ポケット型WiFiを有線接続する方法|必要機器と手順を解説
- #速度
- #ゲーム
- #在宅ワーク
- #ポケット型WiFi
ポケット型Wi-Fiは無線で手軽に使えるのが魅力ですが、有線接続することでさらに安定した通信環境を実現できます。
- オンラインゲームで遅延(ラグ)が気になる
- Web会議の途中で接続が途切れる
- 無線接続だと速度が安定しない
本記事では、ポケット型Wi-Fiを有線接続する2つの方法と、必要な機器、メリット・デメリット、SwitchやPS4などゲーム機への具体的な接続手順を解説します。
この記事のポイント
- ポケット型Wi-Fiの有線接続は「LANケーブル+クレードル」と「USBケーブル」の2つの方法がある
- 有線接続で電波干渉がなくなり、通信が安定して速度向上も期待できる
- Switch・PS4などゲーム機への接続も可能で、オンラインゲームが快適になる
目次
ポケット型Wi-Fiを有線接続する2つの方法
ポケット型Wi-Fiを有線で接続するには、主に「LANケーブル+クレードル」と「USBケーブル」の2つの方法があります。どちらを選ぶかは、接続したい機器や手持ちの道具によって変わります。
LANケーブル+クレードルで接続する手順
クレードルとは、ポケット型Wi-Fiを置いて充電しながら使える拡張機器です。背面にLANポートがついており、LANケーブルを接続できます。
ポケット型Wi-Fi本体にはLANケーブルを差し込む口がないため、クレードルを経由して有線接続します。
必要なもの
| 機器 | 価格目安 | 購入場所 |
|---|---|---|
| クレードル | 2,000〜4,000円(税込) | 通販サイト・家電量販店 |
| LANケーブル | 500〜1,000円(税込) | 通販サイト・家電量販店・100円ショップ |
接続手順
- ポケット型Wi-Fiをクレードルにセットする
- クレードルの背面LANポートにLANケーブルを差し込む
- LANケーブルのもう一方をパソコンやゲーム機のLANポートに接続する
- インターネットに接続できることを確認する
クレードルは機種ごとに専用品が必要です。お使いのポケット型Wi-Fiに対応したクレードルがあるか、契約先や通販サイトで確認しましょう。クレードル非対応の機種もあるため、その場合はUSBケーブルでの接続を検討してください。
USBケーブルで接続する手順(クレードル不要)
USBケーブルを使えば、クレードルがなくてもパソコンと有線接続できます。ただし、充電専用ではなく通信対応のUSBケーブルを使う必要があります。
必要なもの
| 機器 | 価格目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| USBケーブル(通信対応) | 500〜1,500円(税込) | 充電専用ケーブルは不可 |
接続手順
- ポケット型Wi-FiとパソコンをUSBケーブルで接続する
- パソコンが自動でドライバーをインストールする場合は画面の指示に従う
- インターネットに接続できることを確認する
USBケーブルには「USB Type-A」「USB Type-C」「Micro USB」など複数の形状があります。ポケット型Wi-Fi側とパソコン側、それぞれの差し込み口に合ったケーブルを用意しましょう。
USBケーブルでの接続はパソコン向けの方法です。SwitchやPS4などのゲーム機にはUSBで直接インターネット接続できないため、LANケーブル+クレードルを使います。
有線接続で得られる4つのメリット
ポケット型Wi-Fiを有線で接続すると、無線接続にはないメリットが得られます。特に通信の安定性を重視する方には大きな効果があります。
電波干渉を受けず通信が安定する
無線接続では、周囲の電子機器が発する電波の影響を受けることがあります。電子レンジやコードレス電話など、同じ2.4GHz帯の周波数を使う機器が近くにあると、通信が不安定になることがあるのです。
有線接続ではケーブルを通じてデータを送受信するため、電波干渉の影響を受けません。また、壁やドアなどの障害物も関係なくなります。
