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光コンセントとは?種類・設置場所・確認方法を図解で解説

6分で読めるかしこいネット編集部
光回線
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光回線を申し込もうとしたとき、「光コンセントはありますか?」と聞かれて戸惑った経験はないでしょうか。自宅に光コンセントがあるかどうかで、工事の内容や費用、開通までの期間が大きく変わります。

この記事では、次のような疑問を持っている方に向けて解説していきます。

  • 光コンセントとは何?普通のコンセントと何が違うの?
  • 自宅に光コンセントがあるか、どうやって確認すればいい?
  • 光コンセントがない場合、工事はどうなる?

読み終える頃には、自宅の光コンセント状況を把握して、次にやるべき手続きがはっきりわかるようになります。

この記事のポイント

  • 光コンセントとは、光ファイバーとONUをつなぐ専用の差し込み口で、電源コンセントとは別のもの
  • 一体型と分離型の2種類があり、壁面の「光」という表記が目印になる
  • 光コンセントがあれば無派遣工事で安く早く開通でき、なければ派遣工事が必要になる
目次

光コンセントとは?光ファイバーと機器をつなぐ専用の差し込み口

光コンセントとは、電柱から自宅に引き込まれた光ファイバーケーブルと、ONU(光回線終端装置)をつなぐための専用の差し込み口です。

見た目は電源コンセントと似ていますが、光回線専用の端子で、差し込み口の近くに「光」または「光コンセントSC」と印字されています。

光コンセントは光回線を使うために欠かせない設備のひとつです。電源コンセントが電気を届ける出口であるように、光コンセントは光の信号を届ける出口だと考えるとわかりやすいでしょう。

光回線でインターネットを使うまでの流れは、次の順番で機器がつながっています。

電柱 → 光ファイバーケーブル → 光コンセント → ONU → Wi-Fiルーター → パソコン・スマホ

電柱から光コンセント・ONU・ルーターを経てスマホまで光回線がつながる流れ図

ONU(光回線終端装置)とは、光ファイバーの光信号を、パソコンやルーターが読み取れる電気信号に変換する機器です。電話機くらいの大きさの白い箱で、光回線を契約すると事業者から貸し出されます。

NTTが貸し出す「ホームゲートウェイ(HGW)」のようにONU機能とルーター機能が一体化した機器も広く普及しており、その場合は別途ルーターが不要なこともあります。

光コンセントとONUは、専用の光ファイバーケーブル(光パッチコード)でつなぎます。光コンセントに直接LANケーブルやルーターを差し込むことはできません。

必ずONU(またはONU内蔵のホームゲートウェイ)を間に挟む必要があります。

つまり、光コンセントは「壁の中を通ってきた光ファイバーの出口」であり、ONUは「光の信号を電気の信号に変える翻訳装置」です。この2つがセットになって初めて、光回線が使えるようになります。

なお、ONUは電源に接続したまま常時稼働しますが、消費電力は機種によって異なるため、詳しくは契約事業者にご確認ください。

電源コンセントと光コンセントの違い・見分け方

壁にはさまざまな端子がまとまっていることがあります。光コンセントと間違えやすい端子の見分け方をまとめました。

端子の種類差し込み口の形状目印になる表記用途
光コンセント四角い小さな穴(SCコネクタ)「光」「光コンセントSC」光回線のONUと接続
電源コンセント平行な2つの穴(+アース穴)なし家電の電源
モジュラージャック電話線の差し込み口(RJ-11)「TEL」「電話」電話回線
LANコンセントLANケーブルの差し込み口(RJ-45)「LAN」有線LAN接続
テレビ端子丸いネジ式の差し込み口「TV」テレビアンテナ

見分けるポイントは「光」という文字があるかどうかです。光コンセントのSCコネクタは四角い形状をしていますが、大きさはメーカーやプレートの形状によって差があるため、見た目だけでの判断は避けましょう。

迷ったときは、差し込み口に「光」の文字があるかをまず確認してください。

光コンセントの2つの種類:一体型と分離型

光コンセントには「一体型」と「分離型」の2種類があります。どちらも役割は同じですが、設置の仕方と見た目が異なります。

光コンセントの一体型と分離型の違いを示す図解。一体型は電源・電話・TVと同じ壁面プレートに光コンセントがまとまり、分離型は壁面プレートとは別に単独のボックスとして設置される

