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インターネットが遅いのはウイルス?確認方法と原因の切り分けを解説

4分で読める
遅い・動画が止まる
  • #速度

最近急にインターネットが遅くなり、「もしかしてウイルスに感染した?」と心配になっていませんか。ウイルス感染はネットが遅くなる原因の1つではありますが、実際には回線の混雑やルーターの不調、プロバイダ側の問題など、ウイルスとは関係ない原因の方がずっと多いのが現実です。

  • ウイルスかもしれないと心配で、あれこれ調べている
  • セキュリティソフトでスキャンしても問題なし、でも遅いまま
  • 回線の問題なのか、機器の問題なのか、切り分けられない

本記事では、インターネットが遅いときにウイルス感染を疑うべきケースと確認方法、そしてウイルスではなかった場合に何を疑えばいいのかを解説します。

この記事のポイント

  • インターネットが遅い原因の大半は回線・機器・混雑であり、ウイルスが原因のケースは少ない
  • ウイルスかどうかはセキュリティソフトのスキャンとCPU使用率で確認できる
  • ウイルスでなければ、回線・機器・端末を順に確認する
目次

インターネットが遅い原因はウイルスとは限らない

「ネットが遅い=ウイルス感染」と考える方は多いですが、実際にはウイルスが原因で遅くなるケースは少数派です。まずは、遅さの原因として多いものを確認しておきましょう。

遅くなる原因の大半は回線・機器・混雑

インターネットが遅くなる原因は、大きく分けて3つあります。

原因の分類具体的な内容よくある症状
回線・プロバイダ側の問題夜間や休日の混雑、プロバイダの障害、回線の方式(VDSLなど)による速度上限夜8時〜11時頃に遅くなる、休日に遅い
ルーターや機器の問題ルーターの古さや不調、LANケーブルの劣化、設置場所が悪い複数のデバイスで同時に遅い、ルーター再起動で一時的に改善
端末(パソコン・スマホ)の問題処理能力不足、アプリの起動しすぎ、OS・ブラウザの不具合特定のデバイスだけ遅い、他のアプリを閉じると改善

特に「夜だけ遅い」「休日に遅い」という場合は、回線の混雑が原因であることがほとんどです。多くの人が同じ時間帯にインターネットを使うため、回線が混み合って速度が低下します。ウイルスが原因で特定の時間帯だけ遅くなることは、一般的ではありません。

また、「家族が同時にネットを使うと遅くなる」という場合も、回線の容量や機器の処理能力が追いついていない可能性が高いです。動画を見ている人がいると他の人のWeb会議が途切れる、といった症状は回線の問題であることが多いです。

編集部の診断サービスでも、遅さの相談で多いのは「夜だけ」「家族が同時に使うと」という形です。回線や機器が原因であることがほとんどで、ウイルスが原因だったケースはごくまれです。

ウイルスが通信速度に影響するケースとは

ウイルス(マルウェア)がインターネットの速度に影響する場合、原因はバックグラウンドでの大量のデータ送信にあります。感染した端末が外部のサーバーに情報を送り続けたり、他の端末を攻撃するための通信を行ったりすることで、回線やパソコンの処理能力が圧迫されることがあります。

ただし、ウイルスに感染したからといって「必ず遅くなる」わけではありません。遅さ以外にも以下のような兆候がある場合は、ウイルスの可能性を確認する価値があります。

  • 身に覚えのない広告やポップアップが頻繁に表示される
  • パソコンやスマホの動作が急に重くなった
  • 知らないプログラムやアプリが動いている
  • 勝手に設定が変わっている

これらに心当たりがなければ、ウイルスの可能性は低いと考えてよいでしょう。遅さだけで判断せず、複数の兆候を確認することが大切です。

ウイルス感染かどうかを確認する方法

「念のため確認しておきたい」という方のために、ウイルスに感染しているかどうかを確認する方法を解説します。問題が見つからなければ、ウイルスの可能性は低いと判断できます。

Windowsの確認手順

Windowsパソコンでウイルス感染を確認する手順は以下のとおりです。

手順1: セキュリティソフトでフルスキャンを実行する

お使いのセキュリティソフトでフルスキャン(完全スキャン)を実行します。セキュリティソフトを入れていない場合は、Windowsに標準搭載されている「Windows セキュリティ」(旧名: Windows Defender)で確認できます。

「スタート」→「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「Windows セキュリティ」→「ウイルスと脅威の防止」の順に進みます。次に「スキャンのオプション」から「フルスキャン」を選び、「今すぐスキャン」を実行します。

手順2: タスクマネージャーでCPU使用率を確認する

ウイルスがバックグラウンドで動作していると、CPU(パソコンの処理装置)の使用率が高くなります。タスクマネージャーを開いて確認しましょう。

キーボードで「Ctrl + Shift + Esc」を同時に押すとタスクマネージャーが開きます。「プロセス」タブでCPU使用率が常に高い(80%以上が続くなど)プログラムがあれば、そのプログラム名をインターネットで検索して安全なものか確認します。

確認後の判断

スキャンで脅威が見つからず、CPU使用率も正常であれば、ウイルスの可能性は低いと考えてよいでしょう。セキュリティソフトが「脅威は見つかりませんでした」と表示していれば、それを信頼して大丈夫です。安心して、次の「ウイルスではなかった場合」の確認に進んでください。

