ポケット型WiFiの充電方法と長持ちさせるコツ
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ポケット型Wi-Fiは持ち運びに便利なインターネット回線です。しかし、正しい充電方法を知らないと、バッテリーの寿命を縮めてしまう可能性があります。
- 充電器が付属していなくて、どうやって充電すればよいかわからない
- 充電しながら使用してよいのか気になる
- バッテリーの減りが早くなってきた気がする
本記事では、ポケット型Wi-Fiの正しい充電方法から、バッテリーを長持ちさせるコツまで詳しく解説します。
この記事のポイント
- ポケット型Wi-Fiの充電方法は「コンセント」「パソコン」「モバイルバッテリー」の3パターン
- 充電しながらの使用はバッテリー劣化の原因になるため避けるべき
- 20〜80%の範囲で充電するとバッテリーが長持ちする
目次
ポケット型Wi-Fiの充電方法は3パターンある
ポケット型Wi-Fiを充電する方法は、大きく分けて3つあります。最近の端末は充電器が付属していないことも多いですが、USBケーブルがあれば問題なく充電できます。
それぞれの方法の特徴を理解して、状況に合わせて使い分けましょう。
コンセント(ACアダプター)から充電する
最も一般的で、充電速度も速い方法です。スマートフォン用のUSB充電器をそのまま使えることが多いので、新たに購入する必要がない場合もあります。
充電器を選ぶ際は、出力に注目してください。ポケット型Wi-Fiの多くは「5V/2A」以上の出力を推奨しています。充電器の側面やパッケージに「5V⎓2.4A」「12W」などと記載されていれば問題ありません。
USB PD(USB Power Delivery)とは、従来より高速に充電できる規格のことです。USB PD対応の充電器を使えば、より短時間で充電を完了できます。ただし、端末側もUSB PDに対応している必要があります。
| 充電器の種類 | 出力の目安 | 充電速度 |
|---|---|---|
| 一般的なUSB充電器 | 5V/1A(5W) | 遅い |
| 推奨される充電器 | 5V/2A以上(10W以上) | 標準 |
| USB PD対応充電器 | 最大100W | 高速 |
パソコンのUSBポートから充電する
外出先でコンセントが使えないときは、パソコンのUSBポートからも充電できます。USBケーブルでパソコンとポケット型Wi-Fiを接続するだけなので、手軽な方法です。
ただし、パソコンのUSBポートから供給される電力は限られています。USB 2.0の場合は5V/0.5A(2.5W)程度しか供給されないため、コンセントからの充電に比べると時間がかかります。
USB 3.0以降のポートであれば5V/0.9A(4.5W)まで供給可能です。パソコンのUSBポートが青色であればUSB 3.0以上の規格に対応しているサインなので、充電速度がやや速くなります。
緊急時には便利な方法ですが、普段使いには向いていません。時間に余裕があるときの補助的な充電方法と考えておきましょう。
モバイルバッテリーから充電する
外出先での電池切れ対策として、モバイルバッテリーとの併用がおすすめです。出張や旅行など、長時間外出するときに役立ちます。
モバイルバッテリーを選ぶ際は、容量と出力の両方をチェックしてください。
- 容量(mAh): ポケット型Wi-Fiのバッテリーは2,000〜4,000mAh程度のものが多いです。余裕を持って10,000mAh以上のモバイルバッテリーを選ぶと、2〜3回分の充電ができます
- 出力: 5V/2A以上の出力があるものを選びましょう。出力が小さいと充電に時間がかかります
モバイルバッテリーとポケット型Wi-Fiを同時に持ち歩く場合は、両方に対応したケーブルを忘れずに携帯してください。
充電器・ケーブルの選び方
ポケット型Wi-Fiに付属していた充電ケーブルを紛失した場合や、新たに充電器を購入する場合は、端子の種類と出力を確認することが大切です。
USB端子の種類を確認する(Type-CとmicroUSB)
