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光回線終端装置(ONU)とは?役割・接続方法・トラブル対処をまとめて解説

5分で読めるかしこいネット編集部
トラブル対策
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光回線を契約すると、工事のあとに白い箱型の機器が設置されます。これがONU(光回線終端装置)です。

ただ、はじめて光回線を使う方にとっては疑問も多いでしょう。

  • ONUって何をする機器なの?
  • モデムやルーターと何が違うの?
  • ランプが変な色になったけど大丈夫?

本記事では、ONUの役割から接続方法、トラブル対処法まで順番に解説します。

この記事のポイント

  • ONUは光信号とデジタル信号を変換する、光回線に欠かせない機器
  • モデム・ルーター・ホームゲートウェイとの違いを比較表で整理
  • ランプの色でトラブルの原因を自分で切り分けられる
目次

光回線終端装置(ONU)とは?役割をわかりやすく解説

ONU(光回線終端装置)とは、光ファイバーを流れる「光信号」を、LANケーブルで扱える電気信号(デジタル信号)に変換する機器です。光回線を使ってインターネットに接続するには、この変換処理が欠かせません。

イメージとしては「翻訳機」が近いでしょう。光ファイバーは光の点滅でデータを送りますが、LANケーブルは電気信号でデータを伝えます。方式の違う二者の間に立って、信号を変換してくれる存在がONUです。

変換は双方向で行われます。Webサイトを見るときは光信号→デジタル信号へ、こちらからデータを送るときはデジタル信号→光信号へ変換します。つまりインターネットの受信にも送信にもONUが関わっています。

外見は高さ20cm前後の白い箱型が一般的です。前面には認証・UNI・光回線・電源といったランプがあり(数や名称は機種によって異なります)、正常時は緑色に点灯していることが多いです。背面には光ファイバーを差し込む光端子と、LANケーブルを差すLANポートが付いています。

ONUは光回線の契約時に回線事業者からレンタルで届きます。開通工事の際に工事担当者が持参して設置してくれるため、自分で購入したり用意したりする必要はありません。解約時には返却が必要です。

ONUの読み方と正式名称

ONUは「オー・エヌ・ユー」と読みます。正式名称はOptical Network Unit(オプティカル・ネットワーク・ユニット)で、日本語では「光回線終端装置」です。

「光モデム」と呼ばれることもありますが、厳密にはモデムとONUでは扱う信号の種類が異なります。この違いは次の章で詳しく解説します。

ONUにはいくつかの種類があり、契約する内容によって届くタイプが変わります。

種類用途
GE-ONUインターネット接続用。最も一般的なタイプ
V-ONU光テレビ専用の映像信号変換装置
GV-ONUインターネットと光テレビの両方に対応した一体型
小型ONU(スティック型)ルーターに直接差し込む小型タイプ。一部事業者で採用

家庭用の光回線であればGE-ONUが届くのが一般的です。光テレビも同時に契約した場合はGV-ONUが設置されることがあります。

モデム・ルーター・ホームゲートウェイとの違い

光回線を使い始めると、「モデム」「ルーター」「ホームゲートウェイ」と似た名前の機器が複数登場します。見た目もどれも白い箱型で紛らわしいため、それぞれの役割の違いを整理しましょう。

機器役割変換する信号複数台接続
ONU光信号↔デジタル信号の変換光信号なし(ルーティング機能なし)
モデムアナログ信号↔デジタル信号の変換アナログ信号なし(ルーティング機能なし)
ルーター複数端末を同時にインターネットへ接続変換なし(分配・制御)可能
ホームゲートウェイルーター・ひかり電話などの機能を内蔵(構成は機種による)光信号(内蔵ONUで変換する製品が多い)可能

ポイントは「変換装置か、分配装置か」という役割の違いです。ONUとモデムは信号を変換する装置、ルーターは複数の端末へ分配する装置、ホームゲートウェイはそれらの機能をまとめた一体型と覚えておくと整理しやすくなります。

ONUとモデムの違い

どちらも「信号を変換する装置」ですが、扱う信号の種類と使う回線が異なります。

ONUは光回線で使われ、光信号とデジタル信号を相互に変換します。一方、モデムはかつて主流だったADSLや電話回線で使われ、アナログ信号とデジタル信号を相互変換する装置です。

ADSL時代に「モデム」という呼び名が広く浸透したため、光回線のONUを「光モデム」と呼ぶ方が今でもいます。日常会話では通じますが、技術的には異なる装置です。光回線を使っているなら、手元にあるのはモデムではなくONUと考えてください。

ONUとルーターの違い

ONUとルーターは、そもそもの役割がまったく異なります。

ONUは光信号をデジタル信号に変換する装置です。ONU単体では基本的にパソコンなど1台の端末しか接続できません。

ルーターは、ONUが変換したデジタル信号を複数の端末に振り分ける装置です。スマホ、パソコン、タブレット、ゲーム機など家庭内の端末を同時にインターネットへ繋ぐには、ルーターが欠かせません。