Mac・iPhone・Androidの確認手順

OSによって確認方法が異なります。それぞれの特徴を押さえておきましょう。

Macの場合

Macは標準でセキュリティ機能が備わっていますが、気になる場合は「アクティビティモニタ」でCPU使用率を確認できます。「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「アクティビティモニタ」の順に開き、CPU使用率が異常に高いプロセスがないか確認します。

iPhoneの場合

iPhoneは、Apple公式のApp Storeからダウンロードしたアプリのみ動作する仕組みのため、ウイルス感染のリスクは低い構造になっています。ただし、不審な「構成プロファイル」がインストールされていないか確認しておくと安心です。「設定」→「一般」→「VPNとデバイス管理」で、身に覚えのないプロファイルがあれば削除します。

Androidの場合

Androidでは「Google Play プロテクト」でスキャンできます。「Google Play ストア」アプリを開き、右上のプロフィールアイコン→「Play プロテクト」→「スキャン」の順に進みます。

いずれのOSでも、確認の結果問題が見つからなければ、ウイルスの可能性は低いと考えられます。

ウイルスではなかった場合——他の原因を確認する

ウイルスの可能性が低いとわかったら、次は回線・機器・端末を順に確認しましょう。原因の切り分けには、2つの質問が役立ちます。

切り分けの2つの質問

まずは以下の2つの質問に答えてみてください。

Q1: 他のサイト・サービスも同時に遅いですか?

特定のサイトやサービスだけが遅いのか、それともどのサイトを開いても遅いのかを確認します。特定のサイトだけ遅い場合は、そのサイトのサーバー側の問題か、ブラウザの問題である可能性があります。

Q2: 他のデバイス(スマホなど)も同時に遅いですか?

パソコンが遅いとき、スマホでWi-Fiに接続して同じように遅いか確認します。複数のデバイスで遅い場合は、回線やルーターの問題である可能性が高くなります。1台だけ遅い場合は、その端末固有の問題かもしれません。

症状のパターン可能性の高い原因
どのサイトも遅い+複数デバイスで遅い回線・プロバイダ、またはルーターの問題
どのサイトも遅い+特定のデバイスだけそのデバイス(パソコン・スマホ)の問題
特定のサイトだけ遅いそのサイトのサーバー、またはブラウザの問題

回線・機器の問題なら試すこと

複数のデバイスで遅い場合は、以下の対処を順に試してみてください。

1. ルーターの再起動

ルーターの電源を抜いて30秒ほど待ち、再び接続します。これだけで改善することも多いです。

2. LANケーブルの確認

有線接続している場合、LANケーブルが古いと速度に影響することがあります。ケーブルの規格が「Cat5e」以上であることを確認します。ケーブルに記載があるので確認してみてください。

3. プロバイダの障害情報を確認

プロバイダや回線事業者の公式サイト、SNSで障害情報が出ていないか確認します。障害が発生している場合は、復旧を待つしかありません。

4. 夜間・休日に特に遅いなら

夜間や休日に遅くなるのは、回線の混雑が原因であることがほとんどです。IPoE方式での接続に切り替えると改善することがあります。IPv6 IPoE対応サービスを利用できるかはプロバイダに確認してください。混雑しにくい回線への乗り換えで解消した方もいます。

編集部の診断でも、夜間にWeb会議がカクつくという相談から、回線を変えたことで解消した例があります。

5. ルーターの設置場所を見直す

ルーターと端末の距離が遠かったり、壁や家具で電波が遮られていたりすると、速度が落ちることがあります。ルーターはできるだけ部屋の中央や高い位置に置き、周囲に障害物がない状態にすると改善することがあります。

それでも原因がわからないときは

回線の問題か、機器の問題か、使い方の問題か——切り分けは意外と難しいものです。原因の特定に時間をかけるより、専門のサービスを利用するのも1つの方法です。

かしこいネット診断では、約3分であなたの環境に合った原因と改善策を提案できます。回線の乗り換えが必要かどうかも含めて診断できるので、何から手をつければいいかわからないときにお試しください。

まとめ

インターネットが遅いとき、ウイルス感染を心配する方は多いですが、実際にウイルスが原因であるケースは多くありません。まずは以下の点を押さえておきましょう。

  • 遅さの原因の大半は、回線の混雑・ルーターの不調・端末の問題です。ウイルスが原因のケースは少数派です
  • ウイルスかどうかは、セキュリティソフトのスキャンとCPU使用率で確認できます。問題が見つからなければ、ウイルスの可能性は低いと判断してよいでしょう
  • ウイルスでなければ、回線・機器・端末を順に確認します。「複数デバイスで遅い」なら回線やルーター、「1台だけ遅い」ならその端末を疑います

ウイルスの心配がなくなれば、落ち着いて他の原因を探せます。本記事の切り分け方法を参考に、1つずつ確認してみてください。

掲載情報に関する注記

  • 掲載している料金は、特に記載がない限りすべて税込表示です(2026年8月時点)。料金・キャンペーン内容は変更される場合があります。最新情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。
  • 「最大速度」は技術規格上の理論値(ベストエフォート)であり、実使用時の速度を保証するものではありません。実際の速度は利用環境・時間帯・端末により変動します。
  • 「実測平均」は第三者の速度計測サイトに投稿された測定値の参考値です。あくまで目安としてご覧ください。
  • 「実質月額」は (月額料金 × 契約月数 + 初期費用 − キャッシュバック − セット割)÷ 契約月数 を基本に算出しています。割引適用条件は各サービスにより異なります。
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