一体型タイプ:電源・電話・テレビ端子とまとまった壁面プレート

一体型タイプとは、電源コンセントや電話のモジュラージャック、テレビ端子と同じ壁面プレートに光コンセントがまとまっているタイプです。

壁の中にきちんと配管が通されている物件で採用されるため、新築マンションや光回線対応済みの物件に多く見られます。見た目がすっきりしていて、ケーブルが壁の外に露出しないのが特徴です。

一体型が設置されている物件は、建物の建築時や大規模修繕のタイミングで光回線の設備が整えられたケースがほとんどです。

分離型タイプ:エアコンダクト付近に後付けされるボックス型

分離型タイプとは、壁面プレートとは別に、小さなボックスが単独で設置されているタイプです。

エアコンのダクト(配管穴)を利用して光ファイバーを引き込み、その近くに取り付けられるのが一般的です。既存の建物への後付けに多いタイプで、壁に沿ってケーブルが露出していることもあります。

分離型だから性能が劣るということはありません。一体型と分離型の違いは「見た目と設置方法だけ」であり、通信速度や安定性に差はありません。

比較項目一体型分離型
設置場所壁面プレート(電源等と一体)エアコンダクト付近など単独
多い物件タイプ新築・光回線対応済み物件既存建物への後付け
ケーブルの露出なし(壁内配管)あり(壁沿いに配線されることも)
通信性能同じ同じ

マンションの配線方式で光コンセントがないケースがある

マンションやアパートに住んでいる場合、「光回線に対応しています」と書かれていても、光コンセントが部屋にないケースがあります。これはマンションの配線方式の違いによるものです。

マンションの光回線は、まず建物の共用部(MDF室)まで光ファイバーが引き込まれます。そこから各部屋へどのように配線するかが「配線方式」であり、3つの方式があります。

光配線方式・LAN配線方式・VDSL方式の速度比較

配線方式共用部→部屋の配線部屋にある端子最大速度
光配線方式光ファイバー光コンセント最大1Gbps〜10Gbps※1
LAN配線方式LANケーブルLANコンセント最大100Mbps〜1Gbps※2
VDSL方式電話線モジュラージャック最大100Mbps

※最大速度はベストエフォートの理論値です。実際の速度は利用環境・時間帯・契約プランによって変わります。 ※1 10Gbpsはフレッツ光クロスやauひかり10ギガ等の特定プランに限ります。一般的な光配線方式は最大1Gbpsです。 ※2 LAN配線方式の最大速度は建物の配線設備(LANケーブルのカテゴリ)や共用設備の規格によって異なります。

光配線方式は、部屋まで光ファイバーが届くため、光コンセントが設置されています。速度・安定性ともに最も優れた方式です。

LAN配線方式は、共用部から各部屋までLANケーブルで配線する方式です。部屋にあるのはLANコンセント(LANケーブルの差し込み口)で、光コンセントではありません。

VDSL方式とは、共用部まで光ファイバーが届いているものの、各部屋までは電話線で配線する方式です。

部屋の端子はモジュラージャック(電話線の差し込み口)で、最大速度は100Mbpsです。古めのマンションに多い方式です。

つまり、マンションで光コンセントが見当たらない場合、VDSL方式やLAN配線方式の可能性があります。

VDSL方式から光配線方式への変更は、個人の判断ではできません。建物全体の設備工事が必要となるため、管理組合やオーナーの承認が必要です。速度改善を希望する場合は、まず管理組合に相談しましょう。

自分の部屋の配線方式を確認する方法

自分の部屋がどの配線方式かを確認するには、以下の方法があります。

1. 壁面の端子を目視する

部屋の壁にある端子を確認します。「光」と書かれた端子があれば光配線方式、「TEL」「電話」のモジュラージャックだけならVDSL方式、「LAN」と書かれた端子があればLAN配線方式の可能性が高いです。

2. 物件情報や管理会社に確認する

賃貸物件の場合、物件ページに「光回線対応」などと記載されていることがあります。ただし「光回線対応」表記はVDSL方式でも使われます。「光配線方式かVDSL方式か」を管理会社へ直接確認するのが確実です。

