ギガの節約方法|効果の大きい順に設定を変えるだけ
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「月末になるとギガが足りなくなる」「動画を我慢して過ごしている」——そんな経験はないでしょうか。
ギガ(データ通信量)の消費を抑えるには、スマホの設定を見直すのが効果的です。一度変えておけば、あとは意識しなくても自動で節約が続きます。
本記事では、ギガの節約方法を効果の大きい順に解説します。OS標準の設定からアプリ別の調整まで、今日から実践できる方法をまとめました。さらに、設定変更だけでは足りない場合に「そもそもWi-Fi環境を用意すべきか」の判断基準もお伝えします。
この記事のポイント
- ギガ消費の大半は動画とSNS——何が減りの原因かを把握する
- 効果の大きい設定から順に変えていく——バックグラウンド更新、省データモード、アプリ別設定
- 設定だけで足りないならWi-Fi環境の導入を検討する
目次
ギガが減る仕組み——何がどれだけ消費しているか
まず、何がギガを消費しているのかを把握しましょう。ギガ(GB)とは、スマホでインターネットを使うときのデータ通信量の単位です。動画を見たり、SNSをスクロールしたりするたびに、契約しているプランの容量から差し引かれていきます。
消費量の大きい順に並べると
ギガの消費量は、使う機能によって大きく異なります。以下は1時間あたりの消費量の目安です。
| 用途 | 1時間あたりの消費量(目安) |
|---|---|
| 動画視聴(HD画質) | 約2GB |
| 動画視聴(標準画質) | 約0.5〜1GB |
| 音楽ストリーミング(高音質) | 約150MB |
| SNS(画像・動画込み) | 約100〜300MB |
| Web閲覧 | 約50〜100MB |
| メール・LINE(テキスト中心) | 約10MB以下 |
動画視聴が圧倒的にギガを消費します。HD画質で1時間見ると約2GB、1日2時間で月60GB近くになる計算です。次いでSNSが続きます。X(Twitter)やInstagram、TikTokはタイムラインをスクロールするだけで動画が自動再生されるため、意識していなくても消費が進みます。
なお、ギガがすぐなくなる原因についてさらに詳しく知りたい方は、原因診断に特化した記事も今後公開予定です。
自分の使用量を確認する方法
どのアプリがギガを消費しているかは、スマホの設定から確認できます。
iPhoneの場合
- 「設定」を開く
- 「モバイル通信」をタップ
- 下にスクロールすると、アプリごとの使用量が表示される
Androidの場合(機種により表示が異なる場合があります)
- 「設定」を開く
- 「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」をタップ
- 「データ使用量」でアプリ別の消費量を確認
この画面を見ると、どのアプリがギガを使っているかが一目でわかります。動画アプリやSNSが上位に来ている場合は、次の章で紹介する設定変更が効果的です。
効果の大きい順に設定を変える——OS設定編
ここからは、ギガを節約するための具体的な設定方法を紹介します。効果が大きく、一度設定すれば継続的に効くものから順に解説していきます。
バックグラウンド更新とアプリの自動更新をオフにする
スマホのアプリは、画面を閉じていてもバックグラウンドで通信していることがあります。天気予報の更新、SNSの通知取得、メールの同期など、ユーザーが操作していなくてもデータを消費しています。
iPhoneでバックグラウンド更新をオフにする方法
- 「設定」→「一般」→「Appのバックグラウンド更新」
- 「オフ」または「Wi-Fi」を選択
「Wi-Fi」を選ぶと、Wi-Fi接続時のみバックグラウンド通信を許可し、モバイルデータは使いません。完全にオフにすると通知が遅れる場合があるため、「Wi-Fi」がおすすめです。
Androidでバックグラウンドデータを制限する方法
- 「設定」→「アプリ」(または「アプリと通知」)
- 制限したいアプリを選択
- 「モバイルデータとWi-Fi」→「バックグラウンドデータ」をオフ
App StoreやGoogle Playの自動更新もWi-Fiのみに設定しましょう。アプリのアップデートは1回で数十MB〜数百MB消費することがあります。
- iPhone: 「設定」→「App Store」→「モバイルデータ通信」をオフ、または「自動ダウンロード」で「Wi-Fiのみ」を選択
