事業者変更・新規契約)の場合のステップ

すでに光回線を使っていて別の事業者に切り替える場合、乗り換え方法は3種類あります。

転用とは、フレッツ光から光コラボ(ドコモ光やソフトバンク光など)への乗り換え方式です。NTTの回線設備をそのまま使うため、原則として工事不要で切り替えできます。

事業者変更とは、光コラボ同士での乗り換え方式です。たとえばドコモ光からソフトバンク光に変える場合がこれにあたります。光コラボからフレッツ光に戻す場合も、事業者変更の手続きが使えます。こちらも回線設備はそのまま使えるため、原則として工事は不要です。

なお、転用・事業者変更とも、契約タイプの変更や10ギガプランへの変更、移転などを同時に行う場合は、工事や機器交換が発生することがあります。

新規契約(回線切り替え) は、独自回線への乗り換えや、光コラボから独自回線(NURO光やauひかりなど)に変える場合です。回線設備が異なるため、原則として新たに工事が必要になります。

乗り換えパターン工事必要な手続き
フレッツ光 → 光コラボ(転用)原則不要NTTから「転用承諾番号」を取得し、乗り換え先に申し込む
光コラボ → 光コラボ・フレッツ光(事業者変更)原則不要今の事業者から「事業者変更承諾番号」を取得し、乗り換え先に申し込む
独自回線 → 光コラボ、またはその逆原則必要新規契約と同じ流れ。旧回線の解約タイミングに注意

転用承諾番号・事業者変更承諾番号は、有効期限が15日間です。取得したら早めに乗り換え先へ申し込みましょう。

乗り換え時に注意したいのが、旧回線の解約タイミングです。転用・事業者変更では、切り替えの完了に伴って旧契約は自動的に解約扱いになるため、自分で先に解約する必要はありません。先に解約してしまうと、乗り換え手続きができなくなったり、インターネットが使えない期間が発生したりするおそれがあります(ドコモ光の事業者変更の案内でも、変更先事業者での工事完了をもって解約になるとされています)。

新規契約(回線切り替え)の場合は、新しい回線の開通が確認できてから旧回線を解約しましょう。解約が遅れるとその分だけ二重払いの期間が延びるため、開通が確定したら早めに解約手続きを進めるのがスムーズです。

引っ越し時の手続きの流れ

引っ越しで光回線を使いたい場合、大きく2つの選択肢があります。

1つ目は、今の事業者で「移転手続き」をする方法です。同じ事業者を引っ越し先でも使い続ける場合に選びます。旧住所での撤去工事と、新住所での開通工事がそれぞれ必要になることがあります。

2つ目は、引っ越しを機に別の事業者に乗り換える方法です。旧住所の回線を解約し、新住所で新規契約をします。

どちらの場合も、引っ越し先のエリア確認は最初に行ってください。今使っている事業者が新住所で提供されていない場合は、乗り換えが必要です。

引っ越しのスケジュール目安は次の通りです。

時期やること
引っ越し1〜2か月前新住所のエリア確認・事業者選定・申し込み
引っ越し2〜3週間前旧住所の回線解約申し込み(または移転手続き)。解約日は引っ越し当日前後に設定
引っ越し当日〜数日後新住所での開通工事・機器設定

繁忙期は工事枠がすぐに埋まります。引っ越しが決まったら、できるだけ早く申し込みましょう。

契約前に準備するもの

申し込みの途中で「必要なものが手元にない」と手続きが止まってしまいます。事前に揃えておくと、申し込みがスムーズに進みます。

必要書類と支払い情報

光回線の契約に必要なものは、主に次の3点です。

必要なもの具体例
本人確認書類運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど
支払い情報クレジットカードまたは銀行口座情報
乗り換え時の番号(該当者のみ)転用承諾番号、事業者変更承諾番号

