掲載している記事は編集部が整理した参考情報です。料金・速度・キャンペーンは2026年時点のものを基準にしており、契約前には必ず各サービスの公式サイトで最新情報をご確認ください。

光回線の見分け方を完全網羅|種類・配線方式・設置機器で今すぐ確認

6分で読めるかしこいネット編集部
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光回線は現在のインターネット利用の主流で、速度・安定性ともにほかの回線方式より優れています。しかし、実際に使っている回線が光回線かどうか、また光回線の中でもどの種類なのか、把握できていない方は少なくありません。

特に次のような疑問をお持ちの方に向けて、本記事では整理してお伝えします。

  • 自分の家が光回線かどうかわからない
  • 種類が多くて何がどう違うのか整理できない
  • マンションで光回線を契約したのに速度が遅い理由がわからない

この記事のポイント

  • 設置機器・契約書・配線方式の3つで、光回線かどうかを今すぐ確認できる
  • フレッツ光・光コラボ・ダークファイバー系・電力会社系の4種類の違いを表で整理
  • マンションで遅い原因(VDSL方式)と、乗り換え時の注意点まで網羅
目次

まず確認|自分の家が光回線かどうかを見分ける3つの方法

現在使っている回線がADSLか光回線かわからないという方は意外と多くいます。以下の3つのいずれかの方法で確認できます。

方法①|設置されている機器のラベルを見る(ONU・VDSLモデム・スプリッター)

自宅に設置されている機器のラベルを確認するのが、最もすばやく見分ける方法です。

ONU(光回線終端装置)とは、光ファイバーの光信号を電気信号に変換するための機器です。白い電話機ほどのサイズの箱であることが多く、本体ラベルに「ONU」「光回線終端装置」と記載されています。NTTなどの事業者から貸し出されるもので、これが設置されていれば光回線を利用中です。

VDSLモデムとは、建物の共用部まで来た光ファイバーの信号を、部屋まで伝える電話線(銅線)に合わせて変換する機器です。「VDSL」と表示されていれば、光回線ではあるものの、配線方式の制約により速度が最大100Mbpsに限られます。

ADSLモデムとは、電話回線(銅線)を使ってインターネット接続するためのモデムです。本体に「ADSLモデム」と記載があれば、ADSLを使用中です。

スプリッターとは、ADSLで電話とインターネットを同時に利用するための分岐装置です。これが設置されているのはADSL回線特有の特徴で、光回線では使われません。

ホームゲートウェイ(HGW)とは、ルーター機能やひかり電話機能などを備えた通信機器です。ONUと一体になっている機種も多く(機能構成は機種により異なります)、フレッツ系の光回線で利用されることが多いため、これが設置されていれば光回線と判断できます。

下の表にまとめると、次のようになります。

設置機器回線の種類
ONU(光回線終端装置)と表示光回線(FTTH)
ホームゲートウェイ(HGW)フレッツ系光回線
VDSLモデムと表示光回線(VDSL配線方式)
ADSLモデムと表示ADSL
スプリッター(電話・データ分岐)ADSL

NTTのフレッツ・ADSLは、NTT西日本のフレッツ光提供エリアでは2023年1月31日にサービスを終了しました(NTT西日本の終了に関するお知らせ)。NTT東日本でも段階的に終了が進んでいます(NTT東日本の終了に関するお知らせ)。現在もADSLモデムが設置されている場合、他社のADSLが残存している可能性がありますが、いずれ終了する見込みです。光回線への移行を検討するタイミングといえます。

方法②|契約書・請求書・マイページで確認する

機器が見当たらない、または機器のラベルだけでは判断できない場合は、書類やマイページで確認できます。

契約時に受け取った「開通案内書」や「契約書」には、回線の種類が記載されています。「光」「フレッツ光」「ADSL」といった記載を探してみてください。

書類が手元にない場合は、毎月届く請求書の明細を確認するか、事業者の会員ページ(マイページ)にログインして契約内容を確認するのが次のステップです。フレッツ光をご利用中の方は、NTT東日本・西日本のマイページで配線方式を含めた契約内容を確認できます。

