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家の電波が悪い原因と対処法|自分でできる改善策

4分で読めるかしこいネット編集部
基礎知識
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2階に移動するとYouTubeが止まる。お風呂場ではスマホがまともに使えない。リビングでは問題ないのに、部屋を変えると急に電波が弱くなる。

  • ルーターを再起動しても変わらない
  • 置き場所を少し動かしてみたけれど改善しない
  • 中継器を買うべきか迷っている

こうした悩みを抱えている方は意外と多いです。再起動や場所移動を試しても変わらなかったのなら、それは無駄ではありません。「ルーター側の一時的な不具合ではない」という原因の絞り込みができています。

本記事では、家の電波が悪いときの原因を切り分ける方法から、無料でできる対策、中継器やメッシュWi-Fiの選び方まで解説します。

この記事のポイント

  • 「回線」「Wi-Fi電波」「携帯電波」の3パターンで原因を切り分ける
  • お金をかけずにできる3つの対策を順番に試す
  • 中継器とメッシュWi-Fiの違いと選び方がわかる
目次

家の電波が悪い原因——まず「回線」か「電波」かを見分ける

「電波が悪い」と感じるとき、原因は大きく3つのパターンに分かれます。対処法が異なるため、最初に切り分けることが重要です。

「回線」と「Wi-Fi電波」と「携帯電波」の違い

電波の悩みは、実は3種類の問題が混在しています。

問題の種類症状の特徴対処の方向性
回線の問題夜だけ家全体が遅い、ルーターの近くでも遅い機器を変えても改善しない。回線自体の見直しが必要
Wi-Fi電波の問題特定の部屋だけ弱い、距離が離れると遅くなる本記事の対象。機器配置や追加で改善できる
携帯電波の問題スマホのアンテナ本数自体が少ないキャリアのエリア問題。フェムトセル等の申請を検討

見分け方のポイントは、ルーターの近くと離れた部屋で速度を測ることです。スマホの速度測定アプリを使って、ルーターの真横で測った数値と、電波が弱いと感じる部屋で測った数値を比較します。

  • ルーターの近くでは100Mbps以上出るのに、別の部屋では10Mbps以下 → Wi-Fi電波の問題
  • ルーターの近くでも遅い(20Mbps以下など) → 回線自体の問題の可能性

※上記の数値は本記事の目安です。実際の体感速度は利用サービスや測定環境によって異なります。

回線自体が遅い場合は、中継器を買っても改善しません。夜だけ家全体が遅い方は、回線の方式や混雑が原因の可能性があります。マンションでVDSL方式の回線を使っている場合や、多くの住戸と回線を共有している場合は、そもそもの回線速度に限界があります(VDSL方式はNTT東日本・西日本のフレッツ光・光コラボにおける配線方式の一つで、独自回線では方式や名称が異なる場合があります)。

携帯電波の問題(Wi-Fiをオフにしても4G/5Gのアンテナが1本しか立たない等)は、キャリアに電波増幅器(フェムトセル)の設置を相談する方法があります。フェムトセルとは、自宅のインターネット回線を使って携帯電波を補強する小型の基地局のような機器です。主要キャリアでは、エリアや回線の条件を満たせば無料で貸し出しを行っている場合があります。本記事では詳しく触れませんが、Wi-Fiとは別の対処が必要です。

建物の構造が電波を遮る仕組み

Wi-Fi電波は、目に見えませんが水のように広がる性質があります。障害物があると流れが遮られ、弱まってしまいます。

電波を遮りやすい建材には以下のようなものがあります。

  • 鉄筋コンクリート: 最も電波を通しにくい。壁1枚でも大幅に減衰する
  • 断熱材(アルミ箔入り): 金属成分が電波を反射する
  • 金属製シャッター・雨戸: 閉めると電波が大きく弱まることがある
  • ペアガラス・Low-Eガラス: 金属膜が電波を弱める

一般的に、木造住宅より鉄筋コンクリート造のマンションの方が電波は届きにくくなります。また、平屋より2階建て、2階建てより3階建ての方が、階をまたいで電波を届けるのが難しくなります。

特に築年数の古いマンションでは、壁の厚みや断熱材の種類によって電波の届きやすさが大きく異なります。同じ間取りでも、リフォームで壁の構造が変わっていると電波の通り方が変わることがあります。