3. NTT東日本・西日本のサイトで確認する

NTT東日本の提供エリア検索NTT西日本の提供エリア検索で住所を入力すると、建物単位の対応状況を確認できます。

フレッツ光の配線方式が表示される場合があります。

自宅に光コンセントがあるかどうか確認する方法

ここからは、光コンセントが自宅にあるかどうかを自分で確認する具体的な方法を解説します。

目視で探すべき場所と目印の見分け方

光コンセントが設置される場所には傾向があります。以下の場所を順番にチェックしてみてください。

チェックする場所(優先度順)

  1. 電話のモジュラージャック周辺 ── 固定電話の差し込み口がある壁面プレートに、一体型の光コンセントが含まれていることがあります
  2. テレビアンテナ端子の周辺 ── テレビ端子と同じ壁面プレートにまとまっているケースもあります
  3. エアコンダクト(配管穴)付近 ── 分離型タイプは、エアコンの配管穴を利用して引き込まれることが多いです
  4. 玄関や廊下のコンセント周辺 ── 建物の配管経路によっては、リビングではなく玄関近くに設置されることもあります

一人暮らし向けのワンルームや1Kの場合は、部屋の壁面をひと通り見回せば見つかるでしょう。ファミリータイプの物件は、リビングだけでなく各部屋も確認してみてください。

光コンセントを見分ける最大の手がかりは、差し込み口の近くに書かれた文字です。

  • 「光」 と1文字で書かれている
  • 「光コンセントSC」 と書かれている
  • 「SC」 とだけ書かれていることもある

SCとは光ファイバーのコネクタ規格の名前で、日本の光回線で広く使われている規格です。

もし壁面プレートにカバーがかかっていて中が見えない場合は、カバーを外してみると端子が隠れていることがあります。ネジで固定されているだけなので、ドライバーで簡単に外せます。

壁面を確認しても光コンセントが見当たらない場合、VDSL方式やLAN配線方式の物件か、建物が未対応の可能性があります。光回線を申し込めば事業者が確認してくれるため、見つからないこと自体は心配不要です。

光コンセントの有無で変わる開通工事の内容と費用

光コンセントがあるかないかで、光回線の開通にかかる手間・費用・日数が大きく変わります。

光コンセントがある場合:無派遣工事で早く・安く開通できる

すでに光コンセントが設置されている物件では、無派遣工事で開通できる可能性があります。

無派遣工事とは、作業員が自宅に来ることなく、事業者側の局舎内だけで回線を切り替える工事のことです。立ち会いは不要で、自宅に届いたONUを光コンセントに自分で接続するだけで使い始められます。

比較項目無派遣工事(光コンセントあり)派遣工事(光コンセントなし)
作業員の訪問なしあり(立ち会い必須)
開通までの目安申し込みから数日〜1〜3週間申し込みから1〜2か月
工事費の目安3,300円(税込)程度11,660〜22,000円(税込)程度

※工事費は事業者・建物形式・プランによって異なります。派遣工事費はNTT西日本公式の工事費ページを参考にした一般的な目安です(戸建て:22,000円、マンションひかり配線:11,660円)。NTT東日本の詳細はフレッツ光ネクスト工事費ページでご確認ください。無派遣工事費3,300円はNTT東西フレッツ光の参考値であり、光コラボ各社や独自回線では金額が異なります。

多くの事業者では「工事費実質無料」のキャンペーンを実施しています。工事費を分割請求し、同額の月額割引で相殺する仕組みです。途中解約すると工事費の残債が一括請求される点には注意が必要です。

光コンセントがない場合:派遣工事の流れと所要期間

光コンセントが未設置の場合は、派遣工事が必要です。作業員が自宅を訪問し、電柱から光ファイバーを引き込む工事を行います。

派遣工事の一般的な流れ

  1. 光回線の事業者に申し込む ── Web・電話・店舗から申し込めます
  2. 工事日の調整 ── 事業者から連絡があり、訪問日時を決めます
  3. 屋外工事 ── 電柱から建物まで光ファイバーを引き込みます
  4. 宅内工事 ── 壁の配管やエアコンダクトを使って光ファイバーを室内に引き込み、光コンセントを設置します
  5. ONUの設置と接続確認 ── 光コンセントにONUを接続し、通信ができるか確認して完了です

工事時間はマンションで1〜2時間、戸建てで2〜4時間が目安です。申し込みから開通までは1〜2か月かかるのが一般的で、3月〜4月の引っ越しシーズンはさらに延びることがあります。