上記で判断できない場合は、現在の回線事業者または管理会社に直接「現在の回線の種類を教えてください」と問い合わせると確実です。問い合わせの際は「契約内容確認書類(開通案内や請求書)」を手元に用意しておくとスムーズです。

光回線の4種類とその違いを整理する

光回線といっても、インフラの種類が大きく4つあります。どれを選ぶかで月額料金・速度・提供エリアが大きく変わります。

まず全体像を表で確認しましょう(最大速度は理論値です。実際の速度は利用環境によって異なります)。

種別代表サービス提供エリア最大速度プロバイダ
フレッツ光フレッツ光ネクスト全国47都道府県1Gbps/10Gbps別途契約必要
光コラボドコモ光・ソフトバンク光など全国47都道府県1Gbps/10Gbps込み
ダークファイバー系auひかり・NURO光主要都市圏のみ10Gbps込み
電力会社系eo光・コミュファ光など各電力エリアのみ10Gbps込み

月額料金はプランや割引条件によって大きく異なります。各事業者の公式サイトで最新の料金をご確認ください。

フレッツ光と光コラボ|同じ回線・別の窓口

フレッツ光とは、NTT東日本・西日本が提供する光回線インフラサービスです。物理的な光ファイバー回線を提供し、インターネット利用にはプロバイダを別途契約する必要があります。

光コラボとは、NTTの光回線インフラを借りて、ドコモやソフトバンクなどの通信事業者がプロバイダ機能とセットで提供するサービスです。フレッツ光と物理的に同じNTT回線を使っています。

「ドコモ光のほうがフレッツ光より速い」という声を聞くことがありますが、両者は物理的に同じ回線を利用しているため、回線そのものによる速度差は基本的にありません(実際の速度はプロバイダや接続方式、利用環境によって変わります)。主な違いは、プロバイダ料金が込みかどうか、キャンペーン内容、セット割の有無の3点です。

フレッツ光は好きなプロバイダを自由に選べる点がメリットですが、回線とプロバイダの手続きが2本化されます。光コラボは手続きが一本化され、スマホとのセット割が充実しています。フレッツ光から光コラボへの切り替え(転用)は原則工事不要で完了します。両者とも全国47都道府県で提供されており、引っ越し後も継続しやすいのが共通の強みです。

ダークファイバー系(auひかり・NURO光)|速さと提供エリアの限界

auひかり(KDDI)とNURO光(ソニーネットワークコミュニケーションズ)は、フレッツ光・光コラボとは別の回線網を使うサービスです。NURO光はNTTが敷設したダークファイバー(使われていない予備の光ファイバー)を借り受けて自社設備と組み合わせて運用し、auひかりもKDDIの独自設備やダークファイバーを利用しています。フレッツ光の設備をそのまま借りる光コラボとは経路が異なるため「独自回線」と呼ばれ、業界では慣習的に「ダークファイバー系」と分類されることもあります。

自社でインフラを管理しているため利用者数が絞られており、夜間の混雑時間帯でも速度が低下しにくい傾向があります。ゲームやリモートワークなど、安定した速度を求める方に向いています。

ただし、提供エリアが主要都市圏に限られており、地方・郊外では利用できないケースが多い点が課題です。また、開通工事に1〜2か月かかる場合があります。引っ越しの多い方は、移転先でもエリア内かどうかを事前に確認することをおすすめします。

電力会社系(eo光・コミュファ光など)|地域限定の独自回線

電力会社系の光回線とは、電力会社が自社の光ファイバーインフラを活用して提供するサービスです。提供エリアは各電力会社の管轄地域に限られます。

事業者対応エリア
eo光(オプテージ)関西(大阪・京都・兵庫・奈良・和歌山・滋賀)
コミュファ光(中部テレコミュニケーション)東海(愛知・岐阜・三重・静岡)
BBIQ(九州電力グループ)九州(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島)
メガ・エッグ(中国電力グループ)中国(広島・山口・島根・鳥取・岡山)
ピカラ光(四国電力グループ)四国(愛媛・香川・高知・徳島)

電気とのセット割で月額を抑えられる点と、地域密着のサポート体制が充実している点が強みです。割引額の詳細は各公式サイトでご確認ください。対応エリアにお住まいであれば、まず選択肢に入れる価値があります。