ポケット型Wi-Fiで使われるUSB端子は、主に2種類あります。
USB Type-Cは、上下の向きがなく、どちらの向きでも差し込める端子です。2020年以降に発売された端末の多くはType-Cを採用しています。WiMAXの最新機種(Speed Wi-Fi 5G X12など)もType-C端子です。
microUSBは、上下の向きがある小さな端子です。2019年以前に発売された端末や、一部のクラウドSIM端末で使われています。端子の形状が台形のようになっているのが特徴です。
| 端子の種類 | 特徴 | 対応端末の例 |
|---|---|---|
| USB Type-C | 向きを気にせず差せる | Speed Wi-Fi 5G X12、Galaxy 5G Mobile Wi-Fi |
| microUSB | 向きがある(台形型) | 旧機種、一部のクラウドSIM端末 |
購入前に、端末本体の充電口を確認してから、対応するケーブルを選んでください。間違った端子のケーブルは使用できません。
出力(アンペア数)が適切な充電器を選ぶ
充電器は「5V/2A」以上の出力があるものを選びましょう。端末の背面や取扱説明書に推奨出力が記載されていることもあるので、事前に確認しておくと安心です。
100円ショップでもUSBケーブルや充電器を購入できますが、出力が不足している製品や品質にばらつきがある場合があります。充電に時間がかかったり、接続が不安定になったりする可能性があるため、信頼できるメーカーの製品を選ぶことをおすすめします。
急いで購入する必要がある場合はコンビニでも手に入りますが、やや割高です。時間に余裕があれば、家電量販店やオンラインショップで購入するほうが選択肢も多く、コストパフォーマンスもよいでしょう。
端末メーカーの公式オンラインショップでは、純正のケーブルや充電器を購入できます。やや高価ですが、高速充電に対応しており、不具合のリスクも低いため安心です。
充電しながら使用してはいけない理由
「家で使うときは充電しながら使えば、バッテリー切れの心配がない」と考える方もいるかもしれません。しかし、充電しながらの使用は、バッテリーの寿命を大きく縮める原因になります。
リチウムイオン電池は熱に弱い
ポケット型Wi-Fiにはリチウムイオン電池が内蔵されています。リチウムイオン電池とは、繰り返し充電して使える電池のことで、スマートフォンやノートパソコンにも使われています。
この電池には、熱に弱いという特性があります。充電中は電池が温まりますが、同時に通信でも熱が発生するため、充電しながら使用すると発熱が続いてしまいます。
熱にさらされ続けると、電池内部の化学反応が進み、容量が徐々に減少します。本来であれば2〜3年使える電池が、1年程度で劣化してしまうこともあります。
特に夏場の車内や直射日光が当たる窓際など、高温になりやすい場所での使用は避けてください。
バッテリー膨張や発火のリスクがある
充電しながらの使用を長期間続けると、より深刻な問題が起こる可能性があります。
過充電状態(100%のまま充電を続ける状態)になると、電池内部でガスが発生することがあります。このガスが溜まると、バッテリーが膨らんでしまいます。膨らんだバッテリーは危険な状態で、最悪の場合は発火につながる可能性もあります。
以下のような症状が出たら、すぐに使用を中止してください。
- 端末の裏蓋が浮いてきた
- 本体が異常に熱くなる
- 異臭がする
- 画面が押されたように歪んでいる
このような症状が見られた場合は、サポート窓口に相談するか、新しい端末への買い替えを検討しましょう。
バッテリーを長持ちさせる5つのコツ
ポケット型Wi-Fiのバッテリーをできるだけ長く使い続けるために、日常的に意識したいポイントを紹介します。
1. 20〜80%の範囲で充電する
バッテリーは、0%まで使い切ったり、100%まで充電し続けたりすると劣化しやすくなります。理想的には20〜80%の範囲で使用し、適度なタイミングで充電するのがおすすめです。
