テレワーク向けポケット型WiFiの選び方|速度・容量・VPNで比較
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テレワークや在宅勤務が増えるなか、自宅のネット環境に悩む方は少なくありません。光回線は工事に時間がかかり、賃貸では許可が下りないケースもあります。
- Web会議が途切れないか不安
- どれくらいのデータ容量が必要か分からない
- 光回線の工事を待てない、または許可が下りない
本記事では、テレワークにポケット型Wi-Fiを使うための条件、選び方のポイント、おすすめサービス5選を解説します。
この記事のポイント
- Web会議には下り10Mbps・上り3Mbps以上あれば問題なく使える
- テレワーク用途なら月間100GB以上か無制限プランを選ぶ
- 月額料金だけでなく端末代・キャッシュバックを含めた実質料金で比較する
目次
テレワークでポケット型Wi-Fiは使える?結論と注意点
結論から言えば、テレワークでポケット型Wi-Fiは十分に使えます。ただし、常に最高の通信品質が保証されるわけではなく、いくつかの条件を理解しておく必要があります。
ポケット型Wi-Fiとは、持ち運びできる小型のWi-Fiルーターのことです。モバイル回線を使ってインターネットに接続するため、工事不要で、届いたその日のうちに使い始められるのが大きな利点です。ただし電波状況によっては、使う場所によって通信が不安定になる場合もあります。
Web会議に必要な通信速度の目安
テレワークでもっとも通信品質が問われるのがWeb会議です。主要なサービスの推奨速度を確認しておきましょう。
| サービス | 下り速度 | 上り速度 |
|---|---|---|
| Zoom(1080p HD) | 3.8Mbps | 3.8Mbps |
| Microsoft Teams(会議ビデオ) | 4Mbps | 2.5Mbps |
| Google Meet(HD) | 3.2Mbps | 3.2Mbps |
※各サービスの公式ドキュメントに記載されている推奨値です(2026年7月時点)。
実際には、下り10Mbps・上り3Mbps以上あれば、映像が途切れることなく安定したWeb会議ができます。多くのポケット型Wi-Fiは下り速度が25Mbps以上出るため、資料のダウンロードや動画視聴を含めて問題なく利用できるでしょう。
ただし、上り速度は10Mbpsに達しないケースもあります。画面共有をしながら複数人で会議する場合は、事前に実際の速度を確認しておくと安心です。
光回線・ホームルーターとの違い
テレワーク用のネット回線には、光回線やホームルーターという選択肢もあります。それぞれの特徴を比較してみましょう。
| 項目 | ポケット型Wi-Fi | ホームルーター | 光回線 |
|---|---|---|---|
| 工事 | 不要 | 不要 | 必要 |
| 持ち運び | 可能 | 基本不可 | 不可 |
| 安定性 | 中 | 中〜高 | 高 |
| 通信速度 | 下り最大3.5Gbps | 下り最大4.2Gbps | 下り最大10Gbps |
| 開通までの日数 | 最短翌日 | 最短翌日 | 2週間〜1か月 |
自宅での作業が中心で、通信の安定性を最優先したい場合は光回線やホームルーターが向いています。一方、外出先でも使いたい、工事を待てない、賃貸で工事許可が下りないといった場合はポケット型Wi-Fiが適しているでしょう。
テレワーク向けポケット型Wi-Fiの選び方
テレワーク用途でポケット型Wi-Fiを選ぶ際は、データ容量・通信速度・料金の3つのポイントを押さえることが重要です。
データ容量は無制限か100GB以上を選ぶ
テレワークでは1日中インターネットを使うため、データ容量に余裕のあるプランを選びましょう。
テレワークで消費するデータ量の目安は以下のとおりです。
| 用途 | 1時間あたりの消費量 | 1日8時間の場合 |
|---|---|---|
| Web会議(映像あり) | 0.6〜1GB | 5〜8GB |
| Web会議(音声のみ) | 0.1GB | 0.8GB |
| メール・チャット | 0.01GB | 0.08GB |
| クラウドファイル閲覧 | 0.1〜0.5GB | 0.8〜4GB |
映像ありのWeb会議を1日2〜3時間行う場合、1日あたり5〜10GBを消費します。月に20日勤務すると100〜200GBになるため、月間100GB以上か無制限プランを選ぶのがおすすめです。
データ容量を超過すると通信速度が大幅に制限され、Web会議どころかメールの送受信も困難になります。容量切れの心配をしたくない方は無制限プランを検討しましょう。
5G対応と通信速度で選ぶ
テレワークを快適に行うには、通信速度も重要な要素です。
5G対応端末は従来の4G端末よりも高速な通信が可能で、下り最大3.5Gbps(理論値・機種による)に対応しているものもあります。実測値では100〜300Mbps程度出ることが多く、複数台のデバイスを同時に接続しても安定した速度を維持できます。
