ギガ減らない方法|設定を変えるだけで止める手順
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自分で使った覚えがないのに、気づくとギガが減っている。毎月末になると速度制限になってしまう。そんな経験はありませんか。
実は、スマホは画面を閉じていても通信を続けていることがあります。この「見えない通信」がギガを消費している原因かもしれません。
本記事では、スマホの設定を変えるだけでギガの「勝手な流出」を止める方法を、iPhone・Android別に解説します。
この記事のポイント
- ギガが勝手に減る原因は「バックグラウンド通信」「自動更新」「自動再生」の3つ
- 設定を変えるだけで今日から止められる
- 「キャッシュ削除でギガ節約」は誤解であることが多い
目次
ギガが「勝手に」減る3つの原因
自分で動画を見たりSNSを開いたりした分以外に、ギガが減っていると感じることがあります。その原因は大きく3つに分けられます。
バックグラウンド通信とは
バックグラウンド通信とは、アプリを閉じていても、裏側で通信が続いている状態のことです。
たとえば、以下のような動作がバックグラウンドで行われています。
- メールの自動受信(新着メールを定期的にチェック)
- SNSの通知を取得する通信(いいねやコメントの通知)
- 写真や動画のクラウドへの自動バックアップ(iCloud、Googleフォトなど)
- 天気やニュースアプリの情報更新
- 位置情報を利用するアプリの通信
これらの通信はユーザーが操作していなくても発生するため、「使っていないのにギガが減っている」と感じる原因になります。
特に写真や動画の自動バックアップは、1枚あたり数MBから数十MBの通信が発生することがあります。旅行で写真を大量に撮った後、知らないうちにギガが減っていた、という経験がある方は、自動バックアップが原因かもしれません。
自動更新・自動再生とは
アプリの自動更新は、App StoreやGoogle Playがアプリの新しいバージョンを自動的にダウンロードする機能です。アプリによっては数十MBから数百MBの更新データがあり、これがモバイルデータ通信中に行われるとギガを消費します。
動画の自動再生は、SNSのタイムラインをスクロールしたときに、動画が自動で再生される機能です。X(旧Twitter)やInstagram、TikTokなどで見かけることが多いでしょう。動画を「見るつもり」がなくても、スクロールするだけで通信が発生します。
これらの機能は便利な反面、モバイルデータ通信時にはギガを消費する原因になります。
ゲームアプリの場合、アップデートで1GB以上のデータをダウンロードすることも珍しくありません。自動更新がモバイルデータ通信で行われると、一度のアップデートで契約プランの大部分を消費してしまう可能性があります。
バックグラウンド通信を止める——iPhone/Android別
バックグラウンド通信を止める設定は、一度行えば継続的に効果があります。効果が大きいため、最初に設定しておくのがおすすめです。
iPhoneの設定手順
iPhoneでバックグラウンド通信を止めるには、以下の設定を確認してください。
Appのバックグラウンド更新をオフにする
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」をタップ
- 「Appのバックグラウンド更新」をタップ
- 「オフ」または「Wi-Fi」を選択
「Wi-Fi」を選ぶと、Wi-Fi接続時のみバックグラウンド通信が行われるようになります。
個別アプリのモバイルデータ通信をオフにする
- 「設定」アプリを開く
- 「モバイル通信」をタップ
- アプリ一覧からギガを使わせたくないアプリをオフにする
省データモードを有効にする
- 「設定」アプリを開く
- 「モバイル通信」をタップ
- 「通信のオプション」をタップ
- 「データモード」から「省データモード」を選択
省データモードを有効にすると、アプリのバックグラウンド更新や自動ダウンロードが一括で制限されます。
なお、省データモードを有効にすると、一部のアプリで通知が遅れたり、リアルタイム性が求められる機能に影響が出る場合があります。メールや連絡アプリの通知をすぐに受け取りたい場合は、「Appのバックグラウンド更新」で個別にオン/オフを設定する方法がおすすめです。
Androidの設定手順
Androidでバックグラウンド通信を止めるには、以下の設定を確認してください。機種やメーカーによってメニュー名が異なる場合があります。
データセーバーをオンにする
- 「設定」アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」をタップ
- 「データセーバー」をタップ
- 「データセーバーを使用」をオンにする
データセーバーをオンにすると、多くのアプリのバックグラウンド通信が一括で制限されます。
データセーバーを使うと、画面を操作しているときのみ通信が許可され、バックグラウンドでの通信が制限されます。ただし、音楽ストリーミングなど、バックグラウンドでの通信が必要なアプリは、データセーバーの例外として設定できます。
個別アプリのバックグラウンドデータをオフにする