マンションで遅い理由|配線方式3種類の見分け方

光回線を契約したのに速度が思ったより出ない場合、建物内の配線方式が原因であることが多くあります。契約前に知っておくと損をしません。

光配線・LAN配線・VDSLの違いと速度の上限

マンションなどの集合住宅では、建物の共用部(MDF室など)までは光ファイバーが届いていても、そこから各部屋への配線方式によって最大速度が大きく変わります。

配線方式共用部から各部屋への配線最大速度主な対象物件
光配線方式(FTTH)光ファイバー1〜10Gbps(理論値)新築・築浅のマンション
LAN配線方式LANケーブル100Mbps(理論値)築年数中程度のマンション
VDSL方式電話線(銅線)100Mbps(理論値)古いマンション

VDSL方式とは、建物の共用部までしか光ファイバーが届かず、各部屋までは既存の電話線(銅線)でデータを届ける方式です。1Gbpsプランで契約していても、この方式の物件では最大100Mbpsしか速度が出ません。「光回線なのになぜ遅いのか」と感じる場合、この配線方式が原因であることがよくあります。

配線方式の確認方法は、管理会社または現在の回線事業者に「建物の配線方式を教えてください」と問い合わせるのが最も確実です。フレッツ光をご利用中の方はNTT東日本・西日本のマイページや専用窓口でも確認できます。

引っ越しを検討中の方は、入居前に物件の配線方式を確認し、できれば光配線方式対応の物件を選ぶと、速度面での後悔を防げます。

自分に合った光回線の選び方と乗り換えの注意点

種類の違いが理解できたら、次は自分の状況に合わせた選び方と、乗り換え時に知っておくべきポイントを確認しましょう。

エリア・料金・速度・工事期間のチェックリスト

① まずエリアを確認する

どれだけ魅力的なサービスでも、提供エリア外では利用できません。ダークファイバー系や電力会社系は地域限定のため、契約前に各社の公式サイトでエリアチェックを行うのが最初のステップです。フレッツ光・光コラボは全国47都道府県対応のため、エリアを理由に除外されることはほぼありません。

② 料金は総額で比較する

月額の基本料金だけで比較すると、実際の負担額と大きくずれることがあります。プロバイダ料金・Wi-Fiルーターのレンタル料・オプション料を含めた総額で比較することが重要です。スマホキャリアが光回線と同じ系列(例: ドコモ×ドコモ光、au×auひかり)の場合はセット割が適用され、家族が多いほど割引額が大きくなります。

利用シーン別の目安は次の通りです。

利用シーン推奨される回線種別主な理由
一人暮らし・一般利用光コラボ料金が安く手続きが一本化、全国対応
家族4人・同キャリアスマホキャリア系光コラボ(ドコモ光など)セット割で家族全員分の割引が受けられる
ゲーム・在宅ワーク重視ダークファイバー系(auひかり・NURO光)混雑時でも速度が安定しやすい
関西・東海・九州居住電力会社系(eo光・コミュファ光など)電気とのセット割・地域密着サポート
引っ越し予定あり・短期利用光コラボ転用・事業者変更で原則工事不要の乗り換えが可能

③ 速度は用途別の目安で判断する

最大速度の数字は理論値であり、実際の速度は時間帯や利用環境によって変動します。自分の利用用途に必要な速度を確認しておくと、オーバースペックな回線に費用をかけずに済みます。

利用用途目安となる速度
メールの送受信・ウェブ閲覧1〜5Mbps
動画視聴(フルHD・4K)5〜25Mbps
Web会議・ビデオ通話10〜30Mbps
オンラインゲーム(FPS等)30Mbps以上

④ 工事期間は余裕をもって申し込む

特に3〜4月の引っ越しシーズンは工事の予約が集中し、申し込みから開通まで1〜2か月以上かかることがあります。引っ越し日が決まったら、早めに申し込みをすることをおすすめします。

転用・事業者変更・新規申し込みの違い(工事の有無が変わる)