Web会議中に映像が止まる、オンラインゲームで急にラグが発生するといった問題を抱えている方は、有線接続で改善する可能性があります。
通信速度の向上が期待できる
通信が安定することで、結果的に速度向上につながるケースがあります。無線接続で起きていた一時的な速度低下がなくなるためです。
ただし、有線接続にしたからといって、ポケット型Wi-Fi本来の最大速度を超えることはありません。あくまで「安定して本来の速度を出しやすくなる」という効果です。
高画質動画の視聴や大容量ファイルのダウンロードなど、安定した速度が必要な場面で効果を実感しやすいでしょう。
セキュリティリスクが下がる
無線通信では、電波が届く範囲にいる第三者が不正アクセスを試みるリスクがゼロではありません。パスワードで保護されていても、総当たり攻撃などの手法が存在します。
有線接続では物理的にケーブルで繋がっているため、外部から通信に割り込むことが困難です。カフェやコワーキングスペースなど、不特定多数の人がいる場所で使う場合は、有線接続の方がセキュリティ面で安心できます。
Wi-Fi非対応の古いPCもネット接続できる
古いデスクトップパソコンやノートパソコンの中には、Wi-Fi機能が搭載されていない機種があります。このような機器でも、LANポートがあれば有線接続でインターネットに繋げられます。
「Wi-Fi非対応のパソコンを外出先で使いたい」「会社のセキュリティポリシーでWi-Fi接続が禁止されている」といった場合に、ポケット型Wi-Fiの有線接続が役立ちます。
有線接続の注意点・デメリット
有線接続にはメリットが多い一方で、いくつかのデメリットもあります。導入前に確認しておきましょう。
クレードルやケーブルの追加費用がかかる
有線接続には専用の機器が必要です。手持ちのケーブルが使えない場合、追加で購入する費用がかかります。
機器購入の目安費用
| 接続方法 | 必要機器 | 合計費用目安 |
|---|---|---|
| LANケーブル+クレードル | クレードル+LANケーブル | 2,500〜5,000円(税込) |
| USBケーブル | USBケーブル(通信対応) | 500〜1,500円(税込) |
USBケーブルであれば比較的安価に始められます。ただし、すでに持っているUSBケーブルが充電専用の場合は、通信対応品を別途購入する必要があります。
クレードルは機種によって専用品が異なるため、ポケット型Wi-Fiを機種変更すると買い直しになることがあります。長期的なコストも考慮しましょう。
ケーブルの届く範囲に利用が限定される
有線接続中は、ポケット型Wi-Fiとパソコン・ゲーム機がケーブルで繋がれた状態になります。無線接続のように部屋の中を自由に移動しながら使うことはできません。
デスクで作業する場合は問題ありませんが、ソファでノートパソコンを使いたい場面では不便に感じることがあります。
なお、ポケット型Wi-Fiは有線接続と無線接続を同時に利用できます。安定性が必要なパソコンは有線で、スマートフォンは無線で接続するといった使い分けが可能です。
ゲーム機・パソコンへの具体的な接続手順
ゲーム機への有線接続は、機種によって必要な機器や手順が異なります。ここでは代表的なSwitchとPS4・PS5への接続方法を解説します。
SwitchをLANケーブルで有線接続する
Nintendo Switchには本体にLANポートがないため、有線LANアダプターが別途必要です。
必要なもの
| 機器 | 価格目安 | 備考 |
|---|---|---|
| クレードル(ポケット型Wi-Fi用) | 2,000〜4,000円(税込) | 機種専用品 |
| LANケーブル | 500〜1,000円(税込) | カテゴリ5e以上推奨 |
| 有線LANアダプター | 1,000〜3,000円(税込) | USB端子をLANポートに変換 |
接続手順
- ポケット型Wi-Fiをクレードルにセットする
- クレードルとLANアダプターをLANケーブルで接続する