まず試す3つの無料対策

機器を買う前に、お金をかけずにできることがあります。順番に試して、改善するかどうかを確認しましょう。

ルーターの設置場所を見直す

ルーターの置き場所を変えるだけで、電波の届き方が大きく変わることがあります。

理想的な設置場所:

  • 家の中心に近い場所(端の部屋より各部屋に届きやすい)
  • 床から1m以上の高さ(床に直置きしない)
  • 金属製の棚や家具の中に入れない
  • 水槽や電子レンジから離す(最低1m以上)

避けたい設置場所:

  • テレビの裏(電子機器の干渉を受けやすい)
  • クローゼットや押し入れの中(扉が電波を遮る)
  • 部屋の隅(電波が一方向にしか広がらない)
  • 窓際(外に電波が逃げてしまう)

設置場所を変えたら、電波が弱かった部屋で再度速度を測定して、改善したかどうかを確認します。

2.4GHzと5GHzを使い分ける

Wi-Fiルーターは、2種類の電波を飛ばしています。それぞれ特性が異なるため、状況に応じて使い分けると改善することがあります。

周波数帯特徴向いている場面
2.4GHz遠くまで届き、壁を越えやすい。ただし速度は控えめルーターから離れた部屋、壁を隔てた場所
5GHz速度が速い。ただし壁に弱く、遠くには届きにくいルーターに近い部屋、同じ階で使う場合

5GHzとは、Wi-Fiの電波の種類のひとつで、高速な通信ができる代わりに壁などの障害物に弱い周波数帯です。2.4GHzとは、遠くまで届きやすい反面、電子レンジなどと同じ周波数帯のため干渉を受けやすい特徴があります。

切り替え方は、スマホやパソコンのWi-Fi設定画面で、接続先のネットワーク名(SSID)を変更します。多くのルーターでは、SSIDの末尾に「-5G」「-A」などがついているものが5GHz、「-2G」「-G」などがついているものが2.4GHzです。

ルーターから離れた部屋で電波が弱い場合は、5GHzから2.4GHzに切り替えると改善することがあります。

電波干渉を減らす

電子レンジやBluetooth機器は、2.4GHz帯のWi-Fiと同じ周波数を使っています。これらの機器を使用中にWi-Fiが不安定になる場合は、電波干渉が原因の可能性があります。

電波干渉の主な原因:

  • 電子レンジ(使用中は2.4GHz帯に強い干渉を起こす)
  • Bluetooth機器(イヤホン、スピーカー、キーボードなど)
  • コードレス電話(古い機種は2.4GHz帯を使用)
  • 近隣のWi-Fi(マンションでは特に影響を受けやすい)

対策:

  • 5GHz帯に切り替える(電子レンジやBluetoothの影響を受けない)
  • ルーターを電子レンジから離す(最低1m以上、できれば別の部屋)
  • ルーターのチャンネル設定を変更する(近隣との干渉を避ける)

電子レンジを使うたびにWi-Fiが切れる場合は、5GHz帯に接続することで改善する場合が多いです。

機器で改善する——中継器とメッシュWi-Fiの使い分け

設置場所の見直しや周波数帯の切り替えを試しても改善しない場合、機器の追加を検討します。

中継器の特徴と限界

中継器とは、親機(ルーター)の電波を受け取って、再び発信する機器です。3,000円から10,000円程度で購入でき(※本記事の目安です。機種により価格は異なります)、コンセントに挿すだけで使えるものが多いです。

中継器のメリット:

  • 安価で導入しやすい
  • 設置が簡単(専門知識が不要)
  • 賃貸でも設置できる

中継器の限界:

  • 親機の電波が弱い場所に置くと効果が薄い
  • 中継するたびに速度が半減することがある
  • 親機と中継器の間で接続が切り替わるとき、一瞬途切れることがある
  • 回線自体が遅い場合は、中継器を追加しても改善しない

「中継器を買ったけど変わらなかった」という失敗を防ぐには、設置場所が重要です。親機と電波の弱い部屋の中間あたり、電波がある程度届いている場所を目安に置くとよいでしょう。電波がほとんど届かない場所に中継器を置いても、弱い電波を弱いまま中継するだけになってしまいます。

メッシュWi-Fiが向くケース

メッシュWi-Fiとは、複数の機器(ノード)が連携して、家全体を1つのネットワークでカバーする仕組みです。15,000円から30,000円程度で、2台セットや3台セットで販売されていることが多いです(※本記事の目安です。台数や機能により5万円以上の製品もあります)。