Web申し込みの場合、本人確認書類はスマホで撮影してアップロードする形式が一般的です。事前に写真を撮っておくとスムーズでしょう。

なお、従来の健康保険証はすべて失効しており、本人確認書類としては使えません。代わりに交付される資格確認書は、補助書類(住民票など)との組み合わせで認められる場合もあるなど、事業者によって扱いが異なります。

なお、初期費用として契約事務手数料と工事費が発生します。金額は事業者によって異なるため、各事業者の公式サイトで最新情報を確認してください。「工事費実質無料」のキャンペーンを行っている事業者も多くあります。

ただし「工事費実質無料」は、工事費を分割で支払いつつ同額が月額から割引される仕組みです。契約期間の途中で解約すると、割引が終了して工事費の残債を一括で支払う必要があります。「無料だから安心」とだけ覚えず、契約期間を確認しておきましょう。

なお、電気通信事業法に基づく初期契約解除制度総務省 電気通信事業法の消費者保護ルール)により、契約書面を受け取った日から8日以内であれば、書面で申し出ることで契約を解除できます(事業者によってはメールやWebでの申し出を受け付ける場合もあります)。解除した場合に支払う必要があるのは、すでに行われた工事の費用や事務手数料など一部に限られ、違約金や月額料金を支払う必要はありません。ただし適用除外となるサービスもあるため、契約前に各事業者の約款を確認してください。

エリア確認と建物の対応状況

光回線は、事業者ごとに提供エリアが異なります。申し込む前に、自宅の住所が対象エリアに入っているか確認してください。

確認方法は、各事業者の公式サイトで住所を入力するだけです。主な確認先は次の通りです。

回線の種類エリア確認先
フレッツ光・光コラボ(東日本)NTT東日本公式
フレッツ光・光コラボ(西日本)NTT西日本公式
NURO光NURO光公式のエリア検索
auひかりauひかり公式のエリア検索

マンション・アパートの場合は、エリア内であっても建物に光回線の設備が入っていないことがあります。建物の対応状況もあわせて確認しましょう。

賃貸に住んでいる方は、管理会社や大家さんへの事前確認もおすすめします。建物に回線設備がない場合、新たに引き込み工事が必要になり、壁に穴を開ける可能性があるためです。管理会社に「光回線の工事をしてよいか」と確認しておけば、工事当日のトラブルを避けられます。

開通工事から機器設定まで

エリア確認と申し込みが済んだら、次は開通工事です。工事の内容は建物の種類と回線の引き込み状況によって変わります。工事が完了したあとの機器設定まで、まとめて確認しておきましょう。

戸建てとマンションで工事内容は違う

戸建ての場合は、電柱から自宅まで光ファイバーを引き込む屋外工事と、宅内の配線工事の両方が必要です。所要時間は1〜2時間程度で、立ち会いが必要です。

マンションの場合は、建物の共用部にすでに光回線の設備がある「マンションタイプ対応」であれば、共用部から部屋までの配線と光コンセントの設置だけで済み、30分〜1時間程度で完了します。すでに前の住人が回線を使っていた部屋なら、設備がそのまま残っていて無派遣工事(立ち会い不要)になることもあります。

建物タイプ工事の内容立ち会い所要時間の目安
戸建て屋外引き込み+宅内配線必要1〜2時間
マンション(共用部まで設備あり・部屋まで未配線)共用部から部屋までの配線+光コンセント設置必要30分〜1時間
マンション(部屋まで配線済み)収容設備側の切り替え作業のみ(無派遣工事)不要即日〜数日

工事費は事業者やプランによって異なります。前述の通り、実質無料キャンペーンを利用できる場合も多いため、各事業者の公式サイトで最新情報を確認してください。

ONU(光回線終端装置) とは、光ファイバーの信号を電気信号に変換する、電話機くらいの大きさの箱です。開通工事の際に工事担当者が設置してくれます。

申し込んでも、工事ができないケースがあります。事前に把握しておくと、申し込みの手戻りを防げます。

  • 電柱から建物までの距離が遠い、または障害物がある
  • 賃貸で大家さんや管理会社の許可が得られない
  • マンションの共用部に回線設備のスペースがない
  • エリア内だが、建物の構造上引き込みが難しい

