光回線5ギガとは?1ギガ・10ギガとの速度・料金の違いを解説
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光回線のプランを調べていると「5ギガ」という選択肢を目にする機会が増えています。1ギガでは物足りないけれど10ギガは予算オーバー、そんな方にとって気になるプランでしょう。
しかし、5ギガについて調べ始めると次のような疑問にぶつかりがちです。
- 「5ギガ」と「5G(ファイブジー)」は同じものなのか
- 1ギガから5ギガに変えると、実際どれくらい速くなるのか
- 5ギガプランを契約できるエリアや住居の条件がわからない
本記事では、光回線5ギガの意味から1ギガ・10ギガとの違い、向いている人の判断基準、契約前の注意点までをわかりやすく整理します。
この記事のポイント
- 光回線5ギガは「最大5Gbps」の固定回線プランで、スマホの「5G」とは別物
- 1ギガの約2倍の実測速度が出るため、家族の同時利用やゲームに強い
- 提供エリアが限られるため、契約前にエリアと対応機器の確認が必要
目次
「光回線 5ギガ」とは何を指すか
「5ギガ」という言葉には、実は2つの意味が混在しています。光回線のプラン名としての「5ギガ」と、スマホの通信規格である「5G」です。まずこの違いをはっきりさせてから本題に入りましょう。
5Gbpsプランとしての「5ギガ」
光回線5ギガとは、最大通信速度が5Gbps(ギガビーピーエス)の光回線プランのことです。スマートフォンの通信規格である5G(第5世代移動通信)とは別物です。
Gbpsとは1秒間に送受信できるデータ量を表す速度の単位で、数字が大きいほど速くなります。5Gbpsは5,000Mbpsに相当し、一般的な光回線である1ギガ(1,000Mbps)の5倍の最大速度です。
| 表記 | 最大速度 | Mbps換算 |
|---|---|---|
| 1ギガ | 1Gbps | 1,000Mbps |
| 5ギガ | 5Gbps | 5,000Mbps |
| 10ギガ | 10Gbps | 10,000Mbps |
ただし、これらの速度はすべてベストエフォート(理論上の最大値)です。実際に自宅で出る速度はこの数字より低くなるのが普通で、5ギガプランでも実測1,500〜1,800Mbps程度が目安になります。
5G(第5世代移動通信)との違い
5Gとは、スマートフォンや基地局が使う無線通信規格の世代名です。光回線のプラン名である「5ギガ」とは仕組みがまったく異なります。
どちらにも「5」という数字が入っているため混同されやすいですが、次のように整理できます。
| 項目 | 光回線5ギガ | スマホの5G |
|---|---|---|
| 正体 | 固定回線のプラン名 | 無線通信の規格名 |
| 接続方法 | 光ファイバー(有線) | 基地局からの電波(無線) |
| 最大速度 | 5Gbps | 基地局や端末により異なる |
| 利用場所 | 自宅のみ | 基地局エリア内 |
| 「5」の意味 | 速度が5Gbps | 第5世代の「5」 |
本記事で扱うのは「光回線の5Gbpsプラン」のほうです。
1ギガ・5ギガ・10ギガを3つ比べると何が違うか
光回線のプラン選びは「1ギガ・5ギガ・10ギガ」の3択が基本になりつつあります。どこで差が出るかを、速度・料金・エリアの3つの軸で表にまとめました。
| 項目 | 1ギガ | 5ギガ | 10ギガ |
|---|---|---|---|
| 最大速度 | 1Gbps | 5Gbps | 10Gbps |
| 実測値目安 | 600〜800Mbps | 1,500〜1,800Mbps | 2,000〜4,000Mbps |
| 月額料金相場(税込) | 5,000〜6,000円前後 | 5,500〜6,500円前後 | 6,000〜7,500円前後 |
| 提供エリア | 全国(光コラボ含む) | 一部事業者・一部エリア | 拡大中だが限定的 |
| 推奨ルーター | Wi-Fi 5以上 | Wi-Fi 6E以上 | Wi-Fi 6E以上 |
※月額料金は戸建てタイプの目安。2026年4月時点の主要事業者の公式情報をもとに作成。料金の安い順(1ギガ→5ギガ→10ギガ)で掲載。
1ギガと5ギガの月額差は500〜1,000円程度です。一方、5ギガと10ギガの差も同程度のため、5ギガは「コストと速度のバランスが取りやすい中間プラン」という位置づけになります。
