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Googleドライブのアップロードが遅い原因と対処法|上り速度の確認方法

4分で読める
遅い・動画が止まる
  • #速度

4GBの動画をGoogleドライブにアップロード。残り4時間と表示されたまま、進捗バーが全然進まない。

再起動もキャッシュ削除もファイル圧縮も試した。それでもアップロードが終わらない。

  • ダウンロードは速いのにアップロードだけ遅い
  • 夜になると特に進まなくなる
  • 設定は全部見直したのに改善しない

実は、クラウドへのアップロードが遅いのは、アプリの使い方や設定のせいではないことがほとんどです。

この記事では、Googleドライブのアップロードが遅い原因と、今すぐ試せる対処法、そして根本的な解決策までを段階的に解説します。

この記事のポイント

  • アップロードが遅い原因は「上り速度」の限界かもしれない
  • 有線化・時間帯調整など今すぐ試せる対処法を優先順に紹介
  • 対処しても改善しない場合の回線見直しの判断基準がわかる
目次

Googleドライブのアップロードが遅い主な原因

アップロードが遅い原因は、大きく3つに分かれます。回線の上り速度、Wi-Fi環境、そしてファイルサイズです。

この中で最も見落とされがちなのが「上り速度」です。

見落としがちな「上り速度」という概念

上り速度とは、データをインターネットに送信する速度のことです。動画を見る時に使う「下り速度」とは別物です。

インターネット回線には「下り(ダウンロード)」と「上り(アップロード)」の2種類の速度があります。下りは動画視聴やWebページの閲覧など、インターネットからデータを受け取る時の速度。上りはGoogleドライブへのファイル保存やメールの送信など、インターネットにデータを送り出す時の速度です。

道路に例えると、下りは車線が多い広い道路、上りは車線が少ない狭い道路のようなものです。多くの回線は、動画視聴など「受信」を優先して設計されているため、上り速度は下り速度より遅い傾向にあります。これは、従来のインターネット利用が「見る・読む」中心だったことの名残です。

「動画視聴は速いのにアップロードだけ遅い」のは、この非対称な設計が原因です。スピードテストで「下り100Mbps」と出ても、上りは「10Mbps」ということも珍しくありません。

家庭用の光回線でも、上り速度が制限されている方式があります。たとえば、マンションのVDSL方式は上り最大50〜100Mbps程度、ホームルーターやポケット型Wi-Fiも上り帯域に制限があることが一般的です。下りが数百Mbps出ていても、上りは数十Mbps程度ということが多いのです。

つまり、アプリや設定の問題ではなく、回線の上り速度の限界である可能性があります。設定変更では超えられない壁です。

Wi-Fi環境・ファイルサイズ・時間帯の影響

上り速度以外にも、アップロードを遅くする要因があります。これらは設定や工夫で改善できる可能性があるため、一つずつ確認してみてください。

Wi-Fi環境の問題

Wi-Fiは電波を使った無線通信です。そのため、有線接続に比べて速度が不安定になりやすい特徴があります。

  • ルーターから離れている、壁や床を挟んでいる
  • 電子レンジ、Bluetooth機器など他の電波と干渉している
  • 家族が同時に動画を見たり、ゲームをしたりしている
  • 古いWi-Fiルーター(Wi-Fi 4以前)を使っている

特に、2.4GHz帯のWi-Fiは電子レンジと同じ周波数帯を使うため、電子レンジの使用中にアップロードが極端に遅くなることがあります。

ファイルサイズの影響

4K動画やRAW画像など大容量ファイルは、そもそも転送に時間がかかります。ファイルサイズと上り速度から、おおよそのアップロード時間を計算できます。

ファイルサイズ上り10Mbps上り50Mbps上り100Mbps
100MB約1分20秒約16秒約8秒
1GB約13分約2分40秒約1分20秒
10GB約2時間約27分約13分

※理論値。実測はさらに遅くなることが一般的です

時間帯による混雑

夜間(20〜23時)は多くの人がインターネットを使う時間帯です。同じ回線を共有しているマンションでは特に影響を受けやすく、上り速度も低下する傾向があります。在宅ワーカーが増えた影響で、日中でも混雑するケースが報告されています。

