新型iPhoneのカメラレンズ製造のため？LG Innotek、従業員を4倍に増員

韓国の電子部品開発製造会社であるLG Innotekは、2019年のiPhoneモデルに使用されるカメラモジュールの生産を開始したと報じられています。

さらに、同企業では来たる新型iPhoneの大量生産に備え、3月から従業員数を増やしていると見込まれています。

新型iPhoneに向けて

LG Innotekは、リア用カメラ、フロント用TrueDepthカメラの両方を含む、Appleのカメラ生産を担ってきました。

Appleは9月に新しいモデルを発表し、直後（おそらく10月のどこか）に出荷を開始する予定であるため、LG Innotekはこの3ヶ月でフル稼働での生産を開始すると考えられています。

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フル生産に備えて従業員数の増加も

ETNewsの業界筋によると、同社の光学ソリューション事業部は第2四半期に多数の労働者を雇用し、3月末には200人だった在籍者を、6月末には880人まで増強したということです。

AppleはLG Innotekの最大の顧客であると考えられているため、新しい従業員はカメラモジュールの生産に関与していると想定されます。

この雇用者数の増加は、これまでの短期労働者の増加パターンと似通っています。2018年には3月時点で612人であった従業員数を、6月末には1,275人にまで増加させました。同年の9月末までには3,396人に達していたたため、LG Innotekは来月もさらに多くのスタッフを雇用する可能性があります。

雇用増加のタイミングとしては他のAppleサプライヤーとも一致しています。Foxconnは、7月にさらに多くのスタッフを募集し始め、既存の従業員に対し会社にとどまってもらうよう、ボーナスを支払いました。

売り上げのほとんどを占めるiPhoneカメラモジュール

2018年の第3四半期に、LG Innotekは売上高19億1,000万ドル、営業利益1億700万ドルを記録し、同社史上最高の第3四半期業績となりました。

年間売上高では、65億5900万ドルを記録。この結果に、どれほどAppleが起因しているのかは不明ですが、かなりの部分はiPhoneのカメラモジュールに由来しているようです。

2019年のiPhoneの背面にはトリプルカメラが搭載されると言われています。また、シングルカメラだったiPhone XRの後継機はデュアルカメラにアップグレードとも予測されています。

現在の推測では、3つめのカメラには超広角レンズが搭載され、2020年のiPhoneにはTime of Flight式 3Dセンサーが搭載されると噂されています。

まとめ

“iPhone XI Pro”のネーミングとともに噂になっている、トリプルカメラ搭載のハイエンドiPhone。今回の人員の増員はその噂が本当であることを強く印象づけるものになっています。9月10日とも考えられている新型iPhoneの発表に期待が集まっています。

Source:Apple Insider