実測値から見た5ギガの速度感
最大速度が5倍になっても、実測値が5倍になるわけではありません。5ギガプランの実測値は1,500〜1,800Mbps程度で、1ギガプラン(600〜800Mbps)と比べるとおよそ2倍前後です。
では、この差は普段の使い方でどう感じるのでしょうか。
動画視聴やWebサイトの閲覧であれば、1ギガの実測値でもまったく問題ありません。4K動画の視聴に必要な速度は25Mbps程度なので、1ギガでも大幅に余裕があります。
差が体感しやすいのは次のような場面です。
- 家族4〜5人が同時にネットを使っているとき
- オンラインゲームの大型アップデート(数十GBのダウンロード)
- 在宅ワークで大容量データを送受信しながらビデオ会議を行うとき
こうした場面では、回線の帯域に余裕がある5ギガのほうが安定しやすくなります。
5ギガ光回線が向いている人・向かない人
5ギガは万人向けのプランではなく、利用状況によって最適解が変わります。「自分には5ギガが合うのか」を判断するために、向いている人とそうでない人を整理しましょう。
5ギガが力を発揮するシーン
5ギガプランが特に活きるのは、次のような使い方をしている場合です。
- 家族4〜5人が同時接続する家庭。スマホ・PC・テレビ・ゲーム機が常時つながっている状態では、帯域に余裕のある5ギガのほうが安定します
- FPSなどオンラインゲームをよくプレイする方。帯域に余裕があると、大型アップデートのダウンロード中でも他の通信が圧迫されにくくなります
- 在宅ワークで大容量データを扱う方。クラウドストレージとの同期とビデオ会議を同時にこなす場合、5ギガの帯域が効果を発揮します
- 4K動画を複数台で同時視聴する家庭。テレビとタブレットで別々の4Kコンテンツを再生しても余裕が生まれます
なお、夜間に通信が遅くなる問題を抱えている方は、5ギガへのアップグレードが解決策になる場合もありますが、IPv6 IPoEへの切り替えで改善するケースもあります。
IPv6 IPoEとは、従来の接続方式(PPPoE)とは違うルートでインターネットに繋ぐ仕組みで、夜の混雑時間帯でも比較的スムーズに通信できます。
| 解決策 | 費用 | 速度改善の仕組み |
|---|---|---|
| IPv6 IPoEに切り替え | 無料〜数百円/月 | 混雑する接続経路を迂回 |
| 5ギガプランに変更 | 月額500〜1,000円増 | 回線そのものの帯域を拡大 |
まだIPv6 IPoEを利用していない場合は、先にプロバイダへ確認してみるのも一つの手です。それでも改善しなければ、5ギガへの変更を検討する流れが合理的でしょう。
1ギガで十分なケース
次のような使い方であれば、1ギガプランで快適に過ごせる可能性が高いです。
- 一人暮らしでSNS・動画視聴・Webサイト閲覧が中心
- 接続端末が1〜3台程度
- 月額料金をできるだけ抑えたい
1ギガの実測値(600〜800Mbps)は、4K動画の視聴(25Mbps)やビデオ会議(10〜20Mbps)を同時に行っても余裕がある水準です。同時に使う人数が少なければ、無理に5ギガへ変更する必要はありません。
5ギガより10ギガが向くケース
一方、次のような用途では5ギガでも足りない可能性があります。
- eスポーツの大会参加や配信を行い、極限のPing値と安定性が求められる
- 映像制作などで1日に何度も50GB超のファイルを送受信する
- スマートホーム機器を大量に導入し、将来的に接続台数が大幅に増える予定がある
10ギガプランは5ギガよりさらに月額500〜1,000円ほど高くなりますが、帯域の余裕はさらに大きくなります。多くの事業者では5ギガから10ギガへプラン変更が可能なので、まず5ギガで始めて必要に応じて切り替える方法もあります。
5ギガ光回線を契約する前の注意点
5ギガプランは速度の魅力がある反面、利用条件の制約を確認せずに契約すると後悔するケースがあります。見落としやすい2つのポイントを押さえておきましょう。
提供エリアと住居タイプの制限
5Gbpsプランを提供している事業者は現時点で限られており、提供エリアも全国ではありません。
たとえばauひかりの5ギガプランは、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の一部エリアの戸建てが対象です(auひかり公式より)。eo光の5ギガコースは、関西2府4県の戸建てがメインとなっています(eo光公式より)。
