ABEMAが重い・止まる原因と対処法|すぐ試せる改善策を解説
- #速度
ABEMAで見たい番組があるのに、画面がカクつく、読み込みが終わらない、途中で止まる。格闘技やスポーツの生放送中にこうした症状が出ると、リアルタイムで見逃してしまう焦りも加わります。
アプリの再起動もキャッシュクリアも済ませたのに直らない。そんなときは、原因がアプリ層よりも深いところにある証拠です。その試行は決して無駄ではありません。
この記事では、ABEMAが重い・止まる原因を5つのパターンに分け、試す順番を明確にしながら対処法を解説します。
この記事のポイント
- ABEMAが重い原因は「アプリ・端末・Wi-Fi・回線・ABEMA側」の5パターン
- 「他のサイトも同時に重い?」の1問で原因層を切り分けられる
- ABEMAだけ重い場合と、他のサイトも重い場合で対処の優先順位が変わる
目次
- ABEMAが重い・止まる原因は5つに分かれる
- –アプリの問題(キャッシュ・バージョン・不具合)
- –端末・ブラウザの問題(メモリ不足・古いOS・拡張機能)
- –Wi-Fi・ルーターの問題(電波・位置・同時接続台数)
- –回線自体の問題(速度不足・夜の混雑)
- –ABEMA側の問題(サーバー混雑)
- 今すぐ試せる対処法を優先順に
- –まず「他のサイトも同時に重い?」で切り分ける
- –アプリ・端末の対処(再起動・キャッシュ・広告ブロッカー無効化)
- –ABEMAアプリ固有の軽量化(画質・コメント欄)
- –Wi-Fi・ルーターの対処(有線化・位置・再起動)
- それでも直らないなら回線を疑う
- –速度を計測する目安
- –夜だけ遅いなら回線の混雑——出口は3つ
- まとめ
ABEMAが重い・止まる原因は5つに分かれる
「ABEMAが重い=回線が悪い」と思いがちですが、実際には原因が5つの層に分かれます。自分の症状がどこに該当するかを把握しておくと、効く対処法にたどり着きやすくなります。
アプリの問題(キャッシュ・バージョン・不具合)
ABEMAアプリ自体に不具合があるケースです。アプリのキャッシュが溜まりすぎている、アプリのバージョンが古い、あるいはアプリ側のバグが原因で重くなることがあります。
キャッシュとは、一度読み込んだデータを端末に保存しておく仕組みです。次回の読み込みを速くするための機能ですが、溜まりすぎると逆にアプリの動作が重くなります。特に長期間ABEMAを使っている場合は、キャッシュが数百MBから数GB単位で溜まっていることもあります。
アプリの問題は、アップデートや再インストールで改善する場合が多いです。ただし、アプリ側のバグの場合は公式のアップデートを待つしかないこともあります。アプリのレビュー欄やX(旧Twitter)で同様の症状が報告されていれば、アプリ側の問題である可能性が高まります。
端末・ブラウザの問題(メモリ不足・古いOS・拡張機能)
スマホやタブレットのメモリが不足している、OSのバージョンが古すぎる、あるいはPCブラウザで広告ブロッカー等の拡張機能が干渉しているといったケースです。
スマホの場合、バックグラウンドで多くのアプリが動いているとメモリ(RAM)が圧迫されます。iPhoneでは使っていないアプリを上にスワイプして終了させる、Androidでは「最近使ったアプリ」から不要なものを閉じることで、メモリを解放できます。
特にPCでABEMAを見ている場合、広告ブロッカーが原因で映像が止まることがあります。ABEMAは広告挿入型のサービスのため、広告ブロック拡張機能との相性問題が起きやすい傾向があります。uBlock OriginやAdblock Plus等の拡張機能を使っている場合は、一時的に無効化してから再生を試してみてください。
Wi-Fi・ルーターの問題(電波・位置・同時接続台数)
Wi-Fiの電波が弱い、ルーターから端末までの距離が遠い、あるいは同じルーターに家族のスマホやタブレットが複数接続しているといったケースです。
Wi-Fiには2.4GHz帯と5GHz帯の2種類があります。2.4GHz帯は壁を越えやすいですが電子レンジなどの干渉を受けやすく、5GHz帯は干渉に強いですが壁越しに弱いという特徴があります。ルーターから離れた部屋でABEMAを見ている場合は、2.4GHz帯に接続したほうが安定する場合もあります。
特に夜の時間帯は家族全員がWi-Fiを使うことが多く、帯域を分け合う形になります。ルーター自体は正常でも、接続台数が増えると1台あたりの速度が落ちます。
回線自体の問題(速度不足・夜の混雑)
インターネット回線そのものの速度が不足しているケースです。マンションの共用回線を使っている場合や、プロバイダの混雑が激しい時間帯(夜19時〜23時頃)に遅くなる場合が該当します。