今すぐ試せる改善方法

回線を変えなくても試せる対処法を、効果が高い順に紹介します。

有線LAN接続に切り替える

最も効果的な対処法です。Wi-Fiは電波状況によって速度が不安定になりますが、有線接続なら安定した通信が可能です。

手順はシンプルで、LANケーブルでルーターとPCをつなぐだけです。ほとんどの場合、設定は自動で行われます。

LANケーブルの選び方

LANケーブルにはカテゴリ(Cat)という規格があります。Cat5e以上であれば、一般的な光回線(最大1Gbps)に対応しています。Cat6やCat6Aを選んでおけば、将来的に高速回線に乗り換えても使い続けられます。

  • Cat5e: 最大1Gbps対応(一般的な用途には十分)
  • Cat6: 最大10Gbps対応(長さ55m以内)
  • Cat6A: 最大10Gbps対応(長さ100m)

ケーブルの長さは必要最小限にしましょう。長すぎると信号が減衰して速度が落ちることがあります。

PCにLANポートがない場合

最近のノートPCには、薄型化のためにLANポートがない機種が増えています。その場合は、USB-LAN変換アダプタ(1,000〜2,000円程度)を使えば接続できます。USB-CタイプとUSB-Aタイプがあるので、お使いのPCに合ったものを選んでください。

Wi-Fiの電波状況が悪かった場合、有線化するだけで体感で数倍速くなることもあります。大容量ファイルをアップロードする時だけでも有線接続にすると、ストレスが大きく減るでしょう。

ブラウザのキャッシュ削除・デスクトップアプリの活用

まだ試していない方は、以下も確認してみてください。

ブラウザのキャッシュ削除

ブラウザに溜まった一時ファイルを削除すると、動作が軽くなることがあります。Chromeの場合、設定 > プライバシーとセキュリティ > 閲覧履歴データの削除、から「キャッシュされた画像とファイル」を削除できます。

デスクトップアプリの活用

Googleドライブには「パソコン版ドライブ(Drive for Desktop)」というデスクトップアプリがあります。ブラウザ版より安定してアップロードできることがあるため、大容量ファイルを頻繁にアップロードする方は試してみてください。

ファイルの圧縮・小分けアップロード・時間帯の調整

ファイルの圧縮

複数のファイルをZIP形式にまとめると、転送効率が上がることがあります。ただし、動画や写真はすでに圧縮済みのフォーマットが多いため、効果は限定的です。

小分けアップロード

100枚の写真を一気にアップロードするのではなく、10〜20枚ずつ小分けにする方法もあります。途中でエラーが発生しても、被害を最小限に抑えられます。

時間帯の調整

夜間の混雑を避けて、早朝や深夜にアップロードを開始すると、数倍速くなることがあります。大容量ファイルは寝る前にアップロードを開始し、朝まで放置する方法も有効です。

スマホ特有の原因と対策

スマホからのアップロードには、PCとは違う「ブレーキ」がかかっていることがあります。

iPhoneの画面ロックでアップロードが止まる

iPhoneには特有の制限があります。画面をオフにしたり、他のアプリを開いたりすると、iOSがバックグラウンド通信を制限してしまうのです。

「ホテルで一晩放置したのに、朝起きたら1ミリも進んでいなかった」という経験がある方は、これが原因かもしれません。

対策

  • アップロード中は画面を点けたままにする
  • 設定 > 画面表示と明るさ > 自動ロック を「なし」に変更する
  • 充電しながらアップロードする(バッテリー切れ防止)

「Wi-Fi経由のみ」設定の確認

Googleドライブアプリの設定で「Wi-Fi経由のみでアップロード」がオンになっている場合、Wi-Fiが不安定になると止まってしまいます。モバイルデータ通信(4G/5G)でもアップロードできる設定に変更すると、Wi-Fi不安定時に切り替わって継続できます。ただし、モバイルデータの使用量には注意が必要です。

