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ジャパンディスプレイ、iPhone用OLEDパネルの生産開始?|復活への展望

ジャパンディスプレイ、iPhone用OLEDパネルの生産開始?|復活への展望

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LCDパネルのサプライヤーであり、現在売り上げが低迷中のジャパンディスプレイは、国内工場の1つでスマートフォン用のOLEDパネルの生産を開始し、将来のiPhoneモデルにスクリーンを供給する可能性があることを示唆しています。

リー氏によるジャパンディスプレイの立て直し

成績に伸び悩むこの日本のディスプレイメーカーは先月、中国と香港の企業コンソーシアムであるSuwa Investmentからの金融支援に同意しました。

最大800億円(752百万ドル)の投資により、Suwaはジャパンディスプレイの筆頭株主となりました。Suwa社のCEOであるウィンストン・リーが取締役として指名され、株主の承認を受ければ就任となります。

復活への展望

リー氏は会社を復活させる計画の一環として、JDIの石川県にある白山工場でOLEDパネルを製造することを計画していると各所で報じられています。

LCD向上の設備をOLED用に変換することにより、同社は市場へのOLEDパネルの供給を、より迅速に開始できるようになりでsyぴ。

「中国で完全なOLED生産工場を建設するとしたら、製品が発売されるまでに3〜4年かかります。しかし、白山であればたった2〜2年半で済みます。また、白山ではコストが半分以下になるでしょう。ただし、市場は急速に変化し、中国のOLEDメーカーも最終的には追いつくでしょう。JDIのOLEDが市場に出るまで3、4年も猶予はありません。我々の主要顧客をそれほどにも長く待たせることはできません」とリー氏は述べています。

iPhone関係の利益が2018年のジャパンディスプレイの収益の約60%を占めるため、リーの発言における「主要顧客」とはAppleのことと思われます。

まとめ

Appleは2015年に15億ドルのLCDパネル工場を建設する際にジャパンディスプレイを支援しました。しかし、AppleがiPhoneパネルをOLEDに移行したことにより、LCDの需要が急減し、支援を受けたジャパンディスプレイは危険な経営状態に陥っています。

OLEDパネルの製造とSuwa社の金融支援で、ジャパンディスプレイは復活することができるのでしょうか。

Source:Apple Insider

公開日時 : 2019年09月09日

iPhone格安SIM通信 編集部 ― ライター
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