- Android: Google Playを開く→右上のアイコン→「設定」→「ネットワーク設定」→「アプリの自動更新」を「Wi-Fi経由のみ」に
省データモード・データセーバーを一括でオンにする
iPhoneとAndroidには、ギガを節約するための一括設定機能が用意されています。これをオンにすると、システム全体でデータ使用量を抑える動作になります。
iPhoneの省データモード
- 「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信オプション」
- 「省データモード」をオン
省データモードをオンにすると、以下のような動作になります。
- アプリのバックグラウンド更新が一時停止
- 自動ダウンロードや自動バックアップが停止
- ストリーミングの品質が低下
Androidのデータセーバー
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」
- 「データセーバー」をオン
データセーバーをオンにすると、ほとんどのアプリがバックグラウンドでデータを送受信しなくなります。ただし、特定のアプリだけデータセーバーの対象外にすることもできます。
これらの設定は一括で効くため、個別に設定するのが面倒な方にもおすすめです。
Wi-Fiがあるのに減る原因——Wi-Fiアシストをオフにする
「自宅ではWi-Fiに繋いでいるはずなのに、ギガが減っている」という経験はありませんか。その原因はWi-Fiアシスト(iPhoneの場合)やモバイルデータへの自動切替機能かもしれません。
Wi-Fiアシストとは、Wi-Fiの電波が弱いときに自動でモバイルデータ通信に切り替える機能です。便利な機能ですが、Wi-Fiの電波が不安定な環境では意図せずギガを消費してしまいます。
iPhoneでWi-Fiアシストをオフにする方法
- 「設定」→「モバイル通信」
- 下までスクロールして「Wi-Fiアシスト」をオフ
Androidでも、設定アプリから「Wi-Fiからモバイルネットワークへの自動切替」をオフにできます(機種により項目名が異なる場合があります)。
Wi-Fiアシストをオフにすると、Wi-Fiの電波が弱い場所では通信速度が落ちることがありますが、ギガの節約を優先するなら切っておくのが安全です。
位置情報サービスを見直す
地図アプリ以外のアプリでも、位置情報を取得していることがあります。位置情報の取得自体が大きなギガ消費になるわけではありませんが、位置情報をもとにバックグラウンドで広告や天気情報を取得している場合があります。
iPhoneの場合
- 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「位置情報サービス」
- 各アプリを確認し、「常に許可」を「使用中のみ許可」または「許可しない」に変更
地図アプリやタクシー配車アプリは「使用中のみ許可」で問題ありません。写真アプリやゲームなど、位置情報が必要ないアプリは「許可しない」にしておくと、余分な通信を減らせます。
アプリ別の節約設定——動画・SNSが犯人ならここ
使用量の確認で動画アプリやSNSが上位に来ていた場合は、アプリ側の設定を見直すのが効果的です。ほとんどのアプリには「データ節約モード」や「画質設定」が用意されています。
動画アプリの画質設定を下げる
動画の消費量は画質によって大きく変わります。HD画質(720p〜1080p)を標準画質(480p)に下げるだけで、消費量を半分以下に抑えられることもあります。
YouTubeの場合
- YouTubeアプリを開く
- 右上のプロフィールアイコン→「設定」
- 「動画の画質設定」→「モバイルネットワーク使用時」を「データ節約モード」または「低画質」に
YouTubeには「データ節約モード」があり、これをオンにすると自動で画質が抑えられます。画質を下げても、スマホの画面サイズなら視聴に大きな支障はないことがほとんどです。
Netflix、Amazonプライム・ビデオの場合
- アプリの「設定」→「データ使用量」または「再生設定」から、モバイル通信時の画質を「低」や「データ節約」に変更できます
- Wi-Fi接続時に動画をダウンロードしておけば、外出先ではギガを使わずに視聴できます
TVerやABEMAなどの場合
- 多くの動画配信アプリには「モバイル通信時の画質設定」があります。低画質に設定するか、Wi-Fi時のみ高画質にする設定を活用しましょう