VDSL方式のマンションでは、建物内の配線が最大100Mbpsに制限されているため、混雑時に動画が止まりやすくなります。この場合、端末やアプリの設定を変えても改善には限界があります。
ABEMA側の問題(サーバー混雑)
ABEMA側のサーバーが混雑しているケースです。格闘技やサッカーなど人気番組の生放送中は、同時視聴者が集中してサーバーが重くなることがあります。
ABEMAは無料で視聴できるコンテンツが多く、特に格闘技イベントや話題のスポーツ中継では視聴者が急増します。こうした番組では、放送開始直後や試合のクライマックスでサーバーが最も混雑しやすくなります。
この場合は自分で直す手段がありません。番組終了後や視聴者が減るタイミングを待つしかないのが正直なところです。Downdetectorや、X(旧Twitter)で「ABEMA 重い」と検索すると、同じ症状の人がいるかどうか確認できます。同時刻に多くの人が同じ症状を報告していれば、ABEMAサーバーの問題である可能性が高いです。
今すぐ試せる対処法を優先順に
対処法は試す順番が大切です。アプリ・端末の対処から始めて、Wi-Fi・ルーターの対処、最後に回線の見直しという順番で進めると、無駄な手戻りを減らせます。
まず「他のサイトも同時に重い?」で切り分ける
最初に確認してほしいのが「他のサイトも同時に重いかどうか」です。この1問で、原因がABEMA側にあるのか、自分の環境にあるのかを大まかに切り分けられます。
| 症状 | 原因の可能性 | 次に試すこと |
|---|---|---|
| ABEMAだけ重い | アプリ・端末・ABEMAサーバー | このセクションの対処法へ |
| YouTubeやXも同時に重い | Wi-Fi・ルーター・回線 | 「それでも直らないなら回線を疑う」へ |
ABEMAだけが重い場合は、アプリや端末の問題か、ABEMAサーバーの混雑が原因です。以下の対処法を順番に試してください。
アプリ・端末の対処(再起動・キャッシュ・広告ブロッカー無効化)
端末ごとに対処の手順が異なります。以下の順番で試すと、問題の切り分けがしやすくなります。
スマホ・タブレットの場合
- ABEMAアプリを強制終了する
- 端末を再起動する
- ABEMAアプリのキャッシュを消去する(設定アプリから)
- ABEMAアプリを一度削除して再インストールする
PCブラウザの場合
- ブラウザのキャッシュとCookieを削除する
- スーパーリロード(Ctrl+Shift+R または Cmd+Shift+R)を試す
- 広告ブロッカー等の拡張機能を無効化する
- 別のブラウザ(Chrome、Edge、Safari等)で試す
Fire TV Stickの場合
- ABEMAアプリのキャッシュを消去する(設定>アプリケーション>ABEMAから)
- Fire TV Stickを再起動する(設定>マイFire TV>再起動)
- ABEMAアプリを一度削除して再インストールする
広告ブロッカーを無効化しても改善しない場合は、シークレットモード(プライベートブラウズ)で試すと、拡張機能の影響を完全に排除できます。
ABEMAアプリ固有の軽量化(画質・コメント欄)
ABEMAには他の動画サービスにはない軽量化の手段があります。特にコメント欄を閉じる対処法は、あまり知られていませんが効果が出やすいです。
画質設定を下げる
ABEMAアプリの設定から、画質を「自動」から「低」または「中」に変更します。高画質では下り20Mbps程度の速度が必要ですが、中画質なら10Mbps程度で視聴できます。
画質を変更するには、アプリの「設定」→「画質設定」から選択します。スマホの場合は「モバイル回線時」と「Wi-Fi接続時」でそれぞれ設定できます。一時的に画質を落としておけば、回線が混雑している時間帯でも止まりにくくなります。
コメント欄を閉じる
ABEMAの生放送ではコメントがリアルタイムで流れます。このコメント表示がアプリの負荷になっている場合があるため、コメント欄を閉じると動作が軽くなることがあります。
視聴画面でコメント欄を非表示にする操作は、スマホの場合は画面をタップしてメニューを出し、コメントアイコンをオフにします。PCの場合は画面右側のコメント欄を閉じるボタンをクリックします。格闘技などコメントが盛り上がる番組ほど、コメント欄を閉じたときの効果が分かりやすいです。
Wi-Fi・ルーターの対処(有線化・位置・再起動)
ABEMAだけでなく他のサイトも重い場合や、上記の対処で改善しない場合は、Wi-Fi環境の見直しを試します。
有線LAN接続を試す
可能であれば、Wi-Fiではなく有線LANでの接続を試してください。特にFire TV Stickでテレビ視聴している場合は、Amazon純正のイーサネットアダプタを使うと安定しやすくなります。