つまり光回線を快適に使うには、ONUとルーターの両方が必要です。ONUだけではスマホとパソコンを同時に使えませんし、ルーターだけでは光信号を変換できません。Wi-Fiを使いたい場合はWi-Fi機能付きのルーターを用意するか、プロバイダからレンタルしましょう。

ONUとホームゲートウェイの違い

ホームゲートウェイとは、ルーター機能やひかり電話機能などを備えた通信機器です(ONU機能を内蔵する製品も多く、機能構成は機種によって異なります)。

フレッツ光やドコモ光などNTT系の回線で光電話を契約すると、ONUの代わりにホームゲートウェイが設置されることが多くあります。この場合、ONU単体を別途用意する必要はありません。

メリットは、機器が1台で済むため配線がシンプルになり、コンセントや設置スペースも節約できる点です。一方で、内蔵のルーター機能は専用ルーターほど高性能ではない場合もあります。より安定したWi-Fi環境や広い範囲での電波を求める方は、ホームゲートウェイに加えてWi-Fiルーターを追加接続する方法もあります。

ONUの接続方法と設定手順

開通工事が終わったら、ONUとルーターを正しい順番で接続します。接続の順番やポートの差し間違いがトラブルの原因になりやすいため、手順を確認してから作業しましょう。

必要なもの・事前確認

接続を始める前に、以下のものが揃っているか確認してください。

必要なもの確認ポイント
ONU本体工事担当者が設置済み。電源が入るか確認
LANケーブルONU付属品に含まれていることが多い
ルーター自分で用意するか、プロバイダからレンタル
電源アダプタONU用とルーター用の2つが必要

壁の光コンセントの位置も確認しておきましょう。光コンセントとは、光ファイバーが建物内に引き込まれている差込口のことです。「光」や「光コンセント」と書かれたカバーが付いていることが多く、通常は電源コンセントの近くに設置されています。

ONUの背面にあるポートも事前に確認します。「光」や「OPTICAL」と書かれた端子が光ファイバー用、「LAN」と書かれた端子がLANケーブル用です。

接続手順(ステップごと)

以下の順番で接続してください。

ステップ1:光コンセントとONUの接続

光コンセントとONUの光端子(OPTICAL端子)を光ファイバーケーブルで繋ぎます。通常は開通工事の際に接続済みのため、自分で作業する必要がないケースがほとんどです。

もし自分で差し込む場合は、光ファイバーケーブルを強く曲げないよう注意してください。光ファイバーはガラス素材でできており、鋭角に折り曲げると内部が破損して信号が通らなくなります。

ステップ2:ONUとルーターの接続

ONUのLANポートとルーターのWANポートをLANケーブルで繋ぎます。

ルーターには「WAN」と「LAN」の2種類のポートがあります。ONUからのケーブルは必ずWANポートに差してください。LANポートに差すとインターネットに繋がりません。

WANポートは他のポートと色が異なっていることが多く、青色になっているルーターが一般的です。色を目印にすれば間違えにくくなります。

ステップ3:電源投入と起動確認

ONU→ルーターの順に電源アダプタをコンセントへ差します。電源を入れてから各機器が安定するまで1〜2分ほど待ちましょう。多くの機種では、ONUの前面ランプが緑色に点灯していれば正常です。

ステップ4:端末の接続と動作確認

Wi-Fiの場合は、ルーター本体の底面や側面に記載されているSSID(ネットワーク名)とパスワードを、スマホやパソコンのWi-Fi設定画面で入力します。有線接続の場合はルーターのLANポートとパソコンをLANケーブルで繋ぎます。

ブラウザを開いてWebサイトが表示されれば、接続は完了です。

マンションでONUが見当たらないとき

マンションに住んでいる方の中には「自分の部屋にはONUが見当たらない」というケースがあります。これは故障や設置忘れではありません。マンションの配線方式によっては、ONUが共用部に設置され、各戸には別の機器が置かれる場合があります。

マンションの光回線は、建物の共用部(MDF室と呼ばれる配線スペース)まで光ファイバーを引き込み、そこから各戸へケーブルを分配する仕組みです。この「共用部から各戸への配線方式」は主に3種類あり(フレッツ光・光コラボなどNTT系での分類。独自回線では方式・名称が異なる場合があります)、方式によって各戸にONUが設置されるかどうかが変わります。

光配線・VDSL・LAN方式の違い

配線方式各戸への配線各戸のONU最大速度目安
光配線方式光ファイバーあり1Gbps〜10Gbps
VDSL方式電話線(メタル線)なし(共用部に設置)100Mbps
LAN方式LANケーブルなし(共用部に設置)100Mbps

光配線方式は、共用部から各戸まで光ファイバーで繋がるため、各戸にONUが設置されます。戸建てと同等の速度が期待でき、3方式の中で最も快適です。

VDSL方式は、共用部までは光ファイバーですが、各戸へは建物にもともとある電話線を利用します。ONUは共用部に設置され、各戸にはVDSLモデムという別の変換装置が置かれます。電話線を経由するため、最大速度は100Mbpsに制限されます。「マンションで光回線を使っているのに遅い」と感じる場合、このVDSL方式が原因であることが少なくありません。