工事ができないとわかった場合は、ホームルーターを代替手段として検討できます。ホームルーターとは、コンセントに挿すだけでWi-Fiが使える据え置き型のネット機器です。工事不要で届いたその日から使え、動画視聴やWeb会議には十分な速度が出ます。

開通後の機器設定と接続確認

開通工事が終わったら、あとは機器を設定してインターネットに接続します。最近の機器はケーブルをつなぐだけで使えるものが増えています。

開通工事で設置されたONUに、Wi-Fiルーターを接続します。手順は次の通りです。

ステップやること
1ONUの電源が入っていることを確認する
2ONUとWi-FiルーターをLANケーブルでつなぐ
3ルーターの電源を入れて、ランプが安定するまで1〜2分待つ
4スマホやPCのWi-Fi設定から、ルーターのSSID(Wi-Fiの名前)を選ぶ
5ルーター本体に記載されたパスワード(暗号化キー)を入力する
6ブラウザでWebサイトを開いて、接続できるか確認する

SSIDとは、スマホのWi-Fi一覧に表示されるWi-Fiの名前です。ルーター本体の側面や底面にシールで貼られていることがほとんどです。パスワードも同じシールに記載されています。

フレッツ光で別途プロバイダー契約をしている場合は、ルーターの管理画面からプロバイダーのIDとパスワードを入力する初期設定が必要なこともあります。プロバイダーから届く書類に記載されているため、捨てずに保管しておきましょう。

事業者によっては、ホームゲートウェイ(HGW) という機器が届く場合があります。ホームゲートウェイはONU・ルーター・電話機能を1台にまとめた機器で、これだけでWi-Fiが使えることもあります。別途Wi-Fiルーターが必要かどうかは、届いた機器の仕様を確認してください。

申し込みから開通工事が完了するまでの間は、インターネット環境がない期間が発生します。特に引っ越しのタイミングでは、開通までに2週間〜1か月ほどかかり、その間ネットが使えない可能性があります。

テザリング(スマホをWi-Fi親機にしてPCやタブレットを接続する機能)で一時的にしのぐか、事業者によっては開通前にポケット型WiFiを無料で貸し出しているところもあります。申し込み時に確認しておくとよいでしょう。

まとめ

光回線の契約は、流れを知っておくだけで手続きの不安がぐっと減ります。申し込む前にエリア確認と必要書類の準備を済ませておけば、当日の手続きはスムーズです。

乗り換えを検討している場合は、転用か事業者変更かによって工事の有無が変わります。承諾番号には15日間の有効期限があるため、取得したら早めに手続きを進めましょう。

引っ越しが重なる場合は、開通まで1か月以上かかることがあります。新居が決まったら、なるべく早く申し込んでおくと安心です。

どのパターンでも、最初の一歩はエリア確認です。自宅で使える事業者を調べることから始めてみてください。

掲載情報に関する注記

  • 掲載している料金は、特に記載がない限りすべて税込表示です(2026年6月時点)。料金・キャンペーン内容は変更される場合があります。最新情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。
  • 「最大速度」は技術規格上の理論値(ベストエフォート)であり、実使用時の速度を保証するものではありません。実際の速度は利用環境・時間帯・端末により変動します。
  • 「実測平均」は第三者の速度計測サイトに投稿された測定値の参考値です。あくまで目安としてご覧ください。
  • 「実質月額」は (月額料金 × 契約月数 + 初期費用 − キャッシュバック − セット割)÷ 契約月数 を基本に算出しています。割引適用条件は各サービスにより異なります。
  • 提供エリア・電波状況・建物の設備(光回線の場合は配線方式等)により、実際に利用できるサービスや速度が異なります。お申し込み前にエリア・対応状況を必ずご確認ください。

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