ポケット型WiFiでゲームはできる?通信速度・Ping値の目安と選び方
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ポケット型Wi-Fiは工事不要で手軽に使えるインターネット回線です。自宅でも外出先でも使えるため、ゲーム用に検討している方も多いでしょう。
しかし、こんな疑問や不安はありませんか。
- ポケット型Wi-Fiでオンラインゲームはできるの?
- ラグや回線落ちが起きないか心配
- 自分がプレイするゲームに向いているのか分からない
本記事では、ポケット型Wi-Fiでゲームができるのか、必要な通信速度やPing値の目安、ゲームジャンル別の適性を詳しく解説します。
この記事のポイント
- ゲームジャンルによってポケット型Wi-Fiの向き不向きが変わる
- オンラインゲームには下り30Mbps以上・Ping値50ms以下が目安
- FPSや格闘ゲームを本格的にプレイするなら光回線がおすすめ
目次
ポケット型Wi-Fiでオンラインゲームはできる?
結論から言うと、ポケット型Wi-Fiでもオンラインゲームはプレイできます。ただし、プレイするゲームのジャンルによって快適さが大きく変わります。
RPGや育成ゲームなど、一瞬の反応速度を求められないゲームであれば、ポケット型Wi-Fiでも問題なく楽しめます。一方、FPSや格闘ゲームのように瞬時の操作が勝敗を分けるゲームでは、ラグ(遅延)が発生しやすく、快適なプレイが難しい場合があります。
ポケット型Wi-Fiの実測速度は光回線より低い水準にとどまることが多く、環境によって大きく変わります。それでも多くのオンラインゲームは、下り30Mbps以上あればプレイできます。
ゲームジャンル別の適性まとめ
ゲームジャンルごとに、ポケット型Wi-Fiでプレイできるかをまとめました。
| ジャンル | 代表的なタイトル | 適性 | 備考 |
|---|---|---|---|
| RPG・育成系 | ファイナルファンタジー、原神 | ◎ | 快適にプレイ可能 |
| レースゲーム | マリオカート、グランツーリスモ | ○ | ほぼ問題なし |
| シミュレーション | あつまれ どうぶつの森、桃鉄 | ◎ | 快適にプレイ可能 |
| MMO・協力型 | モンスターハンター、ドラクエX | ○ | アクション要素で影響あり |
| FPS・TPS | APEX、フォートナイト、スプラトゥーン | △ | ラグが発生しやすい |
| 格闘ゲーム | スマブラ、ストリートファイター | △ | 一瞬のラグが勝敗に影響 |
| トレーディングカード | 遊戯王、ポケモンカード | ◎ | 快適にプレイ可能 |
※◎:快適 / ○:ほぼ問題なし / △:ラグが発生する可能性あり
FPSや格闘ゲームのようにリアルタイム性が高いジャンルは、ポケット型Wi-Fiだとラグを感じる場面が増えます。競技志向でプレイする場合は、光回線を検討しましょう。
オンラインゲームに必要な通信速度とPing値の目安
オンラインゲームを快適にプレイするには、通信速度だけでなくPing値(応答速度)も重要です。この2つの数値について詳しく解説します。
通信速度(下り30Mbps以上が目安)
通信速度とは、データを送受信するスピードのことです。単位は「Mbps」で表され、数値が大きいほど速くなります。
通信速度には「下り」と「上り」の2種類があります。
- 下り速度:データを受信する速度。ゲームプレイ中の映像やデータを受け取る
- 上り速度:データを送信する速度。自分の操作をサーバーに送る
オンラインゲームでは、主に下り速度が重要です。目安となる速度は以下のとおりです。
| 速度 | 状態 |
|---|---|
| 50Mbps以上 | 非常に快適 |
| 30〜50Mbps | 快適にプレイできる |
| 10〜30Mbps | プレイはできるがラグが発生することも |
| 10Mbps未満 | ストレスを感じやすい |
ポケット型Wi-Fiの平均速度は35Mbps程度のため、多くのゲームはプレイできます。ただし、時間帯や場所によって速度が変動する点には注意が必要です。
Ping値(50ms以下が目安)
Ping値とは、データがサーバーに届いて戻ってくるまでの応答速度のことです。単位は「ms(ミリ秒)」で表され、数値が小さいほど応答が速くなります。
たとえるなら、Ping値はサーバーとのキャッチボールの速さです。ボールを投げてから相手がキャッチして投げ返すまでの時間が短いほど、ゲーム内の操作がスムーズに反映されます。
Ping値が高いと、以下のような問題が起きます。
- 攻撃を避けたはずなのに当たる
- 射撃したのに相手に当たらない
- キャラクターの動きがカクつく
ゲームジャンル別の推奨Ping値は以下のとおりです。
| ゲームジャンル | 推奨Ping値 |
|---|---|
| FPS・格闘ゲーム | 15ms以下 |
| アクション・MMO | 30ms以下 |
| RPG・シミュレーション | 50ms以下 |
| カードゲーム | 100ms以下 |
ポケット型Wi-FiのPing値は平均40〜60ms程度です。RPGやシミュレーションでは問題ありませんが、FPSや格闘ゲームでは推奨値を満たせない場合があります。
ポケット型Wi-Fiでゲームをする際の注意点
ポケット型Wi-Fiをゲーム用に使う場合、事前に知っておくべき注意点があります。