Androidは比較的バックグラウンドでも粘りますが、省電力モード中は同様の制限がかかることがあります。

改善しても遅い場合——回線を見直す

上記の対処法を試しても改善しない場合、回線の上り速度そのものがボトルネックになっている可能性があります。

自宅の上り速度を測定する

まず、現在の上り速度を確認しましょう。Speedtest.netやfast.comなどのスピードテストサイトで、「上り速度(Upload)」の数値を確認できます。

上り速度の目安(あくまで参考値であり、環境や利用状況によって必要な速度は異なります)

用途目安
写真のバックアップ5Mbps程度
ビデオ会議+画面共有10Mbps程度
大容量ファイルの頻繁なアップロード30Mbps以上

上り10Mbps以下の場合、大容量ファイルのアップロードは時間がかかります。上り50Mbps以上あれば、多くの用途で快適に使えるでしょう。

VDSLやホームルーターは、構造的に上り速度が遅い傾向があります。

回線乗り換えという選択肢

設定や機器の見直しで改善しない場合、回線そのものを見直すことが根本的な解決策になります。

上り速度が安定しやすい回線の特徴

上り速度を重視するなら、上り下り対称1Gbpsの光回線という選択肢があります。NURO光やauひかりなどの独自回線系は、NTTのフレッツ光に比べて上り速度が安定しやすい傾向があります。

これは回線の混雑状況に関係しています。フレッツ光や光コラボ(ドコモ光、ソフトバンク光など)は多くの利用者が同じネットワークを共有しているため、夜間など混雑時間帯に速度が低下しやすいのです。一方、独自回線系は利用者が比較的少なく、混雑の影響を受けにくい傾向があります。

回線の選択肢は住まいの条件で変わる

ただし、回線の選択肢は住まいの条件によって異なります。

  • エリアによって使える回線が限られる(独自回線系は対応エリアが限定的)
  • マンションの場合、建物の設備によって選べるプランが決まる
  • 賃貸の場合、工事に管理会社や大家の許可が必要なことがある
  • 戸建てでも、電柱からの引き込み工事ができない立地がある

実際に、同じ悩みで診断を受けた方の例を見てみましょう。

ゲーム機のアップロードが遅い方へ

PS5の配信やクラウドセーブ、シェアプレイが遅い方は、PS5のアップロードだけ遅い原因と対処法も参考にしてください。ゲーム機特有の設定と対処法を解説しています。

自宅のネット環境で実際に何が選べるのか、約3分の診断で確認できます。上り速度を重視した回線も含めて、あなたの建物で選べる選択肢を絞り込めます。

まとめ

Googleドライブのアップロードが遅い原因と対処法を解説しました。

  • アップロードが遅いのは「上り速度」の限界かもしれない。ダウンロードは速いのにアップロードだけ遅いのは、回線の仕組みによるもの
  • 有線化・時間帯調整・アプリの活用で改善する範囲と、回線を変えないと解決しない範囲がある
  • スマホ(特にiPhone)は画面を点けたままにしないと、バックグラウンドでアップロードが止まることがある

設定や機器の見直しで改善しない場合は、回線の上り速度そのものがボトルネックになっている可能性があります。上り速度を重視した回線選びが根本的な解決につながります。

まずは自宅の上り速度を測定し、この記事の対処法を試してみてください。

掲載情報に関する注記

  • 掲載している料金は、特に記載がない限りすべて税込表示です(2026年8月時点)。料金・キャンペーン内容は変更される場合があります。最新情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。
  • 「最大速度」は技術規格上の理論値(ベストエフォート)であり、実使用時の速度を保証するものではありません。実際の速度は利用環境・時間帯・端末により変動します。
  • 「実測平均」は第三者の速度計測サイトに投稿された測定値の参考値です。あくまで目安としてご覧ください。
  • 「実質月額」は (月額料金 × 契約月数 + 初期費用 − キャッシュバック − セット割)÷ 契約月数 を基本に算出しています。割引適用条件は各サービスにより異なります。
  • 提供エリア・電波状況・建物の設備(光回線の場合は配線方式等)により、実際に利用できるサービスや速度が異なります。お申し込み前にエリア・対応状況を必ずご確認ください。

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