- LANアダプターをSwitchドックのUSB端子に差し込む
- Switchの「設定」→「インターネット」→「インターネット設定」を開く
- 「有線接続」を選択し、「有線でインターネットに接続」をタップする
Switch Liteには有線LANアダプターを直接接続できます。ドックは不要です。
スプラトゥーンやスマブラなど、瞬間的な操作が求められるオンラインゲームでは、有線接続による安定性向上の効果を実感しやすいでしょう。
PS4・PS5を有線接続する
PS4・PS5には本体背面にLANポートが搭載されているため、有線LANアダプターは不要です。
必要なもの
| 機器 | 価格目安 |
|---|---|
| クレードル(ポケット型Wi-Fi用) | 2,000〜4,000円(税込) |
| LANケーブル | 500〜1,000円(税込) |
接続手順(PS4の場合)
- ポケット型Wi-Fiをクレードルにセットする
- クレードルとPS4本体背面のLANポートをLANケーブルで接続する
- PS4の「設定」→「ネットワーク」→「インターネット接続を設定する」を選択
- 「LANケーブルを使う」を選び、「かんたん」で設定を完了する
PS5も同様の手順で接続できます。設定画面の項目名が若干異なりますが、「設定」→「ネットワーク」から有線接続を選択する流れは同じです。
APEXやフォートナイトなどのオンラインシューティングゲームでは、わずかな遅延が勝敗を分けることがあります。有線接続でラグを軽減できれば、プレイ体験が向上するでしょう。
有線接続できないときの対処法
手順通りに接続してもインターネットに繋がらない場合、いくつかの対処法を試してみましょう。
端末の再起動を試す
最も簡単で効果的な方法が、機器の再起動です。以下の順番で電源を入れ直してみてください。
- パソコンやゲーム機の電源を切る
- ポケット型Wi-Fiの電源を切る
- 30秒〜1分ほど待つ
- ポケット型Wi-Fiの電源を入れる
- パソコンやゲーム機の電源を入れる
ポケット型Wi-Fiやパソコンは長時間使い続けると内部にログデータが溜まり、動作が不安定になることがあります。再起動でこれらがリセットされ、正常に動作するケースが多いです。
また、端末が熱を持っている場合も動作が不安定になります。再起動の際に少し時間を置くことで、機器を冷却する効果も期待できます。
ケーブルを交換する
再起動しても改善しない場合、ケーブルに問題がある可能性があります。
確認ポイント
- USBケーブルが充電専用ではないか: データ通信対応品でないと接続できません
- ケーブルが断線していないか: 折り曲げやすい部分が傷んでいることがあります
- LANケーブルのカテゴリが古くないか: カテゴリ5以下の古い規格では速度が出にくいことがあります
LANケーブルには「カテゴリ」と呼ばれる規格があります。パッケージに「CAT5e」「CAT6」などと記載されており、数字が大きいほど高速通信に対応しています。ポケット型Wi-Fiの有線接続には、カテゴリ5e以上のLANケーブルを選ぶとよいでしょう。
別のケーブルに交換して改善するか試してみてください。新しいケーブルを購入する場合は、通信対応のUSBケーブル、またはカテゴリ6以上のLANケーブルがおすすめです。
まとめ
ポケット型Wi-Fiは無線だけでなく、有線接続でも利用できます。有線接続には「LANケーブル+クレードル」と「USBケーブル」の2つの方法があり、どちらも数千円程度の投資で始められます。
有線接続にすると電波干渉や障害物の影響を受けなくなり、通信が安定します。オンラインゲームの遅延が気になる方、Web会議で途切れが起きる方には特に効果的です。
一方で、クレードルやケーブルの追加費用がかかること、ケーブルの届く範囲でしか使えなくなることはデメリットとして理解しておきましょう。有線と無線は同時に使えるため、用途に応じて使い分けるのがおすすめです。
通信環境に不満がある方は、まずUSBケーブルでの有線接続から試してみてはいかがでしょうか。手軽に始められて、効果を実感できるかもしれません。