LAN方式は、共用部から各戸までLANケーブルで繋ぐ方式です。各戸の壁にLANの差込口があり、ルーターやパソコンを直接繋ぎます。ONUは共用部に設置されています。

自分のマンションがどの方式か知りたい場合は、管理会社や回線事業者に問い合わせると確認できます。壁の差込口の形状も手がかりになります。光コンセントがあれば光配線方式、電話のモジュラージャックのみならVDSL方式、LAN差込口があればLAN方式の可能性が高いでしょう。

ONUのランプが異常なときのトラブル対処法

突然インターネットが繋がらなくなったとき、最初に確認すべきはONUのランプです。ランプの色や点灯パターンを見れば、トラブルの原因をある程度まで自分で切り分けられます。

ランプ別の状態一覧

ONUの前面には通常4つのランプがあります。正常時は全て緑色に点灯しています。なお、ランプの数・名称・色は機種によって異なる場合があります。詳細は各機器のマニュアルを参照してください。

ランプ名正常時異常時考えられる原因
認証緑点灯消灯回線事業者側の認証に失敗している
UNI緑点灯または点滅消灯ONUとルーター間のLANケーブルが抜けている・断線
光回線緑点灯消灯または橙点灯光ファイバーケーブルの断線・光コンセントの異常
電源緑点灯消灯または赤点灯電源アダプタが抜けている・コンセントに通電なし・装置故障

全てのランプが消灯している場合は、電源アダプタの接続やコンセント側の通電を確認してください。

光回線ランプが消灯または橙色に点灯している場合は、光ファイバーケーブルに物理的な問題が起きている可能性があります。ケーブルが家具に踏まれていないか、鋭角に曲がっていないかを確認しましょう。

自分でできる対処手順

ランプの異常に気づいたら、まず以下の2ステップを試してください。多くのケースはこれだけで改善します。

ステップ1:ONUの再起動

ONUの電源アダプタをコンセントから抜き、30秒ほど待ってから再び差し込みます。電源を入れ直すことで内部のソフトウェアがリセットされ、一時的な不具合が解消されることがあります。再起動後、全てのランプが緑色に点灯するまで2〜3分ほど待ちましょう。

ステップ2:ケーブルの差し直し

光ファイバーケーブルとLANケーブルをそれぞれ一度抜いて、しっかり差し直します。接触不良が原因であれば、これで復旧します。光ファイバーケーブルの端子部分はデリケートなので、端子面に指で触れないよう注意してください。

この2ステップで改善しない場合は、機器の故障や回線事業者側の障害が考えられます。契約中の回線事業者のサポート窓口に連絡してください。事業者によってはWebサイトで工事情報や障害情報を公開しているため、電話の前に確認するとスムーズです。

なお、長年使っているONUで頻繁にトラブルが起きる場合は、経年劣化の可能性もあります。ONUは回線事業者からのレンタル品のため、故障時は事業者に連絡すれば基本的に無償で交換してもらえます。

ちなみに、自分でONUを購入して持ち込むことはできません。ONUは回線事業者側の設備と認証情報で連携する仕組みになっており、市販品では認証が通らず正常に動作しないためです。故障や寿命が気になる場合は、必ず事業者に相談してください。

まとめ

ONUは光信号とデジタル信号を相互変換する装置で、光回線をインターネットに繋ぐうえで欠かせない機器です。役割・接続方法・トラブル対処のポイントをおさらいします。

  • ONUは光ファイバーの光信号をLANケーブルで扱える電気信号に変換する「光の翻訳機」
  • モデムはアナログ回線用、ルーターは複数台の同時接続用、ホームゲートウェイはこれらの一体型で、それぞれ役割が異なる
  • 接続は「光コンセント→ONU→ルーター(WANポート)→端末」の順。WANポートとLANポートの差し間違いに注意
  • マンションでONUがない場合はVDSLやLAN方式の可能性がある。配線方式によって速度の上限が異なる
  • ランプ異常時はまず再起動とケーブルの差し直しを試す。改善しなければ回線事業者に連絡する

これらを把握しておけば、光回線の開通直後も、突然繋がらなくなったときも、慌てずに対応できます。回線選びで迷っている場合は、自分の使い方や住環境に合う回線タイプを確認してみてください。

掲載情報に関する注記

  • 掲載している料金は、特に記載がない限りすべて税込表示です(2026年6月時点)。料金・キャンペーン内容は変更される場合があります。最新情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。
  • 「最大速度」は技術規格上の理論値(ベストエフォート)であり、実使用時の速度を保証するものではありません。実際の速度は利用環境・時間帯・端末により変動します。
  • 「実測平均」は第三者の速度計測サイトに投稿された測定値の参考値です。あくまで目安としてご覧ください。
  • 「実質月額」は (月額料金 × 契約月数 + 初期費用 − キャッシュバック − セット割)÷ 契約月数 を基本に算出しています。割引適用条件は各サービスにより異なります。
  • 提供エリア・電波状況・建物の設備(光回線の場合は配線方式等)により、実際に利用できるサービスや速度が異なります。お申し込み前にエリア・対応状況を必ずご確認ください。

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