毎回きっちり守る必要はありませんが、「空になるまで使わない」「満充電のまま放置しない」という意識を持つだけでも効果があります。
2. 高温・低温の場所で充電しない
リチウムイオン電池の適正温度は15〜25℃程度です。夏場の車内や直射日光が当たる場所、冬場の屋外など、極端な温度環境での充電は避けてください。
充電中に本体が熱くなってきたら、一度充電を中断して冷ましてから再開しましょう。
3. 使わないときは完全に電源を切る
画面が消えていても、スリープ状態や休止状態では電池を消費し続けています。特に電波が弱い場所では、接続を維持しようとして電池の減りが早くなります。
寝るときや長時間使わないときは、電源ボタンを長押しして完全にオフにしてください。
4. 省電力モード・エコモードを活用する
多くのポケット型Wi-Fiには、省電力モードやエコモードが搭載されています。通信速度は抑えられますが、バッテリーの持ちが改善します。
外出先で長時間使う日は、速度より電池持ちを優先してエコモードを有効にしておくとよいでしょう。
5. 長期保管時は50%程度で保管する
しばらく使わない場合は、バッテリーを50%程度の状態で保管してください。満充電のまま長期間放置すると劣化が進みます。逆に0%のまま放置すると、過放電状態になり電池が使えなくなることもあります。
| 保管状態 | バッテリーへの影響 |
|---|---|
| 100%のまま放置 | 過充電で劣化が進む |
| 0%のまま放置 | 過放電で使用不能になる可能性 |
| 50%程度で保管 | 最も負担が少ない |
充電の減りが早いときの対処法
「フル充電しても半日持たない」「買ったときより明らかに電池持ちが悪くなった」という場合は、原因を特定して対処しましょう。
バッテリー劣化が疑われる場合
2年以上使用している端末は、バッテリーが劣化している可能性があります。本体が熱くなりやすい、充電中しか安定しない、残量表示が急に減るなどの症状が出ていれば、設定で改善するのは難しいです。
バッテリー交換に対応している機種であれば交換を検討し、対応していなければ新しい端末への乗り換えを考えましょう。
電波が弱い場所で使用している場合
圏外や電波が弱い場所では、端末が電波を探し続けるため、電池の消耗が早くなります。地下、建物の奥、カバンの中などでは電波をつかみにくくなります。
窓際や机の上など、電波の良い場所に端末を置くだけで電池持ちが改善することもあります。
待機中の消費が多い場合
使っていないのに電池が減る場合は、休止状態になっているかもしれません。完全に電源を切っているつもりでも、クイック起動がオンになっていると少しずつ電池を使います。
設定画面からクイック起動をオフにするか、使わないときは完全に電源を切るようにしてください。
設定を見直す
画面の明るさを下げる、自動で画面が消えるまでの時間を短くする、5G通信を必要なときだけに限定するなど、細かな設定の見直しも効果があります。
これらの対策を試しても改善しない場合は、端末の買い替えを検討する段階かもしれません。外出先で何度も電池切れになるようでは、ポケット型Wi-Fiとしての役割を果たせなくなってしまいます。
まとめ
ポケット型Wi-Fiの充電方法は、コンセント・パソコン・モバイルバッテリーの3パターンがあります。最も効率的なのはコンセントからの充電ですが、外出先ではモバイルバッテリーとの併用が便利です。
充電器やケーブルを購入する際は、端子の種類(Type-CまたはmicroUSB)と出力(5V/2A以上)を確認してください。100円ショップの安価な製品は充電が遅くなることがあるため、信頼できるメーカーの製品がおすすめです。
バッテリーを長持ちさせるためには、充電しながらの使用を避けることが最も重要です。リチウムイオン電池は熱に弱いため、充電と使用を同時に行うと劣化が早まります。20〜80%の範囲で充電し、使わないときは電源を切る習慣をつけることで、端末を長く使い続けられます。
電池の減りが早くなってきたら、設定の見直しや置き場所の工夫で改善できることもあります。それでも改善しない場合は、バッテリー交換や端末の買い替えを検討してみてください。