光回線の乗り換えには、大きく3つのパターンがあります。どのパターンになるかで、工事の有無と手続き内容が変わります。

乗り換えパターン具体例工事の有無手続きに必要なもの
転用フレッツ光→ドコモ光原則不要転用承諾番号
事業者変更ドコモ光→ソフトバンク光原則不要事業者変更承諾番号
新規申し込みフレッツ光→NURO光原則必要現在の回線の解約手続き

転用承諾番号とは、フレッツ光から光コラボへ切り替える手続きに使う番号です。NTT東日本・西日本の専用窓口または公式サイトで取得でき、有効期限は発行日を含め15日間です。原則工事なしで短期間に切り替えられます。

事業者変更承諾番号とは、光コラボ同士を乗り換える際に必要な番号です。現在の契約先事業者から取得します。こちらも原則工事不要です。

一方、フレッツ光・光コラボからダークファイバー系(NURO光・auひかりなど)への乗り換えや、10Gbpsサービスへの変更は「新規申し込み」扱いになり、原則として新たに工事が必要です(既存の引込線や光コンセントを再利用できる場合もあります)。現在の回線の解約手続きも別途必要になるため、手続き漏れに注意してください。

キャッシュバックと工事費「実質無料」の仕組みと落とし穴

多くの光回線サービスでは、工事費の実質無料を「工事費を月額割引と相殺する形式」で実現しています。工事費を24回分割払いにし、同額を月額料金から毎月割り引くという仕組みが一般的です。工事費の金額はサービスによって異なるため、申し込み前に各公式サイトでご確認ください。

途中解約した場合は、分割払いの残債が一括で請求されます。契約期間を確認した上で申し込むことが大切です。

光回線のキャッシュバックは、契約から6か月〜1年後に受け取れるケースが多く、指定期間内に専用フォームから自分で申請しないと無効になる場合があります。申請を忘れると、もらえるはずの金額がゼロになる仕組みです。申請期限をカレンダーに登録しておくことをおすすめします。

また、キャッシュバックの受取条件に「特定オプションの加入」が含まれているケースもあります。オプション料金を加算した上での実質額を確認し、2年目以降の月額も含めた総額で比較するようにしましょう。

まとめ

光回線の見分け方は、まず自宅に設置されている機器のラベルを確認することから始まります。ONUやホームゲートウェイが設置されていれば光回線、ADSLモデムやスプリッターがあればADSLです。書類やマイページでも確認できます。

光回線には4種類あり、フレッツ光と光コラボは物理的に同じNTT回線、ダークファイバー系と電力会社系はそれぞれ独自回線を使っています。速度・料金・提供エリアに違いがあるため、まずエリアが対応しているかを確認してから種類を選ぶ順序が重要です。

マンションにお住まいの方は、配線方式の確認も欠かせません。VDSL方式の物件では1Gbpsプランで契約しても最大100Mbpsに制限されるため、管理会社や事業者への事前確認がトラブルを防ぐ最善策です。

乗り換えを検討する際は、転用・事業者変更・新規申し込みのどのパターンになるかで工事の有無が変わります。工事費実質無料やキャッシュバックの仕組みは月額割引や申請条件がセットになっているため、初年度だけでなく2年目以降の総額で比較することが大切です。自分の利用状況と照らし合わせながら、最適な回線を見つけていきましょう。

参考文献

掲載情報に関する注記

  • 掲載している料金は、特に記載がない限りすべて税込表示です(2026年6月時点)。料金・キャンペーン内容は変更される場合があります。最新情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。
  • 「最大速度」は技術規格上の理論値(ベストエフォート)であり、実使用時の速度を保証するものではありません。実際の速度は利用環境・時間帯・端末により変動します。
  • 「実測平均」は第三者の速度計測サイトに投稿された測定値の参考値です。あくまで目安としてご覧ください。
  • 「実質月額」は (月額料金 × 契約月数 + 初期費用 − キャッシュバック − セット割)÷ 契約月数 を基本に算出しています。割引適用条件は各サービスにより異なります。
  • 提供エリア・電波状況・建物の設備(光回線の場合は配線方式等)により、実際に利用できるサービスや速度が異なります。お申し込み前にエリア・対応状況を必ずご確認ください。

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