集合住宅(マンション・アパート)では、5ギガに対応している物件が少ない点にも注意が必要です。
また、建物内の配線がVDSL方式(電話線を使う古い方式)の場合は要注意です。5ギガプランを契約しても、実際の速度は最大100Mbps程度にとどまります。
契約前には、各事業者の公式サイトにあるエリア検索ページで住所を入力し、利用可能かどうかを必ず確認してください。
5ギガの速度を引き出すために必要な機器
5ギガプランの速度を活かすには、対応した周辺機器が必要です。古い機器のままでは、せっかくの5ギガ回線も性能を発揮できません。
| 機器 | 推奨スペック | 注意点 |
|---|---|---|
| Wi-Fiルーター | Wi-Fi 6E(IEEE 802.11ax 6GHz対応)以上 | Wi-Fi 5(11ac)では無線速度がボトルネックになる |
| LANケーブル | CAT6A以上 | CAT5eは1Gbpsまで、CAT6は実用上1Gbpsが目安 |
| ONU | 事業者が5ギガ対応品を設置 | 自分で用意する必要はない |
| PC・ゲーム機のLAN端子 | 2.5GBASE-T以上対応 | 1000BASE-T(1Gbps)端子では有線でも1Gbps止まり |
Wi-Fi 6Eとは、Wi-Fi 6の上位版で、従来の2.4GHz・5GHzに加えて6GHz帯の電波を使えるようになった規格です。電波の混雑が少ない6GHz帯を使うことで、5ギガ回線の速度をWi-Fiでも引き出しやすくなります。
Wi-Fiルーターは事業者からレンタルできる場合もありますが、自分で市販品を購入したほうが高性能な製品を選べることもあります。5ギガプランの契約と同時に、手持ちの機器が対応しているかを確認しておきましょう。
主な5ギガ光回線の事業者と特徴
現在5Gbpsプランを提供している事業者は限られています。自分のエリアで使えるかどうかを判断するために、主要な事業者の料金やエリアを中立的に整理します。
事業者別の料金・エリア・条件比較
| 事業者 | 対応エリア | 月額料金(税込) | 住居タイプ | スマホセット割 |
|---|---|---|---|---|
| eo光 5ギガコース | 関西2府4県 | 5,419円(即割適用時) | 戸建て | au・UQモバイル |
| auひかり ホーム5ギガ | 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の一部 | 5,610円(ずっとギガ得プラン・ネットのみ・各種割引適用時) | 戸建て | au・UQモバイル |
※月額料金の安い順で掲載。2026年4月時点の各社公式サイト情報。料金・提供条件は変更される場合があるため、最新情報は各事業者公式サイトで確認してください。各社料金はeo光公式、auひかり公式より。
5ギガプランを提供しているのは主にauひかりとeo光で、いずれも独自回線のため提供エリアが限定的です。なお、NURO光は最大2Gbpsの独自プランを提供していますが、5Gbpsの単独プランは現時点でありません。光コラボ(ドコモ光やソフトバンク光など)は現時点で5ギガプランを提供していないため、フレッツ光系の回線を使っている方がそのまま5ギガに移行することはできません。
自分の住所で利用できるかどうかは、各社の公式サイトにあるエリア検索で確認しましょう。
まとめ
光回線の5ギガプランは、1ギガでは帯域が足りないと感じ始めた方にとって、10ギガよりも手を出しやすい中間の選択肢です。実測値は1ギガの約2倍にあたる1,500〜1,800Mbps程度で、家族での同時利用やオンラインゲーム、在宅ワークでの大容量通信に余裕が生まれます。
一方で、提供エリアが一部地域・戸建てに限られること、Wi-Fi 6E以上のルーターやCAT6A以上のLANケーブルが必要になることは見落としやすいポイントです。また、夜間の速度低下が悩みの場合は、まずIPv6 IPoEへの切り替えを検討し、それでも改善しなければ5ギガを検討するという順序が無駄のない進め方でしょう。
5ギガが使えるかどうかはエリアと住居タイプで決まるため、まずは各事業者の公式サイトで自分の住所を検索するところから始めてみてください。