また、「上り速度」にも注目してください。Web会議で自分の映像を相手に送ったり、大容量のファイルをアップロードしたりする際に重要になります。上り速度が10Mbps以上出るサービスを選ぶと、ストレスなく仕事ができるでしょう。
実質料金で比較する
ポケット型Wi-Fiを選ぶ際は、月額料金だけでなく「実質料金」で比較することが大切です。
実質料金とは、以下の要素を含めた総額を契約期間で割った金額のことです。
- 月額基本料金
- 端末代金(分割・一括)
- 事務手数料
- キャッシュバック・割引
月額料金が安くても端末代が高額だったり、キャッシュバックの受取条件が厳しかったりすることがあります。3年間の総額で比較すると、実際にどちらがお得か判断しやすくなります。
テレワークにおすすめのポケット型Wi-Fi5選
テレワーク用途におすすめのポケット型Wi-Fiを、データ容量と料金のバランスで選びました。サービスは50音順で掲載しています。
無制限で選ぶならWiMAX系
データ容量を気にせず使いたい方には、WiMAX系のサービスがおすすめです。WiMAXは、au回線とWiMAX 2+回線を組み合わせた高速通信が特徴で、5G対応エリアも拡大しています。
| サービス | 月額料金(税込) | データ容量 | 5G対応 | 契約期間 |
|---|---|---|---|---|
| Broad WiMAX | 初月1,397円〜 | 無制限 | 対応 | なし |
| GMOとくとくBB | 初月1,089円〜 | 無制限 | 対応 | 2年 |
| UQ WiMAX | 5,280円 | 無制限 | 対応 | なし |
※2026年7月時点の情報です。料金は変動する場合があります。
WiMAXは同じ回線を使っているため、どのプロバイダを選んでも通信品質に大きな差はありません。そのため、キャッシュバックや月額割引を含めた実質料金で選ぶのがポイントです。
コスパ重視ならクラウドSIM系
月間100GB程度で十分な方や、料金を抑えたい方にはクラウドSIM系のサービスも選択肢になります。
クラウドSIMとは、複数のキャリア回線を状況に応じて自動で切り替える技術です。特定の回線に縛られず、そのエリアで最適な回線につながるため、広いエリアで安定した通信が期待できます。
クラウドSIM系サービスの特徴は以下のとおりです。
- 月額料金: 2,000〜3,500円程度(税込)
- データ容量: 50〜100GB程度
- 契約期間: 1〜2年が一般的
クラウドSIM系は無制限プランがないものの、月額3,000円前後で100GB使えるコスパの良さが魅力です。Web会議が毎日ではない方や、自宅に別の回線がある方には十分な容量でしょう。最新の料金やサービス内容は各社の公式サイトで確認してください。
ポケット型Wi-Fiでテレワークする際の注意点
ポケット型Wi-Fiは便利ですが、テレワークで使う際に知っておくべき注意点があります。
VPN接続の互換性を事前確認
会社のシステムにアクセスするためにVPN(仮想プライベートネットワーク)を使っている場合、ポケット型Wi-Fiとの相性を事前に確認しましょう。
一部のポケット型Wi-Fiでは、VPN接続がうまくできないケースがあります。原因としては、以下のようなものが考えられます。
- ポートブロックによる接続制限
- 通信の暗号化方式の相性
- IP アドレスの変動
契約前に、お試し期間やレンタルサービスを利用して、実際にVPN接続できるか確認しておくと安心です。30日間お試しモニターを提供しているサービスもあるため、活用を検討してみてください。
電波状況とバッテリー持ちに注意
ポケット型Wi-Fiはモバイル回線を使うため、場所によって通信品質が変わります。特に以下のような環境では電波が届きにくい場合があります。
- 高層階(10階以上)
- 地下室・地下フロア
- 建物の奥まった場所
- 窓から離れた部屋
作業場所で十分な電波が入るか、契約前にエリアマップで確認しておきましょう。
また、バッテリー持続時間にも注意が必要です。多くの端末は連続通信8〜12時間程度ですが、Web会議を頻繁に行うと消耗が早まります。1日8時間のテレワーク中に充電が切れないよう、充電ケーブルを手元に用意しておくか、コンセント近くに端末を置いておくと良いでしょう。
まとめ:自分の働き方に合ったサービスを選ぼう
テレワークでポケット型Wi-Fiを使うことは十分に可能です。Web会議に必要な通信速度は下り10Mbps・上り3Mbps以上が目安で、多くのポケット型Wi-Fiサービスはこの基準を満たしています。
選び方のポイントをおさらいすると、以下の3点が重要です。
- データ容量: 映像ありのWeb会議が多いなら無制限か100GB以上
- 通信速度: 5G対応端末なら高速かつ安定した通信が可能
- 実質料金: 月額料金だけでなく端末代やキャッシュバックも含めて比較
自宅での作業が中心で安定性を最優先するなら光回線やホームルーター、外出先でも使いたい・工事を待てないならポケット型Wi-Fiが向いています。自分の働き方に合ったサービスを選んで、快適なテレワーク環境を整えてください。