ルーターの位置を見直す
ルーターは床置きよりも、棚の上など高い位置に置いたほうが電波が届きやすくなります。また、電子レンジや水槽の近くは電波が干渉しやすいため、離れた場所に設置するのが望ましいです。
同時接続台数を減らす
家族が同時にYouTubeやゲームをしていると、Wi-Fiの帯域を分け合う形になります。一時的にでも他の端末のWi-Fiをオフにしてもらうと、ABEMAの再生が安定する場合があります。
ルーターを再起動する
ルーターの電源を抜いて30秒以上待ってから、再度電源を入れます。長期間再起動していないルーターは、内部メモリの不調で遅くなることがあります。
再起動後、端末のWi-Fiを一度オフにしてから再度オンにすると、新しい接続として認識されます。これだけで安定することもあるため、ルーター再起動と合わせて試してみてください。
それでも直らないなら回線を疑う
ここまでの対処で改善せず、かつ「他のサイトも同時に重い」状態が続いている場合は、インターネット回線そのものが原因の可能性があります。
速度を計測する目安
ABEMAを快適に視聴するには、下り10〜20Mbps以上が目安です。テレビの大画面で視聴する場合は自動で高画質に設定されるため、最低でも10Mbps、理想は20Mbps以上を確保することが推奨されています。
スマホで通信節約モードを使う場合は数Mbps程度でも再生できますが、画質は落ちます。
| 視聴スタイル | 目安の下り速度 |
|---|---|
| スマホで通信節約モード | 3Mbps程度 |
| スマホ・タブレットで標準画質 | 6〜10Mbps |
| テレビで高画質視聴 | 10〜20Mbps以上 |
スマホの場合はFast.comなどの速度測定サイト、PCの場合はブラウザで「スピードテスト」と検索すると、今の速度を確認できます。
測定は「ABEMAが重くなる時間帯」に行うことが大切です。昼間は速いのに夜だけ遅い場合、プロバイダの混雑が原因の可能性が高まります。
夜だけ遅いなら回線の混雑——出口は3つ
夜の時間帯(19時〜23時頃)に速度が10Mbpsを下回る場合、プロバイダや回線の混雑が原因と考えられます。改善の方向性は主に3つあります。
出口A:IPv6 IPoE対応オプションを有効にする
契約中のプロバイダにIPv6 IPoE対応オプションがある場合、有効にすることで夜の混雑を回避できる場合があります。追加費用がかからないプロバイダも多いため、まずは現在のプロバイダのマイページや問い合わせ窓口で確認してみてください。
出口B:独自回線系への乗り換えを検討する
フレッツ光や光コラボ系の回線を使っている場合、NURO光やauひかりなど独自回線系への乗り換えで夜の混雑が改善する場合があります。独自回線はNTTの網を経由しないため、混雑の影響を受けにくい傾向があります。
同様の悩みでかしこいネット診断を受けた方の中には、夜間に動画が止まる症状から独自回線への乗り換えで改善したケースがあります。
出口C:ホームルーター・ポケット型Wi-Fiへの切り替え
マンションの配線方式がVDSLで、光回線の乗り換えが難しい場合は、ホームルーターやポケット型Wi-Fiへの切り替えも選択肢になります。工事なしで即日から使えるため、引っ越しが近い場合や賃貸で工事許可が取れない場合に向いています。
工事なしで動画が見られるようになった例もありますが、建物や地域によって電波状況が異なるため、お試し利用ができるサービスを選ぶと安心です。
夜だけ重くなる症状が続いているなら、回線の混雑が原因かもしれません。かしこいネット診断なら約3分で、今の回線で改善余地があるか、乗り換えたほうがいいかを判定できます。
まとめ
ABEMAが重い・止まる原因は「アプリ・端末・Wi-Fi・回線・ABEMA側」の5つに分かれます。「他のサイトも同時に重い?」という1問で、ABEMAだけの問題なのか、自分の通信環境の問題なのかを切り分けられます。
- ABEMAだけ重い場合:アプリの再起動・キャッシュ削除・画質変更・コメント欄を閉じるといった対処で改善する可能性がある
- 他のサイトも重い場合:Wi-Fi・ルーターの見直し、または回線自体の速度不足を疑う
- ABEMAサーバーが混雑している場合:格闘技など人気番組の生放送中は待つしかない
対処法は試す順番が大切です。アプリ・端末層から始めて、Wi-Fi層、最後に回線層と順番に確認していくことで、無駄な手戻りを減らせます。
夜だけ遅くなる症状が続く場合は、プロバイダのIPv6オプションの確認や、回線の乗り換えを検討してみてください。回線が原因かどうか判断がつかない場合は、かしこいネット診断で今の環境に合った選択肢を確認できます。