- 「設定」アプリを開く
- 「アプリ」をタップ
- 対象のアプリを選択
- 「モバイルデータとWi-Fi」をタップ
- 「バックグラウンドデータ」をオフにする
自動更新・自動再生を止める——アプリ別
知らないうちにギガを消費しているアプリの設定を見直しましょう。
アプリの自動更新をWi-Fiのみにする
アプリの自動更新をWi-Fi接続時のみに設定すると、モバイルデータ通信でアプリが更新されなくなります。
iPhoneの場合
- 「設定」アプリを開く
- 「App Store」をタップ
- 「モバイルデータ通信」のセクションで「アプリダウンロード」をオフにする
- または「アプリダウンロード」で「常に許可」以外を選択
Androidの場合
- 「Google Play」アプリを開く
- 右上のプロフィールアイコンをタップ
- 「設定」をタップ
- 「ネットワーク設定」をタップ
- 「アプリの自動更新」で「Wi-Fi経由のみ」を選択
SNSの動画自動再生をオフにする
SNSの動画自動再生をオフにすると、タイムラインをスクロールしたときに動画が自動で再生されなくなります。
X(旧Twitter)の場合
- アプリを開き、プロフィールアイコンをタップ
- 「設定とプライバシー」をタップ
- 「アクセシビリティ、表示、言語」をタップ
- 「データ利用の設定」をタップ
- 「動画の自動再生」で「Wi-Fiのみ」または「オフ」を選択
Instagramの場合
- アプリを開き、プロフィールをタップ
- 右上のメニューから「設定とプライバシー」をタップ
- 「データ利用を軽減」をオンにする
LINEの場合
- アプリを開き、「設定」をタップ
- 「写真と動画」をタップ
- 「動画自動再生」をオフにする
YouTubeの場合
- アプリを開き、プロフィールアイコンをタップ
- 「設定」をタップ
- 「動画の画質設定」をタップ
- 「モバイルネットワーク」で「データセーバー」を選択
YouTubeの場合は自動再生のオフだけでなく、画質設定を下げることでもギガの消費を抑えられます。
写真の自動バックアップをWi-Fiのみにする
iCloudやGoogleフォトの自動バックアップも、モバイルデータ通信で行われるとギガを消費します。
iPhoneの場合は、「設定」→「写真」→「モバイルデータ通信」をオフにします。Googleフォトの場合は、アプリの設定から「バックアップ」→「モバイルデータ通信の使用」をオフにします。
写真や動画のバックアップは、自宅のWi-Fiに接続したときに自動で行われるようになります。
キャッシュ削除でギガは減らせるか——よくある誤解
「キャッシュを消すとギガが節約できる」という情報を見かけることがあります。しかし、これは誤解であることが多いです。
キャッシュの役割と削除の効果
キャッシュとは、一度読み込んだデータをスマホ内に保存しておき、次回以降の読み込みを省略する仕組みです。
たとえば、よく見るWebサイトの画像や、SNSで表示したコンテンツの一部がキャッシュとして保存されています。キャッシュがあることで、同じデータを毎回ダウンロードする必要がなくなり、むしろ通信量が減っているのです。
キャッシュを削除すると、保存されていたデータが消えるため、次回アクセス時に再度ダウンロードが必要になります。つまり、キャッシュ削除は通信量を増やす可能性があるということです。
キャッシュ削除が有効な場面
- スマホのストレージ容量が足りないとき
- アプリの動作がおかしいとき(不具合の解消)
- 個人情報を削除したいとき(ログイン情報が残っている場合など)
ギガ節約を目的とするなら、キャッシュ削除よりも本記事で紹介した設定変更を優先してください。
キャッシュとギガの関係を整理すると
| 操作 | ギガへの影響 |
|---|---|
| キャッシュを削除する | 次回アクセス時に再ダウンロードが必要になり、ギガを消費する可能性がある |
| キャッシュを残しておく | 同じデータの再読み込みを省略でき、ギガを節約できる |
| バックグラウンド通信をオフにする | 裏で行われていた通信を止め、確実にギガを節約できる |
キャッシュはストレージ容量を圧迫する一方、通信量を節約する役割もあります。ストレージに余裕があるなら、むやみにキャッシュを削除しない方がギガには優しいといえます。
まとめ
ギガが「勝手に」減る原因と、設定で止める方法を解説しました。
- バックグラウンド通信をオフにする: iPhoneは「Appのバックグラウンド更新」「省データモード」、Androidは「データセーバー」を設定
- 自動更新・自動再生をWi-Fiのみ/オフにする: App Store/Google Playの設定と、SNSアプリ個別の設定を見直す
- キャッシュ削除はギガ節約にならないことが多い: キャッシュはむしろ通信量を減らす仕組み
これらの設定は一度行えば継続的に効果があります。今日からできる設定ばかりなので、ぜひ試してみてください。
設定変更以外のギガ節約術や、Wi-Fi環境を用意すべきかの判断については、「ギガの節約方法|効果の大きい順に設定を変えるだけ」で詳しく解説しています。
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