ダウンロードに時間がかかる
ゲームのダウンロードやアップデートには大容量のデータ通信が必要です。ポケット型Wi-Fiは光回線より速度が遅いため、ダウンロードに時間がかかります。
主要ゲームの容量とダウンロード時間の目安は以下のとおりです(下り30Mbpsで計算)。
| ゲーム名 | 容量 | 所要時間の目安 |
|---|---|---|
| スプラトゥーン3 | 約7.5GB | 約35分 |
| フォートナイト | 約16〜27GB | 約1.5〜2.5時間 |
| APEX Legends | 約24〜49GB | 約2〜4.5時間 |
| ドラゴンクエストX | 約25〜40GB | 約2〜4時間 |
40GBを超えるゲームでは数時間かかることがあり、途中でダウンロードが失敗するケースもあります。大容量ゲームを頻繁にダウンロードする場合は、光回線のほうが快適です。
混雑時に速度が低下しやすい
ポケット型Wi-Fiはモバイル回線を使用しているため、利用者が増える時間帯は速度が低下しやすくなります。
特に夜間(19時〜23時頃)や休日は、多くの人がインターネットを使うため混雑します。この時間帯にオンラインゲームをプレイすると、普段よりラグが発生しやすくなることがあります。
また、ポケット型Wi-Fiには「無制限」をうたうプランでも、短期間で大量のデータを使うと速度制限がかかる場合があります。契約前に速度制限の条件を確認しておきましょう。
ポケット型Wi-Fiでゲームを快適にする方法
すでにポケット型Wi-Fiを使っていてラグが気になる場合、いくつかの方法で改善できる可能性があります。
有線接続(クレードル活用)
クレードルとは、ポケット型Wi-Fiを立てかけて使う拡張機器のことです。LANケーブルの接続口が付いているため、ゲーム機やパソコンと有線接続ができます。
有線接続のメリットは以下のとおりです。
- 通信が安定してラグが減る
- Ping値が改善する場合がある
- 電波干渉の影響を受けにくい
クレードルは端末によって対応製品が異なります。購入する際は、自分のポケット型Wi-Fi端末に対応しているか確認してください。価格は3,000〜5,000円程度です。
ただし、すべてのポケット型Wi-Fiがクレードルに対応しているわけではありません。端末によっては有線接続ができない場合もあります。
接続端末を減らす
ポケット型Wi-Fiに複数の端末を同時接続すると、1台あたりの通信速度が分散されます。ゲームをプレイするときは、他の端末のWi-Fi接続を切ると速度が改善することがあります。
たとえば、スマートフォンとパソコンとゲーム機を同時に接続している場合、ゲーム機以外の接続を一時的にオフにしてみましょう。特に動画の視聴やファイルのダウンロードなど、大きなデータ通信をしている端末があれば、それを止めるだけでも効果があります。
ポケット型Wi-Fiと光回線、どちらを選ぶべき?
ゲーム用の回線選びで迷っている場合、自分のプレイスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
ポケット型Wi-Fiが向いている人
以下に当てはまる場合は、ポケット型Wi-Fiが向いています。
- RPGやシミュレーションなどカジュアルにゲームを楽しむ:一瞬の反応速度を求められないゲームなら快適にプレイできます
- 賃貸などで光回線の工事ができない:ポケット型Wi-Fiは工事不要で、届いたその日のうちに使い始められます(電波状況によっては設置場所の調整が必要な場合あり)
- 外出先でもゲームをしたい:友人宅や帰省先など、自宅以外でもゲームをプレイできます
- 月額料金を抑えたい:光回線より安いプランが多く、コストを抑えられます
ポケット型Wi-Fiを選ぶなら、WiMAX系のサービスがおすすめです。WiMAXは他のポケット型Wi-Fiに比べて通信速度が速く、データ容量も無制限で使えます。
光回線が向いている人
以下に当てはまる場合は、光回線を検討しましょう。
- FPSや格闘ゲームを本格的にプレイする:Ping値が低く、ラグが少ない安定した通信環境が必要です
- 大容量ゲームを頻繁にダウンロードする:光回線なら数十GBのゲームも短時間でダウンロードできます
- ゲーム配信をしたい:配信には安定した上り速度が必要で、ポケット型Wi-Fiでは厳しい場合があります
- 複数人で同時にゲームをする:家族でゲームを楽しむ場合、光回線のほうが安定します
光回線の月額料金はポケット型Wi-Fiと大きく変わりません。工事ができる環境なら、長期的に見ると光回線のほうがコストパフォーマンスに優れることもあります。
まとめ
ポケット型Wi-Fiでオンラインゲームをプレイできるかどうかは、遊びたいゲームのジャンルによって異なります。
RPGや育成ゲーム、シミュレーションなど、リアルタイム性が低いゲームであれば、ポケット型Wi-Fiでも十分快適に楽しめます。一方、FPSや格闘ゲームのように瞬時の反応が求められるジャンルでは、ラグが発生しやすく、ストレスを感じることがあります。
オンラインゲームには下り30Mbps以上、Ping値50ms以下が目安です。ポケット型Wi-Fiは平均でこの基準を満たしますが、FPSで推奨されるPing値15ms以下は難しい場合が多いでしょう。
自分のゲームスタイルを振り返り、カジュアルに楽しむならポケット型Wi-Fi、本格的にプレイするなら光回線という基準で選ぶと後悔しにくくなります。