中継器との違い:

  • 機器間で自動的に最適な接続先に切り替わる(移動しても途切れにくい)
  • 複数の機器が同時に通信を分担できる
  • 設定が統一されており、管理が簡単

メッシュWi-Fiが向くケース:

  • 2階建て以上の住宅
  • 部屋数が多い(3LDK以上)
  • 家族が複数の部屋で同時にWi-Fiを使う
  • 中継器を試したが、切り替わりの瞬間に途切れるのが気になる

メッシュWi-Fiが向かないケース:

  • ワンルームや1LDK(ルーター1台で十分なことが多い)
  • 1部屋だけ電波が弱い(中継器1台で解決できる可能性が高い)

投資額が大きいため、まずは無料対策や中継器を試してから検討するのがおすすめです。焦って高価な機器を買う前に、原因を特定しましょう。

建物構造別の対処法

一般論だけでなく、自分の建物に合った対策を選ぶことが大切です。建物の構造によって、効果的な対処法が異なります。

鉄筋コンクリートマンションの場合

鉄筋コンクリート造のマンションでは、壁が厚く電波を通しにくいため、隣の部屋に電波が届きにくいことがあります。特に5GHz帯は壁を越えにくく、ルーターのある部屋以外では2.4GHz帯の方が安定することが多いです。

対策の優先順:

  1. ルーター設置場所の見直し(廊下に面した場所など、各部屋にアクセスしやすい位置に)
  2. 2.4GHz帯への切り替え(壁を越えやすい周波数帯を使う)
  3. 中継器の追加(廊下や各部屋の入口付近に設置)
  4. メッシュWi-Fiの導入(複数の部屋で安定して使いたい場合)

2階建て以上の戸建ての場合

2階建てや3階建ての戸建てでは、ルーターの設置階によって電波の届き方が大きく変わります。1階にルーターを置いている場合、2階の奥の部屋には電波が届きにくくなります。木造であれば鉄筋コンクリートより電波は通りやすいですが、それでも階をまたぐと減衰します。

対策の優先順:

  1. ルーターを階段付近や吹き抜け近くに設置する(上下階に電波が届きやすい)
  2. 2階でWi-Fiを使う部屋が決まっている場合は、その部屋に近い1階の場所にルーターを移動
  3. 中継器を1階と2階の中間点(階段の踊り場など)に設置
  4. 各階にアクセスポイントを設置するか、メッシュWi-Fiを導入

まとめ

家の電波が悪いと感じたときは、まず原因が「回線」「Wi-Fi電波」「携帯電波」のどれなのかを切り分けることが大切です。ルーターの近くでも遅い場合は回線自体の問題の可能性があり、機器を追加しても改善は見込めません。

Wi-Fi電波の問題であれば、以下の順番で対策を試しましょう。

  1. 無料でできる対策を先に試す
    • ルーター設置場所の見直し
    • 2.4GHz/5GHzの使い分け
    • 電波干渉の回避
  2. 改善しなければ機器の追加を検討する
    • 1部屋だけの改善なら中継器(3,000〜10,000円)
    • 家全体の改善ならメッシュWi-Fi(15,000〜30,000円)

ここまで試しても改善しない場合は、回線自体の見直しが必要かもしれません。

自分の家で何が原因か、どの対処が現実的かを知りたいなら、かしこいネット診断で約3分で切り分けができます。電波の問題か回線の問題か、建物と使い方から判断し、あなたに合った解決策を提案します。

掲載情報に関する注記

  • 掲載している料金は、特に記載がない限りすべて税込表示です(2026年6月時点)。料金・キャンペーン内容は変更される場合があります。最新情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。
  • 「最大速度」は技術規格上の理論値(ベストエフォート)であり、実使用時の速度を保証するものではありません。実際の速度は利用環境・時間帯・端末により変動します。
  • 「実測平均」は第三者の速度計測サイトに投稿された測定値の参考値です。あくまで目安としてご覧ください。
  • 「実質月額」は (月額料金 × 契約月数 + 初期費用 − キャッシュバック − セット割)÷ 契約月数 を基本に算出しています。割引適用条件は各サービスにより異なります。
  • 提供エリア・電波状況・建物の設備(光回線の場合は配線方式等)により、実際に利用できるサービスや速度が異なります。お申し込み前にエリア・対応状況を必ずご確認ください。

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