SNSの自動再生をオフにする
X(Twitter)、Instagram、TikTokなどのSNSは、タイムラインをスクロールするだけで動画が自動再生されます。この設定をオフにするか「Wi-Fiのみ」に変えるだけで、大幅に節約できます。
X(Twitter)の場合
- プロフィールアイコン→「設定とサポート」→「設定とプライバシー」
- 「アクセシビリティ、表示、言語」→「データ利用の設定」
- 「動画の自動再生」を「Wi-Fi接続時のみ」または「しない」に
Instagramの場合
- プロフィール画面→右上のメニュー→「設定とプライバシー」
- 「データ利用の設定」→「モバイルデータを節約」をオン
この設定をオンにすると、動画の自動再生がオフになり、高解像度の写真の読み込みも抑制されます。
LINEの場合
- 「ホーム」→右上の歯車アイコン→「写真と動画」
- 「写真を自動でダウンロード」「動画を自動でダウンロード」をオフに
LINEはテキスト中心ならほとんどギガを消費しませんが、動画や写真の自動ダウンロードをオフにしておくと安心です。
Wi-Fi環境を用意すべきかの判断基準
ここまで紹介した設定変更を試しても「まだギガが足りない」「動画を我慢したくない」という場合は、そもそもWi-Fi環境を用意することを検討してみてください。
月の消費量と料金プランの損益分岐
Wi-Fi環境を導入すべきかどうかは、月にどれくらいギガを使っているかと現在のプラン料金で判断できます。
考え方の例を挙げます。
- モバイル通信だけで月30GB〜50GB使っている場合、大容量プランや無制限プランに変更すると月額が高くなりがちです
- 一方、固定回線(光回線など)を契約してWi-Fiを使えるようにすれば、スマホのプランは低容量(3GB〜7GB程度)で済むことも多いです
- 家族で複数台のスマホを使っている場合は、全員がWi-Fiを使えるため、固定回線のほうが総額で安くなるケースがあります
ただし、「◯GB以上使うなら固定回線が得」のような一律の基準はありません。月額料金はプランや契約時期によって変わるため、現在のスマホ料金と、固定回線を引いた場合の合計料金を比較してみるのが確実です。
また、通信量だけでなく通信の品質や安定性への要求度も判断軸になります。動画やゲーム、在宅ワークでビデオ会議を多用する方は、モバイル回線より固定回線のほうが安定しやすい傾向があります。
固定回線がなくてもWi-Fi環境を作る方法
「光回線を引くのは工事が大変そう」「賃貸で工事ができない」という方でも、Wi-Fi環境を用意する方法はあります。
ホームルーター コンセントに挿すだけで使えるWi-Fiルーターです。開通工事は原則不要ですが、受け取り後に初期設定と電波状況の確認が必要です。モバイル回線(4G/5G)を使うため、住む場所の電波状況によって速度が変わりますが、自宅でWi-Fiを使いたい方には手軽な選択肢です。
ポケット型Wi-Fi(モバイルルーター) 持ち運びができる小型のWi-Fiルーターです。自宅だけでなく外出先でもWi-Fiを使いたい方に向いています。バッテリーで動作するため、カフェや移動中でもスマホやPCをWi-Fiに繋げます。
どの方法が自分に合っているかは、住まいの環境や使い方によって変わります。「自分の場合はどれがいいのか」を知りたい方は、約3分でできるかしこいネット診断を試してみてください。
まとめ
ギガの節約方法を、効果の大きい順に解説しました。
- ギガ消費の大半は動画とSNS——まず使用量を確認して、何が原因かを把握する
- 設定変更は効果の大きい順に——バックグラウンド更新のオフ、省データモードの活用、アプリ別の画質・自動再生設定
- Wi-Fiがあるのに減る場合——Wi-Fiアシストをオフにして、意図しないモバイル通信を防ぐ
- 設定だけで足りないなら——固定回線やホームルーターでWi-Fi環境を用意することを検討する
設定変更だけでギガ不足が解消する方もいれば、そもそもWi-Fi環境を整えたほうがいい方もいます。自分の使い方に合った方法を選んでみてください。
ギガがすぐなくなる原因については、別記事で詳しく解説しています。「なぜ自分だけこんなに減るのか」を知りたい方は、そちらも参考にしてみてください。
自分の住まいや使い方に合った回線を知りたい方は、かしこいネット診断を試してみてください。約3分で、あなたに合った選択肢がわかります。