引っ越しが決まったら、早めに申し込んでおくのがおすすめです。

賃貸で光回線の派遣工事を行う場合、壁に穴をあけて光ファイバーを引き込む可能性があります。事前に大家さんや管理会社に「光回線の工事をしてよいか」を確認しておきましょう。

また、退去時に光コンセントの撤去(原状回復)を求められることもあります。NTT東日本の場合、「派遣工事」での撤去には工事費がかかります(戸建て13,200円・集合住宅11,000円、税込)。NTT西日本では金額が異なるため、公式サイトで確認してください。

機器を自分で返却する「無派遣工事」なら無料です(NTT東日本公式より)。入居時に管理会社へ確認しておくと安心です。

例外的に派遣工事が必要になるケース

光コンセントがあっても、以下のケースでは無派遣工事では済まず、派遣工事が必要になることがあります。

1. 前の入居者が独自回線を使っていた場合

NTTフレッツ系と独自回線系(NURO光・auひかりなど)は、別々の光ファイバー設備とONUを使います。既存の光コンセントや設備をそのまま流用することはできません。

既設の光コンセント新規に契約する回線工事の要否
NTTフレッツ系光コラボ(ドコモ光・ソフトバンク光等)無派遣工事で済む可能性が高い
NTTフレッツ系独自回線(NURO光・auひかり等)派遣工事が必要
独自回線(NURO光等)NTTフレッツ系派遣工事が必要
独自回線(auひかり等)別の独自回線(NURO光等)派遣工事が必要

光コラボとは、NTTのフレッツ光回線を他の事業者が仕入れて、自社ブランドで販売するサービスのことです。ドコモ光、ソフトバンク光、楽天ひかり、ビッグローブ光などが該当します。

光コラボ同士の乗り換えや、フレッツ光から光コラボへの転用であれば、同じNTTの光コンセントをそのまま使えます。訪問工事なしで切り替えられます。なお、事務手数料や局内工事費は事業者により異なります。

一方、NURO光やauひかりなどの独自回線は、NTTとは別の光ファイバー設備を使います。既設の光コンセントが別の回線用であれば、新たに光ファイバーを引き込む派遣工事が必要です。

2. 光コンセントの回線が休止・撤去されている場合

前の入居者が解約した際に回線が撤去されていると、光コンセントの見た目は残っていても使えない状態になっていることがあります。この場合も派遣工事が必要です。

3. 回線の種類を変更する場合

最大1Gbpsのプランから10Gbpsのプランに変更する場合、光コンセントやONUの交換が必要になり、派遣工事となることがあります。

まとめ

光コンセントは、壁の中まで届いた光ファイバーを室内で受け取るための差し込み口です。ONU(光回線終端装置)と接続することで、はじめて光回線が使えるようになります。

  • 光コンセントには「一体型」と「分離型」があり、見た目や設置方法は違っても役割は同じ
  • マンションでは配線方式(光配線・LAN・VDSL)によって最大速度が変わるため、契約前に確認しておく
  • 光コンセントがあれば無派遣工事で早く・安く開通できることが多く、なければ派遣工事が必要になる

まずは自分の部屋に光コンセントがあるかを目視で確認し、不明な場合は管理会社や回線事業者に問い合わせるのが確実です。有無を先に把握しておくと、開通までの期間や費用の見通しが立てやすくなります。

掲載情報に関する注記

  • 掲載している料金は、特に記載がない限りすべて税込表示です(2026年6月時点)。料金・キャンペーン内容は変更される場合があります。最新情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。
  • 「最大速度」は技術規格上の理論値(ベストエフォート)であり、実使用時の速度を保証するものではありません。実際の速度は利用環境・時間帯・端末により変動します。
  • 「実測平均」は第三者の速度計測サイトに投稿された測定値の参考値です。あくまで目安としてご覧ください。
  • 「実質月額」は (月額料金 × 契約月数 + 初期費用 − キャッシュバック − セット割)÷ 契約月数 を基本に算出しています。割引適用条件は各サービスにより異なります。
  • 提供エリア・電波状況・建物の設備(光回線の場合は配線方式等)により、実際に利用できるサービスや速度が異なります。お申し込み前にエリア・対